2013年3月31日日曜日

歌は心を健康にする

3月30日(土)朝日新聞 Be on Saturday 版に「旅立ちの日」にが生れた由来の記事がありました。

あの曲は1991年2月、埼玉県秩父市の市立影森中学校の先生方によって作られたそうです。

そして作詞者の小嶋登校長先生は「歌は心を健康にする」という信条を持っておられたそうです。

音楽専科の坂本浩美先生の
「卒業生に歌を作って贈りたいんですけど 詩を書いて頂けませんか?」
に応えて書かれたのが「旅立ちの日に」だそうです。

「歌は心を健康にする」
私も自分のコーラスを通して実感しています。

1年経ってようやく少し声が出るようになりました。
ほぼ40年前、初めて歌声を聴きファンになった“佐藤光政”さんが私達の先生です!
この「泣いた赤鬼」の声もステキです!

先生が健康でおられるのは 歌うことが仕事だからなのかもしれません。

コーラスの先輩の皆さんも とてもお元気です。

6月13日に すみだトリフォニ-小ホールで 
「花の都に想いを馳せて」
というタイトルで コンサートがあります。
ゲストの「市川女声」は 光政さんが40年以上指導されているコーラスグループです。


2013年3月30日土曜日

発達障害:EMDR

発達障害と診断されたお子さんたちには 次のような共通点があるようです。

・五感が鋭い

・記憶が鮮明

・不快感を体の感覚で覚えている

・生きにくさを抱えて日々を送っている

・分かってもらいたいお母さんに なかなか分かってもらえない


EMDRは 感覚、感情に働きかけることができるので 効果があるのかもしれません。

あるお子さんに
「体では どこで覚えている感じがするの?」
と問うと
「右手。」
と即答で返ってきました。

さらに
「殴りたいと思ったから。」
と。

その出来事は6年も前のことでした。

EMDRでその記憶を扱うと あっという間に笑顔になり
「もう忘れた。」
と・・・。

彼は出来事を映像で覚えているようで 迷うことなく状況を再現してくれたのです。










実験のつもりで・・・

「勇気づけの親子関係実践セミナー」を受けておられる幼稚園児のお子さんのお母さんの言葉です。

「セミナーを受けた後、実験と言ったら悪いのですが そのような気持ちで実践してみるんです。すると本当にセミナーで習ったような子どもの反応が来るんですね。本当なんだ~っていう気持ちです。」

「夫が 今日はどんなことを習ったの?と聞いてくれるので 何を習ったかを伝えて 一緒に実践しています。」

「私がセミナーで習った対応ではない方法で子どもに接すると 夫が“それ、違うんじゃないの?”と言ってくれるので “そうだね。”と気づくこともあります。」

「親の接し方で子どもの性格や人生に影響を与えることを知ると 早い時期に出会えて良かった、と思います。」

「一緒にセミナーを受けている幼稚園のお母さん達と “このこと、セミナーでやったよね。”と話すこともありますし、勇気づけ対応に皆が思った以上に深く入っていっているのを感じます。一緒にやろう、と誘った時には そこまで皆が取り組むとは予想していませんでした。種がまかれた、という感じがします。」

アルフレッド・アドラー博士は「精神病理の予防」の手立てとして「勇気づけ対応」の大切さを 保護者や教師に訴えました。

幼稚園のお母さん達が学んで頂けるのは 正にアドラー博士が唱えた
「予防として」
「健康なこころを持った大人に育てる保護者の対応としての勇気づけ」
の目標と一致しています。

成人のお子さんを持っておられる方も 親子の関係を取り戻すのに効果を感じている、とおっしゃいます。

「これまでは こんなに一生懸命やっているのに!!!という気持ちがありました。勇気づけに出会ってからは 私の為に変りたい、という気持ちになりました。楽になって、実践も出来るようになりました。子どもが 私の変化に気づいてくれていることを嬉しく思います。」
と。

