2012年9月30日日曜日

EMDRセラピーを受けて

クライエントの方に 「マイベストプロ千葉」に EMDRを受けた感想を書いて頂けないか、とお願いしてあったのですが 「マイベストプロ千葉」オープンの9月30日に送って下さいました。

EMDRセラピーを受けて ← クリックして頂くとその文に飛びます。

一番最後に 福田への感謝の言葉があったのですが割愛させて頂きました。
それ以外は クライエントの方の文章をそのまま載せました。

いつも明るい笑顔で来られるので 私が知らないことも書かれていました。

私が学んだことが どなたかの幸せのお手伝いをさせて頂けることが 私の幸せにつながっています。

この方もおっしゃっていますが「勇気づけの実践」とEMDRセラピーは とても効果があると思います。




2012年9月28日金曜日

自分の感情が分かりませんでした・・・

昨年6月から実践セミナーを受けて下さっておられる方Aさんのお話を聞く機会がありました。

1章では「自分の感情に気づく」ことから始めます。
自分の感情から 相手の行動の目的が推測できる、というアドラーの高弟ルドルフ・ドライカース博士の理論です。

自分がイライラした時は 相手の行動の目的は「注目・関心」
自分が腹が立った時は 相手の行動の目的は「権力闘争」

これは 子どもとの関係ばかりでなく、あらゆる関係に言えます。

それに気づいたら 効果的な対応方法を試します。

Aさんは
「セミナーを受け始めた時は 自分の感情がわからなかった。」
とおっしゃいました。

私はAさんの言葉を聞いて 文字通り「衝撃」を受けました。

自分がうつ状態だったころのことが思い浮かびました。

判断力を無くしていました。
自分を無価値だと思い込んでいました。
真っ暗なトンネルの中にいるような気持ちでした。

Aさんとは状況が異なりましたが 「感情が分からなかった。」という状態は真っ暗なトンネルに近いものかも知れない、とふと思ったのです。

セミナーを世話して下さっている方が セミナー後の感想に
「皆さんが楽しそうに意見交換をされている様子を とてもうれしく思います。」
と書いて下さいました。

私も皆さんと体験を共有させて頂き、とても有難いと思っています。

2012年9月27日木曜日

変われる、と確信しました!

「EMDRセラピーを1回受けた時に これを続ければ 変われる、と確信しました。」
と クライエントの方がおっしゃいました。

「母のようになりたくない、娘を 私のように苦しませたくない。」
という強い思いがあったそうです。

EMDRセラピーで不快な記憶、トラウマ的な記憶が過去のものになっても
お子さんとの関わりには 効果的な対応の知識が必要になります。

何回セラピーを行った後だったか記憶にありませんが
「勇気づけセミナー」をお勧めしました。

「受けます。」
と返事をされたものの 出かける前はとても気のりがしなかったそうです。
でも これも1回だけだったそうです。

「学んだ対応をすると 娘の態度に変化が生れるので 迷いなく出来ました。もう今は何をするにも迷いはありません。」

「EMDRで扱った記憶は ほとんど忘れています。とても楽になりました。もっと若い時にEMDRを受けていたら 人生が変っていただろうと思います。」
とおっしゃいました。

「平均寿命から言ったら まだ半世紀ありますよ!」
と 笑いで終了!!!でした。

2012年9月26日水曜日

9月26日 NHKのアサイチで・・・

友人から電話が入りました。
「アサイチで夫婦の問題を扱っている。」
と。

勇気づけセミナーでお伝えしていることと 解説された方と同じ内容のものがありました。

「変えられるのは 自分と今」です。

勇気づけセミナーでは
「過去と他者は変えられない。」
という言葉でお伝えしています。

異なるものもありました。
「考え方を変える必要がある。」です。

「勇気づけセミナー」では 
「考え方を変える必要はない。」とお伝えしています。

変えるのは対応の方法、「自分が発する言葉」だけです。

「自分と向き合う。」
というのも 難しいように感じます。

「勇気づけセミナー」では 
「自分の感情に気づく」
「相手の行動の目的」を推測する」
「効果的な対応を試みる」
です。

松戸と練馬で10月、1章から始めます。

2012年9月25日火曜日

Sさんとのメール

Sさんから頂いたメールに Sさんが佐藤光政さんに 私のことを話された、とありました。
Sさんと佐藤光政さんは 10代の頃に同じ合唱団におられたのだそうです。

チャンスが有ったので、松戸市の助成事業で1票差で2位になったことや、講座の先生振りを光政氏にお話出来ました。 感心して居ましたよ。
福田さんのことは、ファックスなどでお知らせはして有りますが… 

ヴォラーレの前日も大きなステージをこなしたり、今度のヴォラーレも3ツも行事を 抱えています。
体大丈夫かと… 我らがこき使っているのですが…

演奏家として生きていきたいのに、頼まれコーラス、知ってるだけでも3ツありま
す。
心配です。
私は、これから、バーヤに出ます。      

取り急ぎ…  佳い日を…


福田からSさんへの返信です。

え~っ、光政先生にですか???
恥ずかしいです!!!

