2015年3月31日火曜日

回復

EMDRセラピーを含むカウンセリングを終えたGさん。
幼稚園の頃からのトラウマの処理でした。

「あの記憶が上書きされて 私はもう大丈夫、強いって思えます。」
「もし、同じことが起きても こわがらないでいられると思います。」

「お母さんも前とは違います。」
「家族の関係が良くなりました。」
とも。

お母さんも「勇気づけセミナー」を学んで下さっています。

お母さんが対応を変えてくださると 
お子さんの回復が早くなる実例です。

「先生に会えて良かった。」
と言ってくださいました。

「あなたが変わろうと EMDRを続けられたからです!」
「お母さんやお父さんのサポートも大きかったですね。」
と お答えしました。

お母さんのサポートとご自身の決意の成果です。

2015年3月29日日曜日

R君の卒業

小学校2年生の6月からお付き合いしてきたR君。
3月25日が卒業式でした。

ご家族から卒業式の様子を書いたお便りを頂きました。

アスぺルガーの傾向があると小1の時に診断を受けていました。
感覚が鋭く、周囲に合わせることに困難を感じていました。

R君の希望で支援級も週に1回続けていました。

6年生の半ばのことです。
「授業聞いていれば 分かるんだよ!」
とR君。

その言葉通り、小5、小6では 学習面で私の助けはほとんど要りませんでした。
小1の頃、成績が振るわなかったことが信じられないほどでした。

2月の末のことです。
「今日で最後にする。」
と私との勉強を終わりにすることを自分で決めました。

小4位の時のことです。
ちょっと力を込めて話した時に ビクッとしたことがありました。
感覚の鋭いR君にはとても大きな声に響いたようでした。
「ごめん!ごめん!」
と謝りました。

また、気持ちが落ち着く、と
洋服の裏についているツルツルしたタグを触っていたこともありました。

R君から多くのことを教えてもらいました。

R君の成長が楽しみです。





2015年3月28日土曜日

自分で決める

3年ほど前に勇気づけセミナーを受けて下さったAさんからご連絡を頂きました。

お子さんをサポートする、という姿勢を続けていたら
自分で学校に行くことを決意し 行き始めたことを伝えたかった、と。

自分で選択し
自分で決める

親や教師は見守る

失敗は 学びの材料とする

自立心、自己肯定感は 

少しずつ、ゆっくりと けれど 着実に育っていきます。

指示・命令を続けると
意欲は薄れます。
自分には決定する力が無いと言われているのと同じなのです。


2015年3月26日木曜日

合格!

看護師の国家試験の結果、合格されました。

1月に入り、試験勉強に集中できなくなった、と電話でご相談を受けました。

来て頂ける距離でないこと
急を要すること
その方がとても敏感な感覚を持っておられると知っていたことから
ソマティック・エクスペリエンスのトラウマ治療を
電話で行いました。

「学習に関する肯定的な記憶の身体の感覚」
「否定的な記憶の身体の感覚」

を使って行いました。

「涙が出てきました。」
とおっしゃったので 様子は見えないのですが
処理が進んでいると思いました。

その後 
「勉強に集中できるようになった」
と連絡を頂きました。

そして、試験が2月。
昨日3月25日が発表でした!

おめでとうございます。
ゆっくり休んで下さいね!


家庭は息苦しい・・・?!

居酒屋についてのテレビ番組の中でのコメントです。

「第3の場所として居酒屋がある。
第1の家庭は息苦しい。第2の会社は・・・。」
とおっしゃった方がありました。

すると 別の参加者の方が
「先生の家庭がそうなのかな?」
と・・・。

現在のご家庭が、というより その方の育ったご家庭がではないかと思いました。

その方にとって息苦しい場所は 生きるのに必要ではあった、
けれど決して「安全な場所」では無かったということかと・・・。

家庭は
「ほっとできる場所」
でも 一人きりになりたい時もある。

家庭は
「いつも支えてくれる場所」
でも 自分を試したい時もある。

そう相手が思ってくれたら良い・・・と、日々勇気づけを練習しています。



2015年3月25日水曜日

ガンバルのはやめましょう!

