2013年12月31日火曜日

良いお年をお迎え下さいませ

2013年も残すところ数時間となりました。
「こそだてCafe日記」を読んで下さっている皆様、ありがとうございました。

EMDRセラピーでクライエントの方々のお話を伺えば伺うほど

「勇気づけ対応」の大切さを実感した年でした。

精神病理は防ぐことが出来る

このことを一人でも多くの方にお伝えしたい、と思っています。
保護者、教師、援助職の人々の対応が
「勇気くじき」でなく
「勇気づけ」であれば・・・。

セミナーを受けて下さった方に書いて頂いたコラムです。
http://mbp-chiba.com/kosodatecafe/column/28/

2014年も 一人でも多くの方に「勇気づけの対応」をお伝えしていきたいと思います。

来年もよろしくお願い致します。

良いお年をお迎え下さいませ。




2013年12月29日日曜日

勇気付けの大切さ

「社会不安障害、対人恐怖、人となぜかうまくいかない・・・」
が解決したい課題である方々の場合、

幼少の頃の家族関係が円満でないという記憶を持っておられる方がかなりの割合でおられます。

ご自身に向かったできごとでなくても
祖父母のケンカ、両親の言い争い、家族の興奮した状態等が
トラウマになっているのです。

それを見て育った子どもは 何らかの否定的な考えを持ちます。

・自分がその責任を担っている
・周囲は安全では無い
・自分はコントロール出来ない

などなど。

アルフレッド・アドラー博士の高弟ルドルフ・ドライカース博士の言葉
「植物に日光と水が不可欠であるように 子どもたちには 絶え間ない勇気付けが重要である。」
がもっと日本社会で知られて欲しいと思います。

2013年12月28日土曜日

うれしいメール!

クライエントだった方Aさんのご家族からメールを頂きました。

ご家族は「勇気づけの親子関係実践セミナー」を受けて下さっていました。

Aさんが元気に仕事を続けておられるという内容でした。

Aさんはメールを下さったご家族の勧めで カウンセリングに来られていました。
Aさんは 引きこもり状態でした。

EMDRでトラウマが消えていくにつれ 行動されるようになりました。

大きなトラウマが解消された頃に 履歴書を出す、という目標を立てました。

そして仕事に就かれて1年以上が経過しました。


ご家族としてAさんに「勇気づけの対応」を続けておられるとありました。

ご家族の「勇気づけの対応」は
クライエントの方を支える大きな力になることを
いろいろな方の事例から 実感しています。



2013年12月27日金曜日

お姉ちゃんは頭良いんですけど!!!

ある商店で買い物中のことです。
家族経営のお店でした。

お母さんが 中1の息子さんの前でおっしゃいました。

「この子、英語が一番悪いんです!お姉ちゃんは頭良いんですけど、この子はダメなんです!」

「お母さん、そんなことご本人の前で言ったら 傷つきますよ!同じ遺伝子を持ってるんだから、大丈夫です!それに一番簡単な教科の英語が悪いっていうことは これから勉強次第で出来るようになるということですよね!」

思わず少年の立場で話してしまいました。

一緒に居た人の言葉です。
「あの子、表情が変わったよね、あなたが子どもの味方をした時。」

「勇気づけセミナー」の中でも似たような場面を扱います。
子どもにしたら 初めて会った人に 大好きなお母さんから
「この子ダメなんです。」
なんて言われたくありません!

お母さんは
「息子が可愛い!」
という気持ちもあって 気軽におっしゃっているという雰囲気でした。

2013年12月24日火曜日

動画サイト

NHK ETV特集 「トラウマからの解放」を 次のサイトで見ることが出来ます。

dailymotion.com

このサイトの「トラウマからの解放」で検索できます。

「見たかった!」
とおっしゃる方が時々おられるので・・・。




明るい絵

幼少の頃のトラウマを持っておられるAさん。

Aさんが学ばれたのはデザインで 仕事もそれに関わるものをされています。

時々、気分を絵に描いて頂きます。

とても不快な気分を抱えておられる時
空っぽな気分の時
怒りを抱えておられる時
Aさんギャラリーが出来るかも・・・
と思うほど 迫力があります。

今回は
「来年の抱負」
を描いて頂きました。

とても明るく 癒される雰囲気の絵でした。

2013年12月22日日曜日

自分が変わると家族が変わる!

