2013年4月30日火曜日

不登校の中・高生を持つ親の会 青空の会(我孫子市)

不登校の中・高生を持つ親の会の世話人、Yさんと出会って丸3年が経ちました。

松戸市で2010年5月に初めて開いた「勇気づけの親子関係実践セミナー」に出て下さいました。

「登校拒否・不登校問題を考える全国連絡会」の合言葉は
「信じて、任せて、待つ」
とのことです。

Yさんは「勇気づけの親子関係実践セミナー」は この合言葉を具体的に実践できる方法だとして 多くの方に紹介して下さり、青空の会でもプレセミナーに続いて10章まで実施して下さいました。

今日は 青空の会での2回目の1章でした。

実践された方々が
「親子の関係」「夫婦の関係」
に変化を感じている、と言って下さいました。

もう一人の世話人の方に 来年度は
「世話人の方にファシリテーターをして頂きたいと思っています。」
とお伝えしました。

実践された方々は 伝えるのに説得力があると思うからです。


2013年4月28日日曜日

夫婦の関係が変ってきました!

セミナーを受けて下さっている方がおっしゃいました。
「夫婦の関係が 変わって来たんです!」
「気がつくと ゆっくりですが・・・。」

「コラムに書いて下さい!」
とお願いしました。

皆さん、本当に実践し、変化を教えてくださいます!

こんなうれしいことはありません!

その方を佐藤光政さんのコーラスにお誘いしました。
「本当に 良い指導ですね!皆さん、生き生きされていますね。きょうは 癒されました。」
と。

そう言えば 先日の
「下手な考え休むに似たり」
の脳の画像と共に 音楽を聞いている時の脳は リラックスしていて 考えている時の脳の画像と同じく 「活動停止状態」でした。

きょうはコーラスが始まる前、光政先生と目が合いました!
会釈して下さいました!
きょうも良いことがたくさんありました♪♪♪

2013年4月27日土曜日

新松戸オレンジハウスの支援員さんとの勇気づけセミナー

今日は 守谷市のアクロスモールのお試しレッスンと 新松戸オレンジハウスの支援員さんとの「勇気づけの親子関係実践セミナー」をしました。

オレンジハウスは障がい者の方の支援施設です。

「勇気づけ」と「ほめる」の違い、
しがちな「勇気くじき」と同じ出来事での「勇気づけ」のロールプレイを行いました。

オレンジハウス代表のCさんは とても率直な方です。

「また~した、って叱られるのって 本当に嫌よ!私は子どもの頃しょっちゅう言われていた!そのことについては 初めてなのに “また!”って言われると 屈辱だった!」

「地域に根ざした施設にしたい。」
と日々活動されておられる方々に「勇気づけ」を学んで頂けて 本当に嬉しく思います。


2013年4月26日金曜日

自立・・衣・食・住

90才の父は 2年前まで母に衣類の管理、その日に着る服の準備を全部してもらっていました。
食事作りも 同様です。

母が転倒してそれらが出来なくなったのは 2011年1月のことです。

一昨年の末、ようやく介護保険を利用出来るようになりました。
現在、食事は ヘルパーさんに日曜以外毎日お世話になっています。

きょうは衣類について父に質問を受けましたが 本当に何も分かっていないのだと実感しました。
そういう時代に育った人なので当たり前ですが。

これまでは帰省すると 母の世話に忙しく、父の衣類まではあまり見てあげられませんでした。
母が老健に入所できたことで 少し世話ができました。

そういう父ですが 屋根に梯子をかけて 雨どいの枯れ葉を取り除いていました。
「もう止めてね!シルバー人材センターに依頼してね!」
と メモに書いてきました。

昨年は 自転車を止めてもらいました!


2013年4月25日木曜日

下手な考え休むに似たり

母が昨日入所したのは「寺田ガーデン」という老健です。

認知症改善に「楽学療法」を取り入れておられます。

「読み、書き、計算」が認知症状改善に効果がある、脳が活動するという研究結果の掲示と共に
考えている時、音楽を聞いているときは 脳は活動していない、とありました。

脳の写真と共に
「下手な考え 休むに似たり」
とあったのです!

