2015年8月6日木曜日

ブレインスポッティング:小学生

8月に入って小学生の男の子3人(小2、小5、小6)にブレインスポッティングをする機会がありました。

①来客、外出、外食時はしゃぐことが常になってしまう。
  本人は抑えられない様子、とご家族。

 →セラピー後 外食(バイキング)に行った。
   おかわり自由の飲み物にひっきりなしに行くことが無く、落ち着いていた。
   椅子に座っていることが出来た。
   (ご家族からのお話)

②勉強が面白くない

 →セラピー後、気分は変わった(ご本人)
 →お手伝いを進んでした(ご家族)

③以前行っていた塾での記憶でつらいものがある

 →セラピー後、つらい感情の数値が少し落ちた(ご本人)
 →表情が明るくなった(ご家族)

「ソマティック・エクスペリエンスで トラウマは出来事にあるのではなく
神経に解放されなかったエネルギーとして蓄積されている」
と説明されています。

ブレインスポッティングは このソマティック・エクスペリエンス、EMDR等の影響を受けているそうです。

ブレインスポッティング中の身体の動き、手足の動き、目の様子を見ていると それが伝わってきます。

「つらかったんだ。でも頑張ってたんだ。」
と 身体の動きが訴えているのを 感じます。

子どももストレスを感じます。
子どもは 自分を責めてしまいがちです。

ストレスは不適切な行動として表現されることもあります。
周囲の大人から批判されることになり
ストレスが倍増します。

「不適切な行動には声をかけない」
「適切な行動にのみ声をかける」
という勇気づけの対応が 子どものストレス軽減への援助になります。

不適切な行動に声をかけられないと 一時的にその行動は増えます。
けれど それでも不適切な行動には声をかけず、
適切な行動に声をかけ続けると
不適切な行動は減って行きます。
(勇気づけを一貫して実践された方々は 体験しておられます。
またアメリカでの実験の成果を読んだことがあります。)