「まずは 自分が変わろうと思いました。」
このような言葉をお聞きすることがよくあります。

そう思っておられる方が
ご自身のトラウマに対してEMDRを受けられると

「ずっと胸の奥にあったつらさが軽くなりました。」
「もうどうでも良いと思いました。」
のようにおっしゃいます。

ご自身が 何かの胸のつかえを解消されると
気持ちも変化します。

気持ちの変化が 家族との対応にも影響します。
セミナーを受けられて 対応の方法を学ばれると
関係の変わり方が 大きく変わります。

「子どもが~、夫と~、~との関係が~に・・・!!!」
とうれしいご報告を頂く度に

「自分が変わろうと思いました。」
の成果の大きさをお伝えしています。

2013年12月21日土曜日

算数の動画サイト

冬休み、復習、予習に役に立つサイトがあります。
次は 再登校できるようになったA君のお母さんへの返事です。

おはようございます。

本当にうれしい!!!お知らせ、ありがとうございました。

A君が本来持っている力を出し始めたのですね!

後は 学習で追いつくことかと思います。

冬休みの間に 3学期の算数を次のサイトで予習しておくと授業が分かり、
楽だと思います。

さかぽん先生



また、どの教科も教科書のコピーを取って 分からない読みにフリガナをつけます。
A君の苦手意識の中に 漢字の読みが分からないがありました。
一日に 
①3つ ②5つ ③8こ 
など 自分で数を選択して 
小学生漢和辞典を使って読み方を調べても良いと思います。
「分からなかったら 調べれば良い」と思えるようになります。

A君に
「頑張って学校へ行ったとお母さんから知らせてもらって とてもうれしく
思いました。良いお年をお迎え下さい!」
と お伝え下さいますでしょうか?

うれしいお知らせ

「うれしいお知らせ」という件名のメールを小学5年生の少年A君のお母さんから頂きました。

半年以上不登校だったA君が 再登校が出来た!というお知らせでした。

5回の面談の後のことです。

お母さんから 面談の後の度に
「変化を感じます。」
と報告を頂いていました。

お母さんが「勇気づけの対応」を実践されていることも 大きな要素です。
お母さんから
「これまでは ~という対応をしていました。」
という言葉が何回も聞かれました。

前回の面談の際 A君の
「話し方が変化してきた。声が力強い。」
と感じました。

学校へ行き始めたのは その二日後のことです。

本当に「うれしいお知らせ」でした!

2013年12月20日金曜日

働きたいスーパー日本一

働きたいスーパー日本一
が会社の経営方針という九州のスーパー(ハローデイ)を紹介する番組をテレビでみました。


「お客様が喜んで下さるからうれしい。」
と店員の方々が笑顔で話されていました。

アドラー心理学で言う
「貢献感が 人を幸せにする」
と一致しています。

社長さんは 店舗で
「出来ている部分に声をかける」
ようにされているそうです。

以前は
「駄目だと思う部分にのみ声をかけていた」
と・・・。

離職者が後を絶たないことを話した際に
他の経営者からそれを指摘されて対応を変えたとも!

「勇気付けの対応」そのものでした!

九州に行ったら是非行ってみたいと思いました。



2013年12月19日木曜日

ポテトサラダが出来上がりました!

忘れられないEMDRセラピーの流れがあります。

料理人の方でした。

1セットの刺激の度に 調理の手順が出てきたのです。

1.玉ねぎをスライスしています。

2.ジャガイモをゆでています。

3.・・・

  ・・・

最後の刺激.ポテトサラダが出来上がりました。

出来上がると 恐怖心がゼロになっている・・・

「何が出てくるか 誰にも分らない!」
と カナダ人のインストラクターがおっしゃいました。

本当にその通りだと いつも思います。

2013年12月18日水曜日

新卒採用者の15%が1年以内で離職

NHK12月18日午前7時のニュースで

企業の人事担当者が学生を採用する際に

「困難があった時に対応できる力」

を持っているか否かを見ていくということを話されていました。

新卒採用者の15%が1年以内で離職していく対応策として 考え出されたということでした。


「勇気づけの親子関係実践セミナー」では

困難があった時に乗り越えていける子どもを育てることを
長期的な目標にしています。

精神病理を予防する働きをする「勇気づけの対応」が
少しでも広まると この問題も予防できる!!!
とニュースを見ながら思いました。


2013年12月17日火曜日

うつ症状はうつる・・・

「うつ症状、あるいはうつ病を持つご家族は うつ症状がうつる」

「何とか力になってあげたい」
と思い、対応されてエネルギーを取られてしまった。
体調をくずしたという話は よくあります。

ご自身の体調を第一に と心から思います。

急にお兄ちゃんになったような気がします!