私がいちばん考えていたのは うつ症状の時でした。
考えても考えても 何も変わらず................................。
時が何時間も 何時間も過ぎて行くだけでした。
文字通り「堂々巡り」でした。
考えても考えても 何も変わらない、という自分の経験から・・・

私は「勇気づけ実践セミナー」の内容で ロールプレイと実践を強調しています。

考えることは ほとんど入れていません。
自分がうつ症状の時に 考えることに時間を費やした体験からです。

皆さん、実践されると
「この1年で私は変わりました。」
という 感想を頂けます。

「楽学療法」に共通点を見ました!!!


2013年4月24日水曜日

ショック!

岐阜はかなりつよい雨でした。

モレラ岐阜という大きなショッピングモールから両親の家へは 徒歩7~8分です。
モールの1階に「みたらし団子」のお店があったはずでした!

焼いたみたらし団子は 関東地方ではあまり見かけません。

雨にも負けず、JR岐阜駅からモレラ岐阜までバスに乗り、
団子屋さんを目指しました・・・

ありませんでした!

がっかりして両親の家へ向かいました。
大雨の中を・・・。

87才の母はきょう 病院を退院し、老健の施設に移りました。
90才の父は
「いつもは ひとりで 孤独をかみ締めているよ。」
と・・・。




2013年4月23日火曜日

松戸市男女共同参画推進グループ 情報交換会

松戸市での「勇気づけの親子関係実践セミナー」は
「松戸市男女共同参画推進グループ ファミリーサポート・勇気づけ」で行っています。

きょうは「情報交換会」がありました。

会に出られていた 別のグループの方とお話しする機会がありました。

「このセミナー、私が必要だって思いました。うちの子10才なんですけど 間に合いますか?」
と聞かれました。

何才でも お母さんである限り 間に合います!
もちろん、早ければそれに越したことはありません。

「勇気づけの対応」の大切さに気づいた時が 始める時です。

18年前に私が開いた初めてのセミナーを受けて下さった方は 3人のお子さんが無事に成人されました。

私がセミナーの題を「実践」とつけたのは その方の実践される姿を見て
「必要なのは 実践!」
と実感していたからです。

情報交換会で 自分のこととして関心を持って頂くことは「想定外」でした。

2013年4月22日月曜日

これぞ理想の先生!

「この間、療育が終わってからこの子が何て言ったと思います?“これぞ 理想の先生!”って言ったんですよ。先生に話を聞いてもらって とても良い気持ちだった、って。うれしくて二人で手をつないで帰りました。」
と 小3のA君のお母さん。

「たいくつだったら来ないからね!」
初めて会った日に言ったA君。

そのA君に
「これぞ理想の先生!」
と言ってもらって 気分は最高でした!

今日もしっかりと「漢字の練習、音読、線なぞり」に取り組みました。

「こんなにちゃんと勉強したの、初めて見ました!嬉しいです。」
とお母さん。

「どうやったら勉強しますか?」
の問いには
「ひたすら 勇気づけです。ほめるではなく、勇気づけです。」
とお答えしました。

信頼関係を築くのに時間がかかる場合もありますが、A君は2回目で私との関係にOKサインをくれています。

1年後が楽しみです。


2013年4月21日日曜日

家族会議

きょう、4月21日(日)は「松戸市女性センター:ゆうまつど」で「勇気づけの親子関係実践セミナー」の10章を行いました。

日曜日なので 働いておられるお母さん達です。

「家族会議」の練習をしました。
議題は「帰宅時間」です。

夫婦+おばあちゃん+子ども3人=6人家族の設定です。

「こどもその1」を演じて下さったお母さんは さすがティーンのお子さん3人のお母さんでした。

高校生の娘役の台詞、本当の子どもが言いそうな主張をしっかりとして下さいました。

頂いた感想に
「家族会議が楽しかった。」
「家のきまりを家族で話し合うという考えがありませんでした。」
「皆で話し合うことで 母の意見を押し通すことなく子どもの話を聞いてあげられることもできるのだ、と思いました。」
などの感想を頂きました。

ご夫婦だけでも「家族会議」は可能ですね。


2013年4月20日土曜日

お母さんの涙

「息子は私を信頼しきっていないと思います。」
「娘は 私が何を言っても 口で言ってるだけ、と言います。」

お子さんが小学生であれ、中学生であれ、高校生であれ、あるいは30才、40才・・・。
それだけの期間、「お母さん」の姿を見てきたら、
お母さんが ちょっと勉強して言葉を変えても 簡単に信頼されないのは 自然ですね!

