2013年12月31日火曜日

良いお年をお迎え下さいませ

2013年も残すところ数時間となりました。
「こそだてCafe日記」を読んで下さっている皆様、ありがとうございました。

EMDRセラピーでクライエントの方々のお話を伺えば伺うほど

「勇気づけ対応」の大切さを実感した年でした。

精神病理は防ぐことが出来る

このことを一人でも多くの方にお伝えしたい、と思っています。
保護者、教師、援助職の人々の対応が
「勇気くじき」でなく
「勇気づけ」であれば・・・。

セミナーを受けて下さった方に書いて頂いたコラムです。
http://mbp-chiba.com/kosodatecafe/column/28/

2014年も 一人でも多くの方に「勇気づけの対応」をお伝えしていきたいと思います。

来年もよろしくお願い致します。

良いお年をお迎え下さいませ。




2013年12月29日日曜日

勇気付けの大切さ

「社会不安障害、対人恐怖、人となぜかうまくいかない・・・」
が解決したい課題である方々の場合、

幼少の頃の家族関係が円満でないという記憶を持っておられる方がかなりの割合でおられます。

ご自身に向かったできごとでなくても
祖父母のケンカ、両親の言い争い、家族の興奮した状態等が
トラウマになっているのです。

それを見て育った子どもは 何らかの否定的な考えを持ちます。

・自分がその責任を担っている
・周囲は安全では無い
・自分はコントロール出来ない

などなど。

アルフレッド・アドラー博士の高弟ルドルフ・ドライカース博士の言葉
「植物に日光と水が不可欠であるように 子どもたちには 絶え間ない勇気付けが重要である。」
がもっと日本社会で知られて欲しいと思います。

2013年12月28日土曜日

うれしいメール!

クライエントだった方Aさんのご家族からメールを頂きました。

ご家族は「勇気づけの親子関係実践セミナー」を受けて下さっていました。

Aさんが元気に仕事を続けておられるという内容でした。

Aさんはメールを下さったご家族の勧めで カウンセリングに来られていました。
Aさんは 引きこもり状態でした。

EMDRでトラウマが消えていくにつれ 行動されるようになりました。

大きなトラウマが解消された頃に 履歴書を出す、という目標を立てました。

そして仕事に就かれて1年以上が経過しました。


ご家族としてAさんに「勇気づけの対応」を続けておられるとありました。

ご家族の「勇気づけの対応」は
クライエントの方を支える大きな力になることを
いろいろな方の事例から 実感しています。



2013年12月27日金曜日

お姉ちゃんは頭良いんですけど!!!

ある商店で買い物中のことです。
家族経営のお店でした。

お母さんが 中1の息子さんの前でおっしゃいました。

「この子、英語が一番悪いんです!お姉ちゃんは頭良いんですけど、この子はダメなんです!」

「お母さん、そんなことご本人の前で言ったら 傷つきますよ!同じ遺伝子を持ってるんだから、大丈夫です!それに一番簡単な教科の英語が悪いっていうことは これから勉強次第で出来るようになるということですよね!」

思わず少年の立場で話してしまいました。

一緒に居た人の言葉です。
「あの子、表情が変わったよね、あなたが子どもの味方をした時。」

「勇気づけセミナー」の中でも似たような場面を扱います。
子どもにしたら 初めて会った人に 大好きなお母さんから
「この子ダメなんです。」
なんて言われたくありません!

お母さんは
「息子が可愛い!」
という気持ちもあって 気軽におっしゃっているという雰囲気でした。

2013年12月24日火曜日

動画サイト

NHK ETV特集 「トラウマからの解放」を 次のサイトで見ることが出来ます。

dailymotion.com

このサイトの「トラウマからの解放」で検索できます。

「見たかった!」
とおっしゃる方が時々おられるので・・・。




明るい絵

幼少の頃のトラウマを持っておられるAさん。

Aさんが学ばれたのはデザインで 仕事もそれに関わるものをされています。

時々、気分を絵に描いて頂きます。

とても不快な気分を抱えておられる時
空っぽな気分の時
怒りを抱えておられる時
Aさんギャラリーが出来るかも・・・
と思うほど 迫力があります。

今回は
「来年の抱負」
を描いて頂きました。

とても明るく 癒される雰囲気の絵でした。

2013年12月22日日曜日

自分が変わると家族が変わる!

