2015年9月30日水曜日

ポリヴェーガル理論=多重迷走神経理論

先日ソマティック・エクスペリエンスの個人コンサルテーションを受けました。

必要があってメールをしたので フィードバックもさせて頂きました。
ポリヴェーガル理論とアドラー心理学の一致点に気づいたことを書きました。

〇〇先生

おはようございます。
先日のコンサルテーションでは 大変お世話になりました。
ありがとうございました。

ポリヴェーガル理論の内容がようやく解ってきました。
神経の覚醒状態で観察するということも、自分自身の変化を通して理解できました。
私は以前、歩くスピードが 何かに追われるように速足でした。
(交感神経が活性化している状態)
最近 ゆっくり歩くことの心地よさに気づきました。
特にジムからの帰りはゆっくり歩いています。
季節の変化にも気づき、楽しめるようになっています。
(腹側迷走神経)

「腹側迷走神経が 育てられるもの」というのが アドラー心理学の「他者に対する関心」は新生児は本来素質として持っているが 育てられて成長するものという理論と一致しています。

※腹側迷走神経:Social nerve とポリヴェーガル 理論では説明されているともありました。
Social interest はアドラー心理学の書籍、日本語訳では「共同体感覚」となっていますが 私には分かり難いものでした。それで「他者に対する関心」と言い換えています。

また「勇気づけセミナー」では 大人が自分の感情に気づいてそれは自分のものとして処理する、子どもに向けないという練習を繰り返し行います。
これは 自分の交感神経の活性化(心配、不安、イライラ)を子どもに向けると相手も活性化するということと一致するかと思いました。

すみません、本題です。
〇月〇日のコンサルテーションの時間についてです。
・・・

2015年9月29日火曜日

母親に認められたい

「母親に認められたい。頑張っても認められない。」
という質問が Yahooの知恵袋にありました。

マイベストプロとYahooがコラボしている為、この質問が入ったお知らせメールがきました。
内容を読んで回答を初めて書きました。
(多分、初めてだと思います。)

お母さん方に「勇気づけの対応」をお勧めする理由がこの方の質問にあります。

2015年9月28日月曜日

少年のママから

「帰りの車では 息子が 都道府県を教えてもらったことをとても喜んでいて 私にも教えてくれました。」

9月27日のブログでに
「日本地図を覚えるのが嫌い。」
という小4の少年との会話を書きました。

今朝少年のママから それについて触れてあるメールを頂きました。



2015年9月27日日曜日

EMDR:日本地図を覚えるのが嫌い!

小4の少年のリソースを探している時のことです。
嫌いなものが出てきました。
プラスにしたいと思い、学習の方法を伝えました。

彼:理科は好き。社会が嫌い、日本地図を覚えるのが嫌い。

私:好きにならなくても良いけど 嫌いって思わない方が楽だと思わない?

彼:うん、そう思う!
(素直な少年です。)

ネットで白地図を検索すると 都道府県名の入ったものが出てきました。
「縦に印刷した方が良い?それとも 横?」
とたずねると

「横が良い。僕は横が好き。」
との返事。
(即答で 横、と返事が来ました!)

2枚プリントアウトしました。

私:知ってる名前はどれ?
彼:茨城県、栃木県・・・

1枚の白地図は 覚えた県名を消します。
もう1枚は 忘れた時に 見直すのに使います。

彼の知っている県名を修正テープで消しました。
「毎日 ひとつずつ覚えたらどう?」
「うん、そうする。」

覚える県名を決めて それを消しました。

「言えなかったら すぐに消してない白地図で確認してね。」

何回かやってみました。

「どう?」
と問うと
「楽しい!」
と 笑顔を見せてくれました。

①間違ってもいい
②忘れてもいい
③知らなくてもいい

自分を責めないで良いんだよ!!!

孫との勉強で得た対応を生かせました。

同時に Good idea!!! と自画自賛しました。

彼が 続けてやらなくても良いのです。
楽しかった、と感じてくれたことが重要です。
(笑顔は腹側迷走神経が優位になったことを示しています。)


