2015年5月31日日曜日

やさしくしてあげて・・・

お一人でお子さんを育てておられる方・・・

一人親家庭だから・・・と気を張っておられることもあります。

二人分と・・・。

いいえ、二人分でなくて良いと思います。
一人分でも大変です。

私もシングルマザーの期間が長くありました。
うつ症状を持っていたので 二人分頑張ろうとは思っていませんでした。

自分の命を保っていくことだけで 精いっぱいでした。

この一瞬を生きれば 次の一瞬につながる・・・
アドラー心理学の本の一節にすがっていました。

子どものことは 考える余裕がありませんでした。

長男が中2でした。
「お母さん、こんなにやせちゃったよ・・・」
と 制服のズボンがゆるゆるになったのを見せた長男の姿が 目に焼き付いています。

その頃、長男は
「食べられないから お弁当はいらない。オニギリを二つだけ作って・・・。」
と言っていました。

何も考えることが出来なかったので 何もしてあげられませんでした。

その頃のことを 後になって
「友達が居たから 助かった。」
と言っていました。

昨年、長男に
「あの時の姿は目に焼き付いているけれど 何もできなかった。ごめんね。」
と伝えました。

「孫の勉強みてくれたら良いよ!」
と・・・。

シングルマザーのお母さん、大丈夫です。
一人分でも 充分がんばっておられます。

ご自身にやさしくしてあげてくださいね!

2015年5月30日土曜日

ケンカ寸前:目の前で

友人と歩いていた時のことです。
ちょうど小学生の下校の時間でした。

小2か小3位の子ども達が数人前方から来ました。
すると 突然男の子と女の子がさわぎ始めました。

「離せよ!」
「やめてよ!」

見るとランドセルをめぐってのやりとりです。
二人のランドセルがくっついているようでした。

「どっちも悪くない!」
と友人が言いました。
(彼女は60才まで小学校教師でした。)
彼女は自転車を支えていたので私が近づいてみました。

女の子がいっしょうけんめいくっついた金具を外そうとしはじめました。
指先がおもうように動かないようです。

「手伝おうか?」
と声をかけました。
すると 女の子が手を金具から離しました。

女の子のランドセルの金具が男の子のランドセルの金具に止まっていました。

「ありがとうございました。」
と男の子が大きな声で言い 二人とも走り去って行きました。

ちょっとした動きであのように金具がくっついてしまうことってあるのですね!
目の前で起きていなければ 信じられないようなことです。

子ども達が去ってから 友人が
「ちゃんとありがとうって言えてたね~!」
と感動したように言いました。

2015年5月28日木曜日

抱っこして!

「抱っこして!って 子どもが言って来たとき、抱っこするんですが こころがザワつくんです。私は 親に抱っこしてって言えなかったんです。」

「抱っこしてって 言ってはいけないような気がしていました。」

抱っこしてあげられるこの方は お子さんの気持ちを受け入れておられます。

人間は動物です。

スキンシップは こころの安定に大切です。

きょうは コープみらい新松戸の集会室で勇気づけのセミナーをしました。

自分の感情を整えるセルフケアの方法として TFTをご紹介しました。

すでにお子さんにTFTをされている方が

「一部だけをしても良いですか?こどもは TFTが気に入っていて やって!と言うこともあれば 自分でしていることもあります。」

とおっしゃいました。

また別の方は お子さんが幼稚園に入ってこれまでの自由な生活から変化してストレスがたまっている様子、とおっしゃいました。

「きょうもがんばったよね。」
と言いながらタッピングしてあげては?

と提案し、その方にタッピングさせて頂きました。

「なんか落ち着きます。子どもにやってみます!」
と。

ご自身が体験して頂けると 実践しやすくなるのですね。

きょうも ありがとうございました!

2015年5月27日水曜日

EMDR:地震の恐怖

2015年5月25日午後、関東地方で地震がありました。
茨城県南部で 震度5ということです。
千葉県松戸市でも かなり揺れました。

真っ先に思ったのは 26日に来られる予定のクライエントさんでした。
その方は 4年前の地震時の恐怖から 課題をかかえておられるからです。

EMDRセラピーの1回目で 4年前の地震時に恐かったというイメージを処理しました。
EMDRに入って3回目の 26日、前日の地震がその方にどうだったのか・・・。

約束の時間に元気なお顔を見せて下さいました。

「始めは音楽を聴いていたから気づかなかった。
そのうちに揺れていることに気づいた。
なんともなかった。」

とのことでした。

地震をきっかけに こわいもの、不安なものが増えた方ですが
順調にひとつずつ処理できています。

本当にほっとしました。




2015年5月21日木曜日

泣かないで!

