2015年8月25日火曜日

信じて 任せて 待つ

「信じて 任せて 待つ」

青空の会:不登校の中・高生を持つ親の会(我孫子市)の世話人 山本さんから5年前に伺った言葉です。

不登校を始め、何らかの課題を持って保護者の方と来られるお子さん達、直観力がおありです。
賢い方々です。

こちらの意図をお見通し!
という場面に多々出会います。

保護者の方は 近すぎてお子さんを信じることが難しいのかもしれません。
子どもも 甘えて滅茶を言いますし・・・。

滅茶を言う時は 
「甘えられるこの子で良かった!」
「甘えてくれて 良かった!」
「甘えられると思ってくれて良かった!」
と 肯定的に見ることができます。

どのような状態でも
「居場所が欲しいのだな~」
「分かって欲しいのね~」
と 受け止めます。

保護者の方が受け止められると お子さんは 自分で歩いて行けます。

一歩一歩前進を見せてくれるK君。
お母さん、ずいぶん前進されましたよね!!!
1年前とは 別人なのですから・・・。


2015年8月19日水曜日

Don't think,feel.

知り合いの方から 
IPS × マインドフルネス 勉強会 in 浦安
というチラシを頂きました。

「知識や判断は不要  感性を信じる時間」

日時:9月27日(日)13:30~15:30 
場所:浦安市中央公民館 和室
参加費:500円

問合せ: green.wrap.jp@gmail.com (柴田 緑)

持ち物に 「Don't think,feel.のこころ」 とありました。
ブックレットかもしれません。

感性を信じる・・・本当にその通りだと痛切に感じています。

何かが違うと思い、別れた異性から
「愛しています!」
と言われて結婚し、10年余りの結婚生活の後別れた知り合いがいます。

私もそうでした。
かなり違う!と思っていました。
今から40年ほど前、女性は 25才を過ぎて独身でいると
「売れ残りのクリスマスケーキ」
と言われました。

誰の課題か?

当然、言っている人の課題です。
自分に取り込む必要はありません!

けれど 自立心に欠けていた私は 感性を信じないで結婚しました。

アドラー心理学に出会って
自分を育てなおすことをした今、
感性を信じることの大切さを実感しています。

ソマティック・エクスペリエンスセラピーも同じです。

EMDR、ブレインスポッティングもそうです。

「身体のどこで どう感じますか?」
でセラピーが始まります。






2015年8月18日火曜日

アドラーはトラウマは無いと言った?

昨日は 初めて1章と2章を続けてセミナーを行いました。

平日コースに参加されておられる方のご希望があったからです。
マイベストプロ千葉に載せたところ 希望して下さる方が増え、平日コースの方が驚いておられました。

私も驚きました!

また今回は 子育て支援、発達障害、不登校支援、発達障害を持っておられる方の就労支援、スクールカウンセラーといった「支援をされている方々も参加してくださいました。

この中のお一人から終了後にご質問を頂きました。
「アドラーはトラウマは無いと言ったそうですが 福田さんのアドラー心理学を基にした実践とトラウマ治療に矛盾は生じていないのですか?」
と・・・。

EMDRでトラウマ治療のターゲットにするものは アドラー心理学の早期回想とほぼ同じです。
EMDRのトレーニングを受けた時に 
「ターゲットをどうやって見つけるのか?」
と他のセラピストが質問をしていました。
私は早期回想と同じだと思ったので 難しいとは思いませんでした。

とお答えしました。


アルフレッド・アドラー博士は 将来の精神病理を防ぐために 幼い頃の勇気づけの対応の重要性を 親や教師に訴えました。

このことを考えても トラウマという言葉は使わなかったけれど こころの傷は残ると考えていたのではないかと思います。

2015年8月15日土曜日

迷いが少なくなる

7月のソマティック・エクスペリエンストレーニングでセッション、デモセッションを受けてかなり変化を感じています。

①4月中旬に転居し、そのままになっていた段ボール箱の片づけがはかどりました。
②使った食器を流しに置かないで すぐに洗えるようになりました。
③行動の迷いが少なくなりました。

③の「迷い」について言うと 具体的には次のようなことです。
  ・連絡をするか否か
  ・捨てるか否か
  ・行くか行かないか

デモセッションでは「転倒」がテーマでしたが 意識の底にある「死」が出てきました。

受けたセッションは 次の内容です。
 ①「モラハラ」
 ②いじめ
 ③先延ばしにする

①と②については 記憶が遠ざかったイメージがあります。

迷いが少なくなったのは③の効果かもしれないと思います。
ただ どれも重なり合っているかも・・・とも。

2015年8月14日金曜日

死・・・ちょうど8月13日に・・・

7月末に参加した ソマティック・エクスペリエンス トレーニングの最終日のこと。
テーマは「転倒」でした。

解説を聞いているうちに思い出したことがありました。
高校時代、自転車で通学中、道路の一部の水たまりが凍っていて転倒し、起き上がった後に車が通過したことでした。
車が通るタイミングによっては 死んでいたのではないか・・・
と 時々思い出していました。
デモンストレーションのクライエント役に選ばれてセッションを受けました。