光政先生に出会わせて下さったSさん・・・
めぐり合いって 不思議ですね。
Vasuは「勇気づけ」を2000年以来実践しているので
"インド料理教室 IN ENGLISH"は 大丈夫だと思います。

松戸のお友だちには グループで料理教室を行う時に宣伝して下さいますか?
持ち帰りあり、少人数で行います。

息子がベースを習ったチャーリー・ヘイデン氏は 演奏家としてだけ活動していた時に
ワークショップを頼まれて 教えることの楽しさに気づいたそうです。
そして カルアーツ芸大にジャズ科を作ったそうです。
チャーリー・ヘイデンは政治活動も行っていたので 息子の必須課目に 政治学まであったそうです。

光政先生にとって 40年のコーラス部は育て上げた40才の子どものような存在なのではないでしょうか。
 ヴォラーレで大槻先生の生徒さん達を教えるということは これも特別な思いがおありだと 推測します・・・。

光政先生は プラスのエネルギーの塊なので 大丈夫ではないでしょうか???

還暦を過ぎての 良い出会いに 感謝しています。

ありがとうございます。
バーバのお役目、お身体お大事に。

今風に言うと・・・真逆の対応・・・



セミナーを10章まで受けられて 今、2回めを受けられている方の手記です。


私は今まで子ども達に 朝起きてから夜寝るまで
「宿題したの?」
「顔を洗いなさい。」
「早くご飯食べて。」
「どうして何べん行っても分からないの?」
と指示や命令を繰り返し、自分も子どもに振り回され 疲れ果てていました。子どもは部屋にこもり、私を避けるようになったのは言うまでもありません。
そんな矢先、息子は不登校になったのです。
・朝は起こさない
・ゲームをしていても 口を出さない。
勇気づけ講座は目からウロコの連続でした。全て私がやっていたことと正反対の対応だったからです。
そして極めつけはロールプレイです。受講生同士で母親役、子ども役を演じることで 常日頃自分が何気なく口にしている言葉が これほど子どもにやる気を無くさせると知り、がく然としました。

また、頻繁に受講生同士の問題を共有し、意見交換出来たことも貴重な体験でした。
教室はいつも笑いとあたたかさにあふれ、まさに私自身が勇気づけられました。

現在、子ども達はじぶんのことは自分で決め、自分の責任において行動しています。朝、何回起こしても起きなかったことがウソの様です。福田先生の話によく出て来た「静かな朝」が本当に訪れたのです。

長年やってきた事や考え方はそうそうは変えられず、まだまだ迷い、悩み、葛藤の日々ですが 確実に子ども達は笑顔を取り戻し、ありのままの自分を出せるように変化してきています。

子どもも大人もそしてあらゆる人間関係をしあわせにする この勇気づけ講座。
是非とも一日も早く 多くの方に受けて頂きたいと、切に願っています。

2012年9月22日土曜日

勇気づけ・・・思いがけないところで・・・

9月の平日コースに男性(40代前半)がお一人参加して下さいました。

その方は私のプロフィールをご覧になって 私が50才目前に留学したことを知って
勇気づけられた、とおっしゃいました。

「私が英語の勉強を始めたのは40代後半になってからです。」
とお伝えすると ニコニコ笑っておられました。

モントリオールで実習のクライエントになって下さった20代後半の男性が
「僕はもう年ですから これから大学と思うと抵抗があります。」
とおっしゃった時も 私の年齢をお伝えしました。
彼は その後大学に行かれました。

英語の先生になるコースを取るかどうか自信が無い、とおっしゃっていた方も
今は日本に帰国して 英語の先生になられています。

自分が決意しさえすれば 遅すぎるということは全くありません。

実際、アドラー心理大学院では60代、70代の方々も学んでおられました。

私の留学した年齢が 他の方への勇気づけになる・・・
うれしい・・・です。

2012年9月21日金曜日

変身・・・

セミナーに参加された方やクライエントの方から ご自身で変化に気づかれた、と伺うのは とてもうれしいことです。

「いままでの私は ママ友のランチに誘われた時には いつも親しくしている人が行くかどうかを確かめてから返事をしていました。でも 先日、子どもが学校で一緒のお母さんに“みんなでランチをしましょう。”と誘われた時に、その場で“行きます。”と返事をしたのです。自分で変ったことに気づきました。」

「前は 参加を決めたら決めたで 行く前の日からいろいろなことが気になっていたのです。でも もう今は全く気になりません。」

・・・
「ご自身の言葉で変化について書いて頂けませんか?」
とお願いすると 快く引き受けて下さいました。

私が学んだことが どなたかの役にたてる・・・

アドラー心理学で
「貢献感が 人を幸せにする」
と学びました。

本当にそうだと 実感しています。

苦しみや悲しみを共有し、そしてそれらを過去のものにしていく・・・。

「変った、と自分で思いました!」
とおっしゃったAさん。
7ヶ月前のご自身とは 全く違います。

別れ際に笑顔でおっしゃいました。
「今度のセミナーもあれ位(16人)来られますか?色々な話が出て、面白かったから!」

やはり、別人のように「変身」されています!!!
 

2012年9月20日木曜日

マイベストプロ 千葉

私のサイトを見て 色々なサイトから
「このサイトで宣伝活動をしませんか?」
というお誘いが来ます。

始めの頃は意味がよく分かっていなくて 契約したこともありました。

この「マイベストプロ千葉」は 私のサイトを見て下さって連絡を頂いた点では同じですが
「説明の為に 会いたい。」
と おっしゃったことがまず 他のメールのやり取りだけの契約とは異なっていました。

トップページは プロのライターの方の取材を受けました。

朝日新聞の系列、ということも安心材料になりました。

「勇気づけセミナー」のお知らせをし易くなるように思います。

http://mbp-chiba.com/kosodatecafe/detail/

「この写真、10年位前のとちゃう?」
と関西の友人に言われましたが 2年前です。

http://profile.allabout.co.jp/pf/ikuko-kosodate/
オールアバウトに出す時にプロの方に撮って頂きました。

「写真屋さんの腕が良かったのよ!」
と答えました!