それでも お子さんとの関係をよりよくしたい、と思われ
お子さんの力になりたい、と思われるのであれば
「勇気づけの対応」を続けることが
信頼を取り返す近道です。

信頼を取り返せると同時に
お子さんは 自分の道を歩き始めます。

小学校1年生のお子さんのお母さんが 報告して下さったことがあります。
「言わないと出来ないと思って 口うるさく言ってきました。言うのを止めたら しばらくは不安定な時期もありましたが 次第に積極的になり、今では両親に意見します。」
「そう言えば、気になっていた指しゃぶりも 気づいたら しなくなっていました。」


お子さんの信頼を取り戻せた時 話して下さる方々は
たいてい 涙を流されます。

お母さんの
「努力、忍耐、信頼が回復できた喜び」
が伝わってくる涙です。

お子さんの年齢に関わらず そういう時は必ず来ます。
一緒に頑張りましょう!
とお伝えしています。



2013年4月19日金曜日

新松戸幼稚園で「勇気づけの親子関係実践セミナー」

平成24年度に 松戸市市民活動助成事業として行った「勇気づけの親子関係実践セミナー」に新松戸幼稚園にお子さんが通っておられるお母さん方が参加して下さっていました。

「自由保育」を通して「自分の体験から学ばせる」方針の新松戸幼稚園と「勇気づけセミナー」は 絶対に合う!

と、参加して下さった方が園長先生にお話を通して下さり、5月から新松戸幼稚園で開かせて頂けることになりました!!!

新松戸幼稚園でのセミナー、1回目は 8章、「自分を勇気づける」です。
5月10日(金)10時半~12時です。
お申込は kosodatecafe@gmail.com で承ります。

初めての方もご参加頂けます。

守谷でのセミナーは 1995年に私が初めて開いたセミナーに参加して下さった方のご紹介がご縁です。

4月27日(土)にお試しセミナーがあります。
10時半~12時、500円です。
お問い合わせは 0120-044-541 へ。
アクロスモール守谷カルチャースクール

ご紹介して下さった皆様に 本当に感謝致しております。

2013年4月17日水曜日

うんこ!を連発していたR君が!

R君、今は小5です。

「小数のテスト、95点だった。小数を100倍した数の答えを1個間違ったの。100点じゃなかった!」
と教えてくれました。

算数大きらいだったあのR君が!!!
小2の時には ご家族が校長先生から
「どなたか家族が毎日学校へ来て見張っていて下さい!」
とまで言われたR君です。

口を開けば「うんこ!」「うんこ!」と言い、
いろいろな手を使って私を怒らせようとしていました。
3年前のことです。

「絶対に怒らないから、無理よ!」
と言うと ニヤッと笑っていました。

「5年生の内容で95点はすごく頑張ってるってことだよ!!!点を上げるという目標が達成出来たのね!嬉しい?」

「う~ん、100点が良かったな!」

・・・同じようなドリルをやりました。
全部正解でした。
「簡単だった!」
小数点の位どり、×10、×100、×1000 を20問終えて言いました!
「嬉しくて涙がでそう!!!」
と思わずR君に言いました。

ご家族が
「本当に勇気づけで変るんですよね!実感しています!」
とおっしゃっています。

だまってて!!!