2015年9月25日金曜日

不登校親子応援ねっと交流会

不登校親子応援ねっと主催の交流会のお知らせです。
1年に1回行われています。
どなたでもご自由に参加できます。
問い合わせは ナガヤマ様までお願い致します。

「千葉県北西部 不登校支援団体交流会」
不登校の子どもの支援を目的として 千葉県北西部で活動している相談機関が参加します。
お子様が不登校でお悩みの方、お気軽にご参加下さい。
当日、ご希望の方に『不登校親子応援ガイドマップ(千葉県北西部・2014年版)』
 を配布します。
開催日時 : 10月18日(日)13:30~16:30 受付13:00
開催場所 : ゆうまつど ホール
アクセス: 松戸駅西口徒歩5分
費用: 1団体300円、1家族300円
対象 : 不登校で悩んでいるご家族および不登校支援者
主催 : 不登校親子応援ねっと
事前申し込み : 10月16日までに要申込
連絡先の電話番号 : 090-4846-1496
連絡者名 : カゲヤマ

2015年9月19日土曜日

やさしい虐待

 2011年12月14日 NHK クローズアップ現代で取り上げられた「やさしい虐待」のサイトに下記のようにあります。
 勉強が出来て、しつけも行き届いた自慢の子が、突然、学校に通わなくなったり、自室に閉じこもってしまう、いわゆる“よい子の破綻”。原因が分からずに苦しむ親が多い中、研究者がその多くに共通する問題として注目しているのが、親による「やさしい虐待」だ。一般的な児童虐待は、暴力や暴言などで直接子どもを傷つけるものだが、一見こどもにはプラスに思える教育やしつけも過度に押しつけるとこどもをがんじがらめにし、虐待と同様に心を蝕んでいくという。「やさしい虐待」によって損なわれたこどもの心や親子関係をどうすれば修復できるか?その模索を見つめる。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3135.html

 私はこれを読んだときに クライエントの方々に「やさしい虐待」と呼ばれていますとはお伝えできない・・・と思いました。
 自己否定、人間不信につながった記憶を「やさしい」と形容することは 無理があるのではないかと。
 
 トラウマ治療を学べば学ぶほどそう思います。

セラピーの練習をさせてもらっている親族から報告を受けました。

①ホログラフィートークで扱った深夜の食欲は治まった。
②ソマティック・エクスペリエンスで処理した夫への恐怖心は 消えた。

「どちらもすごく不思議です。」
とも・・・。
 

2015年9月17日木曜日

愛着障害

「愛着障害  子ども時代を引きずる人々 (光文社新書) 岡田尊司著」

を読みました。

「愛着障害とは 安全基地が持てない障害」
とも言えるとあります。

さらに愛着障害の克服方法として安全基地を持つこと。

「良い安全基地」の5つの条件は次の通りです。
1.安全感の保障
2.感受性、共感性
3.応答性・・・安心感
4.安定性・・・一貫した対応
5.何でも話せる

勇気づけ対応でお伝えしていることと全く同じです。
具体的な方法が 勇気づけセミナーです。

親に安全な場所を提供してもらえなかったクライエントの方に
「自分が安全な場所」になりましょう。
とお伝えしていることも同じでした!

2015年9月16日水曜日

お水をくださいませんか?

数ヶ月前のことです。
孫(小2)が
「のどがかわいた。」
と言ったことがありました。

「‟のどがかわいたので お水をくださいませんか?”と言ってね。」

「‟よその家ではのどがかわいたら お水をくださいませんか?”って言うのよ。」
と伝えました。

そして
「水、麦茶、ジュースがあるけど 何にする?」
と 選択肢を出しました。

それ以後は いつも
「のどがかわいたので お水をくださいませんか?」
と言うようになりました。

今日、彼のママからそれについて面白い話を聞きました。
以前は 飲み物が欲しい時
「水。」
と言っていたそうです。

今は
「お水をくださいませんか?」
あるいは
「飲み物、何があるの?」
と。

「別のものを飲みたい時は 何があるのって聞くんだと思います。
作るのに少し時間がかかるものを伝える時もあります。
そういう時は 
‟それ位なら待てるから 作って。”
と言うので 作ることもあります。
下の子もそれを聞いているので 同じように言うようになりました。」

「なんだかこの頃 子どもの方が上をいくのかな~。
と思うようになりました。」
と、孫のママ。

子どもが吸収して 自分のものにしていく力を持っていることに驚きます。

2015年9月13日日曜日

40代から70代まで

きのうはスイミングの仲間とビアガーデン~カラオケでリフレッシュしました。

40代、50代、60代、70代がそれぞれ2~3名のメンバーです。
世代を超えて楽しめるというのは学びが多いと感じます。

ビアガーデンの場所は 銀座。
カラオケは地元 松戸でした。

スマホデビューに一歩が踏み出せない!
という方にカラオケでソマティック・エクスペリエンスをさせて頂きました。
10名の内8名がカラオケに興じている時に
ソマティック・エクスペリエンスセラピーの「二人の世界」を体験できました。

