2013年9月29日日曜日

WHO & EMDR

WHO=世界保健機構から 2013年8月6日に 

「メンタルヘルス ストレス関連ガイドライン」が出版されたそうです。

日本WHO協会のホームページからアクセスできます。(日本語訳は載っていません・・・)

一言で言うと WHOがEMDRをトラウマに効果のあるセラピーだと認めているということが書かれています。

In addition, referral for advanced treatments such as cognitive-behavioural therapy (CBT) or a new technique called eye movement desensitization and reprocessing (EMDR) should be considered for people suffering from PTSD. These techniques help people reduce vivid, unwanted, repeated recollections of traumatic events. More training and supervision is recommended to make these techniques more widely available.

WHOは中学、高校の社会科の授業で習った「言葉」でした。
急に身近なものになりました!!!

2013年9月28日土曜日

トラウマ & EMDR & NHK

マスコミの力、NHKの力の大きさに驚いている日々です。

テレビの中では 治療期間がどれ位かかるのかが 視聴者の方に分かりにくかったようです。

即効性があるように思われたり、1回セラピーを受ければ トラウマから解放されると思われたりする方もあるようです。

個々のトラウマ体験が異なるように
セラピーの進み方も 全く異なります。

どの心理学の学派でも
「10歳前後までに性格は出来あがる。」
とされています。

成人してからのトラウマ期間が長かったとしても
比較的短い時間で 本来の健康なその方が表面に出てきます。

時間がかかります。

どちらも ご本人が
「変わりたい!」
と治療に臨まれることが 促進力になります。

2013年9月27日金曜日

カルチャーセンターアクロスモール守谷での「勇気づけセミナー」

10月25日(金)から2回目の1章が始まります。

「勇気づけが少ない日本社会・・・」
「勇気づけの方法を大人が学ぶ機会が無かった日本社会・・・」

ひとりでも多くの方に「勇気づけの対応」をお伝えしたいと思っています。

不登校生の保護者の方が学んで頂けると 子ども達は変わっていきます。

「信じて 任せて 勇気づけながら待つ」
我孫子の青空の会でお伝えした言葉です。

「待つ方法が分かりました!」
と2年以上セミナーに参加されている方がおっしゃいました。

下記は 中2の息子さんが不登校になり、勇気づけを実践された経験を書いて頂いたものです。
http://mbp-chiba.com/kosodatecafe/column/28/


2013年9月26日木曜日

不登校の中・高生を持つ親の会:(我孫子市)

「福田さんのセミナーも進化しています。」
と、会の世話人の方がコメントに書いてくださいました。
うれしい「勇気づけ」でした。

PCAGIP(ピカジップ)の宿泊ワークショップで
「参加者に元気になってもらうことが一番大事!」
と村山正冶先生がおっしゃいました。

セミナーに参加してくださっているお母さん方は
日々、苦しい思いを抱えておられます。
あるいは抱えておられました。

セミナーの場所は「勇気づけの対応方法」を学んで頂くと同時に
お母さん方に元気になって頂く場です。

ひとつでも役に立つものを見つけて頂ければ・・・。

2013年9月25日水曜日

PCAGIP(ピカジップ):播磨でのワークショップ~円教寺

村上正治先生のワークショップに行ってきました。

ワークショップが行われたのは 播磨自然高原、兵庫県の山の中です。
「事例提供者が元気になることが大切!」
村山先生の愛を頂いて 参加者は皆元気に!

ワークショップの翌日には 姫路市の書写山・円教寺に行きました。
「ラストサムライ」のロケ地になったことでも有名とのこと。

ロープーウエイで山頂に着くと
「行事の為 大講堂、食堂(じきどう)、常行堂の見学お断りしています。」
とのこと。

2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」のロケとのこと。

歩き回っているうちにロケは修了し、無事に見学できました。

ロケに登場した馬4~5頭、お侍の装束をしたキャストの方々ともすれ違いちょっとしたドラマでした。

2013年9月19日木曜日

2年間の沈黙

Aさんの「勇気づけの実践」を伺う機会がありました。
※ブログに載せる許可を頂いています。

娘さんとある出来事について 大きく意見が異なっていたそうです。

けれど何も言わず、2年が経過。

2年後、娘さんの行動はAさんの意見と同じに。

もちろん、Aさんはそれに対しても何もおっしゃらなかったそうです。

Aさんは
「言ったところで 何も良い結果は生まれないから。お互いに今が良い関係でいられることで充分。土俵から降りていた自分は すごい!!!って自分を勇気づけています!」
と。

「アドラー心理学は 実践の心理学」だとどこかで読んだことがあります。

実践されている方々の良いお話を伺うと 本当にうれしく思います!