「勇気づけの親子関係実践セミナー」を受講されると
お子さんへの対応が変わります。

お母さんの対応が変化すると

お子さんからの反応が変わります。

お母さんの対応の変化が
「急にお兄ちゃんになったような気がします!」
という お子さんの変化を示しています。

小5のA君。
不登校でEMDRセラピーを受けています。

お母さんから 様々な変化を報告して頂けました。

昨日は声が大きく力強くなったのを感じました。

「先生のこわい顔」
を扱ったEMDRセラピーの中で
「担任の先生は 始業式の時は優しかったけれど 2日くらいたってからこわくなった。」
と1年9ヶ月前のことを思い出していました。

扱ったイメージの最後には
「ほかの人が漢字の読み方が分からなかったら 教えてあげたいと思う。僕がうれしかったように その人もうれしいと思う。」
が出てきました。

A君のセラピーではいつも
「未来」
の姿が出てきます。

子ども達が
「本来持っている力」
に感動する瞬間です!

2013年12月15日日曜日

今が奇跡!

あるクライエントの方のご家族がおっしゃいました。

「10年間苦しんで来ました。色々な方の援助があり、EMDRに出会って この1年変化が大きいです。今が奇跡だと思います。」

通っておられたクリニックでEMDRの存在を聞かれたそうです。

「波はあっても確実に変化しています。」

「勇気づけの親子関係実践セミナーの対応は 他の子たちにも応用できています。今までだったら 何か言っていた場面で、受け止める、待つ対応が出来るようになった自分を実感しています。」

クライエントのご家族に「勇気づけセミナー」を学んで頂くと 家庭の雰囲気も変わりますので クライエントの方にとって「安全な場所」が いっそう「安全」になります。

今が奇跡!
は とてもうれしい、重みのある言葉でした。

実践されたご家族の努力のたまものです!!!


ブログ

「ブログでTFTについて読みました。近くでセミナーが開催されるので 申し込みました。援助職の推薦が必要なので 推薦者になってもらえませんか?」

というメールを頂きました。
下さったのは 以前EMDRセラピー、勇気づけセミナーを受けられた方です。

考えてみると 私自身どなたかのブログを読んで
関心を持ったことは調べることはありました。

自分のブログを読まれて関心を持たれ、
さらにセミナーを受けられることにつながるとは考えたことがありませんでした。

親族を亡くされた方の話を 2時間聞いて体調を崩した、という人にも
「日本TFT協会」
のサイトを伝えました。

「タッピングをすると マイナスのエネルギーが出ていく感じ」
を味わったとメールが来ました。



2013年12月13日金曜日

クローズアップ現代:心と体を救う トラウマ治療最前線

12月11日(水)放送のクローズアップ現代、一部動画で見ることが出来ます。

http://www.nhk.or.jp/gendai/kiroku/detail_3445.html

治療最前線ももちろん重要ですが 
「予防にも目を向けて下さい!」
と!!!

今日は守谷市でのセミナーでした。

小学生~成人のお子さんをお持ちの方々が参加されました。

「自分が変わると 子どもが、そして関係が変わることを実感しました。」
と話してくださいました。




ピアス、片耳に3個?バランスはどうなの?

娘さんのことでカウンセリングを受けておられる方からメールを頂きました。

今日も学校を休み、私が外出している間にまた耳に穴が一つ増えましたが、不思議と怒りはおきませんでした。
片方に三つってバランスはどうなの?笑」という感じ。

明日は校長先生との面接練習があるから、と登校するつもりだそう。


3時過ぎには年上の不良と待ち合わせだというので、買い物ついでにその場所まで一緒に行ってみました。

「ちわー」
と挨拶され
「一緒に遊ぶの~?遅くならないようにね~」
帰りはたまたまなのか7時に待ち合わせして一緒に帰れました。


「不適切な行動には声をかけない。」
「土俵に乗らない」
を実践されていることが伝わってきます。
ブログに載せる許可を頂くためにメールしたお返事を頂きました。

私としては顔が引きつってたかもしれないのですが...
福田先生ならこうするかなー?と、ちよっとユーモアを混ぜてみた行動です。
(ブログに載せるのは全然構いません)

なかなか家にあのような子達を家に入れるところまでは出来ませんが、顔だけでも見ておきたかったので。

今日は校長先生との面接練習があるから、と朝から行くところ明日になったのですが、終わった友達に話を聞いておいで、と先ほどやっと家を出ました。

久しぶりの登校です!

