2010年1月27日水曜日

「~するのは 誰のため?」

私が通っているジムの壁に
「運動するのは 誰のため?」
「自分のため。理想の体、健康な体を作っていくのは 自分自身です。」
の言葉があります。

「勇気づけを学ぶのは 誰のため?」
「自分のため。理想の人生、健康な人生を作っていくのは 自分自身です。」
と 勇気づけの学びに置き換えてみました。

「1日たった30分の運動で 体が変わる。」
ともあります。これも
「1日たった 10分の勇気づけの練習で 人生が変わる。」
と 置き換えられます。

アドラー心理学は 実践の心理学です。
相互尊敬・平等・協力を 日々、実践します。
1.相互尊敬、平等は 分かりやすく言うと、誰に対しても 自分が大切にしている友人に接するように接することです。
それは 相手を 勇気づけることにつながっています。

私は 今年に入って S君と 「S君の学習を向上させる」という課題に取り組んでいます。
私が 一番注意を払っていることは 決して非難しない、彼の状態をありのままに受け止め、どんな場面でも 彼に案を出してもらう、ということです。
S君が真剣に学習に取り組み、彼自身で進歩を実感できていることが 私が勇気づけを実践できている、という証だと思っています。

2010年1月26日火曜日

冬の違い

カルガリーに住む友人から
「マイナス14度です。オリンピック聖火を通りで見ました。」
と メールがありました。

う~~~ん、マイナスの世界はきつかったです!!!
手袋無し、帽子なし、マフラー、ブーツなしで身軽に外に出ることが出来ることを再体験すると
マイナスの世界には 戻れない気がしています・・・。

2010年1月24日日曜日

36年ぶりの再会

10年ぶりに 大都会・新宿へ行きました。

午後は友人YさんとMさんにお会いする約束がありました。
友人Yさんは36年前にある職場で出会った方です。
彼女は 連絡をずっと取っていたというMさんにも声をかけて下さっていました。

Mさんは長年お世話をされていた高齢のお母さんを 昨年秋に見送られたばかりとのことでした。
3人で あっと言う間に時間が過ぎました。
「36年ぶりだなんて 信じられないね~~~。あのころ え~~っ、そんなに若かったのね!!!。」
と 同時に声に出していました。

Mさん、Yさんとお別れした後は EMDRの事例検討会にS先生と一緒に参加しました。
日本EMDR学会のサイトでお名前だけ拝見していた先生方にお目にかかれて 日本に居ることを実感しました。

また 勉強し続ける必要を実感したひとときでした。

2010年1月21日木曜日

子どもから学ぶ

子どもと話していると 学ぶことがたくさんあります。

私は小学校の教師をしていたこともあって 子どもと勉強することは大好きです。
特に 子どもが理解出来ないこと、間違って覚えていることを 子どもの言葉の理解に沿って伝えることに工夫が要ることが 自分にとっての楽しみとなっています。
一緒に勉強していると 子どもから教えてもらうことも 多々あります。

このところ縁有ってS君と勉強しています。
きょうは 私が全く気が付いていなかった漢字の本の表紙の絵の違いを子どもから教えてもらいました。
s君が
「他の学年の本も見せて!」
と言うので 渡しました。すると 彼は全部を学年順に並べて
「ふうん、やっぱり。」
と言うのです。
「どうしたの?」
と尋ねると
「この絵、1年生のは 種を撒いて、2年生のは芽が出てるから どんどん大きくなるんだ、と思ったんだ。」
と 学年別の絵の違いを指摘してくれるのです。
私は 学年の数字のみを見ていて 表紙の絵は全く見ていなかったのです。
彼の視覚からくる記憶が良いことには気が付いていたのですが いろいろな所を見ていることに感動しました。

アドラー心理学では 子どもは小学校の低学年になれば 大人と同じように考えることが出来る、としていますが いろいろな場面での彼の話を聞いていると やはり「誰に対しても 大切な友人に接するように対応する」ことの大切さを感じます。

2010年1月20日水曜日

青春18切符

数年前に知った 憧れの青春18切符。
この冬は使う機会に恵まれました。

最後の2枚で 友人と房総の千倉に行きました。
あちこちに 水仙の花が咲いています。
海鮮丼を食べ、海岸を散歩しました。
散歩の後は 駅前の喫茶店で ゆっくりとコーヒーを頂きました。

青春18切符のおかげで 一足早い春を楽しめました。

言葉のイメージからは 若い人しか使えないように感じるのですが 年齢制限は無いのですね。

今度は春にも使える期間があるようです。
また 日帰り小旅行、あるいは宿泊の旅をしてみたいと思います。

使い切った切符を駅員さんに渡そうとすると 笑顔で
「記念に持って帰っていいですよ。」
と言ってくださいました。

駅員さんの笑顔で 小旅行がしあわせに完結しました!!!

2010年1月15日金曜日

社会保険事務所の窓口で

きょうは 敷居の高かった社会保険事務所に足を運びました。

記録を調べて下さるのを待っている間、隣の窓口の声が聞こえてきました。
中年の男性が 職員の方に文句を言っています。
「あんたらね、借金取りと同じで 金額を多くは言っても少なくは言ってこねえだろう。」

あら、あら、あら・・・・・

まだ若い男性の職員の方は どう対応するか訓練を受けておられるのでしょうか。
終始冷静に そのような言葉には反応されていませんでした。
「なんだか分かんなくて、いろいろ来たってほおって置いたんだよ。そんな昔のこと聞かれたって 覚えている人なんてよっぽど脳の出来がいい人は別として 覚えていねえんじゃねえの?」