「出会った時が 実践の時。決して遅すぎることはありません。一緒に実践していきましょう。」
とお伝えしています。

2013年3月27日水曜日

R君の成長

R君とのお付き合いは彼が小2の6月からです。

当初は勇気をくじかれていました。
学習面でも 生活面でも本来自分が持っている能力に気づいていませんでした。

きょうは、4年生の最後でしたので
「この1年で出来るようになった点」「今後の努力目標」をあげてもらいました。
出来るようになった点は多々ありました。
「努力目標」を聞いて驚きました。

「算数の点数を上げたい。」
だったのです。

「他の教科に比べて 算数が低いから。」
との理由でした。

「R君、他の教科と比べて算数が一番やさしいのよ!読むテストで良い点が取れるということは考える力があるということなの。算数の点を上げるには 問題をたくさん解くこと、間違ったところの間違い直しをすること。それだけよ。じゃあ、早速やりましょう!」
と、彼が自分で解いて答え合わせまでしてあった “チャレンジ”の間違い直しをしました。

算数の間違い直しだけで1時間頑張れました。

ご家族がおっしゃいました。
「信じて見守り、勇気づけることの成果を感じています。」

担任の先生にも通級の先生方にも恵まれていたR君でした。
ご家族、担任の先生、通級の先生そして私との学習、
みんなの「勇気づけ」がR君を 
「自分が苦手だと思い込んでいる算数」
に取り組もうとする意欲を引き出したのだと思います。


①雑誌のチャレンジ
②福田との勉強
の選択を お母さんから迫られた時

「福田先生との勉強は止めないよ!」

とR君が言ったそうです。

R君やご家族からのこのような言葉は 私にとっての大きな勇気づけです。

2013年3月26日火曜日

勇気くじき:たった一言で

自分にとっては何気ない一言のつもりでも 他者の勇気をくじくことは簡単です。

私自身、仕事で関わりのあるところで勇気くじきの言葉をかけられることがありました。
長い間かけられていなかったのですが、かけられた「肯定的な面」がありました。

それは クライエントの方の傷つきに寄り添い易くなるという点です。

「担任の教師から ~~~と言われて それ以来・・・。」
というお話、
「~の時に ○○○があって・・・。」

往々にして それ位の事と済まされがちですが 傷ついた人にとっては その言葉が脳裏を巡るのですね。
それを 久しぶりに体験しました。

セミナーをしたり、カウンセリングをする中では体験出来ないので
「勇気をくじかれた体験」
は 貴重なものになりました。

「勇気づけの親子関係実践セミナー」6章:肯定的な側面をさがす
の事例に使えそうです。





2013年3月23日土曜日

EMDR東京勉強会

EMDR東京勉強会に参加しました。

日本EMDR学会の千葉県の治療者リストにはそれほど多くの名前がないのですが 40名弱の参加者の方お二人にお会いできました。

昨年熱海でご一緒になった方、3月に名古屋でご一緒になった方にも・・・。

自分の行っているEMDRを確認する意味でも、新しい技法を学ぶことも出来、良い時間でした。

♪  ♪  ♪

そう言えば 私のきょうのクライエントの少年が 満足気な笑顔を見せた瞬間を思い出しました。

予約の日を決めるのに 自分の意見が通った時です。
本当に満足そうな笑顔でした。
「この子は自分の意見をしっかり持っているのに 大人が理解出来なかったことがトラウマになったのだ。」
とまとめることが出来る笑顔でした。


2013年3月21日木曜日

楽になりました!

クライエントの方

「ふと気が付くと フラッシュバックの回数が減っていました。」
「1ヶ月ほど前までは 1日に数回はありました。」
「この頃は 1日に1、2回です。」
「楽になったと感じています。」


