2010年12月31日金曜日

岐阜県の平野部では 昨日と今日、続けて雪が降りました。

正月料理の材料を買うために出かける私に 母が言います。
「こんな雪の寒い中を買い物に行くなんて申し訳ない。」

「モントリオールではこんなの雪のうちに入らないわよ!大丈夫!」

「そうなの?」
と 母。

「そうよ。積っている訳じゃないし、零下と言う訳でもないし・・・。マイナス20度位だったら寒いと思うけど・・・。そう言えば 天気の良いマイナス7度位の時に 暖かい、って感じたことがあったわ。人間の感覚って慣れるのね。寒さに。」

あと1時間で2011年です。
今年も 大変お世話になりました。
こそだてCafeへ来て下さった皆様、ありがとうございました。

良いお年をお迎え下さいませ。

2010年12月29日水曜日

80代後半の両親

故郷の両親は 80代後半です。

母は「要介護3」でショートステイ、デイケア、ホームヘルパーさん、88才の父、60代の兄嫁のお世話になっています。

私は父と兄嫁に休養してもらうために 定期的に帰省しています。
ヘルパーさんには 一日に2回、掃除、清拭、食事(昼食、夕食)をお願いしています。
年末、年始はデイケアもヘルパーさんもお休みです。

母は今年の1月5日に 室内で転んで腰を打ってから歩行器を使っての移動が出来なくなりました。それまで何とか台所に立っていたのですが それも全く出来なくなり、ヘルパーさんに来て頂くようになったのです。

足腰の痛みで歩行が不可能になったことによって 多くの人の手助けなくては生活が成り立たなくなりました。

世話をしながら 出来るだけ自力で生活を続けるには 定期的な運動が必要だと切実に思います。
デイケアでは リハビリをしていますが 自宅に居るとベットに行きたがる母に少しでも下半身の筋肉を使うように仕向けることが 一番大きな仕事です。

2010年12月23日木曜日

クリスマスプレゼント

天使とお月さまが回りながら色々な色に輝くオルゴールを クリスマスプレゼントに頂きました。

「お孫さんの為に買ったけれど とても可愛くて 見ていて幸せな気持ちになるので・・・。」
と 私にも下さったのです。

出会いがあって、一緒に歩いて、幸せを共有できる・・・。

腰を痛めて動けない母に持って行こう、と思います。

きっと喜んでくれると・・・。

自己満足かもしれません・・・

「ある方が 誰かの役に立っているという喜びは 自己満足かもしれません。」
とおっしゃいました。

精神科医で 現代の様々な心理学やコーチングに影響を与えたアルフレッド・アドラー博士は うつ病の患者に
「一日に一つ、誰かの役に立つことをしなさい。」
と 宿題を出したそうです。

つまり 誰かの役に立つこと(貢献感)が その患者を幸せにする・・・と。

「しあわせ、と感じていて他者を助けようとしない。自分を守るために 他者を助けない。」
こうした状態は 精神的に健康ではないのです。

ですから自己満足ではないのです。
その方の援助で 助けられている組織があり、人々が居られるのですから。

2010年12月20日月曜日

喪失の痛み

EMDRセラピーをすると 「セラピーの不思議さと効果」にクライエントの方と共に驚くことがよくあります。

お母さん方が「勇気づけ」の講座を受けられると ご自身と向き合われるためか ご自身の為にEMDRを受けられる場合があります。

15年以上前に 講座を受けて下さった方が 成人されたお子さんとの関わりからEMDRセラピーを受けられました。
その方は 30年ほど前に当時2才の健康なお子さんを事故で亡くされています。

保育園に入った初日、保育園で起きた事故とのことです。15年ほどは 亡くされた季節になるといつもうつ症状を体験されたそうです。

「勇気づけ講座」を受けられて実践されるうちに、季節的なうつ症状は消え、ご自身では解決出来た、と思っておられたそうです。
しかし成人されたお子さんとの関わりのことでEMDRを行うと亡くなったお子さんのことが 完全に消化できていない、と気付かれた、とのことでした。

