2014年12月31日水曜日

♪ ありがとうございました ♪

こそだてCafe日記を見て下さり ありがとうございました。

来年も今年と同じ目標でいきたいと思います。
どうぞよろしく お願い致します。

① 「勇気づけの親子関係実践セミナー」を通して
  おひとりでも多くの方に「勇気づけの対応」をお伝えしたい

②研修を積んでより良い「トラウマ治療者」になりたい
 
  EMDRセラピーに加えて ソーマティック・エクスペリエンスを学び始めました。
  3月には SEのサイトに初級修了者に名前が載る予定です。

  またブレインスポッティングというトラウマ治療も来年2月に学びます。

トラウマ治療をさせて頂けば頂くほど 
幼い頃の養育者や教師からの
「勇気づけの対応」の重要さを感じます。

勇気づけは ひたすら実践です。
私も まだまだ修行中です。

来年もよろしくお願い致します。

良いお年をお迎え下さいませ。

2014年12月30日火曜日

(社)日本小児科医会の提言

(社)日本小児科医会 のホームページに
「子どもとメディアの問題」に対する提言というページがあります。

その中に2004年に出た提言とそれに関連するポスター3種類を見ることができます。

メディアとは「テレビ、ビデオ、テレビゲーム、携帯ゲーム、インターネット」です。
そして これらの機器の使用は1日2時間に限定するようにとあります。

仙台市教育委員会が保護者向けに作成した資料では
平成25年に2万4千人の中学生の学力検査と生活・学習状況調査の分析結果から
スマホ、携帯の使用時間を 1日に1時間以内に、と勧めています。

子どもにせがまれて ゲーム、スマホを与える場合には
このような資料を見せて
家庭のルール作りをすると良いかもしれません。

2014年12月21日日曜日

まちがっても良い!

20日(土)は 茨城県県北生涯教育センター:県民大学での「アドラー心理学入門:勇気づけ講座」でした。

3回目です。

「失敗したときの勇気づけ」の中で 孫の勉強を見ている中で 孫に伝えたことをお話ししました。

①まちがってもいい
②わすれてもいい
③しらなくてもいい

です。

これは孫(小1)の勉強を週に1回見ている時に 孫に伝えていることです。

始めた頃に 彼が 間違ったときに 私の表情を見ることが気になりました。
「まちがってもいいんだよ!」
と 繰り返し伝えました。
しだいに 間違った時には それに×をつけ、正しいと思う答えを書くようになりました。

そのうちに 忘れたときに 緊張を見せたことがありました。
「わすれてもいいんだよ!」
と 前に学習した内容を見せました。

先週の土曜日は 「真っ青」の意味を聞くと 知らなかったようで 緊張を見せたのです。

「しらなくてもいいんだよ!調べればわかるから。」
「そのために 国語辞典があるからね。はじめての国語辞典、って書いてあるでしょう!?」
と・・・。

「そうか、調べればいいのか~。」
と ほっとした様子でした。

トラウマ治療をさせて頂いているおかげで 
緊張させないで!!!
に気をつけることができています。

きょうは 日曜日でしたが 昨日の代わりに勉強しました。
「まちがっちゃダメ、っていわれるのと まちがってもいい、っていわれるのと どっちが良い?」
と聞いてみました。
「まちがっても良い、って言われる方が良い。
誰だって 間違えるから。」
と孫から返ってきました。

2014年12月17日水曜日

課題の分離・・・誰の課題?

通信販売で届くはずの品(食品)が 届きませんでした。

会社にその旨を電話しました。
返事は
「こちらでは 発送しております。」
でした。

郵便局のサイトの 「お問い合わせ番号」で検索すると 「配達完了」になっていました。
最寄りの郵便局に問い合わせると
「配達は 完了しております!」
「家族が受け取ったのではないか?」
との返事。

配達完了になっている日時は 夫は仕事で出かけていた。
私も不在であった、と伝えました。

すると
「お調べします。」

結果は 他の荷物と共に違うお宅に配達。
他のお宅の受領印がある。
そのお宅では 自分宅への物と思い、消費している。

どちらの対応も こちらを疑う!というのが最初の反応でした。
誰の課題?

もちろん 相手の課題です。

配達ミスが判明したので 後日品物が届くそうです。
課題の分離を知らなかったら 憤ったかも!!!しれません。



2014年12月13日土曜日

R君、6年生です

R君が小学校2年生の6月から家庭教師をしています。
もう 4年6ヶ月のお付き合いになりました。

R君のご家族にメールで 今回の様子をお伝えしました。

♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪  ♪

おはようございます。

昨日のR君の言葉です。
「授業聞いていれば 分かるんだよ!!!」
感動しました。

チャレンジ10月号の算数をしました。
「円柱、角柱の体積の問題が分からない!」
とR君が言ったからです。

分からなかったのではなく、底面積の出し方をじっくり考えなかっただけでした。
その上、どこが分からなかったのかを 自分でちゃんと覚えていました。

また、漢字ドリルの読みを 2学期分、全部やりました。
嫌がらないでスラスラと読みました。

R君がまともに答えなかった時に 
こちらが本気にならないで 少し待つと 
すぐに乗ってくれます。

素直なR君です♪

彼に接するときは
「最初はからかってくる、遊んでくる!」
と予測しておくと楽かもしれません♪

2014年12月12日金曜日

復讐・・・行動の目的

「殺してやりたい!」
「殺そうと思った!」
「いつか殺してやろうと思っていた!」

親の虐待、暴力に傷ついた人たちの思いです。

ルドルフ・ドライカース博士(アルフレッド・アドラー博士の高弟)の
「不適切な行動の目的」の分類は 次のとおりです。

・注目・関心
・権力闘争
・復讐
・無気力

「復讐のために 殺そうと思っていた。」
とおっしゃったクライエントさん。

「あなたの行動の目的は ちゃんと心理学的に説明されています。復讐したいと思うのは 世界共通の子どもの思いです。」
とお伝えしました。

「アハハ!!!」
と大声を出されました。

EMDRセラピーで その思いに至った記憶とお別れすることを決意されました。



千葉県女性リーダー養成講座

7月から受けてきた千葉県男女共同参画センター主催による「女性リーダー養成講座」が昨日で終了しました。
5回+自主講座2回、合計7回の講座でした。

一番遠いところでは銚子市の方が参加されていました。

名前は耳にしたことはあってもそこに住んでおられる方には出会ったことが無い方々にお会いしました。

同じ松戸市から参加された方と一緒に帰り、いろいろなお話を伺いました。

一番の収穫は「出会い」だったような気がします。

また県の総務、財政という部署でどのような仕事がされているかという内容が印象に残りました。

2014年12月9日火曜日

EMDRを希望されて来られる方々

EMDRセラピーを希望されて来られる方々の幼少時代~中学生までの記憶うかがえば伺うほど
「勇気づけの対応」を 一人でも多くの大人の方々にお伝えしたい!!!
と思います。

叱られた子は 失敗を恐れます。
知らないことがあると 自分が悪いように感じてしまいます。

それが続くと いつの時か精神的に耐えられなくなってしまいます。

孫(小学校1年生)に週に1回勉強を教えています。

教え始めた頃、彼が 自分の答えに自信がないと 私の顔色をうかがう様な様子が見られました。
「まちがっても良いんだよ。誰でも 間違うんだよ。」
「忘れても良いんだよ。前にやったところを見ても良いんだよ。」
と繰り返し伝えました。

次第に 間違うと 自分で×をつけ、正しい答えを書くようになりました。

先週の土曜日のことです。
「青という漢字を練習する!」
と彼が言いました。

その中で 読み方の例外に「まっ青」という言葉がありました。
「まっ青って 分かる?」
と尋ねてみました。
すると 彼の顔が曇りました。
そこで
「知らなくて良いんだよ。調べれば良いの!ここに “はじめての国語辞典”があるから。」
と 国語辞典を出して 調べる方法を伝え、まっ青の意味を見ました。

「そうなんだ、調べれば良いんだ!」
と 安心した表情を浮かべました。

さらに「青年」という熟語が出てきました。
やはり意味を知りませんでした。

「これで 調べれば良いんだ!」
と彼。
“20才から24,5才の人”
と 載っています。

「じゃあ、あなたは あと何年で青年になるの?」
と引き算へ・・・。

学ぶことは楽しい!
と感じてくれることを目標に、

間違い、忘れること、知らないことは OKだ!!!
と思ってくれるように・・・。

幼い頃の記憶が大切だと
クライエントの方々から
日々感じさせて頂いているからこそと思います。

一人でも多くの保護者、幼稚園、保育園、学校の先生方に
「勇気づけの対応」を 知って頂きたい、と思っています。

2014年12月4日木曜日

もう過去のこと!!!

過去の不快な記憶やトラウマに対して
EMDRセラピーをしている時
「処理が進んだ!!!」
と分かる瞬間があります。

クライエントの方がおっしゃる言葉からです。

「もう過去のことだから・・・」
「何だか遠くに行ってしまったような・・・」
「カラーの記憶だったのに おじいちゃんの写真のように セピア色になりました。」
「大人の自分が 子どもの自分に・・・」
「何だかおかしいです。笑いたくなってきました・・・」
などなど。

処理が順調に進むと 
クライエントの方の表情に変化が起きます。
安堵感を共有させて頂く 嬉しい瞬間です。

2014年12月3日水曜日

大失敗!!!

昨日 来年の手帳に2月の予定を書き込んでいました。

2月21日(土)県民大学?!!!

そうでした!

予定が入っていることを失念して 2月21日と22日の Brainspotting トレーニングに申し込み、費用も払ってしまっていました。

二日間の講座+懇親会費=102,000円

一度支払った後は 返金はしない・・・・とありました・・・

12月の講座の時に受講生の皆さんに日程変更をお願いして頂けないかと
主宰責任者の方にメールしました。

かなりドキドキでした・・・。

私にとっては大金です!!!
「残念ですが・・・」
と言われた場合には 潔くあきらめよう・・・
とメールを送信しました。

今朝、メールを頂きました。

大丈夫でした!!!

ありがとうございます!!!

教訓:予定の管理をしっかり行う!!!


2014年12月2日火曜日

味方になってもらえなかった・・・

両親のどちらかが厳しい、叱りすぎ、つらく当たった・・・

成人しても子ども時代の心の傷に苦しい思いをされている方は多くおられます。
「毒親」という文字のつく本が売れていることからも 想像できます。

「母は見ていただけでした。」
「父はかばってくれませんでした。」

という言葉が思い出を語られるときに多くでてきます。

子どもにとって 家庭が安全、安心な場所にならなかったのですね。

「あなたは悪くないんだよ。自分の気持ちを言っても良いんだよ!」
と言ってもらえていたら 
罪悪感に苦しむことはなかった・・・
無力感を感じることはなかった・・・
・・・

親になるのは初めてのことなのです。
対応を学ぶことは必要です。

「学ぶ機会は無く
本を読んでも 身につかない・・・。」

と皆さんが声をそろえておっしゃいます。

「勇気づけの対応」
を お伝えしていきたいと思います。




フォローアップセミナー

12月1日、フォローアップセミナーを行いました。

3年前、2年前にセミナーを受けて下さった方々と今年始められた方が参加して下さいました。

3年前、2年前から参加された方々は 課題を抱えていたお子さんばかりでなく
その他のご家族との関係が良い方向に変化してきたことを話して下さいました。

お二人の方がご主人と二人で1泊旅行を楽しんだ、と・・・。

ご家族の中で、お母さんお一人が「勇気づけ」の対応を学ばれ、実践され続けておられます。
そしてその波及効果を実感されていました。

家族の中には 常に新たな課題が出てきます。
「勇気づけの対応」ではなく 本来の自分のパターンが出てしまう事もあります。

フォローアップセミナーで 確認したり、
他の方の実践が 自分に何か起きたときの参考になったりします。

私自身、出口の無いトンネルの中にいるような気持ちで過ごした日々を経験しています。
手探りで実践を学んでいました。

20年の実践を経て 勇気づけをお伝えできるようになりました。

実践を続けることが「勇気づけ対応」の拡がりになっていくと信じています。

実践を続けて下さっている方々に感謝しています。


2014年12月1日月曜日

日曜日の勇気づけセミナー

昨日、勇気づけの親子関係実践セミナー、7章を行いました。
「聴き上手:パートⅡ」です。

セミナーではロールプレイを行います。
子どもの気持ち、相手の気持ちを 知るのに有効です。

子どもの気持ち、相手の気持ちを少しでも想像できると
自分のかける言葉が変わります。

自分の言葉が変わると 相手の反応が変わります。

これが お互いの関係の変化につながります。

昨日のセミナーの始まる前や終わった後に
「子どもの状態がよくなりました!」
と声をかけて下さった方が 数人ありました。

お子さんへのEMDRセラピーも作用していますが
「お母さんに受けとめてもらえている」
という具体的な安心感、安全感が大きいと思います。

「勇気づけの対応」
が一番効果的です!!!

