2013年10月29日火曜日

不登校の中・高生を持つ親の会でのセミナー

平成24年度に続いて 平成25年度も 青空の会(我孫子市)で
「勇気づけの親子関係実践セミナー」を開かせて頂いています。

今日は 「6章:肯定的な見方」 でした。

最後に感想を書いて頂いています。
きょうは 感想をブログに載せる許可を頂いてきました。

Aさん

否定的表現を肯定的表現に言い換えることがほとんど出来ず、
普段の生活でも ストレートに否定的なことを気にせずに話している自分に気がつきました。

子どもにしっかりしてほしくて、不安になり あれこれ言ってしまうのは 逆にやる気をなくしてしまう事を いつも心に入れて行動していきたいと感じました。

ありがとうございました。









2013年10月25日金曜日

どんな言葉をかけたら良いのか???

勇気づけの実践を始められた方から 度々うかがう言葉があります。

「今までと違う言葉をかけることを考えると 思いつきません!」

始めのうちは どなたも同じです。

自分の気持ちを 肯定的に正直に、伝えます。

相手の言葉に続けて言わなくても良いのです。

おはよう・・・

ありがとう・・・

うれしい・・・

簡単な、短い言葉で良いのです。


2013年10月23日水曜日

勉強、楽しかった!!!

私が都合でお休みしたこともあって 3週間ぶりの小5、R君との勉強。
初めて会った時は 可愛い小2の坊やでしたが もう立派な少年です。

始める前にご家族の方がとおっしゃいました。
「僕は漢字が出来ないんだ~、ってRが言うので 心配です。」

帰りの電車の中でメールをしました。

R君、私が次々に提案した学習を どんどんこなしました。
‟僕は漢字出来ないんだ~”って言ったんだって?」
と私が言うと ニヤニヤしていました。本気ではないようです。
読解力があることが 一番の強みです!
大丈夫です♪

ご家族から お返事を頂きました。

あれからRは 宿題、チャレンジの問題を瞬く間にやりました。
聞いたら 勉強が楽しかったと言っておりました。

漢字の練習をたくさんしたにもかかわらず
楽しかったと聞き、うれしく思いました。

漢字は次のように練習しました。

同じ漢字を繰り返し書かない。
間違った部分だけを練習する。
漢字テストを作って 手本を見て書く。

R君との勉強は 若返る気がします!

2013年10月22日火曜日

閉所恐怖症:私のトラウマ

先週の土曜日、佐藤光政さんが指導しておられるコーラスの発表会に行きました。

行きは「千代田線⇒山手線⇒西武線」で行ったのですが 
帰りは「東西線⇒千代田線」にしました。

大手町の乗り換え通路が工事中で狭くなっていました。

すると 息苦しさを感じました。

その後思い出されたのが 子どもの頃に「お蔵」に閉じ込められたことです。
「お仕置き」として 幼児~小学校低学年の頃 お蔵に入れられたことが何回かありました。

その光景は今でも脳裏に焼き付いています。

ネズミからお米を守るためにのお蔵でした。
お蔵の中に更に作られた部屋があり、その扉には 小さな明かり取りの窓が上のほうについていました。
針金の網もついていました。