「こんなにがんばってきたのに もうがんばれない・・・」
あるお母さんがおっしゃいました。

幼児の頃から ずっとがんばり続けて来られた方です。

「もう充分がんばって来られたと思います。」
「がんばるのはやめましょう。」
「お子さんといっしょに休んでみましょう。」
「もう身体が休みたいって言っているのだと思います。休ませてあげたほうが良いと思います。」

ソマティック・エクスペリエンスというトラウマ治療の学びを通して
身体の訴えを聞くことの大切さを感じています。

身体の声を聞く
自分の直感を信じる
視覚、聴覚、味覚、触覚、嗅覚・・・自分で感じるものを大切にする
などです。

精神を病んでおられる方々は 敏感な方だと思います。
自分の感じ方と周囲との差で傷ついたり苦しんでおられることが多いように感じます。

ひとりひとりが違っていて良い!
自分でいて良い!

もう充分頑張って来たよね!
と自分にやさしくしてみても・・・。

2015年3月24日火曜日

効きました!EMDRとブレインスポッティング

クライエントAさんの紹介で来られたBさん。
初回と2回目の初めに
「これって、効果あるのかなって思うんです。」

初回はお話を伺うだけでした。
2回目、帰られる時
「何か違いますね。いつもと違う。」

3回目~4回目はEMDRで処理。
「効きます。いつも起きた時に身体が痛むんですが それもありませんでした。」
「あの出来事は もう終わったことだし・・・と思えます。」

5回目
「ブレインスポッティング、効きます。いろいろなことが まとめて整理された感じ。すっきりしました。いままでの自分と全然違います。」

「効果あるかなっておっしゃっていましたが どうでしたか?」
と伺いました。

「ありますよ!あります!これまで悩んでいたことが消えて、大丈夫だって思います。」

※少ない回数で効果のある方は 幼少時代のご家族との記憶が肯定的な場合が多いようです。

2015年3月21日土曜日

最低3つはミスをしよう!

ソマティック・エクスペエリエンス(SE)のトレーニングの中での講師の言葉です。

SEの発案者のピーター・リヴァイン博士

「トレーニングで最低3つは間違いなさい!間違いから学ぶことが多々ある。」

と言われるとのこと!


アドラー心理学の勇気づけの中でも
「失敗した時の勇気づけ」が大切、とお伝えしています。

トライし、失敗することを恐れない態度は
間違い、失敗にOKと大人が示すことで
子どもに伝わっていきます。

小1の孫との勉強を通して 実感しています。

間違えたこと、忘れたこと、知らなかったことに怯えた表情を見せたことがある孫でした。
今、彼は「安全、安心」を感じているようです。

孫のママから
「新しいことを知ることに意欲的です。」
とメールがありました。

2015年3月20日金曜日

症状からの解放

EMDRを希望されて来られる方々は 様々な症状を持っておられます。

4年余り、ある症状で苦しんで来られたAさん。
月に1回の面談、8回で症状は取れました。
この方の場合、愛着の問題はありませんでした。

愛着の問題というのは 育った家庭で親や養育者に
「愛されている、受け入れられていると感じることが出来たか否か」
ということです。

Aさんも
「成人するまで 自分は幸せだった」
方です。

このような方の場合、うつ症状をはじめとする症状は
EMDRで処理すると 10回までの面談で改善できています。

Aさんの仕上げに「ブレインスポッティング」を提案しました。
「スッキリしました。」
とおっしゃり、面談を完了しました。

2015年3月18日水曜日

こころが凍った・・・

先週の土曜日、孫といつものように勉強していたときのことです。

にこにこ笑顔でガッツポーズをしました。

私:にこにこするとしてるとき どんな気持ち?
孫:うれしい。

私:どこでうれしいって感じるの?
孫:この辺(胸に手をあてて)

私:いつもそうなの?
孫:そうじゃない時もある。

私:どんな時?
孫:パパが 4階から落ちろって言った時。こころが凍った。

私:そうなの。こころが凍ったの? それはいけないよね。パパに言うね。
(EMDRのタッピングをしながら)

しばらくすると・・・。

孫:でも 僕がいけなかったの。僕は4階に住んでるのね。
「チャレンジを止めたい」
って言ったら 
「何で?」
って聞かれたの。
「友達に止めたら、って言われた」
って言ったら 
「4階から落ちろって言われたら そうするのか?」
って言われたの。

タッピングの効果かもしれません。
落ち着いたら 流れを思い出したようでした。

孫には 「4階から落ちろ!」が強く印象に残っていたようでした。

「こころが凍った」
は まさにトラウマ治療の中で出てくる言葉です。
小1の孫の表現に驚きました。


2015年3月15日日曜日

病は気から 

独立行政法人 科学技術振興機構 JST のサイトで「病は気から」の検索で
「病は気からの根拠を実験的に証明 交感神経による免疫制御のメカニズムの一端を明らかに」
という研究結果を見ることができます。