2014年11月30日日曜日

聴き上手:具体例

2014年11月29日、NHK TEV特集臨床宗教師ー限られた命とともにーを観ました。

がんを患っておられる方のお話を聴いておられる「臨床宗教師」の姿でした。

臨床宗教師の講座を受けた方々が活動されているということです。講座の中で「聴き方」も学ばれたことでしょう。

私が共感を持てたのは 静かに聴く、相槌をほとんど発しない点でした。
話しておられる方との間に 信頼関係があることが 沈黙が続く画面から伝わってきました。

2014年12月6日(土)午前0時 ※5日金曜日深夜に再放送があります。

2014年11月27日木曜日

環境としてのお母さん

お父さんとのトラウマがあって治療を受けられる方があります。

お母さんが直接手をあげたり 叱ったりされていなくても お子さんの批判の対象になることがあります。

「見ていただけだった。」
「見ないふりをしていた。」
「守ってくれなかった。」
「何もしてくれなかった。」
「泣くだけだった。」
「逃げていた。」
などなど・・・。
お子さんによって表現は異なります。

お母さんの存在に「安全感、安心感」をお子さんが感じておられないのです。

お母さんが「勇気づけの対応」をされると お子さんが
「分かってもらえている」
と感じられるようになります。
それが 安心感につながります。

お父さんが厳しい場合、お母さんはお子さんの安心、安全な場になって欲しいと思います。



2014年11月23日日曜日

幼稚園生のお母さんの感想:勇気づけセミナー

新松戸幼稚園のお母さん方のセミナーを10章まで受けられた方に感想を書いて頂きました。

マイベストプロ千葉のサイトのコラム欄に載せました。

昨年初夏に始まったコースです。1年かけて終了しました。

Aさんが実践され始めたころの葛藤が良く伝わって来ます。
そして お子さんの変化を実感されている部分も・・・。

11月20日にまた1章から始めました。
前回受けられた方3名が
 「もっと実践力を身につけたい」
と開催を促して下さいました。

土曜日11月22日には 日立市の茨城県県北生涯学習センター「県民大学」の講座でした。

帰り際に
 「感想にも書きましたが 1回の受講だけでずいぶん変化しました。」
と声をかけて下さった方がありました。

拝見すると
 「お姑さんに素直に対応できるようになりました。」
とありました。

お気持ち、行動の変化を感じておられる方が何人もおられました。

2014年11月21日金曜日

幼稚園生のお子さんを持つお母さん達と

昨日、幼稚園のお子さんを持っておられるお母さん達が主な
「勇気づけの親子関係実践セミナー」1章をしました。

昨年から始まった10回を受けて下さった方3名も再度参加して頂けました。

トラウマ治療を行っていると
子ども時代の傷つき体験が多く出てきます。

「お母さんに受け入れられている
安心で安全な居場所がある」

と日常生活の中で感じることが出来ることが
お子さんの心の健康に重要です。

このことから 幼稚園生のお子さんを持っておられるお母さん方との勇気づけセミナーは
「将来の精神病理を予防する」という視点で続けていきたい、広げたい、と思っております。

2014年11月18日火曜日

人間万事塞翁が馬

人間万事塞翁が馬(にんげんばんじさいおうがうま)とは、
人生における幸不幸は予測しがたいということ。
幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。
(http://kotowaza-allguide.com/の解説です。)

私はちょうど20年前の1994年、
「死んだ方がどれほど楽だろう・・・」
と思っていた時期がありました。

上の子は中2、下の子は小4でした。
子ども達への影響を思うと 生きるしかない・・・。
少しでも楽になる方法を求めている中で
アドラー心理学の「勇気づけ」の対応に出会いました。

今、20年の時が流れ、上は34才、下は30才。

上の子の家族4人と下の子、私たち夫婦の計7人で1泊2日で出かけました。
(下の子が一時帰国したからです。)
全く争うことがなく、良い時間を過ごすことが出来ました。

今の平和を思うとき
「塞翁が馬」という故事が 脳裏に浮かびます。

あの嵐を過ぎて今がある・・・と・・・。

2014年11月11日火曜日

感じること・・・

ソーマティックエクスペリエンスのトレーニングを受講して以来 クライエントの方にお伝えすることが多くなったことがあります。

「生来は健康な方」という印象です。

感じることが大切でその感覚を大切にする、ということです。

20年近く症状に苦しんで来られ、精神科医からEMDRを勧められた、というクライエントの方がおられます。

その方の苦しみ以上に 肯定的なエネルギーを感じます。
それをお伝えすると 思い出されたことがありました。

「赤ちゃんの頃、いつもニコニコしていたそうです。誰にでもニコニコするので 出会う人に家族の方が よくそれを言われたと聞きました。小学校の時も いつも笑顔の〇〇さんですね!と先生から言われたと聞いています。」

肯定的なもエネルギーを生来持っておられたのですね!

そのような方によくお会いします。

2014年11月9日日曜日

表情がやわらかくなったね!

不快な記憶をEMDRセラピーで処理中の複数のクライエントの方から
同じ時期に同じことばを聞きました。

「精神科の医師に 表情や話し方が優しくなったって言われたんです。家族からも言われました。」

「あまり話をしない方に呼び止められたんです。そして表情がやわらかくなったね、って言われました。自分でも この頃楽になったな~って思っていたんですけど、他の人に言われて びっくりしました。」

子どもの頃からの不快な記憶は 自分の一部としてしっかりあります。
ですから 処理されると脳の中で肯定的な考えに変化します。

表情がやわらかくなったり 日々の生活が楽になるのは
脳の否定的な記憶が処理されるからです。

来月、私も「教育分析」という形で EMDRを受けます。
特に処理したい記憶が無かったのですが 書いていて浮かんできました。

「もっと楽になりたい。」
です。

2014年11月8日土曜日

子どもが自信を持つとき

孫のママからメールがありました。
「きょうは 一人で勉強に行きたいというので 行かせます。何かあったら電話をするように伝えてあります。」

間もなく孫が着きました。

ママに着いた報告をしている時
「帰りは迎えに来てほしい。」
と言っていました。

勉強をはじめると
「これ(聞き取り作文)をやりたい。」
と前回の作文を指しました。

 
「良いよ、じゃあ、一人で来たことにする?」
「うん、それ、それにする!」

聞き取り作文は 孫が文を言い、私が書き取ります。
本人の負担をへらし、時間を短縮するためです。

①家を一人で出たときは 緊張して駅に向かった。
②2番線の電車に乗って 北松戸に向かった。
③駅を出て コンビニの前を通った時に 見たことがある、と思った。
④公園の前を通った時に シーソーで遊んだことを思い出した。
⑤少しあるくと 工事中のビルが見えて 間違っていない、と分かった。
⑥部屋に着いた時に ほっとした。

題は「初めての一人たび」でした。

「一人たびで良い?」
と孫が問うので
「良いとおもうよ!」
と。

「題は 自分で書く!」
と声を張り上げ
「一人たび」
と書きました。

「帰りもひとりで帰るように言ってもらえますか?下の子を病院に連れて行くので。」
と メールが入りました。

それを伝えると ガッツポーズをしました。

初めての一人たびで 自信を持った様子を感じました。


2014年11月6日木曜日

何か言わなければいけないと思っていました!

4年前に「勇気づけセミナー」を受けて下さった 島崎さん(仮名)とお会いする機会がありました。

「小6の娘が話をしないんです。どう接していいのか、何がいけないのか悩んでいました。」
と、セミナーに参加されたのです。

「今、高校生になりました。よく話してくれます。」
とのこと。

セミナーの内容をスムーズに実践されていたことが私の記憶にありました。

何が参考になったのかを伺ってみました。

「私、親として 何か言わなければいけない、って思っていました。セミナーを受けて 言わなくても良いんだ、って知ったことがとても参考になりました。そうなんですね、言わなくても良いんだってことです。」

お母さんが 意見、アドバイス等をやめられたことが
娘さんとの関係が変化につながったとのことでした。

2014年11月5日水曜日

いじめ

JIJICO の依頼をうけ、「いじめ」について書かせて頂きました。

マイベストプ千葉のコラム欄でも それに関連して載せました。

子どもに 情報を提供することは 大切だと思います。

・18才までの人が 無料で相談できるチャイルドライン

・Youtube の動画 インターネットの向こう側

・Youtube の動画 海外のいじめ対策の動画 ・・・4分余り。観るだけで理解できる内容です。


いじめは 子どもたちばかりでなく、大人の世界にもありますね。

子どもの社会は 大人の社会の縮図、あるいは鏡だと思います。

2014年11月2日日曜日

日本冒険遊び場

日本冒険遊び場」という子どもの遊びに関する組織があることを 知りました。

米クラブの収穫祭でたまたまお話しした方からメールを頂いたのです。

孫がその方の息子さんと米クラブの田植えや草取りで仲良くなり、一緒に遊んでいたことがきっかけでした。

子育ての話になり、アドラーの本を読まれたとおっしゃったことから盛り上がりました!

