2012年5月31日木曜日

子どもの笑顔が増えました!!!

「勇気づけ実践セミナー」を受けると同時に EMDRセラピーをされている方の言葉です。

勇気づけの対応と同時に EMDRセラピーでお子さんとの関係を修復する内容をお伝えしています。

「子どもの笑顔が増えました。」
「シャボン玉ゲーム、ペロペロキャンデーのゲームは 本当に喜びました。」
「子どもと一緒に何かをすることが 楽しくなりました。前は義務のように感じていました。」
「私はこれまで~だったのだと気づきました。」

「これまでの自分と違って ~を自然にしていました。」
等など 順調にEMDRセラピーが進み、同時に「勇気づけ」も実践されている成果を報告して下さいました。

2012年5月30日水曜日

EMDRセラピーと「早期回想」

アドラー心理学では 人の性格、生き方を捉えるのに「早期回想(子どもの頃の思いで)」を使います。
早期回想の中に 生き方の指針が入っていると見ます。セラピストは クライエントの思いでの中の
「自分は~である。他者は~である。だから自分は社会に所属するために~という行動をとる。」
を読みとります。
EMDRセラピーでは 今症状として起きていることに関連する思い出を探します。

私はEMDRセラピーのトレーニングをカナダで受けたのですが 心理学者、経験豊富なセラピストでも「思い出」の見つけ方に苦労されていました。

EMDRセラピーをする過程で ご本人も忘れていたような子どもの頃の出来事が出て来ます。
興味深いことに 出来事は異なっていても 感情は現在問題となっているものと重なっていることに気づかれます。

アドラー心理学を学んで良かった、と思います。
と言うのは セラピーをする中で 解決した方が良い、関連する思い出(早期回想)に早く到達出来るように思えるのです。

治療する出来事のイメージを捉える時にも アドラー心理学の「早期回想」で得た方法が有効です。

クライエントの方と一緒に「関連する記憶」を探し、イメージ化する「共同作業」も アドラー心理学で目標の一つにすることの多い「協力」を実感します。


2012年5月29日火曜日

障害者教育のベテランの先生

ある所で障害者教育のベテランの先生と知り合いました。

一目見た時に 彼女の誠実さ、率直さ、正直さなどなどをが伝わってきました。
お話しする度に アドラー心理学の理念と共通の信念を持って仕事にあたって来られたのだと感じます。

お互いに分野の違うことを教え合える上、「人としての価値は対等」という点で共通した思いがあります。

やや知的に障害のあるお子さんを普通学級へ通わせている方の悩みについても 次回にどのように伝えたら良いのか伺えました。
1.お母さんがまず支援学級を見学に行くこと
2.メリット、デメリットを書きだすこと
でした。

ワクワク、ドキドキ!

二男が小さい頃、何か楽しいことや計画があると言っていました。
「ワクワク、ドキドキ!」

私は 大人にとっては忙しいのだけれど 子どもにとっては新鮮な感動なのだ、とこの短い言葉から感じたことを覚えています。

昔、教師をしていた時の同僚で現在も担任をされている方が 「勇気づけセミナー」1章を受けて下さって、「とても参考になる。」と言っておられたと 一緒に参加して下さった方から伺いました。