2013年9月17日火曜日

NHKのおかげでEMDRが日本でも認知されてきました!!!

今年の3月までは日本では 「知る人ぞ知る・・・」という存在だったEMDRです。

3月から少しずつ知られて来ました。

9月14日の放送はかなり多くの方がご覧になったようです。

今回もNHKの信頼度の高さを実感しています。

NHKの番組が無かったら これほど早く知られることは無かったと思います。

「トラウマからの解放」
の次には
「トラウマを予防する」
を考えて特集してもらいたいと思います!!!

「精神病理は 勇気づけで防げる!」
という認識も 日本で広まって欲しいと思います!

自分で決意

思春期に入った小学校高学年からティーンの方へのEMDRには 
保護者の方との関係が良好であること、
ティーンの方が 保護者に受け入れられて感じていることが
治療を始めるにあたって重要だと実感しています。

勇気づけセミナーを受けておられる方から
「不登校の子どもにEMDRを受けさせたい。」
とご相談を受けたことがありました。

お子さんとお母さんとの関係が良好になってから提案されることを
お勧めしました。

その後、3ヶ月ほどして
「子どもが変わりたい、と言っています。関係も前よりは 良くなりました。」
と・・・。

ご本人にお会いして 意思を確認し始めました。

「あなたがEMDRを受けたいと決意されてから受けられた方が効果があります。」
とお伝えするのは 思春期、ティーンの方々ばかりでなくお伝えすることが必要だと思っています。

保護者の方の前で 上記の言葉をお伝えし、お子さんが決意の言葉を私に伝えられると
保護者の方に驚かれることがあります。
「私が思っているより 大人なのかも知れません。自分で決意できるのですね!」
と・・・。

2013年9月16日月曜日

パパのこと、好き?

「パパのこと、好き?」
と繰り返し4才の娘に尋ねる父親。

嫌そうな表情でうなづく女の子。
うなづくことを求められていると承知しているようです。

お酒に酔って時間が経つにつれて上機嫌の父親は
しつこく娘に同じ質問をしたり、噛んだりしています。

4才の女の子はとうとう泣きだしてしまいました。

私:パパのこと好き?って聞かれたら“かまなかったらね~!”って言ってね。練習してね、“かまなかったらね~!”

女の子:それに クチュクチュ(くすぐる)もするの!

私:じゃあ、それも言おうか?“かまなかったらね~、クチュクチュしなかったらね~”