お母さんの対応が変わると 
子どもの反応も変化します。
それと同時に 関係も変化していくのです。

トラウマは日常生活の中でも生まれます・・・

12月11日、NHKクローズアップ現代の番組の中で
 「トラウマは日常生活の中でも生まれます。」
と ゲストの杉山氏が言っておられました。

番組の中でのクライエントのトラウマは
「可愛がっていた猫を 父親に捨てられた。猫を守り切れなかった。」
ことでした。

EMDRセラピーの中で見えてくるトラウマは
子どもの頃の日常生活の中(家庭、学校、塾、スポーツ等のさまざまな活動)で起きる場面での出来事に関連しています。

日常生活の中での 小さな場面の積み重ねが
チリも積もれば山となる
で 不安の原因になっていきます。

予防は「勇気づけ」の対応です。




2013年12月12日木曜日

NHKクローズアップ現代 トラウマ治療について

12月11日NHKクローズアップ現代で EMDRが取り上げられました。

治療者を見つけるには 番組の最後で杉山先生が紹介されていました。
日本EMDR学会の治療者リストで見つけることができます。
        
様々な心身症状がトラウマに起因していると最新の DSM-Vにも載っています。

治療者の育成も大切ですが トラウマを体験してもくじけない子を育てる
あるいは トラウマを体験させないような子どもに対する対応も重要だと

教育者、養育者、支援員の方々に理解して頂きたいと思います!

難しいことはないのです。
「勇気付けの対応」です。

自分の大切な友人に対するように対応すれば良いのですから!!!

2013年12月5日木曜日

今日もセミナーでTFT

「子どもの担任の先生が!!!」

このようなお話は度々伺います。

♪過去と他者は変えられない!」
♪腹が立つのは 誰?

これにTFTを加えました。

手、鼻の下のタッピングに胸のマッサージです。
すると
「今、思い浮かびました。 ~してみます!」

別の方は
「自分への勇気づけとTFT、焦らずに実践していきます。」

「きょうも良い時間だった!」
と・・・。

カンオケに入るまでに一人でも多くの方に
「精神病理の予防」となる勇気づけ!
お伝えして行きたいと思います。

受け止めて下さる方々がおられることは
私にとって大きな勇気づけです!

ありがとうございます♪

2013年12月4日水曜日

練馬でのセミナー

今日の午前中、練馬でのセミナーで
嬉しい報告を頂きました!

自閉症の青年のお母さんが実践され続けて7ヶ月。
彼は 休まずに訓練所に通っていて、かつ訓練所でも支援員の方々から
「成長を感じます。」
と言われるようになったとのこと。
「実践は難しいけれど 成果を実感しています。」
と!!!

別の方は あるコンテストに出ることを決意、見事優勝されたと。
「子どもに努力すれば実ることを伝えることが出来たかもしれない。いろいろな要素が重なってコンテストにでたけれど、組んで行う方を勇気づけながら、自分も勇気づけて参加できました。」

♪♪♪

午後はR君の勉強の日。
帰宅した時から浮かない顔のR君。

熱海の研修で学んだTFTをしてみました。
4ヶ所のタッピングを数回しただけで R君がはなし始めました。
「学校での話し合いで疲れた。僕は〇〇係だからまとめなければいけなかったのに 
話がまとまらなかった。頭が痛くなった。」
タッピングの後は気分が変化した様子で 勉強に取り組めました。
ご家族の方にもTFTをお伝えしました。

今年も1ヶ月を切りました!