頂いたメールには冒険あそび場について書いてありました。

「自分の責任で自由に遊ぶ」をモットーとした冒険あそび場 「けやきのはら」に参加しています。月3回の外あそびの会(全国的にはプレーパーク)ですが、子供たちはそこで午前中から夕方までたっぷり好きにあそんでいます。今は梅郷で場所を提供してくださる地主さんの都合によりお休みしていますが 11月22日土曜日からまた再開の予定です
どろんこ 水遊び ひちりんを使用しての飴づくりや焼きおにぎりなどなど子供のやりたい!!を尊重して大人がそれを見守るあそび場です。また興味があればお知らせください。


息子夫婦に紹介すると とても喜んでいました。
ブログを読んで下さっている方の中にも 関心がおありの方がおられるかも知れないと思い、ご紹介させて頂きました。

2014年10月31日金曜日

船橋市公立保育園の保育士の皆さんとの研修

昨夜、船橋市の公立保育園で
「保育士の肯定的なことばかけ」
という内容で研修をさせて頂きました。

どうして声をかけて下さったのか伺ってみました。
「アドラー心理学で検索し、マイベストプロ千葉のサイトにたどり着いた」
とのことでした。

帰り道、駅まで案内して下さった保育士の方が
「自分の感情に気づくことで 自分が相手を思い通りにしたい、と思っていたことに気づきました!」
とおっしゃいました。

子どもが「不適切な行動をしている」と思った時に 最初にすることが自分の感情です。
以後は次の通りです。

①自分の感情に気づく
②子どもの行動の目的を推測する
③子どもの不適切な行動の根底には
 「居場所がほしい、分かってほしい」
 があることを理解する
④肯定的な場面で声かけをする

保育園は 子どもたちにとって
「安心、安全な場所として 大きな役割を果たします。」
とお伝えできていたら・・・と思います。


2014年10月30日木曜日

理系女性の活躍促進のために

「理系で学ぶ、理系を活かす!」
という日本大学理工学部数学科教授 平田典子さんの講演とそのあとのパネルディスカッションのイベントに行きました。

パネリストは JFEスチール株式会社研究員の中川暢子さん、千葉大学工学部助教の河井繁子さん、(株)ヒロハマ代表取締役社長の本多三郎さんでした。

本多さんの次の言葉は カウンセリングの中でクライエントの方々と共有するものと同じでした。

「好きなことを見出すことが大切です。誰にも必ずあります。」
「幸せになるために、自己実現のために志を持つことが大切です。」

利益を追求して事業をされている方から
「幸せになるために・・・」
というお話が聞けて とても感動しました。

また、理系の3人の方々は
「面白い!」
と思われたことを追求して今のお仕事をされていると 生き生きと語られていました。

2014年10月26日日曜日

No,thank you.

きょうは息子夫婦に頼まれて
孫のベビーシッターをしました。
孫小1と年中です。

「これからパン屋さんに行くわよ。
自分の好きなものを二つずつ選んでね。
選んだ後は 静かに待っていてね。」
と伝えてから お店に入りました。

約束を守って選ぶことができました。

日本には 何かを勧められると 
まずはお断りをする、
再度勧められたら お受けするという礼儀があります。

二人の孫はその文化をしっかりと身につけています。
目と顔は
「欲しい!」
と言っています。
けれど 言葉で言いません。

ちょっと気になっていたので
気持ちに素直になる練習をしました。

私の買ったチュロスを 見せました。
「欲しい?」
「欲しいときには、“はい、ありがとうございます。”と言ってもらっていいのよ!」
と 二人にロールプレイをしてもらいました。

チュロスのかけらをうれしそうに受け取りながら
「ありがとうございます。」
と・・・。

夫にも勧めると
“No,thanks.”
と答えました。

突然、英会話の練習になりました。
“Yes,please.”
と共に
“No, thank you.”
を。

自分の食べるパンを選ぶことは
「自分で決める」、
「自立」を目標においています。


2014年10月20日月曜日

茨城県 県民大学勇気づけ講座

10月18日(土) 茨城県日立市でアドラー心理学入門「勇気づけ講座」をさせて頂きました。
日立市は家電メーカーの日立に関連があったのですね・・・。

豊田市は 豊田織機から始まり、車のトヨタに関連していることを知っておりましたが日立もそうだとは 存じませんでした。

講座では 50名以上の参加者がおられました。

ロールプレイをする為と5回の講座で終了後も共に学んで頂けるように知り合って頂くために
15人前後のグループに分かれて頂くことにしました。

グループ分けに当たって 分け方を参加者の方々に伺いました。

①年代別
②関心別
③ランダム

一番多かったのは 関心の分け方でした。

関心の内容を

①自分
②家族
③仕事
④その他

に分けました。

すると 一番多かったのは「家族」でした。

次回の講座で使うロールプレイの事例の希望も感想に書いて頂きました。
「夫婦の例」
を書かれた方が多くおられました。

感想を書いて頂くことは 仮説実験授業のサークルを長年行っている友人からの提案です。

皆さんから事例のご希望をうかがうことが出来てとても参考になりました。

2014年10月13日月曜日

ぼく、見ないで言える!

昨日、孫との勉強をしました。

「お」ののばす音の書き方で例外が、「なかまはずれ」として3つの文になっています。

「おおかみが こおりがとおった とおりを とおる・・・」
「とおのほのおで ほおずきのような まっかなほお」
のように・・・。

週1の勉強で 1回だけ声に出して読んでいました。
すると 昨日孫が
「ぼく、見ないで言える!」
と言いました。

「おぼえようね。」
とは 1回も伝えていません。

1回読むことを続けていただけです。

「おぼえなくてはいけない」
と思うだけで ストレスになります。

記憶しようと思わなくても
何回か唱えていれば自然に覚えることができると
分かってくれたかも・・・と思いました。

2014年10月10日金曜日

夕焼け

今日、10月10日午後5時15分ごろ
夕焼けがとてもきれいでした。

薄い雲が広がって 雲が夕焼け色に染まっていました。

感動のあまり 夫と英語のレッスンをしていた私の友人に声をかけました。
数分話をしていると 夕焼け色はどんどん消えていきました・・・。

「もう見えない、はやいねぇ・・・。」
と 初老の私たち3人でした。


2014年10月9日木曜日

感情を忘れていました・・・

4年前に「勇気づけの親子関係実践セミナー」を受けて下さった村井さんからのメールの一部です。
村井さんは 章によっては3回くらい受けられました。

先生のコラムを見直して、
娘との毎日の長電話も、大切な友人であるように丁寧な口調で
私のできる範囲を伝え、時間に折り合いをつけるようにしました。
息子や主人との時間が確保できて、モメ事も減った感じです!
ありがとうございます。


村井さんは着実に実践されていました。

「勇気づけの対応」を実践される方は 成果につながります。

途中で止められる方と何が違うのか、ふと思い出しました。
セミナーに来られた4年前、村井さんは
「感情を忘れていました。」
とおっしゃっていました。

私が実践を始めたころ、
感情がマヒしているような感じでした。

その日を生きることが辛かった頃です。
「今の一瞬を生きれば 次の一瞬につながる」
それを念じて生きていました。

追い詰められた状態が
村井さんに似ていたかもしれません。

それが実践につながったのかもしれない・・・と。

2014年10月6日月曜日

治りたい、働きたい!!!

クライエントのSさんからメールを頂きました。

タイトルは「お礼」でした。

10年以上前のトラウマ的体験から解放されたことへのお礼でした。
その影響が酷い状態をご存じのご家族も
「よく治ったね。」
と驚いておられるとのことでした。

長い期間のトラウマの割には面談の回数は多い方ではありません。
今年の初めから月に1回位でした。

一番大きく影響したのは Sさんご自身が
「働きたい。」
と強く願っておられることだったと思います。

2014年10月4日土曜日

6才の孫に試されました・・・

今朝は 小1の孫Mとの勉強でした。

学習の内容の記録を Mが自分で書いています。
すると 続けて3文字
「まちがった!」
「まちがった!」
「まちがった!」
とひらがなの書き順を間違えました。

自分で訂正しましたが
どこか不自然な間違え方でした。

もしかして・・・と思い たずねてみました。
「怒らないかどうか 試してるの?」

Mはニヤニヤ笑い
「うん。」
と・・・。

「怒らないよ!もうおばあさんで 怒るエネルギーはないのよ!」
と伝えました。

そう言えばこの子の父親が 中2の時に私を試したことがありました。
「勇気づけの対応」の実践を始めて間もない頃でした。

内容は忘れました。
彼の言葉を覚えています。

「今のは 試したんだよ。本当に実践しているのかどうか。」

小1の試し方はこちらが気づく 可愛いものでした。



2014年10月2日木曜日

JIJICOの記事

「毒親」にならないための掟

という記事を書かせて頂きました。

※タイトルは私がつけたのではありません。

「毒親にならないために・・・愛情と過干渉の境界は?」
というタイトルで書いて欲しい

という依頼でした。
私の原稿に編集部でつけられたタイトルです。

毒親、毒母という言葉は 私自身は好きではありません。
毒親、毒母になりたくてなる人はいません。

クライエントさんから伺うと その方の親も何らかの形で
親から虐待や過干渉を受けておられたというケースが多いのです。

クライエントの方々はそのような「連鎖」から生まれた苦しさ、辛さを
自分の代で終わりにすることができます。

「勇気づけ」対応の実践でそれが可能になります!

2014年9月30日火曜日

23年来の友人と・・・

23年来の友人に会いました。
今年30才の二男が小2のときからの友人です。

私がうつ症状の時に 支えて下さった方です。
私がうつになるきっかけ、経過も全てご存知です。

あの出来事が無かったら 「私の今はない」ことも。

また、私が20年前に初めて開いた「勇気づけセミナー」に参加してくださり、
実践を続けられました。
当時中2、小5、小3のお母さんでした。
中2のお子さんとの関係改善の為に
ひたすら実践されました。

私が
「理論よりも 実践が大切!」
と強く実感するきっかけになった方でもあります。

浅草にあるアサヒビールのレストランでランチをしながら
「うつ症状のきっかけに感謝しなきゃね!」
と二人で笑い合いました。

「死んだほうがどれほど楽だろう・・・」
と思った日々の20年後です。

今を生きていることは
「自分の中にトラウマに打ち勝つエネルギーがあるということ!!!」
だとトラウマ治療のトレーニングで習いました。

生きていてよかった!
うつ症状の体験が今につながっている!
きっかけに感謝!!!
と心から思います。

「勇気づけ」を実践して 
お互いの子どもたちが無事に成人したことも
共通の話題でした。

JIJICOに記事を書かせて頂きました。

2014年9月29日月曜日

身体から癒しましょう!

ストレスを感じると 身体のどの部分かが緊張します。
どの部分かは ひとりひとり異なります。

身体を癒すことが
気持ちを楽にします。

心地よい空間を見つけてください。

音楽を聴く
好きな景色の写真を見る
運動をする
・・・

身体のどこで気持ちが良いと感じていますか?
胸、ほお・・・

身体が気持ちの良い状態になった時、

身体の緊張が取り除かれた感覚を感じてみます。

身体が楽・・・ってこういう感じなのだな~と・・・

充分に感じた後は
見えるものを 5つあげてください。

部屋の中であれば
時計、植木、本、テーブル、カレンダーの写真
のように・・・。

2014年9月21日日曜日

勇気づけは最強の薬

きょうは「勇気づけの親子関係実践セミナー」を行いました。

昨年11月から全部の章を受けて下さった方のご報告がありました。

「子どもが引きこもりから回復し、仕事をはじめました。子どもの方から 朝夕の挨拶をしたり 家事を手伝ったりします。病院にはかかっていません。」

お子さんが病院にかからず、薬を飲まなくても改善されたのです。

お母さんが「勇気づけの対応」を学ばれ、実践されたことで・・・。

これまでも不登校生のお子さんを持っておられた方が
「勇気づけの対応」
を実践されただけで 再登校されるようになった例はいくつもあります。

大切なことは
「あきらめず、迷わず、揺らがず、実践すること。」
です!!!

2014年9月19日金曜日

ご両親様

最近、クライエントの方との話の流れで ご両親に手紙を書きました。

                                ↑
                        クリックすると飛びます

マイベストプロ千葉のコラム欄に書きました。

お時間があったら 読んで頂けますでしょうか?