「オギャーと生れた赤ちゃんの時、あなたは健康な赤ちゃんだったと思います。いろいろな事があったけれど 本来健康なあなたが どんどん出てきているのだと感じます。」

健康そのものの笑顔を見せてくださり、私にとってもうれしいひと時でした。

カウンセリングの教科書の一行を思い出します。

「クライエントの方としばし一緒に旅をするのです。その方がご自身で歩いて行かれる時に 必要な時にはいつでもお伴致しますという気持ちで 見送ります。」

見送れる日が予感できた今日でした。

フランクル「夜と霧」

友人から
NHKの「100分 de  名著」でフランクルの「夜と霧」
を観た、アルフレッド・アドラーの影響も受けた、とフランクルが言っている、と聞きました。

番組は修了していましたが テキストを購入しました。

この友人は 私が一番苦しかった1994年に
「アドラー、って言葉を覚えておいてね。役に立つかも知れないから。」
と言って下さった方です。

当時私は 人生に絶望していました。

テキストの表紙に 書かれています。
「絶望の果てに光がある」

さらに
「“何か”があなたを待っている。」
「“誰か”があなたをまっている。」
とあります。

自分の人生と重なるものを感じます。


2013年3月20日水曜日

Mother's deaf =母親原因の難聴

ロールプレイ(役割り演技)を「勇気づけの親子関係実践セミナー」で行います。

ロールプレイをして頂いた後の意見交換を「子どもの気持ち」のみに絞ってからが
とりわけ盛り上がるようになりました。

昨年半ば頃までは 親の気持ちも話して頂いていました。

「子どもの気持ち」を話し合って頂いていたのが いつの間にか親の気持ちを語り合っておられることがありました。

そこで「子どもの気持ち」だけにしてみました。
すると 焦点が定まってしっかりと話して頂けるようになりました。

松戸市でのことです。
「親が何言っても絶対聞くもんか!たとえ親が正しくても!って思います!!!」

練馬での方の言葉と似ています。
「親が勉強しなさいと しょっちゅう言っていました。だからやらなきゃいけないとは 一度も思いませんでした。親の言うことを聞いたふりをして 聞いていませんでした。効果が無い、って自分の体験から知っているのに 自分の子どもには 同じことを言っています!」

♪ ♪ ♪

私の長男が高校生の時に教えてくれました。

長男:「友達に 先生の説教を早く終わらせるコツを教えてやったら 変なところでうなづくから 余計長くしかられちゃったよ!」

私:「すごいコツを知ってるのね。どこでおぼえたの?いつからなの?」


長男:「お母さんが原因だよ!小5位の頃から 聞いているふりをして 頭の中は違うことを考えていたんだよ。」

アドラー心理学でいう
“Mother's deaf(母親原因の難聴)”
そのものでした。

2013年3月19日火曜日

交流分析とアドラー博士

昨年10月、PCAJIPで出会った山口の大学院生の方が
「アドラーは 日本にたくさん入っていますよね。アドラーの名前は出てきませんが。例えば 交流分析もそうですし。」
とおっしゃったことが いつも脳裏にありました。


「transactional analysis alfred adler」と入れて検索するとたくさん出てきました。

日本交流分析学会のサイトには「エリック・バーン博士により創始され・・・」とありました。

「こどもの頃に書いた人生のシナリオ」ともありますが これはアドラー心理学で言う「早期回想」です。

認知行動療法を大学で扱っておられる方々でも 
「アドラーと認知行動療法は関係が無い。」
とおっしゃるそうです・・・。

 http://nacbt.org/historyofcbt.htm のサイトには アルバート エリス博士がアドラー心理学の影響を受けた、とはっきりかいてあります。


History of Cognitive-Behavioral Therapy

The first discrete, intentionally therapeutic approach to CBT to be developed was Rational Emotive Therapy (RET), which was originated by Albert Ellis, Ph.D. in the mid-1950's.  Ellis developed his approach in reaction to his disliking of the in-efficient and in-directive nature of Psychoanalysis.  The philosophic origins of RET go back to the Stoic philosophers, including Epictetus and Marcus Aurelius.  Epictetus wrote in The Enchiridion, "Men are disturbed not by things, but by the view which they take of them."   The modern psychotherapist most influential to the development of RET was Alfred Adler (who developed Individual Psychology).  Adler, a neo-Freudian, stated, "I am convinced that a person's behavior springs from his ideas."  Ellis was also influenced by behaviorists, such as John Dollard, Neal Miller, and Joseph Wolpe, and George Kelly (psychology of personal constructs).  