初めて入れられた時は 泣き叫んでいたように思います。

叱られた理由は全く覚えていません。
「閉所」で息苦しくなる、ということだけが残りました。

2013年10月17日木曜日

親の心配、不安の解決方法

子どもが 心配です。
子どもに 不安があります。
子どもに イライラします。
・ 


心配、不安、イライラの 肯定的側面を考えると 気が楽になるかも知れません。

まず、一番軽い段階の「注目、関心」が相手の行動の目的であることです。

次の段階は「権力闘争」です。
その次は 「復讐」、「無気力」です。

一番軽い段階であることが まず、肯定的に思えます。

次に 肯定的な側面は ご自身が 自分の感情に気づいておられることですね。

ご自身の
感情は 子どもや相手にぶつけるのではなく、
自分で解決します。

三つめは 自分の感情を 相手にぶつけることが 
心配であることの原因を 解決できるのかどうか、を考えることです。

Yes,であれば OKですし 
No,であれば ぶつけることを 止めてみます。
相手の行動の根底には
「分かって欲しい。」
という気持ちがあります。

2013年10月15日火曜日

今日良かったこと・・・10月14日のこと

①天気が良かった。

②電車の中で前に立っておられた奥さんに話しかけられた

③佐藤光政さんのコンサートでコーラスグループの人たちに会えた

④佐藤光政さんのファーストアルバムのジャケットにサインを頂けた。

⑤一緒に行った友人に久しぶりに会っておしゃべりができた。

⑥NHKで岡山県でチーズを作っておられる方の番組を見た。
 信念を持ってチーズ作りに打ち込んでおられる方。
 28歳で会社員を辞めてからチーズに出会われた。
 納得のいくチーズを作るために 牛を飼い、牛舎の掃除、雑草狩りを丁寧にされている様子に感動した。

一日の肯定的な出来事を寝る前に挙げてみました。

見つからない・・・

とおっしゃる方がおられます。
どんな小さなことでも良いのです!とお伝えしています。

2013年10月12日土曜日

死んだ方が どれほど楽だろう・・・

カルチャースクール アクロスモール守谷で 
  ↑ クリックすると 飛びます
「勇気づけの親子関係実践セミナー」を開かせて頂いています。

守谷市は 私が 1994年に
「死んだ方が どれほど楽だろう・・・」
と運転しながら思ったところです。

1996年に今の「つくばみらい市」(当時の谷和原村)でセミナーを始めました。

始めて受講して下さった方が
「子ども達が 無事に育ったのは 勇気づけを実践したから・・・」
と カルチャースクールに紹介してくださったのがきっかけで 開かせて頂くことになりました。

ご縁とは 本当に不思議だと思います。

現在のセミナーは
練馬では主に「知的障害」「発達障害」
我孫子では「不登校の中・高生」
新松戸では「幼稚園、小学生」
松戸では「小学生~成人」
の保護者の方、ご家族との関係をより良くしたい、と課題をお持ちの方々が参加して下さっています。

社会の悲惨な事件を見聞きするたびに
精神病理を防ぐ「勇気づけの対応」があることを 
ひとりでも多くの方にお伝えしたいと思っています。

理論ではなく、「実践」なのです!



2013年10月11日金曜日

EMDRの効果と家族関係

あるクライエントのご家族の方が 繰り返しおっしゃる言葉があります。

「EMDRだけでは こんなに早く改善しなかったと思っています。子どもへの対応の方法がわからないままでした。“勇気づけセミナーで 対応の方法を学んで実践していること”で 子どもの信頼を取り戻すことが出来、関係が変化しています。」

この言葉ほどうれしいものはありません。

「実践すれば 必ず変化が表れます!!!」
とお伝えしているからです。

浦安で活動されている横山さんが「勇気づけセミナー紹介」の会を開いて下さることになりました。

チラシをコピーしました。

【所】浦安市民プラザWAVE101 サロン5
 (JR新浦安駅徒歩5分、ダイエーショッパーズプラザ4F

【内容】アドラー心理学カウンセラーでEMDRセラピストの
福田育子先生の勇気づけのワークショップ全10回の紹介入門編。対象は不登校や子どもとの関係に困っている保護者、支援者。発達障害のお子さんのペアレントトレーニングにも役立つ。言葉かけが変わり、イライラが軽減すると大好評。
http://www.kosodatecafe.com
【資料代】500円(おつりがないようにお願いします)
【申込・問】9/30午前9時より受付、先着20名・事前申込優先
お~ぷん・どあプロジェクト 横山 
(不登校児対応アドバイザー、アートセラピスト)
opendoor-urayasu@hotmail.co.jp 
090-6160-1410
①お名前
②ご連絡先
③お子さんの年齢

HP:http://www.opendoor-urayasu.com/

2013年10月10日木曜日

誰が???

「勇気づけセミナー」では「誰の課題?」を学びます。

これは「境界線:ヘンリー・クラウド著」の考え方と同じです。

親として 子どものことを心配するのは自然です。
この心配は 誰がしているのか?

子どもの姿を見てイライラすることもよくあります。
このイライラは 誰が解決する課題なのか?

主語を考えると 心配、イライラは親がしているので 「親の課題」だと分かります。

ではその課題を どう解決するのか?