セミナーへ来られている方に送ったメール・・・

お子さんのことで悩んでおられるというメールを頂きました。
返事を次のように書きました。

始めのうちは とても忍耐がいるかも知れません・・・。

黙って見守りつづけ、
頼まれたら、「出来る範囲で 出来る限り」の援助をします。

本当に黙って見守っていてくれるのだ・・・
何を話しても 批判、解説、アドバイスはされないのだ・・・
自分が頼まない限り・・・

と、お子さんに伝わるまで 実践し続けると 娘さんが話されるようになります。

先日のセミナーで Aさんが 娘さんが初めて愚痴を言ってきた、
と言われていました。
Aさんが実践を始められたのは 昨年の6月です。

前にもお伝えしたかもしれませんが お母さんが今実践されていることは 娘さんのこれからの人生を変えることになります。
見えないけれど 大きな力です!!!

一緒に頑張りましょう!!!

参加者の方から 再びメールがきました。
お子さんを 信じきれない自分がある、とありました。
次のように お返事しました。


アドラー心理学では 仮に子どもが嘘をついても 信じたふりをしましょうと提案しています。
嘘を追及すると 子ども、あるいは相手が意固地になります。
関係も悪くなります。
しかし 信じたふりをすると 子どもはうそをついたことを知っているわけですから 自責の念が生れます。関係は 悪くなりません。

以前、「母ちゃん」という 布川事件の桜井さんが書かれた詩を添付でお送りしたことがあるように思うのですが・・・。
添付します。
このお母さんが殺人犯の罪を着せられた息子に「信じているよ!」というメッセージを無言で送り、息子の桜井さんも それを受け止めておられます。

ひたすら信じて待ってあげてくださいませんか・・・。

コンサートに行かれるエネルギーがあることは プラスだと思います。

お母さんにとっても初めての体験で 戸惑われたり、苦しんだりされていることと思います。

いっしょにお子さんを支えていきましょう。



2012年9月19日水曜日

EMDR:その後のタバコ 

息子とスカイプで話す機会がありました。

息子はロサンゼルスへ行くために荷物をまとめていました。

私:「その後、タバコどう?」

息子:「うん、減ったままだよ。一日2本、日によって変動はあるけれど EMDRの前よりはずっと減ったよ。」

私:「扱った場面が 酔って誰かにタバコを勧められたというものだったから、平常の場面でやってみようか?」

息子:「スカイプで 出来るの?」

私:「前に、演奏に行く前の不安感に対して スカイプでEMDRしたことがあったでしょう?出来るわよ。」

息子:「今はちょっと忙しいから またにするよ。」

EMDRをする前は 一日に12~13本は確実に吸っていたそうです。
かなり本数が減り、その状態が続いているというので 一定の成果はありました。
(1回のセラピーです。)

息子と話す度に思います。
「勇気づけの対応」を学び、実践して来て良かった、と・・・。
もし知らなかったら 息子とスカイプで話せる関係を持てることは決してない
「指示・命令」が得意なかつての私でしたから・・・。

2012年9月18日火曜日

中村 真夕さんの「おやじのせなか」

9月6日朝日新聞の教育欄「おやじのせなか」の記事からです。

「信じた道をいく、と言えば格好いいですが、アウトローらしく潔い背中です。」
と締めくくられていましたが 小学生のころの思いが書かれていて 関心を持ちました。

私は小学校の間、京都の祖母の家に預けられっぱなし。当時、父がくれた手紙に「真弓ちゃん」とあり、いよいよ名前まで忘れられたかとショックを受けた。交際していた女性の名前と混同したらしいんです。
“ああ、いっそ橋の下で拾われた子だったらいいのに”と思い悩み、“でも、あの両親が川で赤ん坊なんか拾わないか”と子供心に思いなおす。

小学生といっても 本当に大人と同じように考えたり感じたりするのだと語っておられます・・・。

2012年9月17日月曜日

自分の気持ちに沿って・・・

2012年8月2日に 満90才になった父に電話を入れました。

9月22日に妹夫婦がお墓参りに来るので 兄夫婦が
「ホテルで会食をしましょう。」
と誘ってくれたそうです。

父は
「せっかくだけど 体が思うように動かないので 出かけたくない。」
と断ったことを気にしていました。
「断ったけれど 良かっただろうか?」
と 私に問いかけてきました。

私:「お父さん、この前言っていたでしょう?80才になって 初めて80才がどういうものか分かったって。90才になったら 自分の気持ちと相談して決めていいのよ。体の声を良く聞いて、その言葉に従った方が 怪我も事故も無くなるのだから・・・。」

父:「この間、君に自転車に乗ってはいけない、って言われたから乗るのをやめたよ。新聞で見る自転車の事故の年齢は60代、70代がほとんどで 90代は見ないものね。」

私:「そうよ、自転車も卒業、お付き合いも卒業。お父さんの年齢で天国へ行っていない人の方が少ないのだから、天国へ行く時には 安らかに行きたいでしょう?体と気持ちに従うことが一番大切よ!この前、目が覚めた時に思ったのだけれど 眠っている間って きっと死んだ時と同じだな、って。眠っている間に死ねたら幸せだなって。」 

父:「若い育子でも そう思うんだね。ありがとう。」

還暦を過ぎても 90才の父には「若い!」と言われてしまいます。
敬老の日に交わした父との会話でした・・・。

2012年9月16日日曜日

だから何なのよ!!!