Adler School of Professional Psychology の卒業生として 日本でアドラーの業績を伝えても・・・と思いました。



2013年3月18日月曜日

勇気づけの実践セミナー:発達障害のお子さんの保護者の方々と

練馬での「勇気づけの親子関係実践セミナー」は
お子さんたちが「発達障害」と診断された方々もおられます。

我孫子のセミナーは「不登校の中・高生を持つ親の会:青空の会」の会員の皆さんが参加されています。

松戸では「幼稚園児のお子さんのお母さん方」のグループと「中学生~成人のお子さんのお母さん方」

きょうは 練馬でした。
皆さんのお話を伺って「実践されていること」を実感しました。

子どもの気持ちを味わうロールプレイの時に ご自身の子どもの時の気持ちを覚えていて話して下さった方がありました。

「親が勉強しなさいと しょっちゅう言っていました。だからやらなきゃいけないとは 一度も思いませんでした。親の言うことを聞いたふりをして 聞いていませんでした。効果が無い、って自分の体験から知っているのに 自分の子どもには 同じことを言っています!」

この方の言葉を受けて 他の方々も話して下さいました。

「うちの親は 勉強しなさいと言いませんでしたね。でも 私は親として言わなきゃ、と思って言っています。」

「私は言われて嫌だったから 子どもには言いません。」

発達障害のお子さんを持っておられる保護者の方が「勇気づけ」を実践されることは
二次障害を防ぐ効果があると思います。

「こどものこだわりを 否定的に捉えていましたが セミナーを受けて、集中力がある、自分を持っている、と考えることができるようになりました。自分も楽になりました。」
とおっしゃった方もありました。

2013年3月17日日曜日

たとえ親が正しくても・・・

「たとえ親の言っていることが正しくても 絶対に聞いてやるものか!って思います!」
きょうの 勇気づけセミナーでのことです。
受講者の方が 子どもの役をした後におっしゃった
「子どもの気持ち」です。

「あ~、私、こういう指示命令的な親してました!ずっとです。自分の子ばかりじゃなくて 息子の友達にもしてました!」

ロールプレイで 子どもの気持ちを味わって頂くと 本当に盛り上がります。


EMDRセラピーと「勇気づけセミナー」の両方を受けておられる方がおっしゃいました。

「EMDRだけじゃなくて 勇気づけの対応とのセットが有効だと思います。」

正に私が感じていたことを クライエントの方から言って頂いて とても嬉しく思いました。

「今度そのテーマで EMDR学会で発表したいのですが ケースに出して良いですか?」
と伺うと
「私も他の方の話を聞いて助けて頂いています。どうぞ出して下さい。」
と言って頂けました。





2013年3月16日土曜日

何故自殺はいけないのですか?

2013年3月16日、朝日新聞 b10面、「悩みのるつぼ」欄に 
評論家の岡田斗司夫さんが
「何故自殺はいけないのですか?」
に答えておられます。

「あなたこそ問いに回答できる」
と結ばれています。

そう言えば 私も二男に
「一緒に死のうか?」
と言って アクセルを踏んだことがあったそうです。
私は記憶にないのですが 昨年、二男から聞きました。

1994年のことです。
語呂合わせをすると 「イクコクルシイ」となるので 憶えています。
私、育子が人生で一番苦しかった時です。

二男にそう言う言葉をかけたことは記憶に無いのですが
「このまま死んだらどれほど楽だろう。」
と車を運転しながら思った瞬間のことは覚えています。

「死んだら 二人の子どもにどのような影響を与えるのだろう。」
と思ったことも覚えています。

いろいろあったけれど、闇のトンネルを抜けるのに6年かかったけれど
その後の人生は 思いがけないことの連続で楽しんでいます。

高校の頃
「ずっと日本にいるのに どうして英語が必要なの?受験の為なんて無意味!」
と 英語はもとより受験勉強を全く勉強しないで 本ばかり読んでいました。

1994年にうつ症状を体験し アドラー心理学に出会いました。
「翻訳した本で学ぶより、通訳を通して学ぶより きっとちがったものがあるだろう。」
と思い、北米へ行きました。