また、手記を寄せて下さったHさんのお子さんは 9ヶ月ぶりの再登校にも関わらず宿題をこなし、課外活動も行い、得意なパソコンでプロジェクトに貢献されているそうです。

アダルトチルドレンと診断され、セミナーとEMDRセラピーの二本立てでお会いする方は
「ここへ来ると元気が出るんです!」
と言って下さいます。

このような出来事が続いて ふと「ドキドキ、ワクワク」という言葉が浮かんできました。

「勇気づけ」を皆さんが実践して下さって ご家庭での大きな変化を教えて下さることは ワクワク、ドキドキです。

2012年5月28日月曜日

松戸市市民活動助成事業成果発表会

5月26日、松戸市市民活動助成事業成果発表会がありました。

プレゼンの準備のことしか考えていませんでした。
行ってみると 驚いたことに「事業の人気投票」がありました。

私たちの「健康なこころを育む勇気づけの対応」は 14位中2位になりました。
1位との票差は 1票でした。

これは「不登校だった息子さんが!!!」と「セミナーの有効性について」を書いて下さったお二方の「成果」だと思います。

セミナーを受けて下さり、変化や他への拡がりを書いて下さったので それが評価を得たのだと思いました。

お二方にご報告とお礼を申し上げました。

5月27日の松戸市でのセミナーには 赤ちゃんを持つお母さんから成人したお子さんを持った方、学校の先生も参加して下さいました。

2012年5月26日土曜日

不登校生の親:勇気づけ実践セミナーの有効性について


松戸市で「勇気づけの親子関係実践セミナー」を2年前から受けて下さっている山本さんが 松戸市市民活動助成事業成果発表会で発表の為に下記の文を書いて下さいました。

不登校問題を考える東葛の会「ひだまり」世話人
不登校中高生の子どもをもつ親の会「青空の会(我孫子)」世話人
不登校親子応援ねっと代表
社会福祉士 山本知子

日頃より市民活動に真摯に取り組まれていらっしゃる皆様には、不登校・引きこもりの子どもや親へのご理解を賜り感謝申し上げます。

私が福田育子先生の「勇気づけの親子関係実践セミナー」(以下、勇気づけセミナー)に出会ったのは、約2年前でした。

福田先生が、不登校問題を考える東葛の会「ひだまり」をお訪ね下さったのがきっかけでしたが、以来松戸の会場で講座を受講させていただく度、この勇気づけセミナーは、不安で身動きが取れなくなっている不登校の子どもをもつ親御さんが、一歩でも勇気を出して、状況を打開するための一助になっていくものだと感じてきました。

子どもが学校に行けなくなってしまった時の親の苦しみは並大抵ではありません。さまざまな原因探しをし、それがたとえ子ども自身が何らかの障害を抱えていたり、いじめを受けたりしているような場合ですら、育て方が悪かったのかと親は自信を喪失しがちです。学校への復帰が困難な状況にある子どもにとって、親の安心感と子どもへの理解がつくる温かな家庭の存在は、自立への大切な鍵となります。それは、子どもの心を救い、子どもが自分自身の課題に向き合う環境を整えてあげることになるからです。

しかし、子どもの心を尊重することは甘やかしではないかと後ろめたく思う親の眼差しや学校の指導、必要以上の叱咤激励は、子どもの自己肯定感を下げ、課題解決への意欲低下やストレスを招き、家庭に緊張感を走らせ、やがて親子関係がうまく行かなくなる要因になることがあります。

子どもが元気を取り戻し、自分の道を見つけていくうえで、『親の理解』はとても大切です。子どもは悩み、苦しんでいる時、孤独であり、孤立しています。人とつながる事が大切になります。子どもにとって親は一番身近なおとなで、一番気持ちを伝えやすい、頼りにしたい人です。傷つき不安定な子どもに日々対応する親は、家庭の中でカウンセラー役にもならなければなりません。それだからこそ、親にとっても信頼でき、悩みや苦しみを安心して打ち明けられる親自身のカウンセラーや居場所が必要なのです。

勇気づけセミナーでは、子育てについて学びながら、親自身が自分育てをしていることにやがて気が付きます。親自身が勇気づけられ、自尊感情を取り戻していくとゆとりが生まれ、子どもを一人の人間としてみていくことができるようになります。親しい友人に接するようにと福田先生はよくおっしゃいますが、そのように接していくと子どもは、親に信じて見守られている安心感から、自然な会話が増え、やがて元気を取り戻していきます。

不登校中高生の親の会「青空の会(我孫子)」では、勇気づけセミナーを学んでお子さんが元気になっていった仲間の実践を目の当たりにし、また、1月のプレセミナー「肯定的な見方」も好評でしたので、今年度、福田先生に勇気づけセミナーを開催していただいています。既に、我孫子市内の会場では、4月は14名、5月は15名の参加がありました。

5月の「2章 誰の課題」では、“子どもの課題に口を出し過ぎているなと感じました”“いつも先回りして指示を出してきていました”などの感想が寄せられました。母親は、子育ての責任から知らず、知らず、子どもの課題を先回りしてしまうことがあると気づかされます。自分だけが悩んでいるのではないということも互いに知り合い、安堵します。