今日のゆうまつどでのセミナーで・・・。

自分の子どもに
「勇気づけの実践をしていることを 伝えるかどうか・・・。」
という話題になりました。

1年以上学ばれ、実践されているHさんが おっしゃいました。
「お母さん、どこへ行くの?と必ず聞くんですね。だから 勉強、勇気づけの、と答えます。」

私は
「子どもに実践をしていることを伝えると 協力者になってくれます。」
と言ったとたん、ある出来事を思い出しました。

15年ほど前のことです。
勇気づけの実践を始めて 3年前後経った時のことでした。
当時高2の長男が 朝起きてきて言いました。
「お母さん、頭痛い。」

「自分のことは自分で決めて欲しい。」
と伝えて3年経っていました。
私の指示・命令で育った息子は 指示を仰いで来たのです。
イラッとした私は
「だから 何なのよ!!!」
と 思わず叫んだのでした。

すると 二男が静かに言ったのです。
「お母さん、違うでしょう?だから、どうしたいの?って言うんでしょう?」

二男の言葉に 長男、私、二男は 大爆笑となったのです。

これを思い出して 皆さんにお話ししました。
「このように、子どもが協力してくれるのです。」
と・・・。

参加者の皆さんも大爆笑でした!!!

2012年9月15日土曜日

一声かけるだけで・・・

療育指導でA君の担当になって 1年5ヶ月。

1年5ヶ月前、A君は個別指導の部屋に入るのを渋っていました。
何年も前に担当された先生は
「彼は なぜ自分が療育指導を受けるのか、と疑問を持った目で見て居たわよ。いつか指導を受けるのを嫌がると思っていたわ。」

なかなか個別の部屋に入らないA君を見て 男性職員が怒鳴ったこともありました。
「中で待ってるね。」
と 先に部屋に入っても 5分経過しても入らないことが続きました。

・・・1年を経過したころから 入り方がはやくなりました。
「先に入ってるね。」
ときょうも一声かけただけで 1分もたたないうちに部屋に入りました。
・・・
権力闘争から降りると 解決が本当に早い、と思います。

勇気づけ実践:私の場合

私が勇気づけの実践を始めたのは 長男が中2、二男が小4の時です。

長男は2012年9月21日で32才、二男は10月3日に28才です。

私が留学した2000年3月、長男は日本で大学生、二男は中学を卒業したところでした。
二男は私と一緒に北米へ行くことを選びました。

英語を全く話せないのに 現地の高校に入りました。
(私は、彼は耳が良いので 大丈夫、と楽観的に考えていました。)

最初に彼の目に入ったのはタトゥでした。
自分でデザインをし、タトゥを入れました。
「お母さん、僕 タトゥイスト(刺青師)になりたい。」
と 彼は師事したい日本人の作品を私に見せました。
・・・
私は一瞬驚きましたが ひたすら「勇気づけ」を実践しました。
「一流のタトゥイストになってね!」

半年ほどすると 息子は言いました。
耳から ジャズが入ったようです。
「お母さん、ベース(コントラバス)を習いたい。」

「チャーリー・ヘイデンというジャズベーシストがカリフォルニアのカルアーツという大学で教えている。チャーリー・ヘイデンから学びたい。」
それも実現しました。

もしも「勇気づけ」を学んでいなかったら これらの彼の言葉に
自分の視点から どんな「勇気くじき」をしていたか!!!

「刺青師なんて とんでもない!!!」
「半年前に言っていたことと違うでしょう!!!」
「入れるかどうか 分からないでしょう!!!」
など、など、など・・・。

大学卒業後は、1年間貰えるビザで音楽活動をしていました。
そしてこの夏、アーティストビザが取れました。
1回目の応募では却下され、弁護士から再度応募してはどうかと勧められた結果、無事に取れたのです。

学生ビザを取る時もモントリオール:アメリカ大使館の担当の人は 音楽が好きな人で4年間のビザを出してくれました。
今回のオタワのアメリカ大使館での担当者もアジア系のロサンゼルス出身のジャズファンだったそうです。
1回目のビザが却下されてから7ヶ月、苦しい思いもしたようです。

この間、私が常に意識していたのは「勇気づけの対応」です。
息子を良く知っているカナダ人の友人が言いました。
「親としてのあなたの対応が正しかったから 彼は自分の人生を見つけたんだね!」
私は 答えました。
「ひたすら アドラー心理学の勇気づけの対応をしただけなのよ。」

私がアドラー心理学を学ぼうとしなかったら 二男も15才で北米へ行くことは無かった・・・。
モントリオール国際ジャズフェスティバルでチャーリー・ヘイデンに出会うこともなかった・・・。

アドラー心理学に出会ったことが 私ばかりでなく
二男の人生も変えたと思っています。

2012年9月14日金曜日

6才(小1)の娘さんのコメント

勇気づけセミナーを受けておられるお母さんと娘さんとの会話です。

お母さんがセミナーの準備をしておられると 娘さんが
「何が書いてあるの?」
と。お母さんは ロールプレイの 良い例を読んであげたそうです。
娘さんは
「私も それが好き!」
次にお母さんは 悪い例を読んで尋ねられました。
「ママは こっち?」
すると 6才の娘さんは
「ママは 真ん中かな。あと一歩だね。アハハ!」

お母さんは
「もっと頑張ろう!」
と思われたそうです。

お母さんが変化されていることを 6才の娘さんがしっかりと認めておられることが
「お母さんへの勇気づけ」になったのですね!!!

