2010年8月31日火曜日

男女共同参画推進グループ

私の住む市では 社会貢献を目指す市民活動の拠点を提供し、サポートするシステムがあります。
「男女共同参画推進グループ」という名称です。

ある学習会で知り合った方にそれについて教えて頂き、私たちの「勇気づけセミナー」のグループの登録を申請していました。1ヶ月ほど前のことです。

今日、書類の審査が終わり、9月1日付けで登録の認定がおりる、とご連絡を頂きました。

英語でSlowly but surely という表現があります。
ゆっくり、しかし着実に、ということですが 私たちの活動がそのような方向に向かっていることを感じました。

「勇気づけ」は こころの健康に不可欠なのです。「ほめる」ではなく!
このことを ひとりでも多くの方に知って頂くため、実践して頂くための大きな支援を得ることができました。

2010年8月23日月曜日

お昼から 何も食べていないの!

18日から22日まで 両親の介護補助に行って来ました。

デイケアー、ヘルパーさん、父、兄嫁が母の介護の主役です。
父と兄嫁に休んでもらう目的でした。

まだらぼけが始まっている母は 食べることが大好き。
夕食の時間になると
「6時の夕食まで まだ1時間。お昼から何も食べていない。」
と言います。

実際には お八つを食べているのですが
「そうだった?食べたの?そうかな~???」

面白いことがありました。
母にテルミーをかけながらとりとめのない話しをしていると
「あなたは お客さん?居候?」
と 言ったのです。
しばらく 笑いが止まりませんでした。
「他の分類はないの?」
と 問うと
「娘が里帰りするのは お客さんですよ。」
とも言います。私が 何度も
「面白い!」を繰り返す内に 母が言いました。
「お父さんに言わないでね。そんな失礼なことを言ってはいけない、と叱られるから。」

次の日には
「まぁ、私、そんなこと言ったの?ごめんなさいね。」

帰り際には
「今回は色々手伝って頂き、ありがとうございました。」
で 締めくくってくれた母でした。

ありのままを受け止める、子育てと介護の共通性を実感した五日間でした。※テルミーは お灸の一種です。皮膚のタダレの治癒の為にかけました。

2010年8月20日金曜日

もうすぐ食事!!!

18日から 老親の世話に帰省しております。

85才の母は 2010年1月に室内で転倒し、もともと不自由であった歩行が困難になり、今は車椅子の生活になりました。認知症もあり、要介護3です。

88才の父、兄嫁、ケアマネジャーさん、ヘルパーさん、デイケアの皆さまのお世話になりながら生活しています。

お昼近くになると 母は
「今何時?」
のように5分おきに尋ねます。
その都度
「今、○○時。お腹が空いたの?」
と答えます。

用足しの時には ポータブルトイレに移った後
「ナンバー1?ナンバー2?カナダでは お小水をナンバー1、もう一つをナンバー2って言ってたのよ。」
と言うと、
「そう、じゃあ、ナンバー1.」
と 返事が返ってきます。

アドラー心理学の育児講座を実践してきたことが 介護でも役に立つとは予想外でした。
「ありのままを受け止める。」
「相手の気持ちを理解する。」
「深刻にならない。」
「出来る範囲で 出来る限りの援助をする。」
など、育児と介護は同じでした。

もちろん 先行きは不明ですが・・・。

2010年8月16日月曜日

お父さんにそっくりね!

長男、彼の奥さん、二人の子ども(2才、1才)と過ごす機会がありました。
昨年秋に帰国して以来 初めてのことでした。

長男が家族に発する言葉が かつての夫と全く同じ!!!

私: 「あなた、お父さんにそっくりね。」
長男:「うん、俺もそう思うよ。親父も気付いていると思うよ。」
私: 「あなたの息子が同じようになるわよ。」

違いもありました。かつての夫は 私に対してのみの発言であったのに対して、長男は子ども達にも同様に接していたのです。

行動の目的が異なるので 接し方も異なって来るのだと 理解出来ます。

2才の子どもの行動も興味深いものがありました。
長男が 1才の子と私の写真を撮っていることに気付くと何も言われなくても 入ってきました。
また 2才の子に先にジュースのコップをあげると
「Aちゃんにも あげてね。」
と下の子を気遣う発言がありました。

1才の子どもも 自分の意図を持って行動しているのが見えました。
自分のリュックでは無い、と分かっていて 兄のリュックを背負おうとしていました。
片方の肩ひもに体が入ってしまいましたが 泣くこともなく もがいていました。
しばらくして 飽きて来た頃、自分のリュックを背負い、玄関に行って靴を手にしました。
「帰ります!」
と言っているように見えました。

成人した二男の言葉を思い出しました。
「赤ちゃんは何でも分かっているんだよ。ただ 話せないだけなんだ。」

幼少期の子どもの理解力、育った環境の影響を実感したひとときでした・・・。

2010年8月14日土曜日

お久しぶりです

前回の日記、7月24日から あっという間に3週間近く経ってしまいました。

10才の少年の「しおれそうだった。」という言葉は この3週間に何度も思い起こしました。
たまたま彼がその状態に居た様子を見ていたからかもしれません。
私は「この子、ここ居たら健康に良くない!」と感じていました。それを彼が「しおれそう」という言葉で表現したことに 本当に驚き、彼の表現力に 感動すら覚えたのです。

彼は当時9才でした。半年前には 当時のことを「くやしかった。」という言葉で表現していました。

心理的ケアーの出来る家庭教師として 彼と関わりを持てたことは 本当に有り難く、彼から学ぶことがたくさんあります。

2週間余り モントリオールとプリンスエドワード島へ行って来ました。

プリンスエドワード島は どこへ行っても ゴミ一つなく 人々も笑顔がステキで 本当に安らげる島でした。

モントリオールでは 1年前にEMDRを受けて下さった方々から その後の経過も良く 新しい人生が開けた、という報告を頂きました。このことは EMDRのページで詳しくお伝えしたいと思います。
去年の11月末にモントリオールを出てから 8ヶ月ぶりでした。
親しくしていた人々とお話したり 訪問したり、勝手の知った店で買い物する内に 8ヶ月という空白が全く無かったかのように感じた 不思議な滞在でした。

「勇気づけの子育て」の実践、EMDRを含むセラピーをお伝えしていくことを続けて行きます。
どうぞよろしくお願い致します。