思いがけないことに その時一緒にいた友人が記憶に出てきました。
そして 彼女が20代前半で亡くなったこと。

さらに高1の時に事故で亡くなった別の友人のこと。

そう言えば 高校時代は常に「死」について考えていました。

3年ほど経て
「人には 寿命がある」
との思いに至りました。

次に 大きくインパクトがあったのが 母方の祖父です。
認知症で、寝たきりになりました。
父がしばしば
「あんなに立派な方だったのに・・・」
と言っていました。
私が20代半ばに亡くなりました。
それ以後は
「寝たきりにはならないようにしよう」
と 40才になる前にスポーツクラブに入会しました。
以後、ずっと何らかの形で身体を動かしています。

「ピンピンコロリ」
を目指して。

昨日(8月13日)気付きました。

そう言えば 15才の頃から ずっと「死」を気づかないまま意識の底に持っていた・・・

ですから セミナーをお伝えする時も
「棺桶に入るまでに 一人でも多くの方に勇気づけの対応をお伝えしたい。」
と 棺桶という言葉が入ってくるのだと!



2015年8月11日火曜日

信じること:自分、子ども

「お子さんを信じてあげてください!」

お子さんとのカウンセリング、セラピーの後 保護者の方にお伝えすることがあります。

保護者の方の
「信じていない」
「信じきれない」
等は オーラとしてエネルギーとして 伝わります。

瀬戸大也さんは 競泳400メートル個人メドレーで優勝されました。
試合後のインタビューで
「自分を信じて戦った。」
と。

聞いていて、お子さんを信じきれない保護者の方々の表情を思い出しました。
「過去の自分はどうであろうと 今の自分は違う!」
とお子さんが思っていたら・・・

信じていないオーラは「勇気くじき」になります。

2015年8月10日月曜日

社会の窓

「家族以外の他者と関わることがすくない配偶者」
を持つ友人がいます。

「自分は配偶者にとって 社会の窓」
という表現をされていました。

昨日、プールでクロール、アクアチューブのクラスが終わると 参加者のお一人が近づいて来られました。
「5時から マグロへ行くけど、行く?」

プールでの顔見知り、合計6人で3時間。
その後は参加者のお一人のお宅で2次会になりました。

職業は様々で、聞かせて頂く裏話はとてもリアルです。
私にとって「社会の窓」だと実感しています。




2015年8月9日日曜日

ソマティック・エクスペリエンスとブレインスポッティングの統合

初回に行ったブレインスポッティングの効果を感じられて 3回目を行っていた時のことです。

しばらく続けた後、
「ちょっと疲れました。」
とクライエントさんがおっしゃいました。

そこでソマティック・エクスペリエンスで身体を休めるセラピーをしました。
感覚のトラッキングの後、
「とても楽になりました。」
との感想を頂きました。

ふと思いついてブレインスポッティングで扱っていた内容の続きを ソマティック・エクスペリエンスで行いました。
一瞬、嫌な記憶を思い出して頂き、その感覚をトラッキングしました。
最後は良い感覚のトラッキングで終了。

ブレインスポッティングで処理を始めた不快な数値を伺うと かなり低くなっていました。

「身体がとても楽です。前、2回のブレインスポッティングの後は疲労感がありました。きょうはありません!」

二つのセラピーを統合させて行ったのは初めてでした。

この方はセラピーを始めて1ヶ月余り、計3回です。
ご家族の方も クライエントさんの日常での変化に気づいておられます。
またセラピーの中で多くの気づきを得られています。

これらのセラピーでは、セラピストが何もアドバイスや提案をしなくても
ご自身の中から気づきや改善点が出てきます。

クライエントさんの笑顔を拝見する時が 
私にとっても幸せの瞬間です。

1994年、苦しい日々を送ったことが この瞬間につながっている・・・。
苦しみのきっかけを作ってくれた人に 感謝の気持ちさえ出てくることに驚いています・・・。
(私の名前は いくこです。語呂合わせをすると 1994年は いくこくるしい となります。)