お母さんが本当に実践されると 関係が変り、
子どもさんが実践を手伝ってくれるようになる、という例です。

最近家族で旅行に行かれた時のエピソードも話して下さいました。
人見知りで、何か知りたいことがあると、お母さんにそっと聞いていたその娘さん。
今回の旅行では テーブルで鉄板焼きをしてくれた料理人の方を
質問攻めにしたそうです。
「これ何?」
「これは何?」
と。
(娘さんは一度だけ EMDRセラピーをされています。お母さんが大きな変化に気づかれるようになったのは セラピーの後、ということです。)


2012年9月13日木曜日

10年後、20年後に成果を感じられることと思います!!!

きょうは 松戸市女性センター:ゆうまつどで「勇気づけの親子関係実践セミナー」を行いました。

協働推進課との振り返り会議で
「もっと参加者が増えるように 広報誌に出してはどうか?」
というお話を 8月に頂いたところでした・・・。

きょうは 4月から継続して来て下さっていたお母さん方がお友だちを誘って下さり、
16名の参加がありました。

同じ幼稚園に通っておられるお母さん方が多いので
実践して頂くと 大きな力になると思います。

とても楽しみです。

夕方からは 18年前、私が初めてセミナーを開いた時に参加して下さった友人Tさんとデートしました。
彼女はおしゃれに関心があるので
「私が○○を買いたい。」
というと 選んで下さいます。
きょうも 10月のワークショップに行く時の服を選んで頂きました。

私の長男とTさんのご長女が学年が一緒で 誕生日も1日違いです。
下の子たちも近い年齢。
お互いに「勇気づけ」を実践してきました。
子どもの人生に口は出さない!
見守る!
に徹した結果、Tさんのお子さん3人、私の子ども2人
それぞれ自分の人生をしっかりと歩いています。

今 松戸市でセミナーを受けて下さっている若いお母さん方も
きっと20年後、25年後に 同じような感想を共有されることと とても楽しみです。

2012年9月12日水曜日

いじめ・・・2012.9.12 朝日新聞から

茨城県牛久市の福山恵子さんの投稿です。

 いつの世も絶えないいじめ問題。生徒の「出席停止」制度の活用を図ることも検討されている。でも何か違うようなきがする。大人社会も子ども社会も変わりはない。気持ちに余裕のないなかで、内在するコンプレックスと優越感がぶつかりあい、いじめとなるのだと思う。
 私は夏休みに学童保育指導員を務めた。日頃、先生や指導員、親に「管理」されている子どもたちは、短期間だけ担当の私にあんしんして、本音をぶつけてきた。
 「あたしたちは好きで来てんじゃないんだよ~。親の勝手で入れられたんだよ~」
 「もう、子どもじゃないんだから放っておいて」

中略
 人間が複数いれば優劣・強弱の差が出ることは否めない。それをうまく生かし認め合うのが、成熟した社会というものではないか。
 
また「教育」の特集面には 次の記事がありました。

 かつて、いじめや人間関係などを苦に子どもが自殺した地域では、再発防止の取り組みが続いている。悲劇を繰り返さないために、何ができるのか。教育関係者は、今も自問している。

「教育関係者が自問し続けておられるということは 効果的な方法を見いだせないでおられる。」
ということが推測されます。

福山さんの投稿に 解決への提案があります。

私は相互尊敬を基盤においている「勇気づけの実践」を 自問されている方々にお勧めしたいと思います。

親子であっても、子弟であっても、大人と子どもであっても
「人としての価値は対等である。」
「誰に対しても 大切な友人に接するように対する。」
を 実践すれば 子ども達は その態度をモデルとして学びます。

いじめがあるのは それを学んだからです。
大人にいつも叱られている子は 自分に抵抗出来ない子に 
自分がされている態度を取ります。

教育関係者が 自分をモデルであると意識されない限り 自問は続くのではないでしょうか?

「いじめは無かったと認識しています。」
事実を事実として認める勇気を持っておられない 教育者のモデルがそこにあります。

2012年9月11日火曜日

私と元夫との離婚が成立したのは 1999年11月末でした。
ほぼ13年前のことです。

「私の人生に 離婚は無い。」
と 何故か固く信じていました。

人生、何が起きるかは 本当に分からないものです!
「確かなものは 何もない。」
と 実感したのは このことからです。

元夫に出会ったのは 大学1年の春です。
18才に出会って48才に離婚。
子どもの親権は 子ども達それぞれの選択に従い、長男は元夫、二男は私に、となりました。

長男が父親を親権者にする、と言った時の言葉、風景が脳裏に残っています。
長男は当時 中2だったと思います。(離婚が成立したのは 長男が大学1年の時です。)
「お母さん、俊(二男)はお母さんの子になるって言うから、僕はお父さんの子になるよ。だってお父さんひとりになっちゃうでしょう?僕がお父さんの子になっても お母さんの子であることには変わりはないでしょう?」

この夏、二男から言われました。
「お母さん、まだ離婚の傷から回復していないよ。機会があったら セラピーを受けた方が良いよ。」
私自身は そのように思っていなかったので 驚きました。

たまたま2012年10月に 「PCAGIP法」というワークショップに参加することになっています。
9月に入って事例の募集の通期が来ました。
「自分のことを事例に応募しても良いでしょうか?」
と 主催者に伺うと
「OKです。」
と返事を頂きました。

そこで 息子に
「どのような時に 回復していない、と感じたか。」
を メールで聞いてみました。
返事が来ました。

質問:いつ回復していないと 思ったのか?

