2013年6月29日土曜日

子どもの目で見、耳で聴き、心で感じる

アルフレッド・アドラー博士の言葉です。

「他者の目で見、耳で聴き、心で感じる」ことが
相手を理解する重要な手掛かりになる。

「勇気づけの親子関係実践セミナー」では
「子どもの目で見、耳で聴き、心で感じる」為に
家庭でありがちな場面のロールプレイをたくさんします。
子どもの気持ちを感じて頂くと
私達が親として 祖父母として言いがちな言葉が
「勇気くじき」になっていることに気づいて頂けます。

同じ場面で「勇気づけの例」も行います。

同じ場面なのに 大人の言葉を「勇気づけの対応」にするだけで
子どもとして味わった気持ちが全く異なることを感じて頂けます。

子どもは寛大なので 親や教師が
「ごめんなさい。」
と言うと たいてい許してくれます。

「勇気くじきの対応をしてしまった!」
と気づいたら 素直に謝ることが一番ではないかと思います。

次のメールは子どもの心をロールプレイで思い出された方のものです。
ブログに載せる許可を頂きました。

今日はお世話になり ありがとうございました

とても 良いお勉強になりました…

セミナー用のファイルを作りました

自分が子供の頃を思い出しました

子供の頃のことは 都合良く忘れて 今まで 親としての立場で物を言っていました

ロールプレーをする事で 子供の気持ちが良くわかり どう声をかけてもらえたら 嬉しいか 安心していられるか?
また 頑張って行けるかが良くわかりました

何かあるごとに 記録に残し振り返り 前に進んで行きたいと思います

宜しくお願いします

2013年6月28日金曜日

比較は勇気くじき!

「勇気づけの親子関係実践セミナー」の中で 
目の前の子どもを 他の子どもやきょうだいと比較しない!
という項目があります。

子どもに対してでも大人に対してでも 他者と比較して批判することは「勇気くじき」です。

大人は 軽い気持ちで比較の言葉を言いがちです。
けれど 言われた子どもには
「あなたは あの子に比べて良い子じゃないよね!賢くないよね!」
のように聞こえてしまいます。

中には比較されて
「あの子のようにがんばろう!」
と思う子もいるかもしれません。

けれど「勇気をくじかれ易い日本社会」の中では いっそう勇気をくじかれる可能性が高いように感じます。

カナダでほぼ10年暮らし、世界各国から来た多くの人々に出会いました。
日本に戻って3年半、「勇気くじきされやすい社会」であることを感じています。

日本独自の文化の素晴らしさ、異文化を取り入れることの柔軟さ(肯定的に見て)を思うとき
「勇気づけ」が日常生活に入れば もっともっと伸びる可能性を思います。

2013年6月26日水曜日

物知りになった気がする!

"Do you like studying?"
"Yes,I do."
"No, I don't."

の練習をした時です。
R君が
"Yes,I do."
と 答えました?思わず尋ねました。
「え~っ、どうして?」
返って来た答えが なんと、
「物知りになった気がするから!」
でした。

学習意欲が出てきたR君は 新たな知識を得ることに喜びを見出していたのでした!
嬉しい驚きでした。

小2の時には 校長先生にご家族が呼び出され
「ご家族の誰かが ずっと監視に来て下さい!」
と言われたこともあったR君です。

「勉強は分からないからやりたくない。」
と教科書の勉強は長い間しませんでした・・・。

小さな変化の積み重ねが
「勉強が好き!」
となりました。

信じて、ひたすら「勇気づけ」だと思いました。

2013年6月24日月曜日

この子は大丈夫!

