2012年10月11日木曜日

失敗する自分を見守る

きょうは 松戸市民活動助成事業の勇気づけセミナーを行いました。

「失敗する自分を見守りましょう。」
というテキストの文章に対して
「救われ、勇気づけられました。」
と感想を下さった方がありました。

「失敗する自分を許せない!」
というクライエントの方・・・

ひとりひとりが 色々な思いを抱えておられることを改めて知らされます。


2012年10月9日火曜日

PCAGIPでEMDR

PCAGIPワークショップ、一日目の宿泊場所で・・・。

「人に対して・・・という思いがあるのです。」
とおっしゃった臨床心理士Rさん。

その思いに関連のある記憶を探って頂きました。
「小学校で・・・。」
と すぐに出て来ました。
明らかにトラウマでした。

流れでEMDRセラピーをさせて頂きました。

「短時間で処理できるだろう」
という予測通り、“不快感を0”にから 体の感覚のチェックまで 30分で終わりました。
EMDRセラピーをカウンセリングに取り入れて丸3年経ち、早く治療出来る方の予測が立つようになりました。

その方にEMDRでトラウマの治療を受けた体験の感想を 翌朝にも伺ってみました。

「これまであの記憶は 思い出さないようにしていました。今朝、自分でも確かめてみました。嫌では無くて、嫌なことがあった後でも 行動した自分や、支えて下さった方を思い出す方が強くなりました。もう、嫌な思い出ではありません。」
「EMDRが効果があると分かったので トレーニングを受けます。」
とおっしゃいました。

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「それでは これで二泊三日のPCAGIPワークショップを終了します。」
と閉会後・・・。

「RさんからEMDRセラピーを受けた、と聞きました。今やってもらえませんか?EMDRをやってもらった、と聞いて みんなで列を作ってやってもらおう、って話してたのですが・・・。」
と!!!

多くの方に関心を持って頂けたのは嬉しいことだと思います。

杉山登志郎先生は
「EMDRは臨床心理士に必須だ。」
とおっしゃっている、と静岡から来られた方がおっしゃっていました。

「新しい事例検討法:PCAGIP」 のワークショップ

PCAGIPを提唱されている「村山 正治先生」のワークショップに参加しました。

(PCAGIP は Preason-Centered Approach Group Incident Process の略です。)

5月の日本EMDR学会で関西に行った時に 偶然お会いした臨床心理士Uさんのお誘いでした。
(お会いしたのは 学会に関係の無い場所でした。)
「あなたのしてることに きっと役に立つと思う。受けに来たら?」
と 隣町で開かれるワークショップへのお誘いのような誘い方でした。

それもそのはず、UさんはEMDRを体験したい、と関東の私に会いに来て下さったのです。

「関西に居て、臨床心理士なのにEMDRのトレーニングを受けていないの???」
という私の言葉に
「そんなに良いのなら 自分がまず体験してみるわ~。」
と関西弁で・・・。

「アドラー心理学の “勇気づけ実践セミナー”を一緒に広げましょう!!!」
とも言って下さっています。

PCAGIP、確かに役に立つと思いました。
色々な場で使えると思います。
生徒指導、療育指導、お稽古ごと指導など、「指導」で悩んでおられる先生や生徒指導主任の先生方ばかりでなく、部下、上司、同僚との関係、嫁、姑その他なんでも・・・。

様々な場面で「私の抱えている問題」を「事例」として提供することで 何らかの方向性が見えてくるのです。

事例提供者に対する対応の仕方は「勇気づけの対応」と全く同じ、と言っても過言ではない、と感じました。

また、アドラー派のアートセラピーとの類似点が多くありました。
アートセラピーは アートの素材の準備が必要ですがPCAGIPは 簡単な事例だけです。
またアート作成にそれなりの時間も要します。
さらに アートセラピーは 他のアートセラピーと混同される可能性もあります。
そう言った点で 私が長年取り組みたかったものに近く、すぐに始めることにしました。

最終日に昼食後のテーブルを拭いていると 村山先生が近づいてきておっしゃいました。
「あなたの信じているアドラーを広めていってね。信じることが大事なのよ。僕はロジャースを信じたのよ!」

参加者の方の中にもアドラー心理学の「勇気づけ対応」に関心を示して下さる方々がありました。
関西からさらに山口県まで・・・。

「先生でも親でも ご自身の感情に気づくことが大切なのです!!!」
と 力説させて頂きました・・・。
「自分の対応が 生徒、子どもの自立心と責任感を育てることにつながるのか否か、ということも。」

大きい枠で見ると PCAGIPの事例検討後にひとりひとりが得る感想は 勇気づけ実践セミナー後のものと重なるものがあると思いました。

きっと参加する度に得るものが異なるのだろうと思います。
来年も行こうと思います。

2012年10月5日金曜日

90才と87才の生活

父、90才・・・要介護2。2012年4月から週に3回ヘルパーさんに食事を作って頂くサービスを受けて        います。
母、87才・・・要介護3。2年半前自宅で転んだことがきっかけで 車椅子生活になりました。週に4
        泊ショートステイのサービスを受けています。
        木曜日夕方帰宅、日曜日の朝、ショートステイに出かけます。