笑顔で練習してくれました。

日曜日の夜の出来事でした。


2013年9月14日土曜日

知的障害者支援の方々とのセミナー

月に1回、新松戸にある「オレンジハウス(地域活動支援センターⅢ型)」という知的障害者支援を行っておられる方々に「勇気づけ実践セミナー」を行わせて頂いています。

センター長が私のセミナーに関心を持って下さったことがきっかけでした。

きょうは 「6章:肯定的な見方」でした。

実際の事例をお持ちでしたので とても有効だったと思います。

テキストで対応を学んでも 実生活に応用できるようになるには 時間がかかることもあります。

実際に困っておられること、あるいは悩んでおられることを使って説明させて頂くと すぐに役に立ちます。

「学んでいて良かった!」
と言って頂け、とてもうれしく思いました。


2013年9月12日木曜日

ジャズベーシスト:二男のサイト

ジャズベーシスト:二男のサイトです。
            ↑ で飛びます。

私が「勇気づけの対応」に出会ったのは 二男が10才の時です。

私は、指示、命令的な典型的教育ママでした。

「勇気づけの対応」に出会って 私の対応は子どもの自立心と責任感を育てない今の言葉で言うと「真逆:まぎゃく」だと知りました。

二人のこどもに宣言したのは 長男14才、二男10才の時でした。
1994年のことです。

「お母さんのこれまでの対応は あなた達の自立心と責任感を育てない方法だったの。ごめんなさい。これから お母さんはアドラーで生きるわ!」

当時はうつ症状の真っ只中でした。
真っ暗な出口の無いトンネルの中に居るような気持ちでした。

「このままあの崖にぶつかって死んだら どれ位楽だろう・・・。」
車を運転しながら思った風景を覚えています。

うつ症状をなんとか脱したいと模索している中で「アドラー心理学」に出会ったのです。
本の一節にあったように思います。
「今の一瞬を生きれば 次の一瞬につながる、今日を生きれば 明日につながる。」

その言葉を日々、呪文のように唱えて日を送っていました。

ちょうど20年前です。

「勇気づけセミナー」のインストラクターになった私はセミナーを行う中で
「精神病理について学ぶ必要がある。」
と思い、学ぶのであれば 翻訳を通してではなく、
直接アドラー心理大学院で学びたいと思いました。

英語の勉強を始めたのは それからです。

二男は私の留学についてカナダに行きました。
彼が中3を終えた 2000年3月のことです。

彼はモントリオール国際ジャズフェスティバルで
チャーリー・ヘイデン氏の演奏に魅了され、
氏が教えておられた カルアーツ芸大に行きました。

今は芸大を卒業し、ジャズベーシストとしてカリフォルニアで演奏活動をしています。

彼は初めは「タトゥイスト(刺青師)」になりたいと言っていました。
モントリオールでタトゥに出会ったからです。

その時も、ベースを習いたいと言った時も
「勇気づけ」で対応しました。

もし私がアドラー心理学と「勇気づけの対応」に出会っていなかったら
今の彼はないと思うと 
「人生の不思議さ」をしみじみ思います。

棺桶に入るまでに 一人でも多くの方に「勇気づけの対応」をお伝えしたい、と思っています。
親には分からない「子どもの可能性」を伸ばす為にも 効果のある対応だと実感しているからです。

保育園の子達って恵まれていると思います!

「保育園の子達って恵まれていると思います!」
と 保育士さんがおっしゃいました。

栄養を考えた美味しい給食が まずその理由の一つでした。

私の二人の息子も 保育園育ちです。

迎えに行くと 遊びを途中で止めたくなくて
「もっと遅く来て!」
と言われたものでした。

成人した二男が
「僕、保育園の時、先生に可愛がってもらってたよね!」
と当時のことを温かい思いでとして話してくれたこともありました。

二人とも友人が多いのは 保育園育ちの為のように思います。

最近保育園でお迎えがいつも一番最後だった、という方とお話しする機会がありました。
「またか、と思い 忙しいんだな、と思っただけです。さみしい、ということはありませんでした。いつも先生が誰かいて 話していました。」

お話をうかがって ほっとしました。


2013年9月11日水曜日

練馬区の保育園お話しさせて頂いたこと

昨年に続いて 練馬区の保育園で保育士の方々に「勇気づけ対応」をお伝えする機会を頂きました。

内容は
「自己肯定感を育てる対応」
でした。


「ダメ!」

「そうね、~したいよね!」
に言い換える。

大きく頷いていただけたことが記憶に残っています。

幼い子に
「ダメよ!」
「何回も言ったでしょう?」
「この前言ったばかりでしょう?」
と言う叱責の言葉は禁句です。

精神的な症状を呈する方々の自己否定につながっていくことが多くみられます。

成人してからのトラウマだけの場合、EMDRで短時間で「本来の健康なその方」が出てきます。

幼い頃からの「小さなトラウマの積み重ね」は 時間がかかります。

9月14日(土)午後11時からNHK教育テレビで「トラウマからの開放」という番組があります。
アメリカと日本のEMDRセラピーの紹介のようです。

2013年9月7日土曜日

ETV 特集:トラウマからの解放 9月14日(土)