2015年8月8日土曜日

スイミングの基礎・勇気づけの実践

スイミングのコーチの一人で 基礎をひたすら教えて下さる方があります。

その方が おっしゃいました。
「一つの練習(右手だけでクロールする)を 最低6回はやってください。子どもたちのクラスでは ひたすらこればかりをやります。基礎がしっかりできると 後が楽に伸びます。」

一つの練習を続ける
・・・
勇気づけのセミナーで 1ヶ月間
「自分の感情に気づく」
だけをして頂いていることと重なりました。

一貫して
揺らぐことなく
フレンドリーに実践します。

子ども達は敏感です。
「上から目線」
の感情が入っていると 感じて反発します。

スイミングでそのコーチが担当だと分かると
「ラッキー!」
と思っています。

2015年8月6日木曜日

ブレインスポッティング:小学生

8月に入って小学生の男の子3人(小2、小5、小6)にブレインスポッティングをする機会がありました。

①来客、外出、外食時はしゃぐことが常になってしまう。
  本人は抑えられない様子、とご家族。

 →セラピー後 外食(バイキング)に行った。
   おかわり自由の飲み物にひっきりなしに行くことが無く、落ち着いていた。
   椅子に座っていることが出来た。
   (ご家族からのお話)

②勉強が面白くない

 →セラピー後、気分は変わった(ご本人)
 →お手伝いを進んでした(ご家族)

③以前行っていた塾での記憶でつらいものがある

 →セラピー後、つらい感情の数値が少し落ちた(ご本人)
 →表情が明るくなった(ご家族)

「ソマティック・エクスペリエンスで トラウマは出来事にあるのではなく
神経に解放されなかったエネルギーとして蓄積されている」
と説明されています。

ブレインスポッティングは このソマティック・エクスペリエンス、EMDR等の影響を受けているそうです。

ブレインスポッティング中の身体の動き、手足の動き、目の様子を見ていると それが伝わってきます。

「つらかったんだ。でも頑張ってたんだ。」
と 身体の動きが訴えているのを 感じます。

子どももストレスを感じます。
子どもは 自分を責めてしまいがちです。

ストレスは不適切な行動として表現されることもあります。
周囲の大人から批判されることになり
ストレスが倍増します。

「不適切な行動には声をかけない」
「適切な行動にのみ声をかける」
という勇気づけの対応が 子どものストレス軽減への援助になります。

不適切な行動に声をかけられないと 一時的にその行動は増えます。
けれど それでも不適切な行動には声をかけず、
適切な行動に声をかけ続けると
不適切な行動は減って行きます。
(勇気づけを一貫して実践された方々は 体験しておられます。
またアメリカでの実験の成果を読んだことがあります。)

2015年8月4日火曜日

ブレインスポッティング+ソマティック・エクスペリエンス

ソマティック・エクスペリエンス中級のトレーニングを受けてから いっそう導入が楽になりました。
昨日は 10代の女性お二人に ブレインスポッティングとソマティック・エクスペリエンス、二つのセラピーで対応させて頂きました。

興味深い共通点がお二人にありました。

①お二人ともお母さんが6月の浦安市での講演会に来て下さっていた
②名前がほぼ同じ:3つの音のうち始めの二つの音が同じ
③ブレインスポッティングでとても効果がある
④ソマティック・エクスペリエンスの感覚のトラッキングが抵抗無くおできになる
⑤短い時間で 効果を感じていただける

違ったのはお一方は 先にブレインスポッティング、お一方は後にブレインスポッティングをさせて頂いた点です。

もっともっと腕を磨きたいと思います。

信じられない出来事:30年ぶりに・・・

私は30年前、突発性難聴、メニエール氏病症候群の診断を受けました。
当時、嘔吐、めまいをはじめとする症状がありました。
入院したのですが 二男が幼いことから無理を言って退院しました。
看護師さんが
「軽い状態じゃないんですよ!」
と繰り返し言われていた光景が脳裏に残っています。
そのためか 右の耳に難聴、耳鳴りという後遺症が残っていました。

今回のソマティック・エクスペリエンスのトレーニング中、セッションを受ける機会が何回かありました。その頃のトラウマも扱ってもらいました。

トレーニングが終わって三日、なんと、右の耳の聴力がかなり戻っていました。
左の耳を押さえていても 右の耳で電車内のアナウンスがはっきりと内容が分かったのです。
これまでは まったく聞こえない状態でした。
信じられない思いでした。

夜、スイミングで「初めてクロール」の練習中にも コーチの声が聞こえるか否か左の耳をふさいで聞いてみました。
ちゃんと聞こえました!!!