☆「泣かないでって言ったでしょう!」
 保護者に対する中学生の言葉です。

 お母さんが話をしながら 泣くのを見て言いました。

☆「何がこわかったの?叱られたこと?」
 と私が問うと 小学生低学年のお子さんが 泣き始めました。

 「泣いていいんだよ!抱っこしてもらおうか?」
 と声をかけると 抱っこされて泣き続けました。

☆「幸せじゃないときもある。きのうはお母さんに叱られたし!」
 と小2の孫。
 その日はひとりで電車で帰宅したくない様子でした。

 「迎えに来てもらいたい。」
 と自分で電話をしました。
 ママに迎えに来てもらって満足そうでした。
 
 ママに後日聞くと
 「前日のことがあったので 迎えに行った方が良いかとおもいました。」
 
子どもは保護者、とりわけ一緒にいる時間が長いお母さんの感情に敏感です。

お母さんが安定していることが 大切だと感じます。
(顔で笑って 心で泣いたとしても)



2015年5月15日金曜日

心配:親にできること

ロサンゼルスに居る次男から  1行のメールが届きました。

「アーティストビザ 無事に更新できました!!!」

タイトルが Visa でしたので メールを開く一瞬も緊張しました。

親にできることは 心配をすることだけだと いつも思います。

密かに、伝えないようにです。


2015年5月13日水曜日

ぼーっと沖縄

昨日、2015年5月12日、TVで「ぼーっと沖縄」というサイトがあることを知りました。

リラクゼーションにピッタリです!


2015年5月11日月曜日

R君の成長

昨日5月10日は 勇気づけセミナーの日曜コースを行いました。

小2の6月~小学校卒業まで家庭教師をさせて頂いたR君のおばあちゃんも来てくださいました。

「勇気づけの実践例としてR君の成長を話して頂けませんか?」
とセミナーが始まる前にお願いしました。

というのもR君は中学に入って自分から進んで家庭学習を頑張っていて 安心して見守っていられる状態と伺ったからです。

保育園時代は 園長先生の机のそばに「特別席」を設けられていました。
小学校1年生の時には 教室を出て行き、学校から保護者の呼び出しが多々ありました。

「保護者がずっと教室にいてください。」
と校長先生から連絡があったほどでした。

検査の結果アスぺルガーの傾向があり、小2の始めにはADHD児への薬も投薬されていたこともありました。

その為 支援学級に通うように指導されて通っていました。
(小5になる時には 通わなくても良い、と支援級の先生に言われたのですが 本人の希望で小学校の間通っていました。)

R君との時間、私はひたすら「勇気づけ」を実践しました。

♪彼を人として尊敬の念を持って接する
♪何を言っても何をしても 絶対に叱らない
♪常に肯定的なフィードバックをする

彼に怒らないか否か試されたこともありました。
その時の私のことばです。

「R君、私を怒らせようと思ってるでしょう!絶対に怒らないよ。としよりでエネルギーがないから!」

ニヤッとしたR君でしたが それ以来試すことはありませんでした。

2015年5月2日土曜日

妹にもあげたい・・・

小2の孫との勉強の日でした。

夫がコーヒーを飲んでいるのを見て言いました。

「のどが渇いた。」

「“お水をいただけませんか?”と言って欲しいと伝えました。」
そして 飲み物の選択肢を出しました。

1.水
2.飲むヨーグルト
3.ジュース

ジュースに決めたので 
「学習道具を片付けてからね。」
と伝えました。
           ※ やや不満気な」表情です。

引越しの時に孫が片づけてくれた缶ジュースがあります。

今度は パイン、オレンジ等どの種類にするか迷い始めました。

私:何分で決める?
孫:20分

私:じゃあ、タイマーかけるね。

孫:ふたつ欲しいな、妹にもあげたいな~。
私:じゃあ持って帰って半分あげるか、ジュースは来週にして 来週2つ持って帰れば?
孫:分かった。

9分後

孫:パインに決めた。残りが少ないものにした。

昨年は一度決めても また迷うという傾向がありましたが それは少なくなってきたように思います。

時間をかけても見守る、
自分で決める、

出来る範囲で出来るかぎりを・・・。

意識的に「勇気づけの対応」をしています。