2011年1月31日月曜日

父にカウンセリング?

「何だか カウンセリングを受けたような気分、ありがとう。」
と 父。

母が入院して 母の弟が母の容態にショックを受け、それを父に伝えたのです。
落ち込んだ 叔父を見て、父はショックを受け、落ち込んだと・・・。

「叔父さんにとっては お母さんは残されたたった一人の肉親。こどもの頃から“姉ちゃん、姉ちゃん。”と慕っていた姉が 年老いて行くのを見て ショックを受けるのは当然。だけど お父さんはお母さんが退院した時に元気でいなければいけないから ショックに巻き込まれないで!How does it help you? と問いかけて!落ち込んでも 何の助けにもならないでしょう!何が出来るか、を考えて!」

納得した父が
「ありがとう!何だか カウンセリングを受けたよう・・・」
と言ったのでした。

いっしょに喜ぶ!

あるお母さんが おっしゃいました。
「おだてれば 乗るので・・・」

「いいえ、いっしょに喜ぶんです!!!」
と お伝えしました。

おだてる、というのは相手が下と どこかで思っています。
実は 子どもは敏感で 

1.おだてられている
2.喜びを共有している

の違いは 分かります。

「むかし 自分が子どもだったころのことを 思い出して見て下さい。」
と 言うと 大抵の方は
「そうだった・・・」
と おっしゃいます。

2011年1月30日日曜日

22年ぶりの再会

むかし、むかし、新任教師として同僚だった友人Eさんに電話しました。

帰国して何回か電話したのですが いつも留守だったのです。
きょうは 御在宅でした。

お話するうちに 所要があって20日ほど後に上京されることが分かりました。
思いがけず 22年ぶりの再会です。

前回お話したのは 私がまだモントリオールに居た頃でした。

20代前半に お互い一人暮らしだったので よく一緒に過ごしたのです。
あれから 35年・・・。


当時3才だった娘さんが 成人された今も同じエネルギーだと聞きました。

何か問い返した私に おチビさんが
「お前じゃない!!!」
と元気よく言い放ったのです。

「人は変わらない・・・。」
お互いに 確認し合ったひとときでした。

2011年1月29日土曜日

公園での空手の練習!!!

今朝 近所の公園を通りかかると 子ども達や若い女性が空手の練習をされていました。

私も若い時に 武術をやってみたかった。
 ↓
そうすれば 暴力に抵抗できた。
 ↓
それを 暴力やモラルハラスメントだと気がつかない自分がいた。
 ↓
抜け出せない、ここに居るしかない。
 ↓
いろいろな人々から伺った話

・・・と 思いが巡りました。

抜け出せないでおられる方に EMDRセラピーをお勧めしました。
「変わりたい。受けたい。」
と 言って頂きました。

空手を見て 脳裏を巡った話をお伝え出来ました。

すっきりしました!

「混沌としていて 何がしたいのか、どうしたいのか分かりません。」
という状態の方に EMDRセラピーをさせて頂くと
「すっきりしました。」
「自分の中で 何が問題だったのか 見えて来ました。」
と言われることがよくあります。

先日は
「勇気づけとセットで考えることが出来るので 効果が倍増している気がします。」
と言って頂きました。

「幸せへの道」のお手伝いをさせて頂けることを 嬉しく思います。

2011年1月26日水曜日

健康な人格

アドラー心理学でいう健康な人格の定義は とても分かり易いものです。

今朝、実家の父から電話が会った時に説明すると すぐ納得してくれました。

それは「エネルギーがあり、自分のこと以上に他者の状態に関心を寄せられること」です。

エネルギーがあって 自分のことだけに関心がある人は「支配的な人格」を呈します。

父の周りの人々に合わせて説明すると
「なるほど、その通りだね。ありがとう。」
と・・・。

父が大学時代に三船名人から柔道を習った時の話を その流れで聞くことが出来ました。
父の稽古を見ていた三船名人から
「諸子のは剛道である、柔ではない。」
と言われた後 1年半稽古に励み、直接教えて頂いた話でした。
「三船先生の体は 文字通り柔で体に触れることさえ出来なかった。」
そうです。

アドラー心理学の対応と重なるものがあると思いました。

3才1ヶ月と1才8ヶ月のお子さん

勇気づけの講座に出て下さっている若いお母さんからメールを頂きました。

2人とも私がやりたいことを伝えると協力してくれるようになったのでとても助かり、また楽になりました。
例えば・・・
「掃除機をかけたいからおもちゃをお片づけしてくれる?」
と言えば、素直に聞いてくれます。(3才1ヶ月)
「お買い物に行くからお店に着いたらベビーカーに乗ってね」
と家を出た時に伝えて、お店について
「着いたから乗ってくれる?」
というと素直に乗ってくれるようになりました。(1才8ヶ月)

私自身、伝え方のコツを掴んだというか、感情的にならず先読みする事がだんだん出来てきたように思います。


半年前には
「育児に行き詰っています。言うことを聞かない上の子を叱って、泣かせてしまうことや そういう自分が嫌なのです。」
とおっしゃっていました。

メールを拝見して このお母さんの実践の確かさと幼児の理解力に心を動かされました。

2011年1月20日木曜日

M君のお母さん!!!

