2015年9月19日土曜日

やさしい虐待

 2011年12月14日 NHK クローズアップ現代で取り上げられた「やさしい虐待」のサイトに下記のようにあります。
 勉強が出来て、しつけも行き届いた自慢の子が、突然、学校に通わなくなったり、自室に閉じこもってしまう、いわゆる“よい子の破綻”。原因が分からずに苦しむ親が多い中、研究者がその多くに共通する問題として注目しているのが、親による「やさしい虐待」だ。一般的な児童虐待は、暴力や暴言などで直接子どもを傷つけるものだが、一見こどもにはプラスに思える教育やしつけも過度に押しつけるとこどもをがんじがらめにし、虐待と同様に心を蝕んでいくという。「やさしい虐待」によって損なわれたこどもの心や親子関係をどうすれば修復できるか?その模索を見つめる。
http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3135.html

 私はこれを読んだときに クライエントの方々に「やさしい虐待」と呼ばれていますとはお伝えできない・・・と思いました。
 自己否定、人間不信につながった記憶を「やさしい」と形容することは 無理があるのではないかと。
 
 トラウマ治療を学べば学ぶほどそう思います。

セラピーの練習をさせてもらっている親族から報告を受けました。

①ホログラフィートークで扱った深夜の食欲は治まった。
②ソマティック・エクスペリエンスで処理した夫への恐怖心は 消えた。

「どちらもすごく不思議です。」
とも・・・。