「まずは 自分が変わろうと思いました。」
このような言葉をお聞きすることがよくあります。

そう思っておられる方が
ご自身のトラウマに対してEMDRを受けられると

「ずっと胸の奥にあったつらさが軽くなりました。」
「もうどうでも良いと思いました。」
のようにおっしゃいます。

ご自身が 何かの胸のつかえを解消されると
気持ちも変化します。

気持ちの変化が 家族との対応にも影響します。
セミナーを受けられて 対応の方法を学ばれると
関係の変わり方が 大きく変わります。

「子どもが~、夫と~、~との関係が~に・・・!!!」
とうれしいご報告を頂く度に

「自分が変わろうと思いました。」
の成果の大きさをお伝えしています。

2013年12月21日土曜日

算数の動画サイト

冬休み、復習、予習に役に立つサイトがあります。
次は 再登校できるようになったA君のお母さんへの返事です。

おはようございます。

本当にうれしい!!!お知らせ、ありがとうございました。

A君が本来持っている力を出し始めたのですね!

後は 学習で追いつくことかと思います。

冬休みの間に 3学期の算数を次のサイトで予習しておくと授業が分かり、
楽だと思います。

さかぽん先生



また、どの教科も教科書のコピーを取って 分からない読みにフリガナをつけます。
A君の苦手意識の中に 漢字の読みが分からないがありました。
一日に 
①3つ ②5つ ③8こ 
など 自分で数を選択して 
小学生漢和辞典を使って読み方を調べても良いと思います。
「分からなかったら 調べれば良い」と思えるようになります。

A君に
「頑張って学校へ行ったとお母さんから知らせてもらって とてもうれしく
思いました。良いお年をお迎え下さい!」
と お伝え下さいますでしょうか?

うれしいお知らせ

「うれしいお知らせ」という件名のメールを小学5年生の少年A君のお母さんから頂きました。

半年以上不登校だったA君が 再登校が出来た!というお知らせでした。

5回の面談の後のことです。

お母さんから 面談の後の度に
「変化を感じます。」
と報告を頂いていました。

お母さんが「勇気づけの対応」を実践されていることも 大きな要素です。
お母さんから
「これまでは ~という対応をしていました。」
という言葉が何回も聞かれました。

前回の面談の際 A君の
「話し方が変化してきた。声が力強い。」
と感じました。

学校へ行き始めたのは その二日後のことです。

本当に「うれしいお知らせ」でした!

2013年12月20日金曜日

働きたいスーパー日本一

働きたいスーパー日本一
が会社の経営方針という九州のスーパー(ハローデイ)を紹介する番組をテレビでみました。


「お客様が喜んで下さるからうれしい。」
と店員の方々が笑顔で話されていました。

アドラー心理学で言う
「貢献感が 人を幸せにする」
と一致しています。

社長さんは 店舗で
「出来ている部分に声をかける」
ようにされているそうです。

以前は
「駄目だと思う部分にのみ声をかけていた」
と・・・。

離職者が後を絶たないことを話した際に
他の経営者からそれを指摘されて対応を変えたとも!

「勇気付けの対応」そのものでした!

九州に行ったら是非行ってみたいと思いました。



2013年12月19日木曜日

ポテトサラダが出来上がりました!

忘れられないEMDRセラピーの流れがあります。

料理人の方でした。

1セットの刺激の度に 調理の手順が出てきたのです。

1.玉ねぎをスライスしています。

2.ジャガイモをゆでています。

3.・・・

  ・・・

最後の刺激.ポテトサラダが出来上がりました。

出来上がると 恐怖心がゼロになっている・・・

「何が出てくるか 誰にも分らない!」
と カナダ人のインストラクターがおっしゃいました。

本当にその通りだと いつも思います。

2013年12月18日水曜日

新卒採用者の15%が1年以内で離職

NHK12月18日午前7時のニュースで

企業の人事担当者が学生を採用する際に

「困難があった時に対応できる力」

を持っているか否かを見ていくということを話されていました。

新卒採用者の15%が1年以内で離職していく対応策として 考え出されたということでした。


「勇気づけの親子関係実践セミナー」では

困難があった時に乗り越えていける子どもを育てることを
長期的な目標にしています。

精神病理を予防する働きをする「勇気づけの対応」が
少しでも広まると この問題も予防できる!!!
とニュースを見ながら思いました。


2013年12月17日火曜日

うつ症状はうつる・・・

「うつ症状、あるいはうつ病を持つご家族は うつ症状がうつる」

「何とか力になってあげたい」
と思い、対応されてエネルギーを取られてしまった。
体調をくずしたという話は よくあります。

ご自身の体調を第一に と心から思います。

急にお兄ちゃんになったような気がします!

