2013年9月12日木曜日

ジャズベーシスト:二男のサイト

ジャズベーシスト:二男のサイトです。
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私が「勇気づけの対応」に出会ったのは 二男が10才の時です。

私は、指示、命令的な典型的教育ママでした。

「勇気づけの対応」に出会って 私の対応は子どもの自立心と責任感を育てない今の言葉で言うと「真逆:まぎゃく」だと知りました。

二人のこどもに宣言したのは 長男14才、二男10才の時でした。
1994年のことです。

「お母さんのこれまでの対応は あなた達の自立心と責任感を育てない方法だったの。ごめんなさい。これから お母さんはアドラーで生きるわ!」

当時はうつ症状の真っ只中でした。
真っ暗な出口の無いトンネルの中に居るような気持ちでした。

「このままあの崖にぶつかって死んだら どれ位楽だろう・・・。」
車を運転しながら思った風景を覚えています。

うつ症状をなんとか脱したいと模索している中で「アドラー心理学」に出会ったのです。
本の一節にあったように思います。
「今の一瞬を生きれば 次の一瞬につながる、今日を生きれば 明日につながる。」

その言葉を日々、呪文のように唱えて日を送っていました。

ちょうど20年前です。

「勇気づけセミナー」のインストラクターになった私はセミナーを行う中で
「精神病理について学ぶ必要がある。」
と思い、学ぶのであれば 翻訳を通してではなく、
直接アドラー心理大学院で学びたいと思いました。

英語の勉強を始めたのは それからです。

二男は私の留学についてカナダに行きました。
彼が中3を終えた 2000年3月のことです。

彼はモントリオール国際ジャズフェスティバルで
チャーリー・ヘイデン氏の演奏に魅了され、
氏が教えておられた カルアーツ芸大に行きました。

今は芸大を卒業し、ジャズベーシストとしてカリフォルニアで演奏活動をしています。

彼は初めは「タトゥイスト(刺青師)」になりたいと言っていました。
モントリオールでタトゥに出会ったからです。

その時も、ベースを習いたいと言った時も
「勇気づけ」で対応しました。

もし私がアドラー心理学と「勇気づけの対応」に出会っていなかったら
今の彼はないと思うと 
「人生の不思議さ」をしみじみ思います。

棺桶に入るまでに 一人でも多くの方に「勇気づけの対応」をお伝えしたい、と思っています。
親には分からない「子どもの可能性」を伸ばす為にも 効果のある対応だと実感しているからです。