療育指導で4月から一緒に勉強している小3のA君。

先週、私が休んだ理由をお母さんから聞いていたようです。

きょう、会うなり言いました。
「誰が死んだの?」

「死んだの、ではなく、亡くなった、と言って下さい。」
と言うと すぐ言いなおしてくれました。

更に、彼の好奇心は個別指導が始まっても続きました。
「先生のお母さんは どうしてお亡くなりになったのですか?」
と。
「亡くなる」という言葉を正しく使って質問してくるA君に本当に驚きました。

「予想を立てて下さい。」
と言うと
「老衰、交通事故、病気、歩いていて迷ってようやく家に帰り着いたけれど 力尽きた・・・・。」
スラスラと5つの予想を立ててくれました。

「では、どれが本当だと思いますか?」
と言うと2回目で 病気、と当てました。

次の彼の質問は 
「何の病気?」
でした。そして 次々と病名を挙げていきました。

「勉強は学校でしているので ここではしたくありません。僕は心を落ち着かせるためにここに来ているんです。」
と言いつつも 私の出す課題についてきてくれました。

新聞記事「どうして渋滞が起きるのか?」の音読、
線なぞり、
新出漢字の読み
漢字の空書き
しっかり取り組めました!

お母さん「今日、どうでしたか?荒れていませんでしたか?」

「しっかりやりました。この子は大丈夫です!信じて下さい!」
とお伝えしました。

エジソンの子どもの頃の逸話を思い出させるA君です。

「お母さん、一緒に信じましょう!お母さんを支えます!ちょっと重いかも?」
と言うと
「ちょっとじゃなく、重いです!」

そう言えば昨年持っていた子のお母さんにも
「k君は大丈夫!私は信じています。」
とお伝えしたことがありました。
「先生が信じてくれているのに 親の私が信じなければ!!!と思いました。」
とおっしゃっていました。

心配ですよね!
心配は 誰の課題?

それに、信じた方が 良い結果につながります!!!

2013年6月23日日曜日

出会いは宝

9年8ヵ月のモントリオール生活から日本に戻ったのは2009年11月末でした。

日本での生活も4年目に入り、少し馴染んで来ました。

2000年3月に発ったのですが 帰って来てからの出会いの数々には 本当に感謝しています。

セミナーに参加して下さる方、
カウンセリングを受けて下さる方、
仕事で出会った方
どなたからも 学ばせて頂くことが限りなくあります。

ひたすら「勇気づけ」の対応を実践していますが
思いがけない出来事には 基本に戻って点検し直します。
それでも腑に落ちない時には 親しい友人に状況を説明し意見を聞きます。
彼女との出会いは 私がまだ22歳の時でした。

当時住んでいた団地のバス停で
待っていたバスが来なかったことから話を始めました。
タクシーに乗って途中まで一緒に行きました。
あれから40年。

私の一番長い友人の一人です。

2013年6月21日金曜日

子どもの頃の思い出

88歳の母が他界しました。

8月2日に91歳になる父が残りました。
「お父さんは1才の時にお母さんを亡くされているから 一日でも長く私が生きたい。お父さんが気の毒だから。」
と言っていた母の願いは叶いませんでした。

葬儀の夜、妹二人と三人で子どもの頃の思い出話になりました。

一つの出来事に対して それぞれの思い出が異なります。

中学生だった兄が修学旅行で箱根に行き、入れ子になった箱を買ってきたことがあったそうです。
「あなたが当然のように1番大きい箱をもらって K子姉ちゃんがが2番目、私は一番小さな箱をもらったのよ。大きいはこと真ん中の箱には「箱根」って書いてあったんだけど 一番小さな箱には書いてなかったんだよ。だから私は自分で「箱根」って書いたんだよ!今でも私はあの箱持ってるよ。」
すると 次女も
「私も持ってる。」
なんとなくはその箱に記憶はあるけれど それが誰からのお土産だったかは全く覚えていない私。

すると二人は
「あなたが持って入ればちゃんと元の入れ子になったのにね!一番大きな箱をもらった人が覚えていないよ!!!」

などなど・・・。

それぞれのきょうだい順位での記憶の違いを興味深く聞きました。

2013年6月18日火曜日

死も人生の一部

"Death is a part of life."
心理学の勉強をしていた時に 宿題に映画「フォレスト・ガンプ」を観て人物観察をするというものがありました。

知的に境界線の息子に お母さんが生きていく上に必要だと思うことを繰り返し伝える場面が多くあります。

この言葉はそうしたものの一つです。

高校1年の2月、親しかったクラスメートが事故で亡くなりました。
それから3年あまり、毎日「死」について考えていました。

「人にはそれぞれ寿命があるのだろう。」
が 若かった私の答えのようなものでした。

そして何十年も経た後「死」に関してとても納得出来た言葉が 映画の中の台詞でした。
死を目前にしたお母さんが 息子に言った言葉です。
“Death is a part of life”
そう思えれば 死は怖いものでも 悲しいものでもなくなります。