2014年9月17日水曜日

回復

クライエントの方が回復されていくお話を伺うと とても幸せな気持ちになれます。

きょうもある方からメールを頂きました。

前回のEMDRの後、2~3週間具合が悪かったのですが、
その後以前にも増して心が楽になりました。
久々に心から笑ったり楽しんだり出来るようになって驚いています

この方の場合EMDRの後不調がしばらく続きました。
これまではこれほど長くは無かったそうです。

「すぐ後は辛いけれど 効果を感じる」
ということで続けられました。

この方には
「働けるようになるでしょうか?」
と問われ
「なります!」
とお答えしたことがあります。

ブランクは10年間でした。

治療を始めて7ヶ月目で 本来の専門職に再就職されました。
「夢のようです。」
とおっしゃっていました。 

2014年9月16日火曜日

宿題・・・子どもの課題

9月にカナダでテレビニュースを見ていました。

どこかの州、の法律で 学校に対して宿題を出すことを禁止したという内容でした。
どの番組かを見落としたので もしかしたらアメリカのニュースかもしれません。

帰国して忘れていたのですが 昨日思い出すきっかけがありました。

夫の英語教室が終わった時のことです。お母さんがおっしゃいました。

「宿題は?」

「宿題は無い方が良いのです。お母さんが“宿題!”ということで 脳や体に緊張が起きます。英語が楽しくなくなります。楽しいとリラックスして 脳にも入りやすくなります。緊張すると入りにくくなります。」

「でも、忘れるませんか?習ったこと。」

「忘れても良いのです。忘れても良いんだよ、と脳がリラックスした方が 忘れません。忘れてはいけない、間違ってはいけない、という言葉が緊張を生み、自由な発想を妨げます。」

そう言えば 孫の勉強でも「宿題」ということは 全く考えたことがありませんでした。

「となえてかく漢字練習ノート」
を始めたのですが ママの前で
「僕、家でこれをやる。」
と言いました。

ママが
「そうだよね。毎日やらなきゃね。」
と。

ママにお願いしました。
「何も言わないでね。本人に任せてね。」

漢字学習ノートも
「今度は 何の字を書こうかな?」
と孫の言葉に対して 1年生で習う漢字の表を見せました。

すると 彼が
「この字を書く。」
と「校」を指しました。

本人の意志に沿っていくことが 意欲につながると実感しています。

塾や学校の「宿題」は そこに行く子どもの課題です。

2014年9月13日土曜日

二十世紀の森と広場

松戸市に「二十世紀の森と広場」という大きな公園があります。

武蔵野線の車窓から見たことはありますが 縁の無い場所でした。

スイミングの仲間のバーベキュー大会で初めて利用させて頂きました。
バーベキュー会場は 道路からすぐの場所にあったので 公園の奥には行っていません。
帰宅してネットで見ると 東京ドーム11個分の広さなのだそうです。

炉の炭になかなか火がつきませんでした。
かなり離れた場所でバーベキューをしていたグループの方が
ガスボンベのバーナーで点火して下さいました。

・・・若い警察官のグループのお一人でした。
もちろん私服で 見た目は お兄ちゃんです。・・・

お礼に夫が持参したカレーとナンをプレゼント。
時間が経つうちに 私たちのグループで余った食材を引き受けて頂くことに。

更に点火して下さった方ともう一方がこちらのテーブルについて
焼酎を飲み、焼きそば、カレーを食べながらの
「市民と警察官の対話ミニ集会」

最後には合同で写真撮影!

肯定的な出会いは幸せになれる!
と思えたバーベキュー大会でした。

いつも企画してくださるMさん、
ありがとうございます。

2014年9月12日金曜日

千葉県内の保育園の研修

千葉県内の保育園で保育士さんの研修で
「自己肯定感を育てることばかけ」
という内容でお話させて頂くことになりました。

都内、茨城県で機会を頂いてきましたが住んでいる千葉県ではこれまでありませんでした。

昨日9月11日、千葉県男女共同参画課の「女性リーダー養成講座」に参加しました。

「第3次千葉県男女共同参画計画」についての講義の後で
「重点的取り組みについて 何が一番重要だと思いますか?」
と講師から質問を受けました。

基本目標の
「男女が共に人として尊ばれる社会づくり」
を踏まえた
「女性、男性、高齢者、若者、子どもが人としての価値は対等である」
という啓蒙を促す取り組みだと思います。

と答えました。

それは 保護者、保育者、教師という大人ひとりひとりが
これから育っていく子どもたちに
「勇気づけの対応」
をしていくことで実現できる、と思っています。

その点で 保育園から研修のお話をいただいた事を 本当にうれしく思います。

2014年9月10日水曜日

まちがっても良いんだよ!

何回かの勉強中に 孫君が まちがいをおそれる、大人の顔色を見ることに気付きました。

8月の勉強の際に
「まちがってもいいんだよ。だれでもまちえるんだよ。」
と伝えました。

その後 孫君がリラックスして学習に取り組む様子が見えました。

9月に入ってからの学習時に聞いてみました。

私:まちがえても良いって わかった?

孫:うん、わかった。

私:どうしてまちがえても良いの?

孫:だれでもまちがえるから。

私:そうだよね。

間違いをおそれると 脳も身体も緊張します。
自由な思考を妨げます。

おそれなくなると 体の緊張がゆるみ、
学習を自由に進めている様子が見られます。

孫君との学習で 実感しました。

年齢が低い時に
「まちがうことは悪いことではない」
ことを伝える必要を感じました。

恐れは トラウマの芽になる・・・と。


2014年9月7日日曜日

孫君の課題・・・忘れ物

息子、息子の奥さんとの会話中のことです。

「アドラー心理学は実践が大事」という話題になりました。
すると息子が言いました。

「俺、できてるよ。子どもに口出さないもん。」
「この間こどもが忘れ物をした時、届けなくて良いって言ったんだよ。子どもの問題だから。中学の時からそうやってお袋が接したから 身体にしみついているみたいだよ。」

すると奥さん。
「そうなんですよね、子どもの問題だと思ったんですけど いろいろ3つも忘れて行ったんです。分かっていたんですけど、届けたいって思ったんでよね。でも すぐ戻ってきたんです。自分で気がついたって。」

奥さんは 上の子が2才、下の子が1才の時に勇気づけセミナーに参加してくれました。
その時は 全部の章ではありませんでした。
今は 1章から改めて参加してくれています。

「勇気づけの対応で育った子どもは 学ばなくてもその対応ができる」
と言われています。

息子がそれを語ってくれました。

かつては典型的教育ママで指示命令が得意だった私です。
今、息子といい関係でいられるのは「勇気づけの対応」を実践してきたからです。
アドラー心理学に出会えたことを感謝しています。

講座に参加し、勇気づけの対応を実践してくれている息子の奥さんにも感謝しています。

2014年9月6日土曜日

ご無沙汰いたしました

ご無沙汰致しました。

1週間の宿泊研修の後、カナダに残した私の荷物と夫の家財を整理するためにモントリオールに行ってきました。

研修は ソーマティック・エクスペリエンス(SE)という日本に紹介されてまだ新しいトラウマ治療です。

EMDRがとても効果のあるクライエントの方がおられる一方、
効果があるのは分かるが 苦しいという方がおられます。

そのような方への治療に役に立つのではないかと思い、トレーニングを受けることにしました。

EMDRでの「資源のインストール」を 身体でも感じることができる方法です。

トレーニング中に受講生も治療体験をする必要があり、私も3セッション受けました。
デモンストレーションでの治療を希望した数、実習中に受けたセッションも入れるともっと多くなります。

研修を受けて三日後、成田空港からモントリオールに発ちました。
それから11日間、モントリオールに滞在中も受けたセッションの効果をさまざまな場面で実感しました。

少しずつお伝えして行きたいと思います。

2014年8月15日金曜日

いつもありがとうございます

ブログに来て下さり、ありがとうございます。

台風の後猛暑が少し和らいでいましたが また暑くなりそうですね。


今日8月15日から9月7日頃まで宿泊研修等のため 更新できません。

いつも読んで下さっている方にご心配をおかけするかと思いお知らせいたします。


8月12日、NEWS 23 で 「犠牲最多 悲劇の13期」を観ました。
私の父も13期の「生き残り」です。

番組の中の言葉
「仲間は多く亡くなった、生き残っていることを・・・」
が 父の言葉と重なりました。

「お釣りの人生」
と呼んでいました。

彩雲という偵察機に乗っていたと・・・。
ググってみると 上記のブログに行きつきました。

文中のご息女は 私ではありません。
妹です。

2014年8月14日木曜日

推測不能!!!

カナダ・モントリオールに行っている夫に電話をしました。

義父が
「自分の携帯を貸したから この番号にかけてみて。」
と教えて下さいました。

3回かけて 3回ともすぐ切れてしまいました。
1回だけ「ハロー」と・・・。

何で???

確かにあの声は夫の声だったのに・・・。

4回目、かけてみました。

今度は会話ができました。

「どうやって操作するのか 分からなかったんだよ!誰がかけてきた???とも思ったけど・・・」

そういえば 機械はあまり得意でない夫です。


同じ日にメールでの推測不能がありました。

「キャンセルが出たら知らせて欲しい。」
とおっしゃっていたクライエントの方とのやりとりです。

お知らせしたのですが 返信がありませんでした。

海外旅行???
急いでおられたから 体調不良?
入院???
と 少し心配していました。

「電池切れ」とのことでした。

どちらも推測外でした。

カウンセリングを学び始めた頃 推測力をつけるように・・・と言われました。
未熟です・・・。





2014年8月11日月曜日

まちがってもいいんだよ!!!

幼児期の記憶が いつまでも残り、その後の行動、学習、生活に影響を与えることがあります。

最近、続いてそのような例にいくつも出会いました。

 ・~をして まちがった
 ・~をして 叱られた
 ・~をして どうしていいか分からなかった
 ・~をして 頭が真っ白になった

「~をして まちがった上に 叱られた」経験がある子は その後 まちがいをしたくない為に 
行動がおさえられてしまいます。

ちょっと難しいかも・・・と感じると 挑戦するよりも
「やめておく」
ことを選ぶのです。

さらには 年を重ねてから
何らかの精神的な症状につながることもあります。

何年も、あるいは何十年も前のことであっても
幼い頃の体験は その時の身体感覚、感情と共に
脳の神経に冷凍保存された状態で存在するのです。

「まちがってもいいんだよ。」
「だれでもまちがうんだよ。」

「次にどうするかを考えるために まちがうことは大切なんだよ!!!」
と 保護者や教師の方に
まちがうことの肯定的な側面を伝えて頂きたい、と思います。

2014年8月9日土曜日

がっかり どっぷり さようなら!

今朝は 孫君との勉強。
自分の名前を全部漢字で書きたいと 練習中です。

「介の字は書けるよ!」
と書いたのですが 漢字書き順のサイトの字と異なっていました。

書ける!と思っていたのに違っていた・・・

いつもの元気は無くなり テーブルに顔を伏せてしまいました。

「がっかりしてるの?」
と尋ねると うなづきます。

「そうか、がっかりしてるんだね~。」
と言いながら 私も同じようにして見せました。

「どう?がっかりして こうしているの、良い感じ?がっかり、どっぷり、役に立つ?」

さらに

「ず~っとがっかりしてるのと そうか、ちがってたかと思って次に行くのと どっちが良いと思う?」
と問いました。

「次へ行く!」
と素直に答えてくれました。

「そう、じゃあ がっかり、どっぷりは さようならしようね!」

「もう、した!」

早!!!
「鉄は熱いうちに打て」
とは こういうことですね。

「孫君、何歳?そう、7歳なのね。まだ 7年しか生きていないから 知らないこととか間違う事とか
これからもたくさんあると思うよ。その時にがっかりしても すぐに次に行こうね!」

「がっかり どっぷり さようなら」
と 書いて渡しました。

2014年8月8日金曜日

汲み取り屋さんになる

8月8日(金)のNHKあさイチのゲストとして出られた宇宙飛行士、若田さんが話されていました。

子どもの頃 お母さんに将来の夢をおっしゃったそうです。
「僕、大きくなったら汲み取り屋さんになる。」

若い方はご存じないかと思いますが 汲み取り屋さんというのは 水洗トイレが無かった時代、各家庭のトイレにたまった汚物を回収する仕事です。

いろんな機械があって面白く感じた、とその理由をおっしゃっていました。

お母さんは
「人の役に立つ仕事だから 良いんじゃない?」
と答えられたとのこと。

「母はどんなことでも肯定してくれていました。」
とも。

勇気づけの対応ですね!