今から30年以上前の教え子のお母さんにお会いしました。

最寄駅の改札を入るとエレベーターに乗ろうとされているご婦人がすれ違う人に会釈されました。30年前の記憶がよみがえりました。あの方は!!!

続いてエレベーターに乗り 声をかけました。
「M君のお母さんですか?」

30年前小学校2年生のM君は音感が抜群で鑑賞のレコードを聴いた後の問いに対して
「使われている楽器は バイオリン、トランペット、ピアノ・・・」
と 正確に答えてくれたのでした。

音楽関係の仕事を順調にされていると聞きました。

その後 講座の会場へ行きました。
講座には かつて私の後にM君の担任をされたK先生が来て下さっていました。
「講座が役に立ちそうなので どのような内容かを確かめる為に参加させて頂きます。」
と・・・。

この1年足らずの間に 何人もの元の保護者の方々や同僚にお会いしました。

不思議です。

2011年1月18日火曜日

反対の立場

私:「Nちゃんは お風呂が好きかも知れません。リラックス出来る場所かもしれません。」

Nちゃんのお母さん:「そうですね、鼻歌うたってますよ。」

私:「お母さんが Nちゃんだったとして、お風呂からさっさと出なさい。といつも言われたらどうですか?」

Nちゃんのお母さん:「嫌ですね。反対の立場って考えたことが無かったです。嫌ですね。」

私:「そうでしょう!!!Nちゃん、ストレスたまっているかもしれないし、お風呂でリラックス出来るのなら させてあげた方が良いと思います。好きなだけ入れてあげたらどうですか?長くなりすぎるようだったら 時間を話合って タイマーをセットしてみては?」

Nちゃんのお母さん:「そうですね、そうしてみます。怒らない方がいいんですね。」

私:「はい、怒らないで下さい。」

反対の立場って考えたことが無かった!!!

Nちゃんのお母さんの言葉が とても分かり易く耳に残りました。
一週間の様子を来週聞いてみたいと思います。

2011年1月17日月曜日

富士山

部屋から富士山が見えます。

18才から30年間、何カ所か転居しましたが 富士山の見えるところには住んだことがありませんでした。
カナダにほぼ10年住んだ後 関東に戻りました。
今のところには来月の末で1年になりますが 富士山が見えることに気付いた時には 文字通り、興奮しました。

冬になると曇りで無い限り、毎日 朝と夕方に富士山を見ることが出来ます。
見えると おみくじで「大吉」を引いたような気持ちになります。
「きょうも 良いことがありそう!!!」
と・・・。

♪「頭を雲の上に出し、四方の山を見下ろして 雷様を下に聞く 富士は日本一の山」
見るたびに この歌が聞こえるような気がします。

本当にきれいな形の山ですね。

2011年1月16日日曜日

雪が降りました・・・

今朝、ふと気付くと 雪が降っていました。

昨年の冬は 10年ぶりの関東での生活に
「雪が無い生活は 何と楽!!!」
と 毎日それだけで幸せを感じていたことを思い出しました。

カルガリー、モントリオールの友人達とスカイプで話す度に モントリオールでの長い冬、アイススケート場の様な道路を思い出します。氷の上に降った薄い雪の層だとは知らなくて 不用心に歩き、よく転んだものです。

帰国してから雪国のニュースを見聞きする度に 日本の雪国の方々を身近に感じます。
雪国では 雪に関連した事故が発生しがちです。

雪国の方々の平安をお祈りしています。

2011年1月15日土曜日

EMDRと勇気づけ

クライエントのUさんから メールが来ました。

「困難な状態なのに 前と異なった気持ちで居られることに 幸せを感じています。楽に生きられるようになってうれしくて メールしました。」

といった内容でした。

モントリオールで心理セラピストをしている大学院の先輩から 聞いたことがあります。
「自分のセラピーにEMDRは不可欠。スピードと効果が全く違う!」

私もそれを実感しています。

EMDRIA(国際EMDR協会)のセラピストの認定を受ける為のクレジットを取るための通信教育がはかどっていません。

時間とお金を使ってワークショップや学会に参加すれば取れるのですが・・・。バンクーバーで春にあるようです・・・

2011年1月14日金曜日

時間ありますか???