そういえば、近視だった視力も回復しました。
運転免許証の更新での視力検査で
「眼鏡は要りません。」
と・・・。

「トラウマは出来事ではなく 神経に蓄えられる」
とする、ソマティック・エクスペリエンスセラピーに出会えたことに感謝しています。

2015年8月3日月曜日

松戸花火大会

8月1日(土)は 松戸の花火大会がありました。

今年4月中旬に転居し リビングからスカイツリーが見えることに感激したのですが、
なんとリビング、和室から花火を観ることができました!

今年の3月~7月は マイナスの出来事がいくつかありました。
落ち込みはしませんでしたが 嬉しい出来事ではありませんでした。

けれど 7月末、ソマティック・エクスペリエンス中級のトレーニング中から 良いことが続いています

トレーニング中の練習で
「好きな人の(参加者)ところへ行き、手のひらを重ね、呼吸を合わせる」
というものがありました。
思い浮かばなければ やらなくてもOKと。

私は特にどなたも思い浮かばず、ぼんやりとしていました。
すると
「私とやってください!あなたの雰囲気、好きなんです。」
と来られた方がありました。
手のひらを重ねていると お互いにウルウルしていました。

別の方にも声をかけて頂きました。
「私の話を聞いて欲しいんです。でも話す前に 福田さんの話を聞かせてもらえますか?もう完了しているように思えるので。」
と・・・。
完了というのは 私のつらい体験が 現在、私の感情、感覚に残っていないという意味です。
挨拶程度しか会話の無かった方に そのように見えていたことは とても嬉しい出来事でした。

さらに!
水難事故のトラウマの練習の際、
「一緒のグループでやらせて下さい。」
と来られた方がありました。
彼女がクライエント役、私がセラピスト役をしました。
「若かった私の父は・・・・・・」
と 話が始まりました。
「若かったお父さんは ・・・・・・だったのですね?!」
と対応したところ・・・。

「その対応を学びたい。あなたの勇気づけのセミナーに出ます!」
と 予約して下さいました。

トレーニングから金曜日の夜帰宅し、その翌日が花火大会でした。

喜びすぎないように こころして過ごしたいと思います。


2015年8月2日日曜日

転倒した時の対応:トラウマ治療の観点から

誰もが知っておくと役にたつ
「転倒したときの対応」
を ソマティック・エクスペリエンスのトレーニングで習いました。

昨日8月1日の土曜日、孫が来ました。
和室からリビングに移動しようとして 転倒!

そばにいる人の対応は
倒れている人のそばに寄り添い
座っていることです。

私もしてみました。
すると 身体を自分で起こして どうして転倒したのかを説明してくれました。
「僕んちは 畳の部屋がこっちよりこれくらい(手でしめしながら)高いの。だから転んだ。」

私のところは和室とリビングは同じ高さです。
床を見ないで 彼の身体が覚えている感覚で歩いて転んだようです。

習ってから 実践すると 身につきます。
思いがけず機会がありました。

転んだ方と接する機会はときおりあります。
ブログを読んでくださる方にも お伝えしたいと思いました。

2015年8月1日土曜日

トラウマセラピー:DV、いじめ

7月24日~31日まで ソマティック・エクスペリエンスというトラウマセラピー中級トレーニングに参加しました。

3年間の研修ですが折り返し地点にたどりつきました・・・。

このトレーニングでは 自分がセッションを受けることが義務づけられています。
今回は3回受けました。
私が受けたDV,いじめと 自分が仕事を先のばしにしがちなことについてです。

1.DV
2.いじめ
3.仕事を先延ばしにする

昨日のトレーニングの内容は「転倒」でした。
講義の後は 
インストラクターによるデモンストレーションがあります。
受講生の中から「転倒」の体験を持つ希望者の中から 誰を使ってデモをするか 希望者の話を聞いてインストラクターが選びます。

高校時代・・・半世紀近く前!
講義を聞いているうちに 私も自転車に乗っていて転倒し、その後車が通り過ぎ、あの車が来たときに転倒していたら命を失っていたと思った記憶が出てきていました。

「選ばれても 選ばれなくても・・・」
という思いで希望してみました。
希望したことも忘れて 休憩のおやつコーナーでおやつ物色していると
インストラクターがそばに来て
「デモのクライエント役になってもらえますか?」
と・・・。
  
転倒で話が終わると思っていたのですが・・・
まず、踏切の警報器を無視し、電車がすぐ近くまで近づいていたことに気づいた体験、
転倒した、その時一緒にいた友人(故人)、同時期に亡くなった別のクラスメートの記憶も出てきました。

トラウマは神経に留まっていることを実感したトレーニングでした。

※1年前は「甘いものに手を出すのが止められない」という内容でデモのクライエント役をしました。
  効果は 7kgの減量に成功!です。
  甘いものへの強い衝動が神経から消えたという印象があります。