その後の人生も 親しい友人に言わせると
「無防備」そのものですが・・・。

何もかも失った経験のおかげで強くなったのかと思います。

あの頃の苦しみに比べれば 苦しいことなど何もないように思います。

自殺しなくて 良かった、と思います。

2013年3月15日金曜日

雪どけのように・・・

「いままで言葉にしたことがなかったのです。」

「もう大丈夫、と思います。」

「今は 協力してくれる人たちがいて 幸せだと感じています。」

「大変だったけど 頑張っていたのだと思います。」

「NHKのテレビを見て 本では読んだことがあったけれど 本当に自分と同じように苦しんでいる人たちがいるんだと分かりました。」

雪どけのように Aさんの心の中にあったものがとけつつあることが伝わって来ました。

トラウマを取るEMDRセラピーでは 思い浮かんだことだけを伝えてもらうので 辛いものも
嬉しいものも 真っすぐに伝わって来ます。




2013年3月14日木曜日

勇気づけの親子関係実践セミナー

平成24年度松戸市市民活動助成事業として行ってきた 平日のセミナーの最終日でした。

2月で10章まで修了していたので きょうは総復習をしました。

皆さんに実践されてからの変化をお話し頂きました。
どなたも一様におっしゃったのは
「楽になった。」
でした!

楽になった、と実感した頃に 子どもの不適切な行動がなくなっていた。

子どもが何でも自分でやるので 口を出すことがなくなった。

いっしょに学んでいるお母さんたちと 仲間意識が出来て
どの子も自分の子のように思える!
一般的なグチではなく「勇気づけの対応」に沿った話しができる!
いろいろな成果を聞かせて頂きました。

同じ幼稚園のお子さんを持つお母さん方です。
今度 園長先生にお会いするお話もまとめてくださいました。

2013年3月12日火曜日

マイベストプロ千葉・・・朝日新聞

昨年夏、マイベストプロの営業の方からメールを頂きました。

サイトを持って初めて知ったことがたくさんあります。
色々な営業の方からメールや電話が入るのです。

「テレビに出ませんか?」
「本を出しませんか?」
「サイトをリンクしませんか?」

テレビの話は テレビ出演とサイトの掲載がタイアップしていて サイトの掲載料金が1ヶ月6万円でした。
本も怪しげな話で、自己負担が 200万円であったり、150万円であったり・・・。

始めのうちは分からないままに 支払い可能な リンクを依頼して代金を支払いました。

マイベストプロさんからのメールも 1回目のは
「また、営業さんなのね!」
と思い、じっくり読んでいませんでした。

再度メールを頂いた時に
「これまでの営業さんとは 少し違うかもしれない。」
と思い、お会いしました。

「朝日新聞に広告も載せます。」
と言われても 意味が良く分かりませんでした。

千葉に絞ってサイトを作る、他県でも実施中、ということでお願いすることにしました。

今年(2013年2月8日)、本当に新聞広告に載りました。
初めて意味が分かりました。
下にその広告の電子版があります。

マイベストプロ千葉

けんかしても良いよ!

「けんかしても良いよ。けんかしてても あいさつはちゃんとしてね。」
お子さんから ご両親に言われた言葉です。

「何才の子だと思う?」
友人に問うと
「大人じゃないの?あるいは高校生とか?」
と返事が返って来ました。

実は 小学校1年生のお子さんなのです。

「勇気づけの親子関係実践セミナー」で10章めを行った先月のことでした。

「家庭のルール」について話し合い、感想を書いて頂きました。
感想の中に 
「“けんかをしてもあいさつをする”は娘から言われたルールです。」
とありました。

けんかをしている時、
「いただきます。」
「行ってきます。」
に対して 無視したり、玄関まで見送らなかったり、というご両親の行動に対して
小1のお子さんから提案があったということでした。

「こどもに教えられました。」
と締めくくられていました。

2013年3月11日月曜日

NHK:ETV ・・・土曜の深夜・・・

3月3日、名古屋でのEMDRワークショップでのことです。

一緒に実習をした方が
「浜松から来ました。杉山先生の所で臨床心理士をしています。あ、今日先生NHKに出ますよ!良かったら見て下さい。」
とおっしゃいました。

その日は見過ごしてしまったのですが 3月19日土曜の深夜、睡魔と闘いながら1時間を過ごしました。

アメリカのニュース番組 に比してEMDR自体はそれほど詳しくは説明されてはいなかったように思ったのですが それでも反響があったことに驚きました。






2013年3月10日日曜日

EMDR・・・泣くことができました!

