2014年5月24日土曜日

少年犯罪の厳罰化

2014年5月24日(土)朝のNHKニュースで 少年犯罪が増えていることから
厳罰化が必要とされているとありました。

いじめ、自殺、うつ病、どれも対策は検討されます。

「予防」が話題にならないのは どうしてでしょうか?

犯罪は 加害者もそこに至るまでの背景があります。

犯罪を増やさないためには 「安心できる居場所」が 家庭、学校をはじめとする社会に必要です。

たとえば学校でのいじめでは 学校という場所で 誰もが安全で安心できれば減少するはずです。
学校全体が安全・安心な場所でない場合、
一つのクラスを安全・安心できる場所にすることは可能です。

一つのクラスで 協力を学んだ児童、生徒の何人かは
次のクラスが安全・安心でないとしても
前の学年で学んだ協力を生かすことが出来ます。

いじめは
児童、生徒が 教師から
「勇気づけの対応=人としての価値は同じである」
という接し方をしてもらうことで 必ず減少します。

アルフレッド・アドラー博士は
「すべての精神病理は 勇気をくじかれていることに起因する」
として 親、教師に
「勇気づけの対応」の大切さを説きました。

厳罰化だけでは真の解決にはならないのです。