答え:最後に家族の話をした時。
    「“家族を失った時の絶望感、とても傷ついたのをおれは知っている”と言った時に泣いていた時」

質問:その時の息子の気持ちは?
    「共感と泣いている母を見て悲しく感じた。まだ傷は完全には癒されていないと感じた。」

離婚を考えておられる方のカウンセリングでは 
「お二人に努力されるお気持ちがある場合には 関係を回復に持って行く。」
という方向で行っています。
そういうケースも出てきています。
・・・
息子のメールを読んで真っ先に頭に浮かんだことは
「このような言葉をかけてくれる息子がいるということのしあわせ!」
です。
「勇気づけの対応」を実践してきたからこそ持てている関係だと思い、紹介して下さった元教師の同僚に感謝しています。

二男は ジャズベーシストなので 演奏する中で自分を癒しているのかもしれません。
長男は 語りませんが 写真を撮る楽しみを持っいます。

2012年9月10日月曜日

先輩の反省・・・

私が小学校の教師をしていたころ7年間同じ学校の先輩だったK先生。

帰国して半年後の2年前、松戸市女性センター近くの路上で声をかけて下さいました。
「あら!!!△△さん、あなたカナダにいたんじゃなかったの!!! ちっとも変ってないわね!!!」

お会いしたのは 退職した1986年以来・・・24年ぶりの出会いでした。

私がセミナーを開いていることを知って
「役に立つと思う。特に現役の先生や子育て中、孫育て中の人々に・・・。勧めるにあたって、私もセミナーを受けるわ!」
と 数回参加して下さいました。
いつもおっしゃることは
「自分のことに戻って悪いけれど、私が子どもを育てる時に この勇気づけを知っていたら、もう少し違ったことを言ってあげれたんだと思う。関係もよくなったと思うし、子どもにとっても 良かったんだとおもう!!!」
です。

子育ては やり直しが効きません。
不適切な行動を修正するには 時間がかかります。
効果的な育児を早い段階で「勇気づけ」で対応すると 後が楽なのです。


・・・勇気を挫かれている・・・ 対策は!!!「勇気づけ」です!

松戸市協働推進課にお世話になって「松戸市市民活動助成事業」として
「勇気づけの親子関係実践セミナー」を行っています。

担当の方から 何週間か前に言われました。
「口コミで 少しずつ広がって行くのが 確実かもしれませんね。」

その口コミが 松戸市新松戸の幼稚園にお子さんが通っておられる保護者の方の中で起きています。

幼稚園の頃から「勇気づけ」で対応して頂くと 自己肯定感がしっかり育ちます。
(理想は お子さんを妊娠されてから、あるいはパートナーが見つかった段階・・・です。)

お腹の赤ちゃんに パートナーの方と一緒に語りかけることが出来ます。

赤ちゃんには聞こえます。

子どもへの虐待、いじめ、不登校、引きこもり、自殺、うつ病などなど 日本社会は心の病が山積しています。

どれも
「勇気を挫かれていること」
しかも 
「幼少期に」
から来ています。

いじめが起きてから、うつ病にかかってから対策を取っても 時間がかかり、
しかも簡単には解決しません。

公的機関に
「勇気づけ対応を広めることの大切さ」
を知って頂くことは出来ないのでしょうか???

2012年9月9日日曜日

夢???

「初めてなのは 福田さんだけ?」
と コーラスの指導を受けている時に 佐藤光政さんに聞かれました!!!

他の方々は コーラス経験何十年なのです。

どんなコメントでも 20代からのあこがれだった佐藤光政さんに名前を憶えて頂けたのですから うれしくて「夢のよう!」です。

様々な人生を心を込めて歌われる声、伸びのある光政さんの声に 耳が恋して38年!!!です。

コーラス指導の合間に いろいろなお話をほんの少しされます。
きょうは「大相撲が始まりましたね~!」と2回もおっしゃいました。
どうやら 大ファンのようです。

洋服、持ち物は黒が多い・・・。

観察も楽しみです。!

何をしにコーラスに行ってるの?
と叱られそうです・・・。

光政さんの声を聞いて プラスのエネルギーを頂く為です!!!

きょうも幸せ!!!でした。

発達障害の方の記憶とEMDR

自閉症と軽い知的障害があり、自傷行為がある37才の方。
彼はまた「笑い声」が苦手で 近くの人が笑うと その場に居ることが苦痛になります。

自傷行為があったのは最近では2ヶ月ほど前でした。
「ある施設に入所していた時に いじめられた。
そのことを思い出してイライラした。」
とのことで、突然自分の両耳の後ろに爪を立てて 血が出るほどひっかきました。

いじめられた場面を思い出してもらってEMDRをしました。
とても短い時間で 本人の口から
「落ち着いてきた。」
とでて来ました。

EMDRをした後は自傷行為はありません。

笑い声が苦手、とも聞いていたので もしかしたら過去に笑われた経験があるのかもしれない、と思い、尋ねてみました。すると 即座に
「タケヤマで、小学校2年生の時とキヨセで、もう少し大きい時。嫌な気持ちがした。」
と返ってきました。