昔の教え子、今は若い友人のような感覚のY子さんからメールがありました。

「いつ時間ありますか?」
つまり、デートのお誘いです。

ちょうど年齢が私の半分の彼女との電話やメール、そしてデートは 脳の若返りにも最高です。何よりも 娘がいない私にとって ほんの少し親子気分を味わわせて頂ける うれしいひとときにもなります。

今度はどのような話が聞けるのか・・・楽しみです。

「勇気づけの対応」の基本、「相互尊敬」を実践し、
「あなたと私は人として対等です。あなたを人として尊敬しています。」
という姿勢でお付き合いさせて頂いていることが デートに誘って頂ける理由のひとつではないかと思います。

2011年1月13日木曜日

初ツアー ?

今年初めに ロサンゼルスの息子から うれしいニュースがありました。

Harold Land Jr.から声をかけて頂き、ツアーのリハーサルに参加する、ということでした。Harold Land Jr.は有名なサキソフォン奏者のHarold Land の息子だそうです。


何度か一緒に演奏したことのあるBennie Maupin氏がHarold Land Jr.に紹介して下さった、ということでした。Bennie Maupin氏はマイルス・デイビスとも演奏したことがある方とのことです。

成長の為には 良い出会いが必要なのは どの世界でも同じだと思い、息子のサポーターとして、とても嬉しく思っています。

2011年1月12日水曜日

発達障害療育

ご縁を頂いて 発達障害の療育指導のお手伝いをさせて頂くことになりました。

「自閉症」という言葉を新聞の記事で私が初めて知ったのは 今から45年ほど前、高校生の時でした。
当時、将来の仕事として「自閉症の療育」をしたいと思っていました。

教師、家庭教師、心理カウンセラー、心理セラピスト等様々な職種を経験してきましたが 自閉症の療育に関わることが出来るとは 予想外でした。

モントリオールに居た頃、知り合いのお子さんが自閉症であったことから ABAセラピーに関心を持ち資料を読んだこともあります。

初めての指導では 30年前に普通学級で持った自閉症のY君との関わり、30年近い家庭教師としての体験、お母さんに対しては アドラー派の心理セラピストとしての対応、どの体験も生かすことが出来たように感じました。
45年ぶりに願いが叶ったことに 不思議なつながりを思います。

治療者リストへの記載

昨日 日本EMDR学会の代表の方からメールがあり、治療者リストが更新された、とありました。

私の名前も無事にリストに加えて頂き、問い合わせに
「ここに あります。」
とお答え出来るので ほっとしました。

下をクリックして頂くと 関東地方・千葉県に載っています。

日本EMDR学会治療者リスト

2011年1月10日月曜日

内定♪

知り合いの娘さんから 件名が「内定♪」というメールが来ました。

海外で教職に採用されることになったのです。

彼女が中学の時代にモントリオールで出会い、日本の高校受験の時に作文の書き方の家庭教師をさせて頂いたこともあります。

その後、日本に帰国してからの高校、大学と彼女の頑張りを見て来ただけに 頂いたメール、本当にうれしく思いました。

あと2ヶ月余りで出発だそうです。

2011年1月9日日曜日

父からの電話

父から電話がありました。
いつも 実家から電話があると ドキッとします。
出だしの声で 良い知らせかどうかが判明します。

「おかげでお母さんが 1年ぶりに靴下をはく道具を使って靴下をはいたよ。今、洗濯物を干してもらっています。」
でした。

私が居なくなったら また元に戻ってベットへ行くことが増えるかと案じていたのですが そうではなかったようです。

手を出しすぎないで 出来るだけ仕事をしてもらうことは介護にも育児にも共通するのですね!!!

また 良い勉強になりました。

2011年1月7日金曜日

あと2回聴く!!!

きょうは 今年初めてのQ君の学習の日でした。

「かけざん九九の歌」を2回聴いた後、Q君が
「あと2回聴く!!!」
と言いました。

帰る時に
「きょうは Q君があと2回聴く、って言ったからうれしかったわ!」
と言うと 家族の方が
「本当にそうですよね、前、私と聴いた時もそう言ったので うれしかったから 先生の気持ち、よく分かります。」
と言って下さいました。

Q君との学習は 私にとって「勇気づけの対応」を実践する機会でもあります。大人を試す、大人の反応を見る為にいろいろなことを言ったりしたりすることのある彼ですが「勇気づけ」に沿って対応すると 全く問題ではなくなります。Q君も
「この手は使えない大人だな。」
と 不適切な行動をすぐ止めます。