2014年8月7日木曜日

目の前に問題のある子がいたら・・・

「目の前に問題のある子どもがいたら その子を変えようとするのではなく 親や教師が対応の方法を学ぶべきだ。」
アルフレッド・アドラー博士の言葉です。

アドラー博士は
「精神病理は予防できる。」
とし、親や教師の教育に力を注ぎました。

「勇気づけセミナー」に参加し、効果的な対応を実践された方々はおっしゃいます。

・子どもが言われなくても行動するようになりました。
・引きこもっていた子どもが バイトを始めました。
・通信制高校に転籍し、通うようになりました。
・登校するようになりました。
・家庭で会話が増えました。
などなど

EMDRセラピーでさまざまな課題の解決のお手伝いをしています。
 
大人(親、教師、祖父母など)から傷つけられた記憶を持っておられる方々が多くおられます。

その記憶を持って結婚され、子育てをされるのですから 子どもに影響が生じるのは自然なことです。

子どもに対応する大人が心身ともに健康をとりもどすことが大切だと ニュースをみて、あるいはセラピーを通して感じています。

肉親の死とうつ症状

子どもさんを亡くされたこと、父親、母親を亡くされたことからくるうつ症状が
何年も経ってからでることがあります。

「子どもを亡くしたことは 自分の中では解決しています。」

「親を亡くしたことは考えないようにして乗り越えてきました。」

ご本人が EMDRで処理する必要があるとは考えておられない場合もあります。

EMDRで処理を始めると 押し殺されていた感情が出てきます。

その感情がすっかり出た時に 本当に「解決」します。

前に進めるようになります。

「スッキリしました。自分の中で 終わった、と言う気がします。」
とおっしゃいます。

「スッキリしました。」
は しばしば伺う言葉です。


2014年8月4日月曜日

佐々木常夫さんの講演

昨日8月3日、千葉県男女共同参画センターフェスティバル2014がありました。

佐々木常夫さんの講演を聴きました。
演題は次の通りです。

~○○なあなたに贈る~
ワーク・ライフ・バランスの極意

ご長男が自閉症、奥様が肝臓病、うつ病で20年間の間に43回の入院と自殺未遂を3回というご家庭で かつ東レ経営研究所社長をされておられたそうです。

・「良い話を聞いた。 それは 良い話を聞いたで終わるんです。自分の行動に落とし込まないと  意味が無い、役に立たない!」

 これは正に「実践が重要」ということをおっしゃったのだと思います。

・「メールや話が長いのは 人の時間を奪う。メールは連絡が取れれば良い。」

・「事務処理、資料、会話はシンプルを持って秀とする。」

 
下記は 学ばせて頂いたことの一部です。
組織で働いたことが短い私にはとても参考になりました。

・新たな部署に行った時は その部署が得意な人に連絡を取り、教えを請う

・2段上の上司との上手な付合い方
 アポは上司が一番暇な時間に取る
  「①報告  ②相談 があります。」
 とメールした。

・会議は最小限に、ミーティングは頻繁に

講演の最後の質疑の応答の中に アドラー心理学との共通点がいくつもありました。

・自分が幸せになるために働く
・家族が一番大切
・女性の問題ではなく人間性の問題
・その人と一緒にいると 勇気と希望をもらえる

午後は 長江 曜子先生の

いざという時のために・・・介護・葬儀・お墓について

のワークショップに参加しました。

これも 準備しておかなければ 息子たちに迷惑をかけることになる・・・と実感しました。

2014年8月2日土曜日

マンガの影響

過食と嘔吐、リストカット等、マンガの一コマがEMDRで処理する記憶になることがあります。

摂食障害、リストカットを繰り返す、などで来られたクライエントの方に
どこでそういうことを知ったのか伺うと マンガ、と答えられた場合です。

「主人公がたくさん食べた後に 洗面所で吐いている場面」
「主人公が嫌なことがあった時にリストカットしている場面」

マンガの中で精神病理を扱って頂いても良いのですが
そうしないための提案も 前後のページに入れて頂きたいと思います。

2014年7月31日木曜日

フォローアップセミナー

7月28日(月)は 「アドラー心理学&フォローアップセミナー」を行いました。

まだ勇気づけセミナーを受けられたことのない方もされました。

中には 4年前に受けられた方もおられます。

当時中2のお子さんが不登校でした。
しっかりと実践されました。
1章から始められ、10章を終えられた時、お子さんは中3になられました。
「子どもが学校へ行きました!」
とメールを頂きました。

マイベストプロ千葉の福田のページのコラム欄に書いて頂いています。

この方は1章から10章まで2回受講されました。
「感情をコントロールできるようになりました。」
と 当時おっしゃっていました。

「何かあった時に 元の自分に戻った対応をしがち・・・」
と フォローアップを希望された方のお一人です。

次回のフォローアップは 9月29日(月)です。

2014年7月27日日曜日

愛着障害

「時間のかかるトラウマには 根底に愛着障害があることが多いですね。」

昨夜の東京EMDR勉強会での講師の言葉です。

一般的に「愛着障害」は 虐待や無視を受けた、里子・養子に出されたのように
平均的な家庭では起きないと思われるかもしれません。

しかし、叱られた、怒鳴られた、時折脅された、空腹を訴えたけれど無視されたというような日常生活にありがちな場面も 子どもによってはトラウマ的な記憶になります。

その「脅し」に 包丁、ハサミという刃物が使われた場合は かなり深刻です。

感情に任せて幼い子どもに対応すると 

いつ、
どんな形で
症状としてあらわれるか
誰にも分かりません。症状として出ても 
成長したその子には分かりません。

jijico に関連記事を書かせて頂きました。

2014年7月26日土曜日

女性リーダー養成講座

7月24日(木)、千葉県男女共同参画センター主催の「女性リーダー養成講座」に参加しました。

・「勇気づけ対応」の大切さを 子どもを妊娠している頃に知りたかった。
・子どもが幼い時に「勇気づけ対応」を知りたかった。

という声を良くお聞きします。

行政を担っておられるどなたかに
「精神病理を予防する対応」
の存在と効果を知って頂きたい、と思っています。

県主催の講座に参加することによって 糸口へのヒントを得られるかもしれないと思いました。

2014年7月24日木曜日

ママ友トラブル

6月30日(月)NHKのあさイチで 
「女性リアル ママ友トラブル」
が取り上げられました。

「ママ友づきあいの中で“ママ階級”を感じたことがあるか?」というアンケートに 21.4%の方が「ある」と答えたそうです。

夫の職や収入、子どもにかけるお金、子どもの学力、運動能力等で階級が決まる、と考える人が5人に1人、ということです。

これを肯定的に見ると 5人に4人は「ママ階級」が無い、と考えているのですね。

さらに課題の分離で考えてみます。
「ママ階級がある」と考えるのは 誰???

「ある」と答えたその人です。

また 「憶測でうわさが広まり仲間外れになる」という話題もありました。

「憶測で言葉を発するのは誰?」
ですね。

自分の課題でなければ 引き受ける必要はないのです!!!

2014年7月23日水曜日

母が重たい NHK あさイチ

7月23日のあさイチは「女性リアル 母が重たい」でした。

EMDRセラピーを希望される方々の多くが この「母との課題」を持っておられます。

番組の中でもありましたが ご自身のお子さんに同じような対応をされる方もあります。

NHK のサイトから
【あさイチアンケート 母に言われて嫌だった言葉は?】
1位「あなたのためだから」
2位「なんでできないの」
3位「私の言うことを聞いていればいいの」
4位「あなたには幸せになってもらいたいから」
5位「いつまでも面倒見てね」

【あさイチアンケート 実母に対して直接 不平・不満を言う?】
いいえ・・・34%
はい・・・66%
・言ったら怒られる
・言っても変わらない
・育ててくれた母を悪く言えない

「課題の分離」が自分を責めない、自分を否定しない役に立ちます。

・誰が 「あなたのためだから」と言うのか?
・誰が 「なんでできないの?」と言うのか?
・誰が 「私の言うことをきいていればいいの」と言うのか?

聞いた子どもは受け入れなくてもいいのです。

「お母さんは そう思っているんだな~。」

と受けとけておけばいいのです。





2014年7月22日火曜日

男の子は泣かない???

こじんまりとレストランでのことです。

離れたテーブルに居た 2才前後の坊やが泣いていました。
近くにいた人が坊やに言いました。

「男の子は泣かないの!」

すると 5才の孫娘がそれを聞いてつぶやきました。
「男の子は泣かないの・・・」

この子はじっと聞いていたり見ていたりすることはあっても 
めったに口を出すことはありません。

私が孫娘の言葉に
「どうしたの?」
と声をかけると 私の息子が言いました。
「この子のお兄ちゃんはしょっちゅう泣くからだよ。」

男の子は泣かない

孫娘の脳に男女を区別する新たな文化が入った瞬間のように思えました。

公共の場所では 迷惑をかけないように我慢しよう。
男の子でも女の子でも 
泣きたい時には ひとりになって あるいは親に聞いてもらって
たくさん泣いて良い!!!

と 機会があったら伝えたいと思います。

2014年7月20日日曜日

7月14日のセミナーで

7月14日は「成人の発達障害」のお子さんをお持ちのお母さん方とのセミナー、9章でした。

30代後半の息子さんをお持ちのお母さんが申込みの時におっしゃいました。
「うちの子はもう30代後半ですから 今更学んでも効果があるかどうか不安ですが・・・。」

「息子の変化」を書いて頂いています。

14日に息子さんのその後を話して下さいました。

「支援室へ休まず行っています。さをり織、弁当配達など色々な作業を以前のように嫌がることなくやっています。知り合いの方が久しぶりに息子に会って表情が違う、と言って下さいました。」

「息子のためだと思って 何でも親が決めてきました。勇気づけの対応で息子に任せてみて 息子が自分で決めることができる力を持っていると 私が学びました。」

一貫して実践されると 必ず成果につながるのです!!!



小1の孫との学習で・・・

きょうは孫との学習4回目でした。

孫との勉強では 私が「子どもの意欲、決断」について学んでいます。

自分が教師をしていた時は じっくり一人一人の子どもを見ている時間はありませんでした。
母親としては 指示・命令型でしたから 「子どもの選択、決意」を全く考えていませんでした。

孫には「彼が自分で選択、決める」ということを 私が頭に置いて問いかけています。

私:何からやりたい?
孫:う~ん、何にしようかな~。お絵かき算数。(テキスト:糸山メソッド 絵で解く算数)
私:じゃあお絵かきからね。

私が一文ずつ読んで 孫が絵に描いていきます。
きょうはダンゴムシの問題でした。

「ダンゴムシさんたちが 3列に並んでいます。
1列目は7匹、2列目は8匹、3列目は6匹です。
では それぞれの列で、前から3番目と後ろから6番目の間にいるダンゴムシさんの数を合わせると、みんなで何匹になるでしょう。」

孫は「それぞれ」の意味が分からなかったので簡単に説明しました。

問題文を全部一度に読んでしまうと難しく感じますが 1文ずつ絵にしていくと簡単にできました。
答えを出してから 式を書いてにっこり!