このように勇気づけセミナーは、地域に子育てについて語り合い、支え合う仲間づくりの機会や親の居場所を提供して下さっています。     

東葛の会「ひだまり」でも、6月9日(土)の親の会に助言者として福田先生をお招きします。市外、県外から不登校のお子さんをもつ親御さんの参加がある会で、勇気づけの対応が、なんらかのヒントになるものと期待しているところです。

最後に、青空の会(我孫子)では、特別にお願いして不登校の親向けに勇気づけセミナーの内容を変えていただいていますが、福田先生はあらゆる人間関係に応用ができる幅広い知識と技能をおもちですので、ニーズに合ったグループワークが可能なところもとても魅力だと思います。

私は、「勇気づけの親子関係実践セミナー」を地域資源の一つとして、これからも多くの方にご紹介していきたいと思っています。

福田先生、今後ともどうぞよろしくお願い致します。

2012年5月25日金曜日

きれいになったね!って言われました!

「子どもが幼稚園でいっしょだったママ友に久しぶりに会ったんです。きれいになったね、何したの?って言われました。」

「え~、次のカウンセリングは2週間後なの、って主人が言うんです。私が元気になるから、早く行って欲しいみたいです。」

アダルトチルドレンとの診断を若いころに受けた、EMDRセラピーで自分が変われるかも知れないと思った、とEMDRセラピーを続けておられるQさんの言葉です。

Qさんのように「自分が変わりたい。」と思われている方は 確実に短時間でイメージを一つ一つ処理できます。

処理するイメージ、「Aさんが ~した、自分は~と感じた。」
の不快指数がゼロになり、肯定的認知がインストール出来た段階で
「自分は Aさんの行動を客観的に見ていて その行動に影響をされない自分がいます。」
とおっしゃいました。

「ということは、~したのは Aさんの課題、感じたのはQさんの課題、ということですか?」
Qさんは 大笑い!!!

Qさんは 「勇気づけの親子関係実践セミナー」を受けておられます。
「2章、誰の課題?」に関連して 考えて頂いたのです。

二人で イメージがEMDRで処理出来たことを確認して終了となりました。

不登校だった息子さんが!!!

平成23年度松戸市市民活動助成事業の成果発表会が 明日、5月26日(土)に行われます。

「勇気づけの親子関係実践セミナー」を受けて下さったHさんの成果を発表して頂くようにお願いしてありました。仕事で会では発表出来ないということで 手記を寄せて下さいました。

昨年、中二の長男の不登校をきっかけにわらをもすがる思いで「勇気づけ講座」を受け始めました。そして今年の3月、10ヶ月に及んだ講習期間を無事終了し、なんと不登校の長男も4月から気持ちを新たに学校へ通っております。10ヶ月頑張ったことが実を結んだのだと感慨ひとしおで福田先生に感謝しています。

私は今まで子ども達に 朝起きてから夜寝るまで
「宿題したの?」
「顔を洗いなさい。」
「早くご飯食べて。」
「どうして何べん行っても分からないの?」
と指示や命令を繰り返し、自分も子どもに振り回され 疲れ果てていました。子どもは部屋にこもり、私を避けるようになったのは言うまでもありません。
そんな矢先、息子は不登校になったのです。
・朝は起こさない
・ゲームをしていても 口を出さない。
勇気づけ講座は目からウロコの連続でした。全て私がやっていたことと正反対の対応だったからです。
そして極めつけはロールプレイです。受講生同士で母親役、子ども役を演じることで 常日頃自分が何気なく口にしている言葉が これほど子どもにやる気を無くさせると知り、がく然としました。

また、頻繁に受講生同士の問題を共有し、意見交換出来たことも貴重な体験でした。
教室はいつも笑いとあたたかさにあふれ、まさに私自身が勇気づけられました。

現在、子ども達はじぶんのことは自分で決め、自分の責任において行動しています。朝、何回起こしても起きなかったことがウソの様です。福田先生の話によく出て来た「静かな朝」が本当に訪れたのです。

長年やってきた事や考え方はそうそうは変えられず、まだまだ迷い、悩み、葛藤の日々ですが 確実に子ども達は笑顔を取り戻し、ありのままの自分を出せるように変化してきています。

子どもも大人もそしてあらゆる人間関係をしあわせにする この勇気づけ講座。
是非とも一日も早く 多くの方に受けて頂きたいと、切に願っています。



2012年5月24日木曜日

シャボン玉ゲーム

日本EMDR学会のワークショップで「協力を学ぶ・・・シャボン玉ゲーム」を習いました。

療育指導の場で、家庭教師先の子どもと早速やってみました。

ゲームのルールは 親、あるいは教師が言った方法でシャボン玉を割ります。
言われた方法で割ることが出来たら、
「言った通りに割ってくれて ありがとう。」
とお礼を言います。こどもは
「どういたしまして。」
と返事をします。

子ども達は 喜んで指示した方法で割ってくれました!