子どもの自立心と責任感を育てるために、
健康な心を持って成長できるように・・・。

健康なこころは自己肯定感につながり
精神病理を防ぎます。

いじめ、うつ病、自殺・・・
社会の諸問題は「勇気づけの対応」を大人が実践することで 防ぐことができます。

100年以上前にアドラー博士が訴えたことです。
カナダでは 国の保健機関が「勇気づけの対応」のセミナーを提供しています。

2013年10月9日水曜日

トラウマ:2次障害

「先生が~    。」
「学校で~    。」
「友達が~    。」
「○○が トラウマで~  」

トラウマと言われるものは 数え切れません。

見過ごされているのが それに関するできごとの扱い方、
無理やり学校に連れて行かれたこと
が 2次障害=トラウマになっていることだと思います。

傷ついている子ども、あるいは他者に対して 文字通り
「傷口に塩を塗る」
対応が トラウマを複雑にすることがあります。

一番のセラピストは 家族だと思います。

「勇気づけ」を実践して頂くと 必ず変化が起きます。
「勇気づけの対応」は 2次障害とはなりません。

2013年10月4日金曜日

大人になれない男女

精神病理予防としての「勇気づけ対応」の必要性

精神病理予防として、「勇気づけ対応」の重要性を機会のある度にお伝えしています。
「勇気づけの対応」は自立と責任感をそだて、自己肯定感を持てる大人に育てます。

次のコラムは 精神科医:齋藤 学氏が書かれたものです。(毎日新聞:1999年8月24日)
日々の親の対応が病理につながるとおっしゃっています。

大人になれない男女(副題:良い子の延長)

 少子化の時代を迎えてからの日本の男性の多くは、母親の喜ぶ顔見たさに子供時代を「勉強少年」として過ごしている。勉強嫌いで成績が上がらず、「母の良い子」を続けることを早々とあきらめてしまった場合はまだいいのだが、なまじ成績がいいままでいると、勉強少年のまま成人に達してしまう。

 日本の官僚組織や大企業は、この手の「良い子」ばかり採用してきたので。日本は恐るべき、「勉強少年国家」になってしまった。こうした人々は、試験の答案を書くのは得意だが、変化する現実を把握して対応することは苦手である。

 国家や企業を「お袋」にして、その中でぬくもろうとしている子供達に、国の舵取りをゆだねて疑問を持たずにいる私たち自身も、どこかで子供心から抜け切れていないのかもしれない。

 こうした「子供のままの大人」は、男性だけに見られるわけではない。こうした勉強少年を作りだす母たち自身も、「マザコン夫」や「暴力夫」につかえ続ける「良妻」たちも、大人とは何かが分からない人たちなのである。いかに自分が選らんだ者とはいえ、配偶者から人としての尊厳を傷つけられてまで、“主人”などと奉って仕えることはない。

「あんたみないな子供と一緒にいて、私の人生を浪費するわけにはいかない」とはっきりさせるのが大人の女というものだ。

 夫と別れるかも知れないと思えば、それに伴う責任も出てくる。しっかり稼いで行き抜かなければならないのだから、自分が時給いくらの人間であるのかを、普段から知っておかなければならない。そして少しでも賃金の高い労働者になれるように準備するようになる。

自分が生きるための責任も果たさないで、主婦優遇の税制や年金制度に寄りかかろうとしても、将来は暗い。子育てがてらのパート勤務などとのんきなことを言っている女性が多いから、女性の賃金はいつまでたっても上がらない。保育園の整備も進まない。

 こうした女性に限って、「子供のために動きがとれない」と言う。「別れたいのはやまやまだけど、お前がいてはねえ」などと悲痛な顔をされる子供のほうがいい迷惑だ。

こんな愚痴の聞き役を務めているうちに、持たなくてもいい罪悪感にとらわれて、大人になってからうつ病者として過ごす人たちのなんと多いことか。

2013年10月3日木曜日

症状の改善

EMDRセラピーを継続していくと 
クライエントの方が ご自身で変化に気づいていかれます。

1.以前言えなかったことが言える。
2.以前出来なかったことが 出来るようにる。
3.恐かったものが 平気になる。
などなど。

ご自身で楽になられると 治療に対してもいっそう意欲的になられます。
そして どんどん変化して行かれます。

その変化はトラウマで覆われていた本来のご自身が出て来るのです。

変化を共有し、一緒に喜ぶことが出来るほどうれしいことはありません。

最近、EMDRだけでなく、「勇気づけのセミナー」で対応を学んでいることも
お子さんの状態、お子さんとの関係改善に役に立っていると感じておられるとクライエントのご家族から伺いました。