漢字では 自分の名前の漢字の一部にある「月」の練習をしました。

1画目が長く、2画目が短くアンバランスでした。

私:この字(テキスト:下村式 漢字学習ノート)の月と比べると どう?
孫:こっちが長くて こっちが短い。
私:じゃあどうすれば良い?
孫:自分で手本を見ながら書き直しました。

太めに書いてしまったり、長さがアンバランスになると 何度も自分で書き直していました。
手本と同じように書けると満足気な表情です。
彼が自分でバランス良く書けた字に花丸をつけました。

きょうは 約束の時間にかなり遅れて来ました。

私:今度は時間になったらママに言ってね。
孫:うん、じゃあ、メモする。
  「どようびは ばすーのうちでべんきょうおする。7:30にままにいう。」
 (ばすー、は夫の名前ヴァスーのことです。)

彼のメモは 私の想定外でした。

私:この「お」を今度見直そうね。
  と 「お」の字を私が四角で囲みました。すると

孫:間違った。学校で習った。
  と言いながら 自分で 「お」に×をつけ「を」と書きました。

間違うことをおそれないように 否定的な言葉かけをしないこと、
自分で学習に取り組むことを意識するために、
まちがいは彼が自分で訂正することを意識しています。

2014年7月17日木曜日

鬼から電話

「鬼から電話」というアプリがあるそうです。

この対応について意見を求められて初めて知りました。

クライエントの方に伺ってみました。
「絶対トラウマになりますよ!!!」
とおっしゃいました。

開発者の方に
「鬼に代わる方法のアプリの作成を提案したい」
とメールしました。
関心を持って頂けると良いのですが・・・。

2014年7月12日土曜日

お勉強会、楽しかった!

孫の土曜日早朝学習3回目でした。

息子の奥さんからメールがありました。
「お勉強会、たのしかった!と言っていました。」
と。

嫁、姑という言葉は好きではないのです。
英語では daughter-in-law,mother-in-law です。
義理の娘、義理の母・・・この方がしっくりきます。

きょうの勉強で気付いたことがありました。
答えを書いた後、自信が無い時、ちらっと私の顔を見るのです。

「まちがってもいいんだよ!」
と何回か伝えました。

「絵で解く算数」
の問題の解答をする時、

「5まいおおい」
と書くところを
「5まいおうい」
と書いていました。

「おの段」をのばす時「おお」と書く例外を見せて 自分で間違いに気づいてもらいました。

おおかみは こおりこおったとおりをとおる。
とおくに、おおおきこおろぎおおい
とおのほのおで ほおずきのような まっかなほお
(麦の芽出版 たのしい国語1年生 から)

孫は自分でまちがいを訂正した後、
「このコピー欲しい!」
と!!!

学習の場面で肯定的に、勇気づけで接していくとどのように育っていくのか・・・

数年後、10年後が楽しみです。

(私自身の子どもには 長男、中2まで二男、小4までかなり勇気くじきをしました・・・。)

2014年7月10日木曜日

家族は回復への大きな環境要因

EMDRセラピーでは トラウマ治療に取り掛かる前に
「安全な場所」
のイメージの植え付け(インストール)を行います。

実際に行ったことがある場所でも 写真で見た場所でも あるいは自分が家の窓から見ていた風景でも安全な場所になります。

それを思い起こすと 心が安らぎ、ほっとできるというイメージです。

家庭がそのように安全な場所というイメージを持てないというクライエントの方の場合、
ご家族が「勇気づけの対応」を学ばれると 早い回復への大きな力になります。

自分を見守ってくれるお母さんがいる、お父さんがいる・・・と思えることが
実際の「安全な場所」になるのです。

子どもは 親の気持ち、行動に敏感です。

お母さんがそれまでの対応が良い結果を生んでいないことに気付かれ、
対応を変えられると お子さんに変化が起きる例は限りなくあります。

子ども時代に傷ついた方々の治療をさせて頂けば頂くほど
「勇気づけの対応」の大切さを実感しています。

2014年7月6日日曜日

おもしろい!!!

昨日も孫(小1)と45分勉強しました。

(息子夫婦からの依頼です。)

先週1回目に行った主なものは次のとおりでした。 
①身体を動かす。(スリーインワン や ブレインジム の一部)
②「どんぐり倶楽部」のお絵かきで算数の文章題を解く
③回答を自分で穴をあけてファイルする

2回目は①~③は 既に行ったので楽にできました。
③の穴をあける場面では 紙を正確に差し込めても ハンドルに手を動かす時に紙がずれやすいことが分かりました。

ここでは
「紙を押さえるの、手伝おうか?」
と 援助を申し出ました。
※穴をあけるのは 彼の課題。援助を申し出て受け入れられたら 共同の課題、を意識しました。

昨日のハイライトは 絵から立式する場面でした。
「カタツムリが 公園に5匹います。一匹が2枚ずつ葉っぱを拾うと 全部で何枚になりますか?」

絵では 一匹に2枚ずつ、が描けていましたが 彼の答えは
5+5=10
でした。

「このカタツムリ、何枚持ってる?じゃあ、これは?」
と問うと すぐに
2+2+2+2+2=10
と書けました。

「さっきの 5の数は この式の中にかくれているよ!カタツムリ5匹だものね?!」
と言うと 2の数を数え5つあることに気付くと 最高の笑顔を見せてくれました。

「おもしろい!」
と・・・。

「自分の名前を漢字で書きたい。」
という彼の希望に応えて 1字だけ練習しました。

満足そう表情を見て、意欲に応じることの大切さを実感しました。

「適切な部分に注目する」
に徹して実践しています。

2014年7月4日金曜日

買い物に行けました!

カウンセリングの始めに 変化を報告して下さいます。

「買い物に行けました。自然に行けました。行けた自分に自信を持ちました。」
と笑顔で!

この方は幼稚園から中学までいじめられた経験を数えきれないほどお持ちです。

いじめは 縦型社会の病理です。

よくあるのが 兄、姉による妹、弟への暴言、暴力です。

学校でも成績、品行、部活を始めとして上下関係があります。
指導する教師集団にもあります。

社会では男性優位。

アルフレッド・アドラー博士は
「民主主義が精神病理を防ぐ」
と言いました。

クライエントの多くの方が いじめを経験しておられます。

いじめをなくするには 
「人としての価値は対等である」
と日本社会の構成員、ひとりひとりの認識が必要だと思います。


2014年7月3日木曜日

勇気をくじかれるとは・・・

6月2日、練馬区立保育園に 保育士の方々の研修に伺いました。

昨年行った別の保育園での報告書を見て 招いて下さったそうです。

「勇気をくじかれる、とはどういうことを言うのですか?」
とご質問頂きました。

そう言えば 当たり前のように使っていました。

私がEMDRセラピーの中で伺った幼児期の記憶でどこにもありがちな例でお答えしました。

・両親のケンカを見た
・叱られて 外に出された
・習い事で叱られた
・幼稚園で、食べられない野菜があり、部屋に残された
・兄が叱られているのを見た

どのような内容でも 悲しい、ショック、辛いという否定的な感情が残っている記憶であれば
「勇気をくじかれた体験」と言えます。

どのような病名の方でも 成育歴を伺うと 何らかの否定的な記憶を持っておられます。

EMDRセラピーでクライエントの方の回復を援助させて頂けば頂くほど 「勇気づけ対応」の大切さを実感しています。

ご質問下さり、ありがとうございました。




イライラが激減

きょうは 幼稚園児、小学生低学年のお子さんをお持ちの方々とのセミナー、10章でした。
1章を行ったのは ちょうど1年前です。

その時のことを栗田さん(仮名)がおっしゃいました。
「1章は 私にとって衝撃的なのです。1章を受けた後、イライラが激減したのです。」

どの程度か伺いました。
「1章を受ける前は イライラはピークでした。」

稲見さん(仮名)が
「私、覚えてる。ロールプレイの相手が 栗田さんだったんです。今とは全然違って ピリピリしてた感じを受けたんです。今は 大らかな雰囲気で笑顔がステキなんだけれど・・・。」

どの程度か数字で伺いました。
「あの頃はイライラが10あったとすると  今は2~3、位ですね。子どもに対して手をあげることもなくなったし、本当に変わった、と思います。」

それぞれの方の「今抱えている課題」への対応を 参加者の皆さんに考えてもらいました。
皆さん、提案をすんなりと出してくださり、実践されていることの成果を共有できました。

9月終わりか10月初めに 改めて平日コースを1章から始めたいと思っています。

2014年7月1日火曜日

ママ友トラブル

6月30日のNHKの「あさイチ」でママ友トラブルを扱っていました。

職場、学校、習い事など どこにでもある「いじめ」がママ友の世界にもある、という話です。

縦型社会では 下にいる存在の人が ストレスを解消するために
何らかの理由でその下だと思える人にいじめをするという構造があると思います。

「いじめ」をするその人自身も「勇気をくじかれている人」ということです。

課題の分離ができれば いじめへの対処はそれほど難しくないのでは・・・と思います。

2014年6月30日月曜日

三角計算

4年ほど前、「三角計算」という 掛け算九九の練習をする方法に出会いました。

当時勉強を見ていた小学生の参考資料を探していました。

昔むかし、教師をしていた頃は 百マス計算を使っていました。
三角計算を知って 使ったところ、子どもへの負担が少ないことが分かりました。

算数に苦手意識のあるお子さんの保護者の方に三角計算についてお伝えしたいと思いました。
三角計算のドリルをネットで探したところ、三角計算を提唱された糸山泰造氏の「絵で解く算数」に行き着きました。

お子さんに一問文章題を絵で解いてもらいました。
かたつむりが登場する文章題でした。
優しい表情のかたつむりを 迷うことなく描いてくれました!

三角計算から「絵で解く算数」にたどりつけて 新たな手法を学びました。

※「どんぐり倶楽部の公式ホームページ」で検索できます。

2014年6月27日金曜日

グループ発足

発達障害のお子さんをお持ちの保護者の方から ご連絡を頂きました。

都内での「勇気づけの親子関係実践セミナー」に参加して下さった方です。

保護者同士、そして支援級の先生と話し合う必要性を感じておられました。

準備をされている段階でのメールをご紹介しています。

頂いたメールはグループを発足され、1回目の会を開催された、という内容でした。

どのような会でも賛同者を得て発足するには とても勇気がいります。
「勇気づけ」を実践される中で ご自身にも勇気を取り戻されていかれたのだと思います。

とても嬉しく拝見しました。

2014年6月26日木曜日

薬物、アルコール&セクハラ発言

アドラー心理大学院で「依存症」について学びました。

薬物はストレスから
アルコールは 寂しさから

と教授の説明がありました。

池袋の脱法ハーブを吸引しての事故、
亡くなったご家族や身近な方々、
怪我をされた方々の今後の苦しみははかりしれません。

非民主的でストレスがかかる日本の社会が
根底から変わっていかない限り
脱法ハーブも議員によるセクハラ発言もなくならないと思います。
セクハラ発言は日本社会の人権の現状を示した氷山の一角。

カナダ人の友人が
「日本の友人たちは 皆とても良い人だけれど
日本社会はストレスが多く、女性が人権を認められていないと感じる。
あなたはどう思うのか?」
と1週間ほど前に問いかけてきたばかりでした。

私は
「日本は人権という点で 後進国だと思う。ただ時代は少しずつ変化していると思う。
楽天的に アドラー心理学を実践していくことが 私のできること。」
と答えました。
(政治家によるセクハラ発言はその後カナダでもありました。)