「黙ってて!!!」
と子どもが言いました。

練馬の「勇気づけセミナー」で 
お説教、小言、皮肉、嫌み、脅しは 「勇気づけ」にはならない、との文を読んだ時の事です。

それを言ったのは 中3、小5のお子さん、どちらも男の子です。
中3の子はお母さんに、小5の子はお父さんに。

私達大人は往々にして自分の子を自分の一部のように感じ、
あるいは自分の子の言動の責任を取らなければいけないと思い、
ついつい気がつかないうちに 口うるさくなってしまいがちです。

一言の注意、あるいは意見に終わらず 延々と語ってしまいがちです。

ここでお伝えした二人のお子さんは 親に言える関係があり、
親の方も「勇気づけにはなっていなかった。」ことを分かっておられます。

様々なこどもの症状に 私達親も加担していることがあります。

こどもは 子どもではあるけれど
子供、お供するものではなく、個人として赤ちゃんの時から接していくことが大切ですね。

「赤ちゃんはしゃべらないけど 全部分かっているんだよ。」
と 赤ちゃんの頃の記憶を持っている私の二男が言っていました。

2013年4月15日月曜日

心の中の大きな怪物がね・・・

小3のA君、きょうの療育指導も ドラマでした。
(お母さんの了解を得て EMDRを行いました。ブログに書くことも許可を頂きました。)

「この1週間、どうだった?」
との私の問いに
「僕のクラス、もしくは組に 注意をするには向いていない女の子がいるの。その子が僕に でこピンで注意したの。僕は2回目までは我慢したんだけど 3回目にされた時に僕の心の中にいる大きな怪物が動き出して その子に乱暴をしたの。」

「その怪物はね、小1の時には卵だったの。それが2年生になったら心の中で小悪魔になって 巨大化したの。」

話を聞きながらEMDRをしました。
深いゆっくりとした深呼吸も出来ました。

登場する友達の名前、小1の時の場面などを鮮明に記憶していること、それについての自分の気持ちの状態の表現に圧倒されました。

「あなたの話は とても面白いから ノートに書いておくと良いと思う。」
彼に伝えました。
※実は書くという事が課題のA君です=書字障害

「はい、そうします。」
と答えてくれたので 今後この物語を記録することを課題に加えようと思いました。

2013年4月14日日曜日

「他者の評価に揺れるな」

2012年9月6日(木)朝日新聞、小池龍之介氏のコラムの題です。

「他者の評価に揺れるな」

ブッダの言葉も紹介されています。
「誉められても喜ばす、貶されても嘆かないように。風に揺れない巌を見習いたまえ。」

これは「勇気づけセミナー」で「誉める」と「勇気づけ」の違いで学ぶことと関連があります。

「誉めて育てよ。」と言われることがありますが「誉められる」と他者を意識するようになるのです。本当の自分の自信が育つわけではないのです。

そのことが このコラムで説明されています。

「評価された時には“自信”という上げ底で自分を支えて頑張れても 逆境に立たされると、“自信”はたちまち崩れて何事であれ行き詰ってしまいます。」

それに対して「勇気づけ」は、他者の評価に揺れない自信を育てることを目標にしています。

「えらいね。」
ではなく
「がんばったんだね。」
が その一例です。

ロールプレイをしてみると 言われた時に気持ちの違いがあるとみなさんおっしゃいます。

2013年4月13日土曜日

発達障害???

自分の意思をしっかり持っている小4になったばかりのQ君。

「EMDRセラピーは 午前中にしたい。午後はしたくない。」

少しでも早くトラウマから解放させたいお母さんと お母さんの気持ちに応えたい私が提案した 先週の午後ではなく、今日の午前に決めた時のQ君の満足そうな笑顔が 私の眼に焼きついていました。

彼の様々な症状は 大人に振り回されたくない、という気持ちの表現なのだと推測できました。
お母さんにそれを伝えました。
「無理強いされるのは嫌だ、と言っています。」
とのことでした。

また
「“Qは気持ちを伝えることがうまく出来ないから 発達障害の可能性がある。”というようなことを言われて 心配しています。」
とお母さん。

分かってもらえないとQ君が感じている時、気持ちは語らないでしょう。
Q君は 言葉に表しにくい時には 目で、体で表現しています。
そして、
「う~ん・・・。」
とうなり声を出して、自分の気持ちにぴったり合う言葉を探します。

きょうは
「こんどは いつにしますか?」
とQ君に尋ねました。
「○○日。~という理由で。」
と 即答で返ってきました。
お母さんも私も納得のできる、理にかなった説明でした。

「Q君の考えていることがお母さんの考えと違ったり、都合と合わなかったりと言う場合には Q君に相談されると良いと思います。彼はきちんと話し合いに応じ、時には譲歩してくれると思います。」
とお伝えしました。

小4のお子さんは 立派に考えを持って行動できるのだと再確認しました。

セラピーを終えてQ君が玄関を出る時、とび跳ねながら手を伸ばして大きく振って挨拶をしてくれました。

You made my day!