「勇気づけの親子関係実践セミナー」を受講されると
お子さんへの対応が変わります。

お母さんの対応が変化すると

お子さんからの反応が変わります。

お母さんの対応の変化が
「急にお兄ちゃんになったような気がします!」
という お子さんの変化を示しています。

小5のA君。
不登校でEMDRセラピーを受けています。

お母さんから 様々な変化を報告して頂けました。

昨日は声が大きく力強くなったのを感じました。

「先生のこわい顔」
を扱ったEMDRセラピーの中で
「担任の先生は 始業式の時は優しかったけれど 2日くらいたってからこわくなった。」
と1年9ヶ月前のことを思い出していました。

扱ったイメージの最後には
「ほかの人が漢字の読み方が分からなかったら 教えてあげたいと思う。僕がうれしかったように その人もうれしいと思う。」
が出てきました。

A君のセラピーではいつも
「未来」
の姿が出てきます。

子ども達が
「本来持っている力」
に感動する瞬間です!

2013年12月15日日曜日

今が奇跡!

あるクライエントの方のご家族がおっしゃいました。

「10年間苦しんで来ました。色々な方の援助があり、EMDRに出会って この1年変化が大きいです。今が奇跡だと思います。」

通っておられたクリニックでEMDRの存在を聞かれたそうです。

「波はあっても確実に変化しています。」

「勇気づけの親子関係実践セミナーの対応は 他の子たちにも応用できています。今までだったら 何か言っていた場面で、受け止める、待つ対応が出来るようになった自分を実感しています。」

クライエントのご家族に「勇気づけセミナー」を学んで頂くと 家庭の雰囲気も変わりますので クライエントの方にとって「安全な場所」が いっそう「安全」になります。

今が奇跡!
は とてもうれしい、重みのある言葉でした。

実践されたご家族の努力のたまものです!!!


ブログ

「ブログでTFTについて読みました。近くでセミナーが開催されるので 申し込みました。援助職の推薦が必要なので 推薦者になってもらえませんか?」

というメールを頂きました。
下さったのは 以前EMDRセラピー、勇気づけセミナーを受けられた方です。

考えてみると 私自身どなたかのブログを読んで
関心を持ったことは調べることはありました。

自分のブログを読まれて関心を持たれ、
さらにセミナーを受けられることにつながるとは考えたことがありませんでした。

親族を亡くされた方の話を 2時間聞いて体調を崩した、という人にも
「日本TFT協会」
のサイトを伝えました。

「タッピングをすると マイナスのエネルギーが出ていく感じ」
を味わったとメールが来ました。



2013年12月13日金曜日

クローズアップ現代:心と体を救う トラウマ治療最前線

12月11日(水)放送のクローズアップ現代、一部動画で見ることが出来ます。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3445.html

治療最前線ももちろん重要ですが 
「予防にも目を向けて下さい!」
と!!!

今日は守谷市でのセミナーでした。

小学生~成人のお子さんをお持ちの方々が参加されました。

「自分が変わると 子どもが、そして関係が変わることを実感しました。」
と話してくださいました。




ピアス、片耳に3個?バランスはどうなの?

娘さんのことでカウンセリングを受けておられる方からメールを頂きました。

今日も学校を休み、私が外出している間にまた耳に穴が一つ増えましたが、不思議と怒りはおきませんでした。
片方に三つってバランスはどうなの?笑」という感じ。

明日は校長先生との面接練習があるから、と登校するつもりだそう。


3時過ぎには年上の不良と待ち合わせだというので、買い物ついでにその場所まで一緒に行ってみました。

「ちわー」
と挨拶され
「一緒に遊ぶの~?遅くならないようにね~」
帰りはたまたまなのか7時に待ち合わせして一緒に帰れました。


「不適切な行動には声をかけない。」
「土俵に乗らない」
を実践されていることが伝わってきます。
ブログに載せる許可を頂くためにメールしたお返事を頂きました。

私としては顔が引きつってたかもしれないのですが...
福田先生ならこうするかなー?と、ちよっとユーモアを混ぜてみた行動です。
(ブログに載せるのは全然構いません)

なかなか家にあのような子達を家に入れるところまでは出来ませんが、顔だけでも見ておきたかったので。

今日は校長先生との面接練習があるから、と朝から行くところ明日になったのですが、終わった友達に話を聞いておいで、と先ほどやっと家を出ました。

久しぶりの登校です!