議員のセクハラ発言で 日本の社会が世界に知られたことは
変化を加速させる働きをするのではないか、と肯定的に捉えられます。

薬物、アルコール依存の問題とセクハラ発言の根源は同じだと思えます。






2014年6月25日水曜日

受け止める

「あ~、それなら出来るかもしれません。楽な気がします!」

どなたからもこの言葉が返ってくることに 最近気づきました。

「自分の課題でなければ 受け入れる必要はないのです。受け止めておくだけで良いのです。」
とお伝えした時です。

「自分の中に そういう考えはありませんでした。受け入れなければいけない、と思っていました。」
とおっしゃる方も多くおられます。


自分が行動していれば 自分の課題です。
決意した、とは気がついていなくても 気がつかないで決意しているのです。

「今、この子は苦しいんだなぁ。」
と 受け止めるだけで良いのです。

子どもに出来ることは
「出来る範囲で 出来る限りの援助」
だけです。

それも 子どもから頼まれた時、あるいは援助を申し出て 受け入れられた時だけです。

子ども以外の他者にも同じです。








2014年6月24日火曜日

相手の課題を引き受けない

私たち日本人は 相手が何かを言うとそれを受け入れてしまいがちです。

後から不愉快に思ったり理不尽だと感じたりすることも多々あります。

これは相手の課題を自分の課題にしてしまうことからきています。

A:何だか機嫌が悪い

私:私、何かしたかな~と思う。
  「ねぇ、私何か悪いことした?」

A:「別に!」

この「A」には 友人、家族、どのような人も当てはめることができます。

Aが機嫌が悪いのは Aの課題です。
気になっているのは 私ですから これは 私の課題です。

「不適切な行動には 注目をしない。声をかけない。」
が原則です。

気にして声をかけた時点で 相手の課題を引き受けてしまったのです。

2014年6月23日月曜日

実践が難しい

「頭では分かっているんです。でも自分の感情を抑えきれません。実践が難しい、と感じます。」
とおっしゃる方は 多くおられます。

人の性格は10才位までにしっかりと出来上がっています。

その性格と性格が関係している行動傾向で 30年、40年、あるいはそれ以上生きて来られたのですから 行動を変える実践は難しいのです。

「子どもには 対応できるようになりましたが 夫には出来ません!」
とおっしゃる方も多くおられます。

お子さんに対して対応できるようになられた、ということは次には配偶者に対しても出来るようになられます。

配偶者に対する時、しばしば
「私の方が正しい。」
という権力闘争に陥っていることがあります。

それに気づかれて 実践が進む方もおられます。

「実践したい、課題を解決したい!」
と思っておられれば 必ずできるようになります。

一緒に頑張りましょう!

2014年6月22日日曜日

勇気づけ

きょうの「勇気づけセミナー」は 3章「勇気づけ」を行いました。

「自分を勇気づける方法を知りたい。」
という質問がありました。

EMDRでは
「今の自分が 子どもの時の自分に何か言ってあげるとしたら どんな言葉をかけることができるとと思いますか?」
と伺うことがあります。

それと重なる提案をして下さった方がありました。

「セミナーの場も 勇気づけの場と考えています。」
とお伝えしたのですが それに対して感想を書いて下さった方がありました。

「勇気づけられる。」
と・・・。

自分を責める言葉をおっしゃる方にお伝えしています。
「皆さん、同じです。一緒に学びましょう!」




2014年6月20日金曜日

アドラー心理学

「アドラー心理学とは何ですか?」
と言う質問に答えて 書きました。

アドラー心理学とは アルフレッド・アドラー博士(18701937)が提唱した心理学です。

アドラー心理学は日本では「個人心理学」と訳されてもいます。

これは フロイトが心理を「イド、自我、超自我」と三要素に分けて分析したのに対して アルフレッド・アドラー博士が「人は総合的に見るもので 分割はできない」として ”individual psychology" と呼んだことに起因しています。
individual には 「個人」という意味もありますが 「分割できない」という意味もあるのです。

また認知行動療法、NLP,ロゴセラピー、交流分析、コーチングなど北米から日本に入ってきている心理に関わる分野の多くに影響を与えています。

アドラー博士は すべての精神病理は「勇気をくじかれていることに起因する」、「精神病理は予防できる」と考えていました。

そして精神病理を予防するために養育者や教師への「勇気づけの対応」の大切さを説きました。
「問題のある子どもがいたら その子を変えようとするのではなく、親や教師が対応の方法を学ぶべきだ。」
と訴えたのです。

また、アルフレッド・アドラー博士の高弟ルドルフ・ドライカース博士は 子どもの不適切な行動の目的を 4つに分類しました。
1.       注目・関心
2.       権力闘争
3.       復讐
4.       無気力
そして この子どもの行動の目的は 対する大人の感情から推測できるとしました。

子どもの行動が 1であれば 大人には「イライラする、不安になる、心配するなど」の感情が起きます。
2.では 「腹立ち、怒りなど」
3.では「傷つき」
4.では「絶望」
です。

そして それに対して 効果的な対応の方法を養育者や教師に伝えました。
1:不適切な行動には声をかけない。適切な行動をした時に声をかける。
2:土俵からおりる。適切な場面で声をかける。
3:復讐しようとしない。
4:自分が絶望から抜けるようにカウンセリングを受ける。

具体的に考えてみましょう。
例えば あなたが教師で、いじめっ子が自分のクラスに居たとします。
初めてのいじめであれば、あなたは イライラしているかもしれません。何回注意してもいじめをしている場合には 腹を立てているかもしれません。

あなたの感情から 子どもの行動の目的を推測してみます。
イライラであれば、注目・関心。
腹立ちであれば 権力闘争になります。

その子への対応として 叱ったり、罰を与えたりはしないのです。
まずはその子を受け止めます。その子の視点で「見る、聴く、感じる」ことをしてみます。するといじめている子の状況が見えてくるでしょう。
まずは 教師は 援助者としていじめている子の信頼を得る必要があります。
就学前であれば 大人に対する敵意が固まっていないので 比較的短い時間で心を開いてくれるかもしれません。
年齢が増すにつれて時間がかかります。
対応するときには
「優しく、揺るがず、いつも同じ態度」
を崩さないことが大切です。

いじめを行っている子に 担任の先生がこの対応を続けると その子は「居場所がある」と思えるようになります。
すると いじめも減っていくことでしょう。

「叱る、責める」対応が減ることで 先生のストレスも減ります。
叱る場面が無いことで クラスの雰囲気も変わります。

私がアドラー心理学に出会ったのは 私自身がかなり重いうつ症状を体験したことに由来します。
アドラー心理学を実践することで うつ症状は改善し、自分の人生を築きなおすことができました。(40代半ばで英語を学び始め、50代で アドラー心理大学院で学びました。)

アドラー心理学とは このように具体的で実用的です。
実践すれば必ず成果を得ることが出来る、人生が変わる心理学です。

2014年6月18日水曜日

バタフライでコーチに拍手を・・・

今日のバタフライでは 息つぎが出来て コーチに拍手を頂きました!
先週は形は出来ても 息つぎができませんでした。

スイミングを始めたのは 2月に見たテレビがきっかけです。

99歳の長岡三重子さんという方が泳いでおられる姿を拝見しました。
そして思い出しました・・・。

いつか25メートル以上続けて泳げるようになりたい・・・
と若い頃に思っていたことを・・・。

初めて50メートル泳いだのは 教員養成所の夏の特訓でした。
若さで泳げたのだと思います。

一度50メートル泳げただけで 以後は25メートルがやっとでした。

近くにスポーツジムがあることを思い出し、入会しました。

二男と同じ年のコーチが
「トーン、トンです。」
と 繰り返し 泳ぐリズムを伝えて下さいます。

同じ説明を 何度聞いても 泳ぐ度に安心感が生まれます。

コーチが繰り返し同じ言葉で伝えて下さることは
私のセラピーの役に立ちました。

バタフライハグのやり方を
繰り返しお伝えすることにしたのです。

「繰り返しお伝えするのは 失礼だ。」
という思い込みがありました。

そういえば どちらも「バタフライ」の言葉がつきました!

2014年6月17日火曜日

愛と誠と創造

新宿区での勇気づけセミナーでのことです。

保護司をされている方と発達障害のお子さんをお持ちの70才前後の方々です。

同じ女学校を卒業された方がお二人居られました。
「学校で長年過ごして来たから 学年は異なってもどこか雰囲気に同じものを感じる。」
と先輩の方がおっしゃいました。

後輩の方が
「愛と誠と創造ですよね。」
と・・・。

お二方ともその三点をお持ちです!

人生の先輩の方々との「勇気づけセミナー」でした。

2014年6月14日土曜日

就職が決まりました!

クライエントの河田さん(仮名)が初めて来られた時におっしゃいました。
「働けるようになるでしょうか?」

「なります!」
と即答した私。

半年ほど前のことです。

河田さんからメールを頂きました。
「前と同じ職種で仕事が決まりました。」

ご自身のトラウマに向き合い、処理をされることを決意されました。

体調を徐々に回復されて行きました。

今回は河田さんにとって難関だった面接も無事に済まされたそうです。
そして「採用通知」!!!

本当にうれしく思いました。

孫の勉強

長男には小1の男の子がいます。
最近息子から
「勉強と英語を見てほしい。」
とメールがきました。

小2の時から勉強を見ているR君が小6になり、あと数か月で終わります。
子どもの勉強を見るのは大好きなので ちょっとさびしく思っていたところでした。

自分の子どもの勉強を見ていたころは「勇気づけの対応」を学んでいなかったので
自分の解決方法を持っている次男には「勇気くじき」の対応を度々しました。
(ごめんね!次男君!)

「勇気づけの対応」をするだけで子どもは基礎学力と意欲を身につけます。
勉強では無く「ゲーム感覚」でやってみたいと思案中です。

2014年6月12日木曜日

塾や学校で・・・

体調が不良で来られた高校生のAさん。

お話を伺うと ご家庭はOK。

以前体調不良になった時は中学の時。
部活で指導の先生から受けた叱責があったと分かりました。

それ以前のを伺うと 幼稚園の年少の頃に行っていた塾で プリントが出来なくて
「何で分からないの?!」
と叱られた体験が出てきました。

記憶は同類の体験が芋づるのようにつながっています。
ですから 伺うと文字通り「芋づる式」に出てきます。

この方の場合も EMDRセラピーで処理をすると 塾での叱られた体験、どうして良いか分からなかった体験が 次々に出てきました。

ご家庭がOKの場合、塾や学校でのトラウマ的体験を処理すれば 体調を回復されるのは時間の問題だと思えます。



2014年6月11日水曜日

米寿の先輩

今日は「房総(ふさ)の会」松戸支部の総会がありました。
房総の会は 退職女教師の会です。

毎月の例会にはほとんど参加したことは無いのですが 総会と暑気払い、新年会は出させて頂くようにしています。

会で一回り、二回りあるいはそれ以上の年齢の諸先輩がお元気に活動されているのを拝見し、エネルギーを頂いています。

きょうは米寿の先輩、喜寿の先輩のお祝いもありました。

頭と体を動かしていることが心身の健康の為に大切だと実感しました!