そのイメージに対してもEMDRを行いました。
今回も 短い時間で
「もう大丈夫。」「忘れた。」
という言葉が返ってきました。

通っている作業所で人が笑うと その場にいることが苦痛になり、出て行ったり、イライラしたりするそうです。(作業所の指導員の方の話)

EMDRの効果がどうでるのか・・・期待しています。

2012年9月8日土曜日

勇気づけの親子関係実践セミナー

松戸市のセミナーに参加して下さっている方からお電話を頂きました。

幼稚園の保護者の方5人に声をかけたら みなさんが
「参加されたい。」
とおっしゃったと・・・。

先日の松戸市協働推進課の助成事業担当者との「中間振り返り会議」では
「参加された方からの 口コミが一番有力な宣伝方法でしょうね!」
と言われたばかりだったのです。

松戸市平日コースは 同じ幼稚園に通っておられる保護者の方々。
     日曜コースは 中学生、高校生、成人のお子さんをお持ちの方々。

我孫子市のコースは 中・高生の不登校生を持つ保護者の方々。
練馬区のコースは 発達障害を持つ保護者の方々。

それぞれのコースに特徴があります。
対応は「勇気づけ」のみなのですが!

学校でのいじめ、社会のいじめも「勇気づけの対応」で克服できます。

関西の学校カウンセラーもしている臨床心理士の友人に尋ねてみました。
「いじめ相談員、効果があると思う?」
返ってきた言葉は 予想通りでした。
「無いと思う。無い、無い!」
長年その分野の専門家として働いている人の言葉です。

勇気づけで信頼を築く

療育指導で週に1度お会いするCちゃんのお母さんが指導の後におっしゃいました。

「先生に対して信頼が出てきたようですね。」

指導に入る前は
「今日は 乗り気ではありまません。」
と 情報を下さいました。

ところが・・・
いつも通りの内容をこなし、さらには 最後の挨拶を 大きな声で言えたのでした。

「頑張ったんだね。」
とお母さんに声をかけられて Cちゃんはうれしそうにお母さんの膝に乗りました。

一緒に喜べる瞬間です!!!

「知的障がいのある方達は 瞬時に大人が自分の味方か敵かを感じ取る力があると 余暇支援部の職員の方もおっしゃっていましたよ。」
と言うと
「そうなんですね、この子も分かるんですね。」
・・・。

障がいがあってもなくても 感じるこころは同じです!
「勇気づけの対応」をするだけなので 実はとても楽なのですが・・・。

いじめ・・・息子の場合

今から35年ほどまえのことです。
「いじめは教師が作る」
というタイトルの本に出会ったことがあります。

私の二男は 小学校6年生の時に 隣のクラスの生徒に 暴力を受けていました。
学校から度々電話がかかり、
「怪我をしたので 病院に連れて行って下さい。」
と言われました。

当時私は うつ症状に苦しんでいた為 本来運動神経の良い息子が転んだり
何かにぶつかって怪我をするということに疑問を持ちませんでした。

暴行を受けていた、と私が聞いたのは 息子が成人してからです。

中学に入ってすぐになくなったそうです。
そして 隣のクラスだった生徒が口々に
「担任のT先生の指示で 暴行していた。」
と言ったそうです。息子は
「先生が そんなことするかな~。」
と始めは信じていなかったそうですが 皆が同じように言うことと 中学に入ってからピタリと止まったことで そうかもしれない、と思っていた、と言いました。

私には思いあたることがありました。
息子が小4の時に T先生の誤解で息子が校長室に呼ばれて叱られ、家にも担任の先生から電話がかかって来た出来事がありました。

私が事実を確かめに息子と現場に行くと T先生の誤解であることが分かりました。
私は 写真を取って 校長先生に見せたのです。

それが小6になって息子の隣のクラスの担任になられていたのでした。
私は息子に それを説明し、謝りました。
「良いよ、お母さんは僕のことを考えて校長先生に話に行ったんだから。僕も親として同じことをすると思うよ。」

「学校へ行くの、嫌にならなかったの?」
と問うと
「僕は何も悪くない、って思ってたから。あのころ空手を習い始めたのは 暴力を受けた時に身を守れるようにしたかったからだよ。」
と返ってきました。

知らぬは親ばかりなのでした。

2012年9月7日金曜日

子どもの変化に 家族が気づいています!

6才の女の子に一度だけEMDRセラピーをしたことを 8月に書きました。

その子のお母さんのお話です。
「幼稚園の頃にあったような 自信のなさがすっかりなくなって 元気になりました。おそらく娘を知っている人は誰でも変化に気づいていると思います。」
お母さんは 勇気づけの実践セミナーも受けて下さっています。

「前は姉に対して 劣等感があったのですが、今はありません。この頃では 姉がどう思う?って私の意見を求めてきます。姉も子どもに対して対応を変えているので 子どもが変わってきた、と言っていました。」

「このごろ娘が元気なので うっかりすると対応を忘れてしまいそうで、またテキストを開くことを日課にしています。」

良いお話を伺うと 本当に幸せな気持ちになれます。

EMDRと「勇気づけの親子関係実践セミナー」・・・ひとりでも多くの方にお伝えしたいと思っています。

2012年9月6日木曜日

失敗は人生の一部

国際通貨基金専務理事:クリスティーヌ・ラガルドさんのインタビュー記事(朝日新聞 2012.8.25)の中の言葉。

1.「失敗は人生の一部 恥じることはないのです。」

2.「若い時から 留学するなどして 多様性が豊かなかんきょうの中で育ってきました。そのことが 人々の違いにたいする寛容さや、尊敬の念を身につけるのを助けてくれたのだと思います。」