感覚のトラッキングが順調にできたことに 驚きました。
今後の状態を伺うことが楽しみです。





2015年9月12日土曜日

勇気づけの実践 ⇒ 家族関係が変化

先週の日曜日、「勇気づけの親子関係実践セミナー」 4章:聴き上手パートⅠを行いました。

勇気づけの対応を実践されている方が お子さんとの関係が変化してきたことを話して下さいました。

他の方も 一見不適切なお子さんの態度を
「そういう時があっても良いんじゃない?と 受け止めることが出来るようになりました。」
とメールで報告して下さいました。

また別の方は まだ3回受講されただけなのですが
ご自身のお子さんに対する対応が
「勇気づけの対応と反対の対応をしていることに気づきました。」
と教えてくださいました。

相手の不適切な行動を正そうと思わなくても

自分が勇気づけの対応を実践するだけで

相手との関係が変わるのです。

ほんの少しでも実感されると
もっと実践しよう!!!
と意欲的になれます。

シンプルな勇気づけの対応の実践で 関係が変わります。

そうそう、昨日は夫が私のパンツの試着に付き合ってくれました。
私は 夫に ごく普通に対応していたのですが
「仲が良いですね~。」
と何度も言われました。
閉店まぎわで 他にお客さんがいなかったので 他の店員さんも笑っておられました。

夫は 訳が分からず
「何でみんな笑ってたの?」
と。
(夫は インド系カナダ人で 日本語がまだ良くわかりません。)

仲が良く見えたということは 夫に対して勇気づけが実践できている状態なのかも・・・
と自分を勇気づけました!!!

2015年9月7日月曜日

7才児の感覚

7才の孫(男児)に ブレインスポッティングをしようとした時のことです。

私:前にやった はしゃぐことの続きをしようか?
孫:少しくらい はしゃぐのを残しておいても良いと思うけど。

私:確かに!
  じゃあ、パパに叱られて泣きたくなるのをやろうか?

孫は同意し、椅子に座りました。
指示棒を見て しばらくすると言いました。
「いつまでやるの? これは 時間がかかるよ!」

手を広げて 程度を示してくれました。
「これくらいだったのが 少しこれくらいに減ったけど。」
 
「そう、じゃあ続きはまたにしようか。」
と 終了しました。

パパに叱られるということは 確かに何年も続いていることでしょう。

以前、漢字をうまく書けなくて気分が落ちたことをブレインスポッティングで処理した時には
あっという間に変化しました。

今回、7才児が 処理には時間がかかると感じていることに驚かされました。
やはり 子どもは感覚が鋭いのだと感じました。


2015年9月5日土曜日

10ヶ月ぶりに!!!

8月25日に書いたK君のお母さんから その後を伺う機会がありました。

なんと!
K君が友達と10ヶ月ぶりに外出されたとのことでした。
友達の誘いに応えて卒業した小学校やお店に出かけられたそうです。

お母さんは仕事で出かけられていたそうです。
帰宅し、自転車の位置の違いから
「もしかしたら 出かけたかも・・・」
と思われていたとのこと。

すぐにK君に問うと嫌がるので 我慢し、自分からは聞かなかった・・・
しばらくするとK君の方から報告があったそうです。

ここでお母さんがご自身の聞きたいという気持ちをコントロールされています。

お母さんが行動を変えられると
お子さんが変わります!

K君のお母さんは「勇気づけの対応」を 1年続けて実践されてきました。
少しずつK君に変化が起きてきました。

何よりもK君がセラピーを受けるようになりました。
セラピーを始めると 日常生活で出来なかったことが少しずつ出来るようになっておられます。

そして今回は10ヶ月ぶりの友人との外出でした。

嬉しいご報告を頂きました!




2015年9月3日木曜日

9月

あっという間に9月になってしまいました。

8月23日(日)には ホログラフィートークというトラウマセラピーに使える手法の講習会に参加しました。

そして翌週30日(日)には 「EMDRを成功させるコツ」という講習会に。

昨日9月2日には 親族に頼んで ホログラフィートークの練習をさせてもらいました。

学んでも実践しないと 単に知識として終わってしまいます。
勇気づけと同じで 実践すれば身に付きます。

昨日の練習では 現在の問題が過去のどこの場面と感覚的に一致しているかがしっかり出てきました。
もちろんセッションをするまで本人は関係に気づいておらず、セラピーで出て来たことに驚いていました。

2週間毎にセッションをしています。
次回の成果が楽しみです!