3月6日~13日、ソマティック・エクスペリエンスの宿泊研修に行きました。
部屋からは 海、半島が見えました。
とても心地良い空間でした。

「身体に状態を聴いて行動を決めよう」
と考えが浮かび、そういえば 病は気からと・・・につながりました。
遊びで検索すると 科学的な研究結果が出てきました。

生活の中に 次のようなものを取り入れることが大切だと
研修を通して実感しました。

目が心地良いこと・・・自然を見る、写真を見る、絵を見る
耳が心地良いこと・・・静寂を楽しむ、音楽を聴く
手が心地良いこと・・・好きな手仕事をする、土に触れる、植物に触れる
が心地良いこと・・・好きな物を飲む、食べる
皮膚が心地良いこと・・・好きな感触のものに触れる、快適な湿度、温度を保つ
身体が心地良いこと・・・動かす、寝る、好きな空間に身を置く

これらのどれかを使って日々のストレスを解消すれば
病気から遠のくことが出来るのではないでしょうか。


2015年3月5日木曜日

ブレインスポッティング

2月に ブレインスポッティングのトレーニングを受けて以来、クライエントの方々にご紹介しています。

不快の度合いが半分残って時間になった時、
頭痛がある、とおっしゃった方がありました。

EMDRのバイブレーションで 頭痛は治まりました。

次に ソーマティックエクスペリエンスで
肯定的な感覚を身体で感じて頂きました。

笑顔でお帰りになったので ほっとした瞬間でした。

ブレインスポッティング、EMDRで取りきれないものが処理できる、
という私自身とクライエントの方々の感想をお聞きして思います。

3月4日、頭が空っぽの効果は続いています。

夫にイライラしません。
疑問に思ったことは 問い合わせよう、と躊躇しないで出来ました。

明日からは ソーマティックエクスペリエンスの続きのトレーニングです。
楽しみです。


2015年3月4日水曜日

プレインスポッティングセラピーを受けました

EMDRのコンサルテーションを兼ねて セラピーを受けています。

ブレインスポッティングのトレーニングでセラピーを受けたときの効果が大きかったので きょうのコンサルテーションでは ブレインスポッティングを受けました。

離婚に至る出来事での記憶についてです。

セラピストに、「そのあたり」と伝えるとセラピストが指示棒の先端をそこにおいて下さいます。
それが 脳のどこかとつながっているスポットになります。

その1点を見続けていると 自然に言葉が出てきました。
傷ついた出来事・・・。

現在につながっている出来事。

50分以上は経過したと思います。

最後は 
「空っぽになりました。何も浮かんできません。」
スッキリと無になった感じです。

脳の奥の方で何かが変わった・・・。

セラピーを終わってから 東京入国管理局に夫と行きました。
在留許可の更新手続きが終了した、と通知があったからです。

何も考えずに カウンターに行くと
「3年の許可が出ています。」
と。

これまでの2回は 
「どれ位の期間が出るのか・・・」
ドキドキしていました。
2回とも 1年の許可でした。

今回は ドキドキもなく、質問も何も考えずに出てきました。
「この期間は どうやって決まるのですか?」

「こちらでは お答えできません。ご質問があれば Dカウンターへ行ってください!」
行くほどのことではないので そのまま帰ってきました。

頭が空っぽ・・・今後が楽しみです。

2015年3月2日月曜日

ガ~~~ン!!!

昨日、3月1日(日)は 日曜コースの「勇気づけセミナー」でした・・・。

一昨日土曜日の午前中は 日立市で5回目最後の「勇気づけ講座」。
「遅れないで行けた!」
と 安堵。

夜は 東京EMDR学会の学習会。
今日も 得るものがあった・・・。

と満足して就寝。

朝、6時半頃に目覚めた瞬間 突然脳裏に浮かびました!

「ガーン!!!集会室のカギを受け取っていなかった!!!

駅前の喫茶店ビストロさんは OKと言って下さるけれど 人数はどう考えても6人位まで・・・。

仕方がない、リビングと和室で!!!

和室の雑物を狭い寝室に移動し、何とか広さを確保!

終了後、皆さん、肯定的な側面を言ってくださいました。
・サロン風で良かった
・他の方と近くて 良い雰囲気だった
・他の声も聞こえてきて 良かった

ありがとうございます。
許して頂けて・・・。