2013年4月12日金曜日

プロの美しさ

R先生、公立校で療育指導に30年以上携わって来られたベテランです。

領域は異なっても 指導の方法、対応の態度に共通点が多々あります。
また、感想もです。
「子ども達は可愛い!!!」

IQが高く 学習の一部に障害がある、というお子さんへの指導の方向性を考える時に
支援学級のベテランとしての視点を伺うことができるのはとても有難いことです。

どの分野でも共通点があることに気づき始めました。

「その道一筋で来られた方々は 人として誠実でおられ、仕事への姿勢にプロの美しさがある。」
です。

佐藤光政さんのコーラス指導の際にも感じました。
コーラスに行った後は 気持ちが良く、新鮮な空気を吸った気分になれます。
脳の普段使っていない部分が刺激されるからだと思います。







2013年4月11日木曜日

振り切れてました!

「振り切れてました!」
クライエントのAさんがおっしゃいました。
目盛が 目いっぱい上がって振り切れた、という意味です。

EMDRセラピーの中で 辛い感情、不快な感情を0~10で表現して頂きます。
0が全く辛くない、不快感は無い状態
10が 最大限ある、という意味です。

その数値を
「中学のころは 8くらい。
「高校のころは 振りきれてました!」
と表現されたのです。

「振り切れていました!」・・・辛い、生きにくい日々だった、それ以来ずっと大変な毎日を送ってきた、ということなのです。

笑いながらおっしゃることができる状態に 一緒に声をあげて笑うことが出来ました。

「日常の緊張感は 今は1くらいに下がっています。ここに来た頃10くらいでした。」
「今は とても楽に感じています。」

長い間苦しんで来られたAさんからお聞きする うれしい言葉でした。

2013年4月10日水曜日

誰の課題?

「勇気づけの親子関係実践セミナー」では 2章で「誰の課題?」を学びます。

「誰の課題?」で考え、話し、行動すると 仕事がスッキリします。

往々にして「他者の課題」に踏み込んで関係を悪くしたり
仕事を複雑にしたり
もめ事を作ったり・・・
が起きています。

「子どもの課題」に口を出さない・・・。
これは「親の責任」から考えて なかなか踏み切れない、あるいは咀嚼に時間がかかる方々が
おられます。

誰が学校へ行くのか?
誰の宿題なのか?
誰が学用品を用意し持って行くのか?
・・・
子どもの課題に口を出し続けると その関係は続きます。

「気づいた時」が 「自分の対応を変える時」ではないかと思います。

10年後20年後の成果を予想すると 変えやすいかもしれません。
過ぎてしまうと 10年はあっという間です。

2013年4月9日火曜日

たいくつだったら来ないから!

「たいくつだったら来ないから!」
小3のA君が言いました。

療育指導を週に2時間だけ続けることにしました。
1.「勇気づけ対応の実践例」になる
2.EMDRのRDIを学習の場で使う例になる
3.療育指導の定例研修に出ることができ(今年度は20名以上でした。)現場が内側から分かるなどなどからです。

平成25年度になり、担当させて頂くお子さんがかわりました。
A君とは初対面でした。
・・・で 会うなりそう言ったのです。
気持ちの良い、きっぱりとした宣言でした。
つられて私も
「いいわよ!来るか来ないかは あなたが決めるのだから。」
と答えました。

A君を入れてお母さんと20分近くお話をしました。

お母さんはNHKのEMDRが紹介されている番組を録画した、とおっしゃっていました。
「早く見て下さい!お母さんが心配されていることの答えが見つかるかも知れません。」
とお伝えしました。

残りの30分近く、A君はいろいろな話をしながら しっかりと苦手な内容の学習に取り組みました。
「A君専用に この教材があると良いと思うけれど、お母さんに買ってもらうようにお願い出来る?」
と提案してみました。
「お母さん、あまり買ってくれないからな~、でもお母さん、勉強好きだから勉強のものなら買ってくれるかもしれないな~。頼んでみるよ。」
・・・自分でお母さんに伝えてくれました。さらに

「来週も来る。」
と言ってくれました。
私はA君の「たいくつ度チェック」に合格したようです!

