2010年7月24日土曜日

しおれそうだった・・・

私と10才の少年の会話です。

私:「見て、見て、雑草って 強いね!土が全然無いような コンクリートの間なのに元気なんだね!」
少年:「花は 環境が合わないと育たないんじゃないの?」
私:「すごいこと知ってるのね。そう言えば 君が行っていた前の学校みたいね。」
少年:「しおれそうだった・・・」

彼は 前に行っていた学校で肯定的に認めてもらっていませんでした。
出会った時、観察力、理解力があり、色々な場面で敏感な彼が 辛い思いをしていることが感じられました。
以来、「勇気づけの対応」で接して来ました。

「しおれそうだった・・・」
の言葉は 本当にその頃の彼の状態だったと思います。
その頃、彼は9才でした。

きょうのネットのニュースに 引きこもり70万人、予備軍155万人、とあります。
アドラー心理学の観点からみると「勇気くじき」をどこかでされた結果です。
勇気づけの対応が 引きこもりを始めとする精神病理の予防となります。
学校、政府の関係者に 知って頂きたい、と心から思います。

2010年7月17日土曜日

トラウマ消します!

先週「中小企業診断士」という職業の方にお会いする機会がありました。

私の仕事の内容を尋ねられた際に EMDRセラピーについてお話しました。すると
「つまり、トラウマ消します!ですね。短期間で良く効く!ということですね!」
と おっしゃいました。

そのように短く表現して頂いて なるほど!と感心しました。

新しい方に出会うと 必ず新しく学ぶことがあります。

2010年7月14日水曜日

イライラが劇的に減りました!

昨日、新松戸で「勇気づけ実践セミナー・誰の課題?」を行いました。

若いお母さんが実践の報告をして下さいました。

「イライラが劇的に減りました。」
うれしい報告です!
「子どもの気持ちが前より分かるようになりました。」
と 別のお母さん。

土曜日のセミナーには奥さんの提案で 御主人が参加して下さった方もありました。

少しずつ「勇気づけこ育て」が広がって欲しいと思います。

2010年7月6日火曜日

勇気がわいてきた

家庭教師先でのことです。

先週、小2のK君がふと言いました。
「ぼく、週に1回の特別な教室は好きじゃないの。でも ママ達がせっかく考えてくれて、楽しいって言うとママが喜ぶから…。」

アドラーの勉強を始めたころ 
「小学校の低学年になれば 子どもは大人と同じように考えることが出来る。」
と学んだことがありました。
K君と話していると 本当にその通りだと思うことが多々あります。

教室に居ることが出来れば 特別な教室には行かなくて済むことを伝えました。
「僕、勇気がわいてきた。頑張ってみる。」
と 彼がその時に言いました。

そして5日後、ご家族の方から報告のお手紙を頂きました。
K君が教室に居ることが出来た時間が 飛躍的に多くなった、とのことでした。
お手紙で知らせて下さった ご家族のお気持ちと大きな進展に 文字通り感激!!!でした。

2010年7月3日土曜日

孫のような教え子

1ヶ月ぶりに K君と会いました。
彼の家庭教師を1月~5月までしていました。彼が 
「6月だけ休みたい。7月からまた始める。」
と言っていたのです。

K君の家と私の家が離れているためにK君の最寄りの駅に近い場所で待ち合わせています。1ヶ月ぶりに会ったK君は なつかしい人に会う、という表情でした。

以前は復習を中心に学習していたのですが K君の理解が進んだのでこれからは予習、応用を中心に進めようと合意しました。K君は10才ですが 自分がどうしたいかをしっかり持っています。提案、合意が効果的な学習に不可欠です。

二人の息子を育てた私にとって 孫のような年齢の子どもと学習する機会があることは 自分がしてきた失敗を参考に出来る意味でも意義のある時間になっています。

子どもが持っている「考える力、観察する力、感じる力」にいつも驚かされ、学ばせてもらっています。