子どもに先立たれることほど親にとって悲しいことはないと思います。

「少しでも痛みを軽く出来るように 一緒に歩いて行きましょう。」
と次回の約束をしました。

そういえば「喪失」のアートセラピーの授業をシカゴで受けた時には 15人前後の学生が それぞれの回想の場面で涙していました。私も含めて・・・。

2010年12月19日日曜日

北米の友人

近県に住む北米の友人を 彼女の国から友人が訪れています。

日本は初めてとのことで 土・日の二日間 観光案内をしました。

彼女が 日本をとても楽しんでいるとのことですが・・・次のような話をしてくれました。

「江戸東京博物館へ行ったときのこと、団体で来ていた小学生が 展示場を大声を出して走り回ったり、展示場でふざけていた。自分をガイドしてくれた日本人の男性も 不快に感じていたようだった。あまりに騒がしいので 説明が聴きとれず 何回も場所を移動しなければならなかった。
自分の国でもヨーロッパでもあのような姿を見たことが無く、これが礼儀正しい、と評判の高かった日本人の子どもたちなのか・・・と信じられなかった。
自分は 教師として 教室では子ども達個人の必要性に沿って対応するけれど 公的な場所に出かける時は どのような態度を取るべきか 必ず事前に話し合いをする。帽子をかぶったり、バンダナを巻いていたりしたことから 一つの学校では無かったと思う。
電車の中で近くに老人や足の悪い人が居ても 若者が座ったまま席を譲ろうとしないのも 驚きだった。
これらについてどう考える?
でも バス停や目的地が分からない時に 地図を見せて尋ねると 誰でもとても親切に教えてくれる。これまでに会った人たちは みんな親切だった。目を合わせないし、笑顔も見せないけれど 質問には とても親切・・・。」

彼女の体験と共に 自閉症やアスペルガーの子ども達のクラスを担当しているという彼女から 北米の公立小学校のサポートシステムを聞くことが出来、とても参考になりました。

2010年12月17日金曜日

忘年会

20年近くお付き合いさせて頂いている友人Mさんと二人で忘年会をしました。

Mさんは 私の初めての勇気づけ講座を15年前に受けて下さり、3人のお子さんに実践して下さった方でもあります。

また1994年、私がうつ症状のまっただ中に居る時、支え続けて下さいました。

Mさんの3人のお子さんの家庭教師をさせて頂いたこともあって Mさんのお子さん達の成長も見せて頂いています。

勇気づけ講座を受け始められたのは 、当時中2の一番上の娘さんを理解したい、良い関係を持ちたい、ということからでした。

去年の秋、一番下の息子さんの就職が決まった時に頂いたメールは
「口を出さないで 見守ることが出来ました。」
でした。

3人のお子さんが立派に自立されたのには Mさんの「勇気づけの実践」があったとMさんはおっしゃいます。

お互いの子どもの成長を共有できるのは 本当に有り難い、嬉しいことだと 彼女はウーロン茶、私はカクテルで盛り上がりました。

2010年12月14日火曜日

息子を愛せるようになりました!

「息子を愛せるようになりました。」
と 半年前から講座を受けて下さっている若いお母さんの言葉です。

こだわりの強いお子さんの対応に悩んでおられたそうです。
市内の様々な機関に相談しても 解決には結びつかなかったとのこと。

「勇気づけの対応」を実践されるようになって 息子さんのこだわりを
「集中力がある。これほどの集中力はつけようとしてもつけられるものでは無い。家の子はすごい!」
と思えるようになられたそうです。

この方の了解を頂いたので アールアバウトのコラムにメールのやり取りを載せます。

この方の喜びが伝わって来て 涙・・・です。

2010年12月12日日曜日

オールアバウト

オールアバウトというサイトに出展しています。

このサイトのQ&Aというコーナーの「回答」に時々書いています。
↑ クリックして頂くと そのサイトへ飛びます。

年を取ること、体験してきたことの有り難さを 回答を書く時に感じます。

「無駄なことは何も無かった・・・」
と「困難を与えられたこと」に感謝しています。

最近14才の女の子の回答を書かせて頂きました。
その子が「出来れば 子どもを持っている女性に回答して欲しい。」と書いておられたことに感動しました。将来が楽しみな方だと思いました。

「勇気づけの対応」は未来ある若い人々が 肯定的に、希望を持って生きて行ける指針になると思います。一人でも多くの 子ども、若い人と関わる方々に知って頂きたい、学んで頂きたい、と願う所以です。