EMDRセラピーと「勇気づけセミナー」の合体は初めから意図したものではありませんでした。
EMDRセラピーでトラウマから解放され、家族が(一番身近な環境である)安全だとクライエントが実感されることが 早い回復に不可欠です。

クライエント、セミナーを受けて下さっている方々に喜んで頂けることが 
私にとって大きな「勇気づけ」です。

実践して下さる方々に 本当に感謝しております。
ありがとうございます。

2013年10月2日水曜日

英語、やりたい!

きょうは R君の勉強の日でした。

  1. 「雨にも負けず」:音読
  2. 三角計算(百マス計算より効率よく掛け算九九が練習できます。)

   きょうは三角計算、1分を切りました!!!
   私:うれしいね~!
   R君:涙が出る?
   私:きょうは出ないけど、嬉しい!
  
 3.部首カルタ(仮説社)54の部首の読み
   札を音読するだけですが ほとんどの部首を言えるようになりました。

 4.漢字練習ノート
 5.算数の予習


ここまで終えると
「英語やりたい!」
とR君!!!

彼は 私がR君のおばあちゃんと英語を勉強しているのを知っています。
おばあちゃんの使っている教科書を勉強しました。

R君が関心を持った時が 英語を始める好機、と待っていました。

子どもは関心を持てば 自分から
「やりたい。」
ということを 再度実感しました。

子どもの頃の気持ち、忘れちゃうのでしょうか???

「お母さん達って、子どもの頃の気持ち、忘れちゃうのでしょうか???」

新松戸3丁目のイタリアンレストランMeg-meで お隣に座った若い女性がおっしゃいました。

10月15日(火)夜はありませんがほぼ毎週火曜日、午後7時~生演奏があります。
7月2日(火)以来、夫が飛び入り参加させて頂いています。
昨夜はライブ好きの友人達が行くとのことで 私も初めて行ってみました。

若い女性、Aさんは学習塾の講師のようでした。
話の流れの中で出て来た言葉が
「お母さん達って、子どもの頃の気持ち、忘れちゃうのでしょうか???」
でした。

人それぞれですね・・・
「親のようには 絶対ならないと思い、実行してきた。」
という方の娘さんにお会いしたことがあります。

「親のようには 絶対ならないと思っていたけれど 気づいたら同じことをしていた。」

と伺ったことがあります。

私の場合、親は勇気くじきをしなかったけれど
子ども二人には
「指示、命令」
ときには
「からかい、暴言」
も!!!

からかい半分でヒドイ言葉を二男に言ったことを覚えています。
その後、「勇気づけ」を実践してきたことで 許してくれたように思います。
逆にからかわれます。
「~って 言ったよね!」
と。謝ると
「冗談だよ!」

「お母さん達って、子どもの頃の気持ち、忘れちゃうのでしょうか???」
は 講師として お母さん方が勇気くじきをされることを感じておられるということだと思いました。

Meg-me では 勇気、元気をもらえる肯定的なエネルギーがありました。

2013年10月1日火曜日

思い込み

1994年、私はうつ症状で これまでの人生で一番苦しい時でした。

私の名前は育子です。
いくこ くるしむ、と語呂合わせできます。

スーパーへ行っても電車に乗っても
他の方々が幸せに見えました。

苦しいのは私だけではないか・・・

苦しみから脱するために
瞑想教室へ行きました。

友人に「アドラー」という言葉を教えてもらいました。

当時中2と小4の二人の息子を対象に
「勇気づけの実践」を行い、今も続けています。

二人の息子は 33歳と29歳になりました。
彼らと関わる度に
「勇気づけ」を「実践」してきて良かった!
と思います。

かつてのバリバリ指示命令母だったら
「相手にしてもらえない」
と思います。

他の人がみんな幸せに見えた思い込みは すっかり消えました。
苦しいこともあるけれど どなたも頑張っておられるのだ・・・と。