12月4日です。

あっという間に毎日が過ぎて行きます。

「こそだてCafe日記、読んでいます。」
とメールに書いて下さった方があり、このところ書くことが少なくなった・・・と思いました。

勇気づけセミナー、EMDRを含むカウンセリングの日々を送っております。

先週末は熱海で行われた「EMDR臨床セミナー」に参加しました。
脳の老化を防ぐため、より良いカウンセリングが出来るようにセミナー参加は不可欠だと思っています。

遠い昔、自動車教習所へ行った時に、
「もう、学校という名のつくところへは行かない!」
と思ったのですが・・・

熱海のセミナーで習った
「自分で出来る不安解消のタッピング」
を早速セミナーに取り入れ始めました。

カウンセリングの中でもお伝えしていきたいと思います。

2013年11月26日火曜日

不登校の中・高生を持つ親の会:青空の会で

「このところ、とても楽です。子どもに高校進学をどうしたいのか自分で決めるように伝えたところ、自分で行きたい学校を決めました。」

「子どもの話を じっくり聴いたら すっきりしたようでした。これまでの自分だったら出来なかった対応が出来て、自分の成長を感じました。」

「子どもが話をしたい、と言って来たときに これまでだったらその場の状態をまず指摘していました。それをしないで対応でき、子どもは満足そうでした。」

皆さんから 実践の成果を伺い、本当にうれしく思いました。

実践すると 必ず関係が変わります!!!

2013年11月22日金曜日

学校、行かない!

「幼稚園、行かない」
「学校、行きたくない」
「会社、休みたい」



のような言葉を聞くと 私たちはしばしば

「頑張れば大丈夫!」

と背中を押しがちです。

EMDRセラピーを希望される方々は
こうした経過をどこかでたどっておられることが 多くあります。

「~たい」
の表現から 決定権が ご本人にないことが推測されます。

「勇気づけの対応」は
「ご本人が決定者」であることを 日常の生活の中で示し続けます。

成人した時には
「自分に関すること」
は 自分の責任であることが 自然に身についています。


2013年11月21日木曜日

勇気をくじかれる

子どもたちが どこで「勇気をくじかれる」かは 全く予想が出来ません。

はた目には順調に育っているお子さんでも
一生懸命、ギリギリまで
力をふりしぼっている可能性もあります。

大人からのほめ言葉が好きではないお子さんもおられます。

子どもは 大人が考える以上に
感じる力を持っています。

子どもの頃には順調に育っているように見えた方が
成人されてから 何らかの症状に苦しんでEMDRにたどりつかれることがあります。

子どもたちには 絶え間ない「勇気づけ」が重要です。
幼稚園、保育園、学校を始めとする仕事をされている方々に
「勇気づけの対応」を知って頂けたら・・・
と切に思います。

2013年11月18日月曜日

日曜日の勇気づけの親子関係実践セミナーで・・・

昨日は 松戸市でのセミナーでした。

先月末、「浦安の不登校を語るつどい」に参加さた方お二人も来てくださいました。

また先月の「I(アイ)メッセージ」を実践された方が
「子どもが何か言って来たときに ロールプレイと同じような対応をしたら すぐ分かってくれました。」
「子どもたちとの関係が良くなりました。」
と 成果を教えて下さいました。

カウンセリングに来られた方は
「子どもの課題に口を出すのを止めたら 子どもが主体的に動くようになりました。先生が ‟5年後、10年後が楽しみなお子さんです、と言われたことを思うようになりました。」
と言って下さいました。

「実践されると 必ず成果が出ます!」
とお伝えしています。

形の実践(「ありがとう。」とその気持ちが無いのに言うこと)は
子どもに伝わってしまいます。

どんな言葉をかけようかと
迷っていることも 敏感な子どもには 伝わります。

私の次男が小5の時に
「お母さんは 前はどう言おうか頭で考えていたよね。」
と言われて 驚いたことがありました。

3年前に受講された方が
「問題を解決するばかりでなく、家族を幸せにする勇気づけの実践」
と表現してくださったことがあります。

実践を続けて20年、本当に実感しています。


2013年11月17日日曜日

EMDR:療育指導の経験が役に立ちました!

2009年に帰国して あと2日で丸4年になります。

最近まである社会福祉法人で「療育指導」を2年半ほどさせて頂きました。

EMDRセラピーを希望される方の中には 何らかの発達障害を持っておられる方に出会うことも少なくありません。

発達障害と診断され、トラウマを持っておられる方々は 
  • 繊細な感性を持っておられる(香り、匂い、音、味、感触など)
  • 人に対しても敏感
  • 記憶力が良い
  • 誠実
  • 真面目
  • 純粋
な方々だと思います。

トラウマ的な不安、あるいは不快な記憶が EMDRで処理出来たとき
「もう どうでも良くなった!」
とおっしゃると 私もうれしくなります!