2010年12月11日土曜日

20年ぶりの食事会

先月末、道を歩いていた私を見つけて声をかけて下さったKさん。
KさんがYさんに連絡を取って下さり、昔の同僚と20年ぶりの再会が実現しました。

「年は取ったけれど 気分はそのままね!」
「20年、本当にあっという間だったわね。」

光陰矢の如しを 実感したひと時でした。

2010年12月10日金曜日

数ヶ月の実践報告を頂きました

松戸市女性センター「ゆうまつど」で「勇気づけの親子関係実践セミナー」を行いました。

不登校の支援グループで活動されている方、長い間子どもの対応に困っておられた若いお母さんから次のようなうれしい報告を頂きました。

不登校の子ども達との関係が前より 深まったように思う。
とりわけ切れやすい子が切れた時に 気持ちを言葉にしてあげたことで その子が収まった。
支援グループでボランティアをしている若い人が 前より気持ちを話してくれるようになった。
ご自身のお子さんへの対応で 素直に謝ることが出来、以前だったら言っていた「よけいな一言」を発しなかった。
「傾聴」も勉強したが この「勇気づけ」はそれより一歩前へ行く対応だと思う。
  
若いお母さんも
「以前のように怒鳴ったり、叱ったりすることは ほとんどなくなりました。楽になりました。」
「以前は 子どもの荒さがしをするかのように否定的に見て、言葉をかけていました。でも今は子どもを肯定的に見ることが出来るようになり、この子はなんて素晴らしいんだ、と思えるようになりました。」
と・・・。

実践されると このように本当に効果を実感して頂けます!

実践の輪と和が広がりつつあるのを感じて うれしく思います!

2010年12月9日木曜日

ボランティア研修+実習

松戸市の施設の中にに「女性センター・ゆうまつど」があります。

ここで 火曜日と木曜日の週2回「働きたい女性の就労支援コーナー」が ボランティアの方々によって運営されています。

私たちの松戸市男女共同参画推進グループ:ファミリーサポート・勇気づけの企画を担当しているKさんは このコーナーが出来て以来ボランティアをされています。

Kさんの勧めで私ともうグループのもう一人Mさんは このボランティアになるための講座を9月から受けてきました。コーナーに立つための実習がはじまりました。

きょうの実習では 3人の先輩ボランティアさんにお会いしました。

その中のお一人Tさんは 何と私の故郷岐阜に長く住んだことがおありとのこと、とても驚きました。
Tさんから岐阜での良い思い出を聞かせて頂きました。

出会いがあることが コーナーのボランティアで得る収穫の一つと聞きましたが 本当にそうでした。

2010年12月8日水曜日

花小金井

来年は 歌う・・・ことを生活の一部にします。
あこがれのバリトン歌手:佐藤光政さんの先生、大槻秀元先生が指導されている「うた声倶楽部」に参加させて頂けるのです。

うた声倶楽部は「ライブカフェヒデ」であるとのこと。
花小金井が最寄りの駅。

「そうですか、花小金井ですね・・・。分かると思います。」
とお答えしたのですが・・・。

何と、私は毎週そこを通過していたのです。

乗る駅、乗り換え駅、降りる駅しか脳が記憶していません!!!
必要な情報しか入らない脳になっているのです。

肯定的に捉えると・・・取捨選択が自動的に出来ている・・・
と 思うことにしました。

2010年12月6日月曜日

佐藤光政さんのブログ

佐藤光政さんのブログ大槻秀元さんのブログに書き込みをしました。
↑太字をクリックするとブログへ飛びます。

うた声倶楽部に関心があり、伺ったのです。

昨日 ブログを書いておられる方からメールを頂きました。
(どちらのブログもファンとして同じ方が書いておられます。)
「直接話した方が早いので 電話を下さい。」
とありました。

今朝、メールに気付き お電話しお話することが出来ました。
歌うことが好きなら 誰でも参加できるとのこと!!!

プロの方の指導を受けるのに 無試験で参加出来るとは・・・
しかも あこがれの佐藤光政さんの恩師!!!