お母さんの対応が変わると 
子どもの反応も変化します。
それと同時に 関係も変化していくのです。

トラウマは日常生活の中でも生まれます・・・

12月11日、NHKクローズアップ現代の番組の中で
 「トラウマは日常生活の中でも生まれます。」
と ゲストの杉山氏が言っておられました。

番組の中でのクライエントのトラウマは
「可愛がっていた猫を 父親に捨てられた。猫を守り切れなかった。」
ことでした。

EMDRセラピーの中で見えてくるトラウマは
子どもの頃の日常生活の中(家庭、学校、塾、スポーツ等のさまざまな活動)で起きる場面での出来事に関連しています。

日常生活の中での 小さな場面の積み重ねが
チリも積もれば山となる
で 不安の原因になっていきます。

予防は「勇気づけ」の対応です。




2013年12月12日木曜日

NHKクローズアップ現代 トラウマ治療について

12月11日NHKクローズアップ現代で EMDRが取り上げられました。

治療者を見つけるには 番組の最後で杉山先生が紹介されていました。
日本EMDR学会の治療者リストで見つけることができます。
        
様々な心身症状がトラウマに起因していると最新の DSM-Vにも載っています。

治療者の育成も大切ですが トラウマを体験してもくじけない子を育てる
あるいは トラウマを体験させないような子どもに対する対応も重要だと

教育者、養育者、支援員の方々に理解して頂きたいと思います!

難しいことはないのです。
「勇気付けの対応」です。

自分の大切な友人に対するように対応すれば良いのですから!!!

2013年12月5日木曜日

今日もセミナーでTFT

「子どもの担任の先生が!!!」

このようなお話は度々伺います。

♪過去と他者は変えられない!」
♪腹が立つのは 誰?

これにTFTを加えました。

手、鼻の下のタッピングに胸のマッサージです。
すると
「今、思い浮かびました。 ~してみます!」

別の方は
「自分への勇気づけとTFT、焦らずに実践していきます。」

「きょうも良い時間だった!」
と・・・。

カンオケに入るまでに一人でも多くの方に
「精神病理の予防」となる勇気づけ!
お伝えして行きたいと思います。

受け止めて下さる方々がおられることは
私にとって大きな勇気づけです!

ありがとうございます♪

2013年12月4日水曜日

練馬でのセミナー

今日の午前中、練馬でのセミナーで
嬉しい報告を頂きました!

自閉症の青年のお母さんが実践され続けて7ヶ月。
彼は 休まずに訓練所に通っていて、かつ訓練所でも支援員の方々から
「成長を感じます。」
と言われるようになったとのこと。
「実践は難しいけれど 成果を実感しています。」
と!!!

別の方は あるコンテストに出ることを決意、見事優勝されたと。
「子どもに努力すれば実ることを伝えることが出来たかもしれない。いろいろな要素が重なってコンテストにでたけれど、組んで行う方を勇気づけながら、自分も勇気づけて参加できました。」

♪♪♪

午後はR君の勉強の日。
帰宅した時から浮かない顔のR君。

熱海の研修で学んだTFTをしてみました。
4ヶ所のタッピングを数回しただけで R君がはなし始めました。
「学校での話し合いで疲れた。僕は〇〇係だからまとめなければいけなかったのに 
話がまとまらなかった。頭が痛くなった。」
タッピングの後は気分が変化した様子で 勉強に取り組めました。
ご家族の方にもTFTをお伝えしました。

今年も1ヶ月を切りました!

12月4日です。

あっという間に毎日が過ぎて行きます。

「こそだてCafe日記、読んでいます。」
とメールに書いて下さった方があり、このところ書くことが少なくなった・・・と思いました。

勇気づけセミナー、EMDRを含むカウンセリングの日々を送っております。

先週末は熱海で行われた「EMDR臨床セミナー」に参加しました。
脳の老化を防ぐため、より良いカウンセリングが出来るようにセミナー参加は不可欠だと思っています。

遠い昔、自動車教習所へ行った時に、
「もう、学校という名のつくところへは行かない!」
と思ったのですが・・・

熱海のセミナーで習った
「自分で出来る不安解消のタッピング」
を早速セミナーに取り入れ始めました。

カウンセリングの中でもお伝えしていきたいと思います。