窓口の仕事は大変、と聞いたことがありますが このような言葉に対応することも大変さの中にあったのですね
何事も勉強です。

「冷静な対応に感動しました!」
窓口職員の皆様、お疲れ様でございます!
と 声をかけたいような気持ちになりました・・・。

2010年1月14日木曜日

A先生

私のアドラー心理学の恩師S先生が 私の講演会を開いてくださいました。
先週の日曜日のことです。
「最新の北米のアドラー心理学をお伝えする」という内容でした。

そこにQ大学で心理学を教えておられるA先生が来て下さっていました。
日本の学会事情、大学事情に疎い私に A先生が色々なアドバイスを下さいました。

師を得られること、師を通して新たな師に出会えることは 
本当に有り難い事だと思います。

モントリオールで様々なジャンルで仕事をされている方々に出会いました。
日本に戻ってからもそのような出会いが続いており 不思議です。
新しい出会いを作って下さったS先生、またご自身のお時間を割いて
活動の助言を下さったA先生にに感謝致しております。

2010年1月12日火曜日

いくつになっても親は親・・・

昨年暮れのことです。
岐阜の実家に帰ると 覚えの無い荷物が届いていました。
送り主にも心当たりがありません。

重い箱が入っています。
「何???」
という思いで開けると ガラス製のトロフィーです。

「家族・地域のきずなを再生する国民運動」優秀賞 とあります。
ますます???

「最近 日本で学校出てないんだけど・・・」と思いつつ筒の中を見ると
優秀賞として 私の名前と「内閣府特命担当大臣 福田 みずほ」と授与者の名前がありました。

「何かの間違いじゃないの???」
と思いつつ作品集を開いて 思い出しました。
モントリオールに居たとき、ネットで作品募集を見て 投稿したことがあったのです。
どこの機関が募集しているのかも知らずに タイトルだけを見て 私の思いを綴ったのでした。

良識のある大人の皆様へというタイトルでした。
↑ 太字をクリックして頂くと 読んで頂けます。

「こんなものが入っていたわ~~~。」
と 文を父に見せました。
「良い文章だね。気持ちがよく伝わってくる。」
と言ってくれました。
父の大学の専攻は国文学で 長年高校で現代国語の教師をしていました。私にとっては「厳しい批評家」だったので その父がそう言ってくれたことは とてもうれしいことでした。

子どもが親に認められることは 大きな勇気付けになる、とこの体験を通して改めて思いました。

2010年1月11日月曜日

新たな展開!

1月3日に母の回復をご報告した 2日後、母は転倒し、腰を強く打ってしまいました。
翌日は一日寝たきり状態になり、このまま進行するかも・・・と心配をしました。

私が仕事のために滞在できないので ヘルパーさんをお願いしようと ケアマネージャーさんに連絡を取りました。
いつものようにすぐ駆けつけて下さったTさんに 念のために診察を受けるように勧められました。
その場で車椅子のまま乗れるタクシーを予約して下さり、翌日診察を受けに行きました。
父がいつもお世話になっている名和内科です。
母がリハビリを受けているのは その施設に併設されている巣南リハビリセンターです。

レントゲンと診断の結果 幸い骨は折れていない、とのことでした。
「痛みがあり 思うように動けないので社会生活をどうしていくか、という問題になります。」
と先生がおっしゃった時には とても驚きました。
「骨は異常ありません。痛み止めを処方します。お大事に。」
といった流れを予想していたからです。

本人のためにもそして88才で母の世話をしている父のためにも 痛みが和らぐまで ショートステイすることを提案して頂き、
母はすんなりと受け入れました。

先代の奥様、先生、病院の係りの方などのお世話になりながら思いがけない展開になった次第です。

母は痛い思いをし、多くの方々にご迷惑をおかけしましたが 老親がホームヘルパーさんに家事をお願いすることをようやく受け入れてくれたので 家族は本当にほっとしました。

2010年1月3日日曜日

あけましておめでとうございます

今年も よろしく お願い致します。

昨年暮れには うれしい出来事がたくさんありました。
なにより うれしかったのは 84才の母の心身の回復を見ることが出来たことです。
昨年6月から 巣南リハビリセンターで週に2回ずつお世話になっています。
母は 先天性の骨盤の異常で年を重ねる毎に歩行が困難になっています。
手術をすれば歩行できるようになるそうですが 20年近く前に 心臓の弁膜を取り替える手術をした母は「手術はもうしたくない。」そうです。

半年前の母と比べて目に見えて回復した点は次の通りです。

1.玄関を介助者なく上がり降りできるようになった。
  (見守りは必要)
2.同じ内容の話を繰り返すことが減った。
3.半年前には
  「私、頭がぼんやりしているの。」
  今回は
  「頭は すっきりしています。」
4.私がいる間は 台所に立たなかった母が 自分の仕事、として主体的な態度が見ら
  れる。後片付けは 毎食後頼めるようになった。
5.「今夜の献立、何にするのだった?」
  と聞いてくる母。半年前は 自分で思い出せなかったが 今回は思い出せる。
6.半年前は 昼間も何時間かはベットで過ごす。
  今は 夜、就寝の時間までは ベットに行かない。
7.表情が 明るい。
8.「前は どうでもいい、という投げやりな気持ちがあったが 今はそのような気持ちは無
  い。」
  と 母。

半年でこれほど回復したことに 本当に驚くと共に 巣南リハビリセンターの職員の方々のご支援を有り難く思いました。
「皆さん、やさしいから。"歩きましょか?"と言われるから "はい." と言うの。"きょうも ミルクココアですか?"と聞かれるから"はい。”と言うの。」

このあたりは 毎回同じ内容が出て来ます。

寝たきり老人への道を歩いていた母が ここまで回復したことを一番喜んでいるのは 老々介護をしている父だと思います。