人は誰でも一度ずつ 誕生と死を経験するのですから。

私の目標は 棺桶に入るまでに 一人でも多くの方に
「勇気づけの実践」をお伝えすることです。

ですから セミナーに来て下さり、
実践し、変化を教えて下さる方々にとても感謝しています。

2013年6月17日月曜日

勇気づけの実践

勇気づけの実践をすると 自分に気づきが生まれます。

「1回学んだ。」
「セミナーを受けた事がある。」
と言うのは 実践につながるわけではありません。

毎日の生活の中で起きる様々な場面で応用できるようになるには
日々の実践が必要です。

「学んだけれど 子どもが変わらない。」
「実践したけれど 変化が感じられない。」
という場合は 実践を見直し、更に実践すると 必ず変化が起きます。

幼稚園のお子さんのお母さんがおっしゃったことがあります。
「初めのうちは変化がなかった。でも続けたら 知らないうちに子どもも私も変わっていた。夫との関係も前より楽になった。」

問題を感じているお子さんに対してだけでなく 他のお子さんや他のご家族に対して同時に実践されると良いかもしれません。

一見なんの問題も呈していないお子さんにも「勇気づけ」で対応されることは
「自立心と責任感」を育て、自己肯定感を感じることが出来るようになる大きな要因になるからです。

「おはよう。」
「ありがとう。」
「ごめんなさい。」
「頑張ったんだね!」
のような何気ない言葉かけで良いのです。



2013年6月16日日曜日

土俵から降りる

不適切な相手の行動の目的が 何であるか?

自分の感情から推測が可能です。

自分がイライラする⇒相手の行動の目的は「注目関心」

腹が立つ⇒相手の行動の目的は「権力闘争」

これは「勇気づけの親子関係実践セミナー」の1章で扱います。
親子関係だけでなく 様々な人間関係で「相手の行動の目的」を推測することが「自分の感情」から推測できます。

例えば子ども以外の家族、義理の関係、職場、近所の人などなどです。

相手の不適切な行動に対する効果的な対応は
「不適切な行動に注目を与えない。」
「土俵から降りる。」
です。




2013年6月15日土曜日

感覚脳ですね!

整体師の方に言われました。
「感覚脳ですね。」
と。

驚きました。
初めてお会いした方で 私についての情報は「腰痛」以外お持ちでないのです。
「感覚脳を持っている。」
と言われて嬉しく思いました。

最近、そう感じていたのです。
EMDRを行う時に どのイメージを扱うか、お話を伺いながら選ぶ時に。
何気ない会話を通して
ご本人が 当たり前として受け止められておられた中に
思いがけず深いトラウマが隠れていることがあると・・・。




2013年6月13日木曜日

佐藤光政コンサート

4ヶ月ぶりに 佐藤光政さんのコンサートに行きました。

「ここ、空いてますか?」
と お一人でおられた方に声をかけました。

!!!
2月のバレンタインランチョンコンサートで 向かいに座っておられた 関西から来られた方でした。

1部は光政さんのフランス語での歌。
2部では 光政さんの日本語での歌にプラスして 光政さんが 40年以上指導されている「市川女性」のコーラスがありました。

平均年齢74歳とのこと!
素敵な歌声でした。

「40年やってると 家族のようなもの。」
と光政さんがおっしゃっていました。

本当にそのような雰囲気でした。

仕事で知り合った友人を誘って出かけましたが
関西から来られた方と帰り道にまたまた一緒になり、ちょっとお茶をしました。

光政さんを通して ファンの輪が広がった気持ちがしました。


2013年6月12日水曜日

練馬:勇気づけの親子関係実践セミナー

昨日は火曜日のグループでした。
今日は水曜日しか参加できないので・・・という方に参加して頂くために開いたグループで行ないました。
2章:誰の課題?
でした。

人生経験の異なる方々が 一つのテーマで話しあわれて
それぞれの視点から発言されることになります。

お子さんがおられない方もおられましたが
「とても勉強になりました。」
という言葉を繰り返されました。

「誰の課題?」は
自分が解決する仕事なの?
それとも 子ども?

