2012年9月17日月曜日

自分の気持ちに沿って・・・

2012年8月2日に 満90才になった父に電話を入れました。

9月22日に妹夫婦がお墓参りに来るので 兄夫婦が
「ホテルで会食をしましょう。」
と誘ってくれたそうです。

父は
「せっかくだけど 体が思うように動かないので 出かけたくない。」
と断ったことを気にしていました。
「断ったけれど 良かっただろうか?」
と 私に問いかけてきました。

私:「お父さん、この前言っていたでしょう?80才になって 初めて80才がどういうものか分かったって。90才になったら 自分の気持ちと相談して決めていいのよ。体の声を良く聞いて、その言葉に従った方が 怪我も事故も無くなるのだから・・・。」

父:「この間、君に自転車に乗ってはいけない、って言われたから乗るのをやめたよ。新聞で見る自転車の事故の年齢は60代、70代がほとんどで 90代は見ないものね。」

私:「そうよ、自転車も卒業、お付き合いも卒業。お父さんの年齢で天国へ行っていない人の方が少ないのだから、天国へ行く時には 安らかに行きたいでしょう?体と気持ちに従うことが一番大切よ!この前、目が覚めた時に思ったのだけれど 眠っている間って きっと死んだ時と同じだな、って。眠っている間に死ねたら幸せだなって。」 

父:「若い育子でも そう思うんだね。ありがとう。」

還暦を過ぎても 90才の父には「若い!」と言われてしまいます。
敬老の日に交わした父との会話でした・・・。