小学生のお子さんに EMDRセラピーをしました。 
連絡する必要があってメールをしました。

お子さんにはEMDRセラピー、
お母さんには「勇気づけの親子関係実践セミナー」を受けて頂いています。

こんばんは。

 前回、Y君が泣くことができたことは トラウマにアクセス出来た、と思っていました。
今回、同じようにお母さんにお話して頂いた中で Y君がほほえんだ場面がありました。
Y君の前では 誤解が生じるといけないので お話ししませんでしたが、良いサインだと思いました。


トラウマが薄らいだ時、人によっては 声を出して笑われます。

学校を休みたい、とY君がおっしゃった件ですが、
Y君は敏感で、真面目なお子さんです。
テストを受けたくないのは怠けにつながるというご心配があるかもしれませんが 絶対そうはなりません。
小学校の教師、塾の教師を通しての経験からわかります。
 ご安心下さい。
「良い点を取りたい。」
と意欲もあります。

漢字ノートを読んだ時、新しい知識に対しての反応が とても良い感じでした。

漢字についてのトラウマ的体験もEMDRの中で扱いたいと思っています。

今一番大切なことは
「お母さんは僕を分かってくれる。何があってもお母さんは僕の見方!」
と心から思えるようになることです。
それが Y君の安心感につながり、行動出来ることにつながります。

Y君が

「分からない。」
と言う時は
 どう答えて良いか分からない場合もあれば、答えたくない事もあると思います。
「ああ、そう。」
 と深追いしないでおきます。

 目や動作で語ってくれるので 観察して頂けますか?
「勇気づけセミナー」の記録に「子どもの反応」を書く欄があります。
 そこに
 ①大きく頷いた
 ②目を見開いて横目で見た
 ③小声で「わからない。」と言った
 のように書きます。

漢字の本、下にリンクを貼りつけました。
 ドラえもん1006漢字


この私のメールに対して Y君のお母さんから
「Y君から信頼されるように対応して行きたい。」
というお返事を頂きました。

お母さんへの返事です。


おはようございます。

ご丁寧なメールありがとうございました。

お母さんもY君との関係で 大変つらい思いをされてきたことが伝わってきました。

「Yはまだどこかで私を信用していないのだと思います。」

昨日の「大きな横目」がそれを伝えていましたね!
写真に撮ってY君に見せたいほどでしたね!!!
これも良いサインだと思います。
もう恐がっていないから 自分の気持ちを表現できるのです。
Y君はお母さんを大好きなので そのお母さんを信用出来るようになったら 
どんどん前進できると思います。

ドラえもんの本が届いたら 
「届いたよ!」
とだけ言って 後は何もおっしゃらないで下さいますか?

率直なお母さんからのメール、涙が止まりませんでした。
ありがとうございました。



2013年3月9日土曜日

抜毛をするお子さんに対しての援助

今日、抜毛をするお子さんのお母さんとお話する機会がありました。

その方も「勇気づけの親子関係実践セミナー」を実践されています。

お子さんの頭は一時はかなり髪が抜けていました。
いつも帽子をかぶっていました。

ここ1ヶ月ほど帽子をかぶらなくても良い状態になっていました。

「また抜毛が始まったんです。本人はさほど気にしていないようなのですが、せっかくここまで髪がもどったのに またひどくなるのではないかと心配で!!!」

「この間、手が頭に行っている時に、手近にあった帽子を持って見せたのです。そうしたら 息子が “ウン”、と頷いたのでかぶせました。どうなのでしょうか?」

「私、息子さんの気持ちになって聞きました。ウン、と頷けたのは お母さんの援助する気持ちを感じることが出来たからだと思います。心配してくれているのだな、と分かったのだと思います。」
とお答えしました。

手が頭に行って髪を抜いてしまうので 帽子をかぶって止める助けにする、ということでした。

とても勉強になりました。


2013年3月8日金曜日

有難かったこと!!!