A君、1年間よろしくね!!!

2013年4月8日月曜日

松戸たのしい授業の会

松戸たのしい授業の会は「仮説実験授業」の会です。
世話人は 新井さんとKさん。

2013年4月6日(土)のたのしい授業の会は 
「たのしい授業を振り返って」
という題で 小学校教師を退職された 近藤浩一さんの講演でした。

何もしていないのに小学校の時に先生からビンタをされた経験から
「教師になるなんてこどもの頃は考えた事も無かった」
という近藤さん。

「熱中時代」の水谷豊さんの教師像を見て
「ああいう教師ならなっても良いかもしれない・・・」
と 教師への道に進まれたそうです。

熱中時代の中には「仮説実験授業」が使われていたとのことです。 
「初めて聞いた!」
と長年の会員の方も驚いておられました。

仮説に限らず、新しいこと、古いことなんでもOKの仮説の会です。

6月の「たのしい授業の会」で PCAJIPの事例検討会をさせて頂くことになりました!







2013年4月7日日曜日

ベールが本来のあなたをおおっている状態

きょうは あかねの会のわれもこうレストランで行われた「さくらの夕べ」というイベントに行きました。

練馬区でセミナーを受けて下さっているQさんも来られました。
Qさんのお友だちでやはりセミナーを受けて下さっている方が オカリナの演奏をされたことも来られるきっかけになったそうです。

話の中で Qさんがおっしゃいました。
「若い頃は 物おじせず、何でも出来たんです。20代前半まで。」

「じゃあ、本来のあなたは そういう方なのですね。20代に何があったのですか?」

「・・・」

その方に 20代の青年の話をしました。
私はその青年を幼稚園の頃から知っていて 小学生の頃は勉強を教えていました。
彼は 学校で習った内容に疑問があると 徹底的に質問しました。
そういう彼の素質、力は消えるものではありません。
彼は学校を卒業して会社に入り、1年目で困難を体験しました。
精神的に落ち込み、身体症状も出ました。

入社して11ヶ月経った3月初日にお母さんからメールが入りました。
「とうとう会社へ行けなくなりました。」

それまでは症状を聞いているだけでした。
セラピーを勧めませんでした。
けれど その日は“長引かせてはいけない!”という思いでお母さんにメールをしました。
「すぐに息子さんに私に会いに来るように伝えて下さい!」

その日の夕方、息子さんと話をし、EMDRを勧めました。
彼は何度も繰り返しました。
「僕に会社を辞めるな、って言わないですよね。辞めて良いですよね。」

扱ったEMDRのイメージは
「会社に入って最初の会議で 話の内容が全く分からなかった。居場所がない、と感じた。」
でした。

「僕は会社を辞めるかもしれません。そういう僕を見捨てないでください。」
彼はそう言い残して帰って行きました。

翌朝、
「無事に帰れましたか?」
とメールしました。返事は
「会社に行ってきます。」
でした。

私が彼のお母さんに伝えた言葉で お母さんの記憶に残っているのが
「今の彼は 本来の彼ではない。」
なのだそうです。

Qさんも20代の頃の出来事が 本来のQさんをベールのようにおおっている状態だと考えられます。

青年のケースと重なります。

「問題を解決しよう。」
と決意されて学ばれたり カウンセリングに来られる方は
本来、健康な精神力をお持ちなのだと感じています、とお話ししました。



2013年4月5日金曜日

小さなトラウマも積もればトラウマ・・・EMDR で本来の自分を取り戻す・・・

EMDRでは 小さなトラウマは “Small t” と呼びます。

小さなトラウマも「チリも積もれば山となる」の言葉のとおり積み重なると 立派なトラウマになります。

記憶はとても不思議で すっかり忘れていた、と思うのに一つを思い出すと「芋づる式」にどんどん出てきます。

何才になっても 昨日あった出来事のように思い出します。
EMDRとアドラー心理学の共通するところは 記憶を扱う所です。

アドラー心理学のカウンセリングでは
「あなたが子どもだった頃のことで 繰り返し思い出すことは どんなことですか?」
のように伺います。
「早期回想」と呼んでいます。