「競争するより 協力を!」
EMDRとアドラーは とても近いものが多々あります。

2012年5月21日月曜日

日本EMDR学会に行きました

18日~20日まで 日本EMDR学会とワークショップがありました。

ワークショップは子どものためのEMDRでした。
アメリカで20年子どものトラウマ治療にEMDRセラピーをされているジョアン先生が来られてのワークショップ、多くの学びがありました。

学会の前日17日に三宮に着き、「勇気づけの親子関係実践セミナー」の3章までをスカイプで学んでくださった方お二人と 対面で4章目をしました。

3章までのお子さんとの対応の話の流れで お母さんご自身の子どもの時代のトラウマを取るためにEMDRまでさせて頂く流れになりました。

お二方とも しっかり「勇気づけ」の実践をされていて
「前は怒鳴り声が聞こえていましたが 今では 笑い声が聞かれる家になりました。」
「実践を始めてからは 口を出すことが激減しました。」
と話して下さいました。

17日には 松戸でセミナーを受けてくださっているお母さんからメールを頂いたのですが 不登校だった中学生の息子さんが 4月からずっと登校されていると報告して下さいました。
お母さんが「勇気づけ」を心のそこから実践されると 半年から数ヶ月後には お子さんに全くカウンセリングをしなくても 再登校される、という事例は10年以上前のセミナーでも経験していましたが やはり同じ結果が出ました。

また 昨年セミナーを受けてくださった方のご家族は お子さんを叱ると
「ママからアドラー心理学を教えてもらったら!」
と言われたそうです。
お子さんがお母さんの実践を感じておられる、ということでした。

17日から20日まで EMDR学会ばかりでなく知人の友人お二人に紹介して頂き、EMDRや「勇気づけの親子関係実践セミナー」をご紹介させて頂きました。

そうそう、学会を手伝っておられた学生さんともお話させて頂く機会がありました。
「行動の目的の分類」に関心を示してくださり、つい熱弁をふるってしまいました。
聞いてくださった学生さん、ありがとうございました!

2012年5月16日水曜日

見守る

障害児教育を30年されてきた方Aさんと出会いました。
お話する度に 新鮮な学びがあります。

次は私のある日の対応です。

本人が同じ教材を続けたい時に
「おしまいです。」
と片付けるケースを出すと その子は教材を放り投げて床に全部落としました。
「拾ってね。」
とだけ言うと 子どもは泣きながらも拾いました。
これは「勇気づけの対応」で「不適切な行動には注目しない」に当たります。
教材を投げ出したことも泣いていることにも触れずに
静かに
「拾えたね。こちらにもあるわよ。」
と言いました。

この話にAさんは 
「その対応で良いんですよ。教科書の通りです。不適切な行動は無視をする、と書いてあります。」
と。

「そうですか、教科書にあるのですね。勇気づけでは 無視では無く、見守る、という言葉で表現します。」
と お伝えしました。

一年間続けて同じ子を担当すると 自分の指導の限界が出て来ます。
ベテランの方に何でも聞け、惜しみなく教えて頂けるので また成長出来そうな気がします。

2012年5月15日火曜日

青空の会での実践セミナー

青空の会での実践セミナー、無事に2章「誰の課題?」が出来ました。
グループに分けてロールプレイや意見交換をして頂きました。

スクールカウンセラーの方は アドラー心理学をご存知でした。
「教師をしていた頃、アドラーの本を読んで 私たちのしていること、間違いばかりじゃないと思った衝撃がありました。今日はアドラー心理学に基づくセミナーとは知らなくて来ました。2度目の衝撃でした!」
と・・・。