Q君の変化をご両親、おじいちゃん、おばあちゃん皆さんが感じておられるとお正月のお祝いの場で話し合った、と教えて下さいました。

2011年1月6日木曜日

新しい家族

甥の奥さんに初めて会いました。

二男と同じ年だと分かりました。

少し話して、彼女がアドラーで言う「健康な心の人」だと知り、とてもうれしく思いました。

健康な人とは「相手の立場で見、聴き、感じることが出来る人」です。

それもそのはず、彼女は助産師さんとのことでした。「家族、人」に関する共通の話題で 初めて会ったのに話が弾みました。

今月から 両親、兄夫婦と同じ敷地に住むことになったとのこと、帰省の楽しみが増えました。

2011年1月5日水曜日

年末年始の介護帰省

12月27日から1月5日まで 実家へ介護帰省をしました。

母は腰の骨が曲がっていて歩行が不自由だったのですが 2010年1月5日に部屋で転んでから車椅子を使用するようになったのです。要介護3です。

今回、介護されている人、母の能力を出来るだけ使う、という試みを多くしました。

まず、父から頼まれた正月用の生け花です。花を活ける時の母の眼が真剣に生き生きとしていました。これをきっかけに何が出来るのか考えながら介護しました。

車椅子で移動する時に 手を伸ばしてドアを開ける、車椅子にかけたまま洗濯物を干す、乾いた洗濯物をたたむ、テーブルの上を拭き、お箸を並べる、日記を書く。

30日にこれらを始めて、私が家を離れる5日まで 毎日してもらいました。
母は元来、とても働き者でしたので 手が不自由でも体を動かすことによって気持ちも前向きになって来たようでした。

何よりも効果があったのは
「寝たきりになりたいの?それとも 元気で居たいの?腰が痛い、ベットへ行くは 寝たきり老人への道、まっしぐらなのよ!」
だったようです。

これは 「勇気づけ」で子どもに「論理的結末」を伝える時の方法ですが 介護にも応用出来ました。

2011年1月2日日曜日

息子からのニュース

二男は 3年ほど祖父母の顔を見ていません。
きょうは 時間を打ち合わせてスカイプで顔を見せることにしました。

カリフォルニアとの時差は17時間。
こちらの午後1時が向こうの夜8時。

息子はジャズベーシストです。
「最近、どう?」
と尋ねると 良いニュースがありました。
大晦日にHarold Land Jr.から電話をもらったそうです。
「知り合いの音楽家から紹介されました。自分のツアーに参加しませんか?リハーサルを兼ねて弾きに来てくれますか?」
と・・・。

好きなことをして生きて行くのが一番幸せ! と息子の道を応援しています。

http://dbtrio.bandcamp.com/album/live-at-sccm

2011年1月1日土曜日

あけまして おめでとう ございます

あけまして おめでとう ございます。
今年も どうぞよろしくお願い致します。

母の新年の誓いです。

一年前に室内で転倒し、以来腰痛を訴え、日中もベットで過ごすことが多い85才の母。

昨年暮れ、兄夫婦が病院へ連れて行ってくれた時、担当の先生から
「痛くても 動きなさい。」
と言われたとのこと。

12月、30日と31日、食後にベットへ行きたがる母を ベットではなく居間へ連れて行きました。
まずは車椅子にかけたまま お正月の花を活けてもらいました。
師範の免状を持っている母は 真剣な目になり、床の間の花を仕上げました。
次に 車椅子にかけたまま足を動かす体操。
そして S字型フックをつないで洗濯物干しを母の目の高さにし、洗濯物を干してもらいました。
活動を始めると 腰の痛みは気にならなくなるようでした。

30日、31日とベットへ行かないで車椅子で過ごせました。

元旦の今日、母に「新年の誓い」を書いてもらいました。
母は 習字も長くしており、字がきれいです。ただ ここ数年右手がしびれて動かなくなり
「字は書けない。」
と 筆を持つこともめっきり少なくなりました。

「しびれた手で書いても 私の字より上手。」
と言い、母に自筆で誓いを書いてもらった次第です。

1.日中はベットに行きません。
2.日記を毎日書きます。(これは長年書いていたのですが 4月頃から途絶えていました。)
3.足を動かす運動をします。
4.花を活けます。
 
母の誓いの横に 私が書き込みました。

腰が痛い ⇒ ベットで休む ⇒ 寝たきり老人への道まっしぐら 

「寝たきり老人になりたいの?寝たきりの平均年数は たしか6~7年位、と何かで読んだけれど。」
と尋ねたのが 効果があったのかもしれません。

元旦の今日、午前中に30分ほど横になっただけで 昼食後は夜8時過ぎまで居間で過ごすことが出来ました。

「気分は すっきりしている。」
と 母。

「一年の計は元旦にあり。」と願います。