2013年11月15日金曜日

幸せな瞬間

幸せな瞬間があります。

‟勇気づけセミナー”を受講して下さっている方々のお話を伺う時です。

「感情に気づくようになりました。」
「子どもとの関係が少しずつ変化しています。」
「出会えて良かった!と思っています。」
などなど・・・。

EMDRセラピーの後 クライエントの方々が笑顔を見せて下さる時です。
「気持ちが軽くなりました。」
「悩んでいたことが もう、どうでも良いと思えるようになりました。」
「不思議です。もうあの感情はありません。」
などなど・・・。

R君が一生懸命に学習に向かう時です。

先のことを考えず、
行き当たりばったりに色々なことをして還暦を過ぎましたが
無駄なことは何も無かった、と思います。

6年以上、うつ症状で苦しんだことも含めて
「経験は 財産です。」
と言えるようになりました。

2013年11月13日水曜日

かけ算九九練習の効果!

きょうは 小5のR君との学習の日。

算数の約分と通分を学習しました。

かけ算九九の練習は 小2以来、毎週行っています。
スピードがついて正確に答を出せる効果が 約分の学習にでました。

「いくつで割れる?」
と問うと 間髪入れずに数字を答えることが出来たのです!

10あまりの約分の練習を スラスラと解きました。

通分も「最少公倍数」を思い出して解けました。

R君には 一貫して 絶対に叱らない、ほめるとは異なる、「勇気づけの対応」で接しています。

出来た部分にだけ声をかけています。
間違ったところは やり直す提案だけです。
学習に消極的だった小2の頃は ほとんど拒否でした・・・。

「覚えないでね。読むだけで良いから。」 
と 部首カルタを読むことも続けています。

ストレスがかからないと 楽しんで学習でき、
かつ意欲的になれるということを R君を通して実感しています。

最後には 歴史のビデオを見て今日の締めくくりにしました。



モテの概念:カリスマホストの講義

11月13日(水)NHKの番組で兵庫県加西市が企画した「婚活」のイベントの様子を放送していました。

その中で男性向けの講義がありました。
人気ナンバーワンに輝いたことがある、カリスマホストが講師でした。
分かりやすく、説得力がありました。

「モテるコツ」・・・外見10割

モテの概念は 外見10割!!!

イケメンということではなく「清潔感」


女性との会話でのタブー

①プライバシーを聞かない
②自慢話をしない
③人の悪口を言わない
④数字を出さない。

メールでのタブー

①小さい文字を使わない→次の「ぇ」のような
    ねぇ・・・・・
②絵文字を使わない
③返信の催促をしない
④? を使わない(・・・返事を強要していることになるから)

上記は 様々な場面に応用できそうだと思いました。

2013年11月9日土曜日

11月7日(木)ゆうフェスタでの「勇気づけの親子関係実践セミナー」

毎年恒例の「ゆうフェスタ」。

私たちの「男女共同参画推進グループ:ファミリーサポート・勇気づけ」で
一昨年は「美肌セミナー」を
昨年は「食育」を行いました。

今年は「勇気づけの親子関係実践セミナー」を実践されてきた方々、
関心を持って下さった方々と
「ミニワークショップとティータイム」
を行いました。

参加して下さった方々の年齢は 30代から70代まで。

子育て中の方
子育てを終えられた方
子ども時代のご自身をしっかりと記憶しておられる方

様々な思いを聞かせて頂けました。

このブログを読んで「勇気づけ」を実践している
という方もおられました。

ご家族との関係に変化が生じるということは
実践されているということです!

ありがとうございます!


2013年11月3日日曜日

EMDR:蝋が溶けたように・・・

EMDRセラピーを受けられた方から頂いたメールです。

(ブログに載せる了解を頂きました。)

昨日はどうもありがとうございました。
不思議です。
あの場面が、蝋が溶けたように形をなさず、無理やりイメージしようとしても(←バカですね(笑)うまくできず、どうでもいいやと感じます。
人のイメージや記憶っておもしろいですね!

蝋が溶けたように・・・
との表現を頂いたことは 初めてでした。

形が無くなったイメージが分かり易く伝わって来ました。

このように 過去の楽しくない記憶、
繰り返し思い出す不快感から解き放たれるのがEMDRセラピーです。

2013年10月29日火曜日

不登校の中・高生を持つ親の会でのセミナー

平成24年度に続いて 平成25年度も 青空の会(我孫子市)で
「勇気づけの親子関係実践セミナー」を開かせて頂いています。

今日は 「6章:肯定的な見方」 でした。

最後に感想を書いて頂いています。
きょうは 感想をブログに載せる許可を頂いてきました。

Aさん

否定的表現を肯定的表現に言い換えることがほとんど出来ず、
普段の生活でも ストレートに否定的なことを気にせずに話している自分に気がつきました。

子どもにしっかりしてほしくて、不安になり あれこれ言ってしまうのは 逆にやる気をなくしてしまう事を いつも心に入れて行動していきたいと感じました。

ありがとうございました。









2013年10月25日金曜日

どんな言葉をかけたら良いのか???