どこまでが自分の仕事で どこからが子どもの仕事か 往々にして区別されていません。

この対応は 
「子どもの自立心と責任感を育てるのに 役に立つのかどうか???」
を常に念頭に置いて対応します。

子どもが自立しないと 親の仕事を終えることができません。
もちろん いつまでも親の仕事をし続けるという選択もありですが。




感情をコントロール出来るようになりました!

「勇気づけの親子関係実践セミナー」を実践された方の言葉です。

「2年間セミナーを続けて 自分の感情をコントロール出来るようになりましたので これからはスポットで受講します。」

幼稚園生のお子さんをお持ちの方は
「前は感情が爆発すると止められなかったんです。でも今は 爆発の途中で気づき、止めることが出来るようになりました。」

続けて「感情のコントロール」が出来るようになったことを聞きました。

「勇気づけ」は お母さんがご自身の感情をコントロールすることでもあったのですね。

確かにそうでした。

「イライラ」「腹立ち」に気づく、という説明はしていましたが コントロールという言い方もあることを教えて頂きました。

子どもというのは こうしたお母さんの感情を直接、一番受けている立場なのですね。
お母さんというのは ストレスの多い仕事です。

「自分のストレスの処理は 子どもに向けないようにすることが重要」
とこのこともセミナーに入れようと思います。

2013年6月11日火曜日

NHK効果:EMDR

3月と4月にNHKで EMDRが紹介されてから 遠方からの問合わせが増えました。

地元のEMDR治療者をご紹介したり、あるいは何故近くの治療者に行かれないのかを伺うと
「地元の治療者に問い合わせたが 千葉より遠方の治療者を紹介された。」 
「地元の治療者に あなたのケースはEMDRの効果があるか否か疑問と言われた。」
と返事があります。

私はカナダでトレーニングを受けました。
私がEMDRを行う時にいつも思い出す言葉があります。

「基本の手順を守れば どんなトラウマ、悩みにも対応出来ます。失敗することは 絶対にありません。経験を積めば積むほどより熟練したセラピストになれます!きょうから皆さんは EMDRセラピストです!!!たくさん経験を積んで下さい!!!」

カナダにいた頃は 機会がある度に練習をさせてもらっていました。
悩んでいるという話を聞き、可能な場所があれば
「EMDRセラピーを試してみますか?」
と・・・。

※ 悩み ⇒ EMDR後 です。

①職場で研修があり、自分も行きたいのだけれど学ぶ意欲が出ない。
 記憶⇒子どもの時に 両親が離婚し、学校へ行きたくなかったけれど無理やり引っ張って行かれた。
 ⇒EMDR後:進んで研修を受けるようになった。

②夫を亡くした、闇が怖くて 眠れないし、夜は全部の部屋の電気を点けている。
 記憶⇒夫が一番頼りになる人であった。夫の死を受け入れられない。
 
 ⇒EMDR後:電気を消して眠れるようになった。

③夫と車に乗ると 必ずケンカになる。長距離の場合、出かけるのが苦痛
 記憶⇒日本で車の事故にあった
   ⇒EMDR後:夫婦ゲンカは全く無くなった。
 ご主人「何が起きたのかわからないけれど 妻は自分の運転に口出しをしなくなったよ!ありがとう。」  

④息子がすぐカッとなる。死が近い自分はその息子のことが心配。
 (ガンの治療を受け、存命期間を御存じでした。)
 ⇒EMDR後:息子は大丈夫、心配する必要はないと思える。