9月14日(土)午後11時~午前0時、ETV特集「トラウマからの解放」が放送されます。

NHK番組案内には 次のようにあります。

「治りにくいうつ病や薬物依存などの背景に虐待や性被害によるこころの傷「トラウマ」が関わっている場合があることが明らかになってきました。最前線の治療の現場からの報告です。」

3月に放送された内容よりも詳しくEMDRについて紹介されるそうです。


2013年9月5日木曜日

9月からのセミナー

「次のセミナーはいつですか?」
というお問合わせを頂きます。

セミナーのお知らせは「マイベストプロ千葉」のサイトにあります。

http://mbp-chiba.com/kosodatecafe/seminar/

スクロールして頂くと見て頂けます。

現在は 東京都練馬区、千葉県松戸市、千葉県我孫子市、茨城県守谷市で行っています。
10月30日(水)には 千葉県浦安市で 紹介のセミナーをさせて頂くことになっています。

♪千葉県我孫子市のセミナーは 不登校の中・高生を持つ親の会:青空の会が主催されています。

※お問い合わせは 青空の会世話人の杉山さんにお願いします。
  04-7184-8666(月、水、金の午前中を除く)

♪千葉県浦安市

お問い合わせは お~ぷん・どあプロジェクト 横山さんにお願いします。
opendoor-urayasu@hotmail.co.jp 
090-6160-1410
HP:http://www.opendoor-urayasu.com/

♪茨城県守谷市

お問い合わせは カルチャースクールアクロスモール守谷さんへお願いします。
0120 044 541
HP: http://culture-sc.jp/

♪東京都練馬区、千葉県松戸市のセミナーのお問い合わせは

kosodatecafe@gmail.com 福田にお願い致します。

♪セミナーにお越しになれない方、
遠方の方にも
電話、あるいはスカイプでセミナーを行なわせて頂いております。
ご希望がありましたら お問合わせ下さい。


2013年9月4日水曜日

勇気づけの実践

昨夜、遠方の方Qさんに電話で「勇気づけセミナー」をさせて頂きました。

お子さんのトラウマがEMDRセラピーで消えた時に「安全な場所」としてのご家族が重要だとお伝えしたことがきっかけです。

多くの方の実践から 家庭が「安全な場所」であるために「勇気づけの対応」が有効だと実感しています。

Qさんは 実践の成果として感じておられることを教えて下さいました。

1.セミナーを受け始めてから お子さんを頼れるようになった。
2.娘さんを「子ども」だと見ていたけれど「大人」だと思い始めた。
3.感情的になった時に時間を置いて対応できた。

お子さんに話をする時に
「セミナーでやったロールプレイが頭をよぎる。」
とも。

変化を感じておられるということは 実践されている証です。

2013年9月2日月曜日

甘い言葉!!!

マイベストプロ千葉のサイトを見た、と様々な勧誘が来ます。

共通していることは まず、こちらの仕事、活動を褒め称えられます。

甘い言葉です!!!

次に ご自身の会社がこちらの仕事を増やすことにいかに役にたつか、良い事例をおっしゃいます。

最後に これだけ効果があることをするには 費用が発生すると・・・。

費用の額は様々です。

対応の方法は

1.聞く

2.傷つけないで意見を伝える

3.揺るがず、一貫性を持って、フレンドリーに断ります。

です。

始めに少しでも関心を示すと 繰り返し連絡が来ます。

3番で対応すると ほとんど1回の勧誘で終わります。

2013年9月1日日曜日

Forgive(許す) & Forget(忘れる):EMDR

Forgive (許す)& Forget(忘れる)どちらが難しいでしょうか?

当然ですが 人によって様々ですね・・・。

「相手は高齢だから・・・と思うと許せる気がする、、、でも あの時に傷つけられたという思いは忘れられない・・・。」
と、ある方の言葉です。

傷つけられた
恥をかかされた
無視された
挨拶もしてもらえなかった
馬鹿にしたように笑われた
いじめられた
悪口を言われた
・・・・・
EMDRの中で否定的な気持ちとして記憶に残る出来事としてお聞きする出来事は 数え上げたらキリがありません。

傷ついた気持ちをForget(忘れる)に効果があるのが EMDRだとお伝えしました。