これもネットのおかげの出会いです。

来年も楽しくなりそうです。

何年も前のことですが 私のサイトを作って下さっているYさんともネットで出会いました。

2010年12月5日日曜日

生きていてくれるだけで良い

最近出会ったTさんのお話を聞く機会がありました。

「私ね、子どもの頃 病弱で学校をしばしば休んのですよ。長く休んだ後は勉強分かりませんよね。でも 両親はそれで良い、生きていてくれさえすれば・・・って言っていたのです。
中学の頃など 勉強が楽しくなってきて 勉強すると“勉強なんかしないで 早く寝なさい。”って言われたから 寝たふりをして 両親が寝静まってから起きて 勉強したんですよ。だから 子どもと言うのは 興味を持ったら自分から勉強するものだ、と思うので子ども達に勉強しなさい!って言わなかったのです。」

お子さん達の巣立ちの時を迎えられて 寂しさを感じておられるとのことでした。

無事にお子さん達が巣立たれるということは 大事業を無事に務められた、ということだと一緒にお話を聞いた友人達と感想をお伝えしました。

ご自身もお子さん達を授かった時に誓った「生きていてくれるだけで良い。」との思いを保つために ベビー服、初めて履いたくつ、おもちゃなど保存されているそうです。

アルフレッド・アドラー博士は「健康な心の子どもを育てるには 無条件の愛が大切である。」と言いました。
Tさんの心の広さは ご両親からの無条件の愛を受けて来られたからだ・・・と本当に感動しました。

また 人に出会うということは 本当に世界が広がることだと思いました。

Tさんとの出会いを作ってくれた息子の奥さんに感謝!!!しています。
私の講座のチラシを 利用している子育ての場所に持って行ってくれ、受け取って下さったのがTさんだったのです。

2010年12月3日金曜日

新たな出会い

半年ほど前、ある講座でお会いした Yさんはいろいろな方と引き合わせて下さいます。

「少ししか時間が無いけど、一緒に食事しましょう!」
と お知り合いのお二人との食事に誘って下さいました。
「あなたが 何をやっているのか、自分の言葉で説明して、お知り合いになりなさい!お互いに得るものがあるはずよ!」
と・・・。

Yさんのおかげで 松戸市男女共同参画推進グループに認定され、市民活動助成金も頂けるようになったのです。

新たに今日お会いしたSさんは
「本当にYさんに出会って、カルチャーショックだった。年齢を感じさせず、生き生きと活動されていて・・・」
と おっしゃっていました。

2010年12月2日木曜日

おばあちゃんだよ!

息子の奥さんと子ども達にばったり会いました。
「おばあちゃんだよ!」
と ママ。

「ババ、ほら、飛行機!」
と模型飛行機を指して教えてくれました。

ババ、と呼ばれたのは 生れて初めて・・・。

そうなのね、私、おばあちゃんだったんです!!!
すっかり忘れていました。

2010年12月1日水曜日

不適切な行動には注目しない・・・

大人が考える子どもの不適切な行動・・・

毎週水曜日、小学校2年生のR君の家庭教師をしています。

アドラー心理学に基づく「勇気づけ対応」の実践の場ともなっています。
子どもはわざと不適切な行動を取ったり 大人が注意をすることを予測して悪い言葉を使ったりすることがあります。
R君はご両親、おじいちゃん、おばあちゃん、四人の大人と付き合ってきたので大人の反応を良く知っています。

「この大人は この言葉を言ったらどう反応するだろう?」
とこの半年間、彼はいろいろ頭を使って試してくれました。

例えば2ヶ月ほど前は 突然、わたしが何を言っても返事は「ウンコ」。
それに対して、私も
「そうだよね、ウンコだよね。」
彼は 驚いたように 私の顔を見ました。私はややオーバーに にっこり笑います。

私:何色を使う?
R君:ウンコ色
私:そう、ウンコ色なら オレンジが近いかな?
R君:嫌、緑にする。
私:そう、じゃあ、緑ね。

この日は1時間半の間ずっとウンコを連発していました。
その次の日も何回か言っていました。
しかし、彼が予測していた反応では無かったようです。
以来、ピタリと止まりました。

「どうやったら怒らせることが出来るか、試してるの?」
と尋ねた時には R君は迷わず、
「うん、そう。」
「残念ね、私は怒るエネルギーは無いのよ!」
R君は ニヤニヤ・・・。

R君と付き合っていると若返ります。