などなど・・・。
こんなものまで解決できるの???
と思うほど 様々な問題が対象になるのがEMDRです。
次は その一つの例です。

Aさんが 実習研修を長期間受けておられました。

講師の指示を 自分が正しく理解したか否かにいつも不安がある。
聞いた後、必ず人が行うのを見てから始めるので いつも人より取りかかるのが遅れる。

記憶⇒子どもの頃、家事をさせられていた時に いつも母親から間違いを指摘されていた。思いがけないところで指摘されるので 自分のしていることが正しいのかどうかという不安が いつも頭から離れない。

 ⇒EMDR後:遅れずに実習に取りかかれるようになった。

トラウマばかりでなく どのような些細な悩みにも対応出来るのがEMDRセラピーです。

なぜなら どのような悩みも
「出来事の記憶」
「その時の感情」
「自分は~である、という信念」
があるからです。

これが まさにアドラー心理学のカウンセリングと一致する部分です。








2013年6月10日月曜日

思いすごし・・・

熱心にセミナーに参加して下さっていたAさんが 3回続けてお休みされました。

1回目は体調不良でお医者さんに行く、と伺っていました。
2回目、お休みされた時に セミナーの日をお伝えしていなかったように思い、メールをしました。返信がありませんでした。
3回目、次回のセミナーをご連絡したのですが やはり返信がありませんでした。
・・・心配になりました。

「私、何か気づかないで失礼なことを言ったかも・・・・。」
「これまで いつもすぐに返信が来ていたAさんから 2回続けて返信が無いのだから・・・。」
と・・・。

伺って、もし失礼なことを言ったりしたのであれば おわびをしなければ・・・。
と思っていた所 スーパーのレジで並んでおられるのが見えました。

声をおかけすると
「返信してなかったことを思い出して、連絡をしなければと思っていたところでした。忙しくて・・・。電車の中でメールを見て、返信しなければと思ってすっかり失念していました。すみません!!!休んだ所は必ずでます!!!」
と言って頂けました。

声をかけて良かった!とほっとしました。

2013年6月7日金曜日

勇気づけの親子関係実践セミナー @新松戸幼稚園

きょうは新松戸幼稚園で9章を開かせて頂きました。

みなさんの実践の成果を交換し合いました。
同じ年齢のお子さんをお持ちのお母さん方の実践の成果は とても参考になるようでした。

①お母さんが「ギャーッ」とわめき始めても 自分の感情に気づき途中でストップ出来るようになった

②前日の夜、子どもに自分で起きるように伝え、起きない子どもを起こさなかった
 
③習い事の持ち物の支度を自分でするようになった

④夕食の前に遊んだ道具を子ども達で片付けるようになった

お母さん側としては
①ゆっくりとだけど 気づくと関係が変化していっている。
②頭ではなく 体に実践が染み込んでいっている。

のようなお話がありました。

「勇気づけの対応」は 自立心と責任感を育てるために 重要という観点から
早ければ 早いほど効果があります。

新松戸幼稚園のお母さん方に学んで頂けることは お伝えしたいと思っている私にとって
本当に大きな喜びです。

「実践してくださって 本当にありがとうございます!!!」

2013年6月6日木曜日

集中 EMDRセッション

カナダでトレーニングを受けた時のことです。

「一般的な話すカウンセリングは 集中セッションは出来ませんが EMDRセラピーは可能です。」
とインストラクターが言われました。

これまでに行った集中は 会社へ行けなくなった青年に対して、確か4時間でした。

彼は嘔吐、震え、涙、不眠など様々な身体症状を呈していました。
4月に新入社員として入社し症状が出ながらも会社に行き続けていました。
翌年の3月、とうとう行けなくなった、と青年のお母さんからメールがありました。

休んだ初日に連絡をもらった私は すぐにEMDRを勧めました。

結果は 翌日
「会社へ行って来ま~す。」
とメールが来ました。 
以来身体症状はすっかり消え、3年を経た今も同じ会社に勤めておられます。

今回の集中EMDRは1日半、7時間でした。

遠方から来られたので集中的に行ないました。
ご自身が
「元気な頃の自分に戻りたい。」
という目標を持っておられたので 順調に進みました。

7時間で8つのイメージを扱うことができました。
というのも 順調に不快感が下がったからです。

「大丈夫!」
「ほっとしました!」
のような肯定的な言葉が沢山でてきました。

「マイベストプロ千葉のコラムに書いて下さいませんか?」
とお願いすると
「帰ったらいろいろすることが有って忙しいから 時間が取れてから。」
とおっしゃり、嬉しいお返事でした。

⇒行動されようと既に計画されているからです!!!