Yさんのおかげで また拡がりがでました。

2012年5月14日月曜日

不登校の中・高生を持つ親の会:青空の会(我孫子)

ちょうど2年前のことです。

カナダから帰国して5ヶ月目、松戸市で初めての「勇気づけの親子関係実践セミナー」を開くごあんないに 松戸市の不登校生の居場所「ひだまり」さんにうかがいました。

世話人で社会福祉士のYさんが 初めて行ったセミナーに出て下さいました。
「ひだまり」でお子さんへの対応に効果があった、とその後も他の方に紹介して下さいました。

そして、2年経って「青空の会」でも行って頂けることになりました。

明日参加して下さる方が 前回よりも増えたと、またスクールカウンセラーの方々も参加して頂けるとご連絡を頂きました。

本当に少しずつ「輪」と「和」がひろがっていくことを 実感しています。
ありがとうございます。

2012年5月13日日曜日

行動の目的:失禁

不適切な行動に排泄に関することもあります。

ある方から 知的障害のお子さんについての失禁について伺いました。
私もよく知っているお子さんです。

始まったのは 担任の先生に強く叱られてからだそうです。

その子の場合は「注目・関心」のレベルでは無いように思えます。

対応は 同じです。

①お母さんも担任の先生も 失禁については 何も言わない。
②後始末の手順を伝える。
③後始末が出来た時に 肯定的な言葉をかける。

指導、という立場の方は(私もそうでした・・・)知らない内に権力闘争に入っていることがあります。
注意すればするほど 効果はありません・・・。

2012年5月11日金曜日

幼稚園のしたくを自分で!!!

幼稚園に入園したT君のお母さんの作品です。

「自分で支度が出来るように 目に見える表にしてあげてはどうでしょうか?」
とお伝えしました。

T君も喜んで自分で支度をされているそうです。

今日の松戸のセミナーで 幼稚園の支度が話題になりました。
T君のお母さんには ご紹介する許可を頂いています。

2012年5月10日木曜日

EMDRセラピーの効果

1年前にEMDRセラピーをさせて頂いた方にお会いする機会がありました。


治療させて頂いたイメージについて伺いました。
「あ~、そう言えばそうでしたね。全然思い出しませんでした。不思議ですね。」

というお言葉でした。

EMDRセラピーで そのイメージを共有した、けれどもう消えている・・・。

「体験してみないと 分からないでしょうね!」
と おっしゃいました。

2012年5月9日水曜日

カチンとくるんです!

ある方が 仕事の上でのやり取りでのことを話された時に おっしゃいました。
「いつもカチンと来るんです。カチンと来る自分が悪いのかと思って 嫌な気分になります。」

「行動の目的」を当てはめて お話ししました。

「カチンと来たということは 腹が立ったということですか?」

「腹が立ったのであれば 相手の行動の目的は 権力闘争になります。自分の方が正しい、あるいは 自分の立場が上だ、と思って内容を伝えておられる可能性がありませんか?」

「対応の方法は 戦わないことです。協力できるとことは 協力し、感情的に戦わないことを続ければ 関係が長期的に変化するかも知れません。ご自身が カチンと来ることに嫌な気分になるのではなく、自分の感情に気づいたら 相手の行動の目的を推測してみましょう!」

・・・
ある職場で 職員研修を依頼されました。
「行動の目的」「誰の課題?」が 良いかも・・・と この件から考えました。

2012年5月8日火曜日

宝塚「ブスの25カ条」

“宝塚「ブスの25カ条」に学ぶ美人生活”という記事が マイナビニュースにありました。

1.おいしいと言わない
2.希望や信念がない
3.周囲が悪い
4.声が小さくイジケている
5.いつも口がへの字の形をしている
6.何でもないことに傷つく
7.他人に志嫉妬する
8.他人を信じない