勇気づけの実践を始められた方から 度々うかがう言葉があります。

「今までと違う言葉をかけることを考えると 思いつきません!」

始めのうちは どなたも同じです。

自分の気持ちを 肯定的に正直に、伝えます。

相手の言葉に続けて言わなくても良いのです。

おはよう・・・

ありがとう・・・

うれしい・・・

簡単な、短い言葉で良いのです。


2013年10月23日水曜日

勉強、楽しかった!!!

私が都合でお休みしたこともあって 3週間ぶりの小5、R君との勉強。
初めて会った時は 可愛い小2の坊やでしたが もう立派な少年です。

始める前にご家族の方がとおっしゃいました。
「僕は漢字が出来ないんだ~、ってRが言うので 心配です。」

帰りの電車の中でメールをしました。

R君、私が次々に提案した学習を どんどんこなしました。
‟僕は漢字出来ないんだ~”って言ったんだって?」
と私が言うと ニヤニヤしていました。本気ではないようです。
読解力があることが 一番の強みです!
大丈夫です♪

ご家族から お返事を頂きました。

あれからRは 宿題、チャレンジの問題を瞬く間にやりました。
聞いたら 勉強が楽しかったと言っておりました。

漢字の練習をたくさんしたにもかかわらず
楽しかったと聞き、うれしく思いました。

漢字は次のように練習しました。

同じ漢字を繰り返し書かない。
間違った部分だけを練習する。
漢字テストを作って 手本を見て書く。

R君との勉強は 若返る気がします!

2013年10月22日火曜日

閉所恐怖症:私のトラウマ

先週の土曜日、佐藤光政さんが指導しておられるコーラスの発表会に行きました。

行きは「千代田線⇒山手線⇒西武線」で行ったのですが 
帰りは「東西線⇒千代田線」にしました。

大手町の乗り換え通路が工事中で狭くなっていました。

すると 息苦しさを感じました。

その後思い出されたのが 子どもの頃に「お蔵」に閉じ込められたことです。
「お仕置き」として 幼児~小学校低学年の頃 お蔵に入れられたことが何回かありました。

その光景は今でも脳裏に焼き付いています。

ネズミからお米を守るためにのお蔵でした。
お蔵の中に更に作られた部屋があり、その扉には 小さな明かり取りの窓が上のほうについていました。
針金の網もついていました。

初めて入れられた時は 泣き叫んでいたように思います。

叱られた理由は全く覚えていません。
「閉所」で息苦しくなる、ということだけが残りました。

2013年10月17日木曜日

親の心配、不安の解決方法

子どもが 心配です。
子どもに 不安があります。
子どもに イライラします。
・ 


心配、不安、イライラの 肯定的側面を考えると 気が楽になるかも知れません。

まず、一番軽い段階の「注目、関心」が相手の行動の目的であることです。

次の段階は「権力闘争」です。
その次は 「復讐」、「無気力」です。

一番軽い段階であることが まず、肯定的に思えます。

次に 肯定的な側面は ご自身が 自分の感情に気づいておられることですね。

ご自身の
感情は 子どもや相手にぶつけるのではなく、
自分で解決します。

三つめは 自分の感情を 相手にぶつけることが 
心配であることの原因を 解決できるのかどうか、を考えることです。

Yes,であれば OKですし 
No,であれば ぶつけることを 止めてみます。
相手の行動の根底には
「分かって欲しい。」
という気持ちがあります。

2013年10月15日火曜日

今日良かったこと・・・10月14日のこと

①天気が良かった。

②電車の中で前に立っておられた奥さんに話しかけられた

③佐藤光政さんのコンサートでコーラスグループの人たちに会えた

④佐藤光政さんのファーストアルバムのジャケットにサインを頂けた。

⑤一緒に行った友人に久しぶりに会っておしゃべりができた。

⑥NHKで岡山県でチーズを作っておられる方の番組を見た。
 信念を持ってチーズ作りに打ち込んでおられる方。
 28歳で会社員を辞めてからチーズに出会われた。
 納得のいくチーズを作るために 牛を飼い、牛舎の掃除、雑草狩りを丁寧にされている様子に感動した。