木曜日の夕方から日曜日の朝までが 父と母二人の生活になります。
数年前から 母が金銭管理が出来なくなり、父がしています。
ヘルパーさんに食事を作って頂くための食材の購入は 父が生協の注文書に記入したり、タクシーで買い物に出かけたりしてこなしています。

今年の5月まで自転車に乗っていました!!!
「お父さん、事故にあって即死出来れば良いけれど、中途半端に怪我をしたら痛い思いをして入院することになるのよ!どっちが良い?自転車に乗るのを止めるのと 事故の危険をおかしても乗り続けるのと・・・?」
と 選択を提案しました。

「自転車に乗るのを止めろと言われたから、もう乗らない。」
と 兄夫婦に言ったそうです。

ちょっと違うと思うのですが!!!
「私は 選択肢を出しただけです!!!」
とは 言いませんでした。

母は 同じことを繰り返し尋ねます。
母:「私、いつ施設に行くの?」
私:「日曜日の朝よ。」
母:「いつ帰ってくるの?」
私:「木曜日の夕方よ。」
・・・
同じ会話を繰り返した後 メモに書いて母に渡しました。
母は何度も音読して言いました。
「これ、忘れないようにしまっておかなくちゃあ・・・。」
そして 数分後・・・
「私、いつ施設に行くの?」

面白かったのは 迷子になられていた78才の方が 無事に保護されたという地域の放送があった時の会話です。

母:「私も迷子にならないように 気をつけなくっちゃあ。」
私:「お母さん、車椅子で外に出られないでしょう。大丈夫よ、迷子になりたくてもなれないから!!!」
母:「あ~、そうね!!!」

「勇気づけの対応」を学んでいなかったら このように楽には付き合っていけないと思います。
いろいろな場面で応用がきく「勇気づけ」です。




2012年10月3日水曜日

発達障害:EMDR

これまで
「嫌なことを思い出した。」
と言うことばかりだったLさん。

自閉症と知的障害があります。
数回のEMDRの後に 
「良いことを思い出した。」
と 言われるようになりました。

「どんな良いこと?」
と尋ねると
「アートセラピーをしたこと、絵を描いたこと。」
と ニコニコ顔です。

気難しい表情だったのは いつも嫌なことを思い出していたからなのかもしれません。
その嫌なことが消えつつあることが分かります。

数日前に行ったEMDRは お父さんに酷く叱られた、というものでした。
「もうお父さんは怒っていないわよ。Lさんが頑張ってる、って思っているわよ。」
と話しながら行いました。

音楽セラピー

先日の朝日新聞に 服部公一さんが 若い頃にアメリカで音楽セラピーに出会われ、何十年も経てから 音楽セラピーを始められた、という記事がありました。

そういえば9月6日の朝日新聞の夕刊にも 山鳥 重さん(元東北大教授:神経心理学)の言葉が載っていました。

「歌は、自己の肉体を楽器として演奏される音楽である。
・・・ 中略・・・
歌は見えない感情を音声化することができる。たとえ言葉にしたとしても充分に表出のしようのない微妙な感情までも歌は表現し、伝えることができる。
・・・中略・・・
歌唱能力は主として右大脳半球の活動に依存する。この事実は、歌唱能力が言語能力(左半球の働きが重要)とは質の違う能力であることを教えている。」

私が佐藤光政さんのCDを繰り返し繰り返し聴くのは 音楽セラピーの効果を体感していたのだと思いました。
そして、2012年2月末からは 佐藤光政さんが新たに小平市で指導を始められたコーラスグループ:ヴォラーレに入会しました。

光政さんのCDを聴いたり 習っている歌を歌っていることは「音楽セラピー」そのものだったのですね!!!

7ヶ月前の私は まるで口パクでしたが 7ヶ月経って少し声が出るようになりました!!!
誘われたことは 出来る限り、何でもやってみる!!!
を実行しているおかげです。


2012年10月2日火曜日

発達障害:EMDRセラピー 

自閉症、知的障害と精神科医に診断された方に EMDRをしました。

その方は 人が笑っていると 自分が笑われた時の記憶を思い出し、パニックを起こすという症状と暴力を使っていじめられたことを思い出すと イライラして自傷行為(血がでるほど自分の体を傷つける)がありました。

自傷行為がその方のいじめられた記憶と関係があることを知って、すぐにEMDRを行ったのが 今年(2012年)の7月末です。

両極性刺激を数回しただけで
「落ち着いてきた。」
との言葉が聞かれました。
その後、2ヶ月が経過しましたが 自傷行為は全く起きていません。

また、笑われたことについての記憶もはっきり持っておられたので それに対してEMDRを行いまいした。

久しぶりにその方と会って話をされた方が 
「以前は 話をする時に 奥歯を噛みしめていたり 落ち着かなかったりという様子があったが 今回は穏やかで とても落ち着いていた様子に驚きました。」
と 話して下さいました。