の8項目が見落としがちなポイントとしてありました。


「25項目は知っています。でも変わりませんでした。」
「いろいろな本を読みました。でも 変わりませんでした。」

多くの方がこのようにおっしゃいます。
良いことを聞いたり、本を読んでも変わらないのは「実践」につながっていないからです。

本を読んで 良いと思われたら 毎日の生活の中で実践されれば変化が起きます。



2012年5月7日月曜日

居場所

「職場に居場所が無いと感じた・・・。」

「家にも居場所が無かった・・・。」

「どこにも所属していなくて 自分には居場所が無いのだと思った・・・。」

クライエントの方々がよくおっしゃる言葉です。

「勇気づけの対応」は「居場所があること」を伝える対応でもあるのです。

教室で怒鳴られたり 叱られたり 無視されたりしたら・・・生徒は居場所があるとは思えないでしょう。

家庭でも同じです。小言ばかり言われる、ダメな子だと言われる・・・居心地が良いとは思えないですね。

「家には帰りたくない。」
と 実家を出て働いたり留学されたりしておられた多くの方から伺ってきました。

子どもが家に帰って来ないことを嘆く親の気持ちは「悲しい」か「腹立ち」です。

親の感情から推測出来る 「子どもの行動の目的」で考えると 注目・関心⇒権力闘争⇒復讐 の復讐の段階に入りかけている場合もあります。

子どもが「居場所がある」と感じ始めると 徐々に行動の目的が変化していきます。

親として、教師としてできることは「勇気づけ」です。
長い時間をかけて 注目・関心⇒権力闘争⇒復讐へと移って行ったものなので 教師や親が「勇気づけ」をしても 一朝一夕には変化は現われません。

私の場合、療育指導で小学校低学年の子どもの態度の変化を見るのに 1年かかっています。
しかし ゆっくりと確実に変化してきました。
1週間に1時間の関係で 1年ですから もっと会う機会が多い関係では 早く変化を見ることが出来ると思います。

「子どもと戦わない、秩序のある自由、常に勇気づける」
を 実践していくことは 始めのうちは大変ですが 慣れていきます。




2012年5月6日日曜日

注目・関心

「注目・関心」を得ることを目的とする子どもの行動に 指導者がどのように対応しているかを見る機会がありました。

「泣く」「拒否」という行動を通して「注目・関心」を得ようとする場合、私たち大人は「こどもが仕掛けた罠」にはまり易い大人の行動がありました。

「泣いている」場合、「どうしたの?」と関心を与えると その子どもは「泣けば注目・関心が得られること」を学びます。注目・関心が欲しいので その行動は続くことになります。

不適切な行動は「見守り」適切な行動に「声をかける」に対して「勇気づけ」を続けて行くと 子どもは「適切な行動をすれば注目・関心を得られること」を学びます。

時間はかかりますが 必ず「適切な行動」が増えて行きます。

2012年5月2日水曜日

弟ばっかり・・・

練馬でセミナーを受けて下さっている方がおっしゃいました。

「行動の目的、という見方は初めて聞いたのですが とても分かり易く、自分の子どもにピッタリあてはまります。このごろ 可愛い、可愛いって上の子(小学校低学年)に接していたら だんだん素直になってきたんです。そう言えば よく“弟ばっかり・・・”って言ってました。」

このような方もおられました。
「この頃、中1の上の子が うるさいな、って表情をするんです。でも そのくせ自分では決められなくて どうでも良いようなことでも 聞いてくるんです。」

この方は 上のお子さんの表情に気づいておられることが事態を深刻にしないで済んでいます。
「よく気づかれていますね。」
と言うと
「誰でも気づくんじゃないんですか?」
・・・

「弟ばっかり・・・と言う」
「子どもが うるさいな、という表情をする」
「子どもの言動にイライラする、腹が立つ」
は 私たち大人が 対応を変えた方が良いというサインですね。

2012年5月1日火曜日

復讐?

相手の明らかなミスを指摘したことがきっかけで・・・という話を聞いて思いました。
話した人の感情は「傷ついた」でした。

相手の行動の目的は「復讐」だと 推測出来ます。

相手が「権力闘争、復讐」でこちらに来る時には 私たち自身が気づかずに「こちら側の優位」を伝えていることがあります。

どのような場面でも、自分の気持ちを感じ、相手の「行動の目的」を推測します。
自分の気持ちが 「悲しい」であれば 相手の行動の目的は「復讐」です。

自分の正しさを保ちつつ 相手の正しさ(たとえ間違っている、とこちらが思っても)を受け止める対応が必要になります。

相手が赤ちゃんでも、認知症のお年寄りでも
人として対等」「相互尊敬
が 「勇気づけ対応」の根底にあります。