2013年6月4日火曜日

房総の会松戸支部の総会とお茶会

6月4日(火)は朝から「房総(ふさ)の会松戸支部」の総会でした。
房総の会は 千葉県の退職助女教師の会です。

午前中はセミナーがあったので 午後から参加しました。

いつも思うのは 先輩の先生方がとてもお元気であられることです。
80歳以上の方々が声も張りがあって 足取りも軽く!!!

私ももうしばらく働けそう!!!
と思います。

何人かの会員の方から「勇気づけの親子関係実践セミナー」について質問を受けました。

@新松戸幼稚園 勇気づけの親子関係実践セミナー

平成24年度、松戸市市民活動助成事業として「勇気づけの親子関係実践セミナー」を開かせて頂きました。

主に新松戸幼稚園にお子さんが通っておられる方々が参加して下さっていました。
それがご縁で 5月から新松戸幼稚園でセミナーを開かせて頂けるようになりました。

昨年1年間受講された方々も参加して下さり、体験を話して下さいました。

「対応を変えれば 子どもは変わるのよ。ゆっくりだけど 関係が変わるの。」
と 同じ幼稚園生を持っておられるお母さんの言葉は 説得力がありました。


2013年6月3日月曜日

指先から学びを開く

2013.6.3(月)の朝日新聞の記事です。

「指先から学びを開く」

 サブタイトルは 次の通りです。

「無料オンライン講座 世界の大学が次々」
「モンゴルの16歳 MITに留学へ」       MIT=アメリカマサチューセツ工科大学
 「良質な教育 受け放題」

記事の内容は モンゴルの高校生 バトゥーシグさんがエデックスでMITの講座「電子回路」を受け、試験で満点を取り その後 MITを受験、合格し留学が決まったというものです。

高い授業料を払って大学へ行かなくても 無料で講座が受けられるという内容です。

日本語
マナビ―    http://manavee.com
さかぽん先生  http://sakaponsensei.tv/index.html

英語
エデックス   www.edx.org
主に英語
コーセラ    www.coursera.org

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次の文は 私の付け足しです。

有料ですが 放送大学を始めとする オンラインの日本語の授業も多くあります。

放送大学

早稲田大学エクステンションセンター

 


2013年6月2日日曜日

説教長引き 効果は激減

「学校現場かるた」
中 一夫著 仮説社

昨日の「松戸楽しい授業の会」で 会員のK先生が下さった資料が「学校現場かるた」です。

「親の非難に 傷は深く」
「正しい忠告 大きなお世話」
「わかるはずない 他人の心」
「最初が肝心 笑顔が肝心」

「勇気づけ親子関係実践セミナー」で使えそうです。




2013年6月1日土曜日

PCAGIP @松戸楽しい授業の会

PCAGIP= Person Centered Approach Group Incident Process

村山正治先生の PCAGIP(ピカジップ) 新しい事例検討法 を「松戸楽しい授業の会」で行わせて頂きました。

“新しい事例検討法 PCAGIP入門” の帯紙には 次のようにあります。
「批判しない」
「記録をとらない」
というグランドルールのもと、守られた空間が事例提供者を温かく支え、気づきや成長を促す。
心理、教育、看護、福祉、司法などの対人援助職をはじめ、会社の人材育成やボランティア活動の場など、幅広い活用が可能

昨年秋兵庫県でファシリテーターをするセミナーをうけたのですがPCAIPを行なう機会がありませんでした。

きょうは「松戸楽しい授業の会」で行わせて頂きました。

事例を出して下さった方が メールを下さいました。

嬉しい出会いでした。