3.「立ち止まったり落ち込んだりすべきではないので、とにかく前に進もうと考えてきました。」

クリスティーヌさんの言葉の中で「勇気づけ」の中でお伝えしているものと一致しているものを 拾ってみました。

1.は失敗した時の勇気づけ、肯定的な側面を見る。
2.相互尊敬。相手を受け止める。
3.立ち止まったり、落ち込んだりすることが 役に立つのかどうか。

2について言うと 年齢を重ねてからでも 多様性に出会った私は
 「肌の色、宗教、文化、習慣、考えなどなど 違っていて当たり前」
と 異文化の中で生活しながら実感しました。

そして 多様性を体験することが ひとりひとりの可能性を広げるとも思いました。




2012年9月5日水曜日

ご夫婦で「勇気づけ実践セミナー」

17年前にも ご夫婦で「勇気づけ実践セミナー」を受けて下さった方がありました。
当時中3の男の子のご両親でした。

お父さんもお母さんも学校の先生でした。

中3の息子さんの家庭教師の依頼でしたが お話を伺って
お母さんが「勇気づけセミナー」を受けられる方が 長期的に見て様々な場面で効果があると思います、とお話しました。

「話を聞かせて下さい。」
と ご両親で来られて お二人で1ヶ月に1章ずつ受けられました。

しばらくして 息子さんに
「お前、自分で決められるんだね~。」
とお父さんが言われると 息子さんは
「お父さん、言わせなかったでしょう!」
と・・・。

現在もご夫婦で受けて下さっておられる方のご感想を伺いました。
「どう考えて その対応をしているのかが 共通理解できる。お互いに 実践の努力をしているのが見える。夏休み、何の問題も無く、良い関係で過ごすことが出来ました。」
「学ぶ前だったら ○○のように対応していたと思いますが 勇気づけの対応を実践してみると 子どもが自律、自立的になってきたのを実感しています。」

実践して頂いて お子さんが本来持っておられた自立心と責任感を 示し始められたと伺うと 本当にうれしく思います。

2012年9月4日火曜日

Writerさん

昨日、Writerという肩書の方とお話する機会がありました。

先月末、「マイベストプロ千葉」開設の準備をしている、という方からメールを頂いたことがきっかけです。
「広告としてサイトに載せませんか?」というお誘いで、よく考えずに登録して 代金を支払ったという経験があります。
失敗を繰り返さない、あるいは少なくする・・・

営業の方にお会いして 初めに伺ったのは費用です。
お話を伺った後、支払えないのでお断りする、というのは お互いの時間の無駄になるからです。

東京のサイトは次のものです。
http://mbp-tokyo.com/

朝日新聞・・・とあり、これまでのお誘いとは異なるように思い、お願いすることにしました。
私の紹介記事をWriterさんが書いて下さる、ということでお会いしたのです。

「勇気づけ対応の大切さ」を すぐに理解して下さり、本当に感激しました。
「セミナーも受けたいと思います。」
「多くの方に知って頂きたい内容ですね!」
「これを実践すると人生が変わる人もあるでしょうね!」
などなど・・・。

9月末にオープンだそうです。
どのように紹介して頂けるのでしょうか。
???

2012年9月3日月曜日

自分も暗くなりませんか???

「人の悩みを聴いて 自分も暗くなりませんか?」
と たびたび尋ねられます。

答えは簡単です。
「なりません。」
理由は
「その人の課題を解決するのは 私ではないからです。」
その方が 解決方法を見い出すためのお手伝いは出来ますが 解決するのは その方自身です。

「どんな選択肢があるだろうか?短期に解決することは?長期の目標は?」
と考えることはあっても 自分が暗くなることにはつながりません。

一緒に喜ぶことは 多くあります。
それが私にとっても 喜びです。

2012年9月2日日曜日

選択の科学

コロンビア大学ビジネススクール教授の シーナ・アイエンガーさんの授業を見た事があります。

今、「選択の科学」という題の本になって発売されています。

授業を見て シーナさんがおっしゃっている「選択」は
「勇気づけセミナー」の中での「選択」と全く同じだと思いました。

「誰の課題?」で 子どもが学校へ行く、宿題をする、友達と遊ぶ、進路を選ぶことに 
①親として私たちは どう対応しがちなのか
②どのような言葉を私たちは言いがちなのか
③子どもが 可愛いからこそ言うその言葉は 果たして効果があるのかどうか

を検証します。

そしてどのような対応をするかを「選択」します。

子どもにも「子どもの行動」を 選択してもらいます。

本を読むと「頭で分かります。」
実践につなげることが出来るかどうかが課題です。

2012年9月1日土曜日

新学期

9月1日(土) 療育指導の新学期が始まりました。

1ヶ月ぶりに会う子ども達。
4才の子もしっかり覚えていてくれました。

ひたすら「勇気づけ」を意識して対応しました。

わざと物を床に落とす子・・・こちらの感情は???
子どもの行動の目的は???

効果的な対応は???

そういえば今朝も二男とスカイプで話しました。

ある手続きが一回で終わらなくてがっかりした様子の息子。
「勇気づけ」を知らなかったら きっとからかい、あるいは皮肉を言いそうな私がいます。

「聴き上手」
「傷つけないで意見を伝える」
・・・
知らなかったら 関係が悪くなって
「母親となんか話さない!」
と言われていたと思います。