税金申告の時期ですね。
私は青色申告会に加入して そちらで指導を受けて申告しています。

初めて指導を受けた時に お子さんをお持ちの方が担当して下さいました。
仕事の内容から「勇気づけセミナー」の話しになりました。
「松戸市市民活動助成事業」として行っている「勇気づけセミナー」に
一昨年から昨年まで参加して下さっていました。

その方から最近、メールを頂きました。
「申告の申し込みはどうされましたか?」
と・・・。

締め切りの3月15日を過ぎると「青色申告控除」が受けられないことを教えて頂きました!

「青色申告会の会員の方々にも “勇気づけセミナーは意義があると思います。”」
と言って頂き、申告の時期が済んだら 局長さんにご連絡させて頂くことにもなりました。

そう言えば 18年前に初めて開いたセミナーを受けて下さった方のご主人がおっしゃいました。
「福田さん、あなたは営業は向いていないよ。職人だから。お客さんが営業をしてくれるから 大丈夫。うちのかみさんが営業して 嫁もセミナー受けてるでしょう!」
と!

今、松戸で受けて下さっている方が お子さんが通われている幼稚園の園長先生にも話を通して下さったそうです。
「勇気づけセミナー」の実践の輪が広がっていきそうな“予感”がします。

人とのつながりは 本当に有難いことだと思います。

2013年3月7日木曜日

教育をタダにする:朝日新聞の記事

3月7日(木)朝日新聞の26ページ、教育欄に「オンライン授業の衝撃」という記事がありました。

ユダシティーコーセラエデックス で無料で大学の授業が受けられるという内容です。

提携企業は350社、優秀な受講生を企業に紹介していくそうです。

私も何か分野の異なったものを受講してみたいという気持ちになりました。

友人達にも メールでこのサイトを送りました。






2013年3月6日水曜日

EMDRワークショップ:名古屋

3月3日(日曜日)、名古屋で行われたEMDRのワークショップに参加しました。

京都から来られた精神科医の方、岡山から来られた臨床心理士の方と一緒に昼食をとりました。

岡山の方は占いもされるとのことで 自己紹介の後
「占いさせて!見てみたい。」
とおっしゃり、生年月日を聞かれました。
「バランスが良いね!」
など「勇気づけ」の言葉を頂きました。

「占い」は「勇気づけ」の効果もあるのでしょうか???

「学校で、生徒に 占いで見てあげる!というとカウンセリングに乗って来るのよ!」
と・・・。

ワークショップに参加すると新たな出会いがあって 刺激になります。

2013年3月4日月曜日

NHK:ETV特集:人とうまくつきあえない

NHK:ETV特集
人とうまくつきあえない ~いじめや虐待と自閉症スペクトラム~ 
で、3月3日(日)EMDRセラピーでの治療が取り上げられたそうです。
(再放送:2013年3月10日(日) 午前0時50分※土曜日深夜)

日本でもようやくテレビで取り上げられるようになったのですね!

EMDRは体験されたに方は「効果絶大!」と言って頂けます。
トラウマ、こだわり、イライラ、どのようなものにも効果はあります・・・。

次は治療を受けられた方に書いて頂いたコラムです。
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マイベストプロ千葉 















2013年3月3日日曜日

母の担当の理学療法士さん

2月28日(木)、母の入院先(岐阜市)で、若い理学療法士さんにお会いしました。

私が母を車椅子に乗せて散歩していた時のことです。
近づいてきた白衣の方が
「リハビリしても良いですか?」
とおっしゃいました。
「どれ位車椅子に乗っておられましたか?」
と聞かれ
「1時間位です。」
と答えました。
「それでは ちょっとお疲れでしょうから リハビリは ベットでさせて頂きます。」
と言われ、母の病室に連れて行って下さいました。

昨年11月末に浮腫を改善する為に入院してから 様々なことがありました。
命は取り留めたものの認知症が進んでいました。

その母に対して リハビリや語りかけがとても丁寧で優しいのです。
お話を伺うと まだ25才とのこと。
どうして理学療法士を仕事に選ばれたのか、どうしても知りたくなりました。

「14才の時にスポーツで怪我をして 理学療法士に出会ったのです。」
とのことでした。

「思ったよりも厳しい勉強でした。」
ともおっしゃっていました。

母が素直に穏やかな表情でリハビリを受けているのを見て、とても幸せな気持ちになれました。