これが肯定的なものであれば OKです。
否定的なものであった時に 解決した方が良い課題がその中にあると考えます。
そこにある
「~でなければならない。」
という信念を扱います。

これがEMDRで扱うトラウマと重なる部分が大きいのです。

小さなトラウマでも積み重なると ケーキのミルフィユのように層になります。
ある方がおっしゃっていました。
「昔あった嫌な事を思い出すと 1時間位はそれを考えて落ち込んでいます。一日にいくつも思い出して それぞれに1時間ずつ位落ち込んでいて疲れてしまいます。疲れると眠くなって寝てしまいます。」

これがEMDRで一つ一つ棘が抜けるように過去のものになり、不快な感情が抜けていくと 嫌なことを思い出す回数が減ります。

「前のように思い出さなくなった。」
「思い出しても 遠い昔にそのようなことがあったと思う位。」
「尋ねられるまで すっかり忘れていた。」
「どうでもよくなった。」
などのような言葉をおっしゃいます。

人間は本来前向きである、とトラウマが消えていくクライエントの方々と接する度に実感します。
 


2013年4月3日水曜日

おちている

オールアバウトのプロファイルに登録して丸3年が過ぎました。
この1年は全く回答やコラム欄に書いていませんでした。

今朝、メールをチェックしていると
オールアバウトからの「質問が来ています」が眼に留まりました。

・・・おちている・・・

とあり、ふと久しぶりに回答してみました。

質問者の方から☆が五つ頂けて、求めておられた何かにつながったのかもしれないと思いました。


2013年4月2日火曜日

EMDRトレーニング

私がカナダでEMDRのトレーニングを受けた時のインストラクターの言葉でいくつか新鮮に脳裏に残っているものがあります。

・セラピーの経過で クライエントの記憶から何が出てくるかは 誰にも分からないのよ。クライエントにもセラピストにも
・体も恐怖を覚えているのです。記憶は脳だけでなく 体にもあるのです。
・あなた達はきょうから EMDRセラピストよ!失敗をおそれないで どんどん実践してね。手順をきちんと追えば必ず結果につながるのだから。

トレーニングの時には インストラクターのクライエントが実際に会場に来てくださり、治療の様子も見ることが出来ました。

「自分はとてもEMDRセラピーに助けられている。これからEMDRセラピストになる人達の役に立てれば うれしい!」
とおっしゃっていました。

セラピストとクライエントンのしっかりとした信頼関係があることを感じました。

日本で先月トレーニングを受けた方の話を聞いて 私のトレーニングのことを思い出しました。

あの時に思い切ってモントリオールからオンタリオ州のロンドンまで行ってトレーニングを受けた事が 今につながっていることを思うと とても不思議な気持ちです。

アメリカの軍隊で5年心理学者として働いていた方、オーストラリアから来た方、いつかは日本へ行ってみたいとおっしゃる方々にお会いしました。

トロントからさらに電車で何時間か行った きれいな小さな町でした。


EMDRつながり

昨年、我孫子市の「不登校の中・高生を持つ親の会:青空の会」で 
浦安市で 発達障害、不登校生を持つ保護者の方々の支援をされている方と出会いました。

講座等の案内メールを頂いたので「NHKで紹介されたEMDRの番組の再放送」のお知らせをしました。

既にご覧になっていました。


NHKの信頼度が高いことを あの放送以来実感しています。
「NHKで見たのですが・・・」
というメールを頂きます。


きょうは 兵庫の友人で先月EMDRのトレーニングを受けた人にお会いします。
「私にはEMDRなくてカウンセリングはできない。スピードが全然ちがう!」
という私に刺激されたそうです。

「聞きたいことがいっぱいあるんよ!」
という友人に昨年秋以来の再会です。