2014年6月10日火曜日

日本EMDR学会

6月6日から8日まで 神戸で日本EMDR学会とワークショップが行われました。

自己愛性人格障害、境界性人格障害、解離の症状を持つクライエントへのEMDRセラピーの方法をスペインから来られた先生がご自身の事例を通して説明されました。

どの障害も「愛着」、つまり幼い頃の養育者との間に「愛された」体験をクライエントが持っていると感じていたか否かが大きな要因であると・・・。

なんらかの形で勇気をくじかれた体験を持っておられるということですね・・・。

勇気づけの大切さをここでも感じました。

昨日、9日は実家に寄り、父の顔を見てきました。

8月2日に92歳です。
そとの仕事が出来なくなり、家の中だけで過ごすようになっていました。
ヘルパーさんに食事を作り、掃除機をかけて頂いています。
通院は少し離れた家屋に住む兄夫婦に世話をしてもらっています。

母が亡くなってちょうど1年です。
この1年の父の弱り方は 母の他界も大きく影響しているようでした。

「92歳まで健康に過ごさせて頂いていることは 有難いこと。」
と肯定的な側面を合意!できました。

2014年6月3日火曜日

自分が切られる・・・

私自身の6才の時の記憶です。

地域の子ども会の行事で 映画に行きました。
初めて見た映画です。

内容はチャンバラ。

自分が切られるように思い、こわくて仕方がありませんでした。

ここで終わっていたら トラウマになっていた可能性があります。

私が恐がっている様子に気付いた近所の方が
「こわがらんてもええて。本当のことやあらへんで。(恐がらなくても良いよ。本当のことじゃないから。)」
と 笑いながら声をかけて下さいました。

その言葉は半世紀以上を経ても しっかり残っています。

子どもには「安心感」が大切だと改めて思います。

2014年6月1日日曜日

笑顔

笑顔とは程遠い日々を送っていた20年前。

誰かの役に立つことが 私を幸せにするかもしれない・・・と思った瞬間があります。

当時中学生のKさんと英語の学習をしていた時のことです。
Kさんは 自分の疑問が解けると とても素敵な笑顔を見せてくれました。

Kさんの笑顔で 私のうつ症状のどん底の気分が慰められたのです。

アルフレッド・アドラー博士は うつ症状で治療に訪れたクライエントに言ったそうです。
「一日にひとつ、誰かの力になることをしなさい。」

貢献感が人を幸せにする

日常のことで良いのです。
「おはようございます。」
「こんばんは。」
の挨拶で・・・。



2014年5月30日金曜日

夫婦の課題

「子どもとの関係は改善されたのですが・・・夫と・・・」
「誰にも怒らないで接することが出来るのですが 妻には・・・」
「ついイライラしてしまいます。」

勇気づけセミナーの1章「不適切な行動の目的」では

・自分の感情に気づく
・相手の行動の目的を推測する

ことを学びます。

2章は「誰の課題?」です。
夫婦で話し合って課題に取り組めない場合は 自分だけでも実践できます。

「適切な行動に声をかける」
が その一歩になります。

「そういえば、妻にたいして言葉かけが少ないかも、いやほとんどないかも・・・」
・・・日本人夫には多いパターンです。

ここに 夫婦の課題をプラスの方向へ持っていくヒントがあります。

夫に対しても同じです。

自分が分かって欲しい、と思う前に
相手を理解するところから始めます・・・。

2014年5月28日水曜日

家族に忍び寄る!脱法ドラッグ

きょうのNHKの「あさイチ」のテーマは「家族に忍び寄る!脱法ドラッグ」でした。

思春期までは リーダー的な存在だった青年が思春期に友達から誘われたことがきっかけで
脱法ドラッグから抜け出せなくなった「再現」ドラマが流れました。

NHKのサイトにも載っていますが 相談窓口が紹介されていました。

厚生労働省「あやしいヤクブツ連絡ネット」 03-5542-1865

各都道府県「精神保健福祉センター」

子どもたちが脱法ドラッグに出会う前に このような番組を子どもと見ること、
あるいは情報を提示したり 家族で話し合うことが必要だと思います。

好奇心から入る場合、友人に誘われて・・・
という場面に出会ったときに 危険なものであるという情報を持っていることが
ブレーキになる場合もあるからです。

また治療、回復のためには
「家族の支え、理解が大切」
と薬物治療をされている精神科医のお話がありました。

どのような場合にも「家族の支え、理解」は 安心できる居場所として重要なのですね。

2014年5月27日火曜日

ブラックシープ・・・

アドラー心理学で 「中間子(きょうだいの中で真ん中の子)は ブラックシープになりやすい。」
と言います。

ある方がおっしゃいました。

「小3のころ書いた詩を思い出しました。」

「兄には母のひざがある。
 妹には父のひざがある。
 私にはひざがない。」

その方はブラックシープにはなられませんでした。

悲しいことがあるといつも山を見ておられたそうです。
自然、山が その方にとって「ひざ」の役割を果たしたのかもしれません・・・。

 

2014年5月25日日曜日

誰の課題?

きょう、日曜日の「勇気づけの親子関係実践セミナー」は
2章、「誰の課題?」を行いました。

心配、イライラ、不安、腹立ちなどは
・・・自分の課題・・・です。

親の責任は 子どもの課題を取って代わることではなく、
子どもが 自分で自分の課題解決に向かうことが出来る態度を育てることです。

他者のせいにせず、
自分の行動は 自分が決意した・・・と思うことができる人に。

小1のお子さんを持っておられる若いお母さんの実践です。
「学校へなかなか出かけようとしなかったのです。毎日声をかけていたのですが 変化がありませんでした。言い方を変えてみました。」

「お母さん、手が離せなくて時計見れないから 何時か見て!と頼んだのです。すると 出かける時間だ、とハッと気づいたようでした。それ以後は そのように声をかけると自分ででかけるようになりました。」

お母さんが お子さんに協力を依頼されたのですね!!!

お子さんは お母さんの役にも立ち、自分も時間に気づく!!!

お母さんのアイデアに感動しました。

2014年5月24日土曜日

少年犯罪の厳罰化

2014年5月24日(土)朝のNHKニュースで 少年犯罪が増えていることから
厳罰化が必要とされているとありました。

いじめ、自殺、うつ病、どれも対策は検討されます。

「予防」が話題にならないのは どうしてでしょうか?

犯罪は 加害者もそこに至るまでの背景があります。

犯罪を増やさないためには 「安心できる居場所」が 家庭、学校をはじめとする社会に必要です。

たとえば学校でのいじめでは 学校という場所で 誰もが安全で安心できれば減少するはずです。
学校全体が安全・安心な場所でない場合、
一つのクラスを安全・安心できる場所にすることは可能です。

一つのクラスで 協力を学んだ児童、生徒の何人かは
次のクラスが安全・安心でないとしても
前の学年で学んだ協力を生かすことが出来ます。

いじめは
児童、生徒が 教師から
「勇気づけの対応=人としての価値は同じである」
という接し方をしてもらうことで 必ず減少します。

アルフレッド・アドラー博士は
「すべての精神病理は 勇気をくじかれていることに起因する」
として 親、教師に
「勇気づけの対応」の大切さを説きました。

厳罰化だけでは真の解決にはならないのです。

2014年5月22日木曜日

ミルフィーユ

私は トラウマを ミルフィーユに例えてお話ししています。

日常の叱責をミルフィーユの一番下の層とすると それが度重なるごとに 層が重なっていくのです。お母さんからの叱責、学校でのいじめ、テレビで見たこわいできごとなどなど 何が記憶に蓄えられていくかは 誰にも分りません。

層が重なっていくと 製品としてミルフィーユになり、その時には 様々な症状を呈するようになるのです。

きょうは 幼稚園のお母さん方との「勇気づけセミナー」でした。

あるお母さんが
「今、息子の中に出来上がった層を一枚一枚はがしている状態です。」
とおっしゃいました。

すると続いて
「私は 層を積まないようにしているところ!」
と・・・。

このような言葉は 本当に真剣に実践されているからこそ出てくるものです!

実践を通して アルフレッド・アドラー博士の言葉
「勇気づけの対応は 将来の精神病理を予防する」
を実感しているとおっしゃって下さいました。

アドラー心理大学院でカウンセリング心理学を学んだことが どなたかの役に立っていることを
本当に幸せに感じるひとときです。

「ありがとうございます。」
とお伝えしました。

トラウマとEMDR

「EMDRがトラウマに効果があるって どういうこと?」
と 知り合いから問われました。

申し訳ありませんが 続きはこちらで読んで頂けますでしょうか?




2014年5月21日水曜日

調息

20年ほど前 太極拳を少し習いました。

最近再び始めたのですが 先日は「調身、調息、長心」について説明されました。
インドのヨガ、中国の太極拳も共通してこの三点のコントロールを目指しているとのことでした。

EMDRセラピーの中でも両極性刺激の後、深呼吸をします。

回を追うごとに 呼吸が浅かった方が しっかりとゆっくり深い呼吸ができてきたことに気付くことがあります。
クライエントの方の表情もリラックスされているように見受けられます。

「調息」について調べていると 「自律神経を調整するリラックス法」に行きつきました。

1932年にドイツのシュルツ博士が発表されたものだそうです。

九州大学病院心療内科のサイトの サイトマップに「自律訓練法」として載っています。



2014年5月20日火曜日

がんばれ!!!

「がんばれ!」
という言葉を うつ症状の方に言ってはいけないということは 知られてきていると思います。

昔、息子が
「お母さん、この作文、面白いよ。」
と見せてくれた高校の卒業文集を思い出します。
タイトルは「マラソン」でした。

「がんばれ、と言って下さるのは ありがたいのですが もう十分がんばっているのです。」

マラソンは好きではない、二度と走らないと思う、ともありました。


看護師さんに聞いた患者さんの言葉もあります。

「これまでがんばって来た。もうこれ以上がんばれない!」


十分がんばっておられる方が 自分を肯定できない・・・。
記憶の中に
「がんばれ!」
と言われて 
「どこまで頑張っていいのか分からない。」
とありました。

「勇気づけ」の観点から見ると 「がんばれ!」ということばをもらっても
分かってもらえたと感じられないのです。

ですから意欲的になれない、
むしろ時としては勇気をくじかれてしまうのですね。

2014年5月18日日曜日

自分で決めた!

さみだれ登校だった小学生のA君に会いました。

「4月以降、休んだのは1日だけです。」とお母さん。

「新学期になったら月~金まで全部行く、って自分で決めたの。だから行く。」
とA君。

保護者の方が「自分で決める」という援助をすることは 忍耐がいります。
親として、自分の不安と向き合うことにもなります。

揺るがずに一貫性を持って接して頂くと 必ず成果につながります。

お母さんが安定した気持ちで接して頂くことが何よりも子どもさんに 安心感を与えます。

将来についてもどうしたいかをちゃんと考えているA君でした。

「敬語が使えるようになったのを見て嬉しく思いました!」
とお母さん。

「自分で決めた!」
ときっぱりと言うA君に成長を実感しました。

長男の記憶

長男が中2まで 私は(典型的な伝統的)教育ママでした。

①子どもの為によかれ、と思って計画を立て、実行する
②親が正しい、と思い指示・命令をする


長男は今30代前半です。
彼が小1の時、地域のサッカーに入っていたことがありました。
運動な苦手な彼に 少しでも慣れてほしい、という気持ちでした。
日曜日の午後が練習日でした。

「楽しい週末の最後に 何で好きでもないサッカーに行かなきゃいけないか分からなかった。
興味があった訳でもないし、ルールを知っていたわけでもない。苦痛でしかなかった。」
と しっかり記憶にありました。

彼は言葉に出して
「行きたくない。」
「嫌だ。」
とは言わなかったので しばらく続けていました。
長男の記憶では 数か月だそうです。

何か気乗りのしなさそうな長男の様子から
「サッカー、止める?」
と問うと 嬉しそうに
「うん!」
と返事をしたことを覚えています。

気乗りのしない、という様子だったのですが
20年以上経てしっかり
「強制させられた記憶」
として残っていました。

ごめんね!
あの頃、勇気づけの対応を知らなかったから・・・。

彼は今、寝たきり老人になりたくないから・・・
と運動をしているとのこと。

私も同じですが 40歳になってから始めました。