一日の肯定的な出来事を寝る前に挙げてみました。

見つからない・・・

とおっしゃる方がおられます。
どんな小さなことでも良いのです!とお伝えしています。

2013年10月12日土曜日

死んだ方が どれほど楽だろう・・・

カルチャースクール アクロスモール守谷で 
  ↑ クリックすると 飛びます
「勇気づけの親子関係実践セミナー」を開かせて頂いています。

守谷市は 私が 1994年に
「死んだ方が どれほど楽だろう・・・」
と運転しながら思ったところです。

1996年に今の「つくばみらい市」(当時の谷和原村)でセミナーを始めました。

始めて受講して下さった方が
「子ども達が 無事に育ったのは 勇気づけを実践したから・・・」
と カルチャースクールに紹介してくださったのがきっかけで 開かせて頂くことになりました。

ご縁とは 本当に不思議だと思います。

現在のセミナーは
練馬では主に「知的障害」「発達障害」
我孫子では「不登校の中・高生」
新松戸では「幼稚園、小学生」
松戸では「小学生~成人」
の保護者の方、ご家族との関係をより良くしたい、と課題をお持ちの方々が参加して下さっています。

社会の悲惨な事件を見聞きするたびに
精神病理を防ぐ「勇気づけの対応」があることを 
ひとりでも多くの方にお伝えしたいと思っています。

理論ではなく、「実践」なのです!



2013年10月11日金曜日

EMDRの効果と家族関係

あるクライエントのご家族の方が 繰り返しおっしゃる言葉があります。

「EMDRだけでは こんなに早く改善しなかったと思っています。子どもへの対応の方法がわからないままでした。“勇気づけセミナーで 対応の方法を学んで実践していること”で 子どもの信頼を取り戻すことが出来、関係が変化しています。」

この言葉ほどうれしいものはありません。

「実践すれば 必ず変化が表れます!!!」
とお伝えしているからです。

浦安で活動されている横山さんが「勇気づけセミナー紹介」の会を開いて下さることになりました。

チラシをコピーしました。

【所】浦安市民プラザWAVE101 サロン5
 (JR新浦安駅徒歩5分、ダイエーショッパーズプラザ4F

【内容】アドラー心理学カウンセラーでEMDRセラピストの
福田育子先生の勇気づけのワークショップ全10回の紹介入門編。対象は不登校や子どもとの関係に困っている保護者、支援者。発達障害のお子さんのペアレントトレーニングにも役立つ。言葉かけが変わり、イライラが軽減すると大好評。
http://www.kosodatecafe.com
【資料代】500円(おつりがないようにお願いします)
【申込・問】9/30午前9時より受付、先着20名・事前申込優先
お~ぷん・どあプロジェクト 横山 
(不登校児対応アドバイザー、アートセラピスト)
opendoor-urayasu@hotmail.co.jp 
090-6160-1410
①お名前
②ご連絡先
③お子さんの年齢

HP:http://www.opendoor-urayasu.com/

2013年10月10日木曜日

誰が???

「勇気づけセミナー」では「誰の課題?」を学びます。

これは「境界線:ヘンリー・クラウド著」の考え方と同じです。

親として 子どものことを心配するのは自然です。
この心配は 誰がしているのか?

子どもの姿を見てイライラすることもよくあります。
このイライラは 誰が解決する課題なのか?

主語を考えると 心配、イライラは親がしているので 「親の課題」だと分かります。

ではその課題を どう解決するのか?

子どもの自立心と責任感を育てるために、
健康な心を持って成長できるように・・・。

健康なこころは自己肯定感につながり
精神病理を防ぎます。

いじめ、うつ病、自殺・・・
社会の諸問題は「勇気づけの対応」を大人が実践することで 防ぐことができます。

100年以上前にアドラー博士が訴えたことです。
カナダでは 国の保健機関が「勇気づけの対応」のセミナーを提供しています。

2013年10月9日水曜日

トラウマ:2次障害

「先生が~    。」
「学校で~    。」
「友達が~    。」
「○○が トラウマで~  」

トラウマと言われるものは 数え切れません。

見過ごされているのが それに関するできごとの扱い方、
無理やり学校に連れて行かれたこと
が 2次障害=トラウマになっていることだと思います。

傷ついている子ども、あるいは他者に対して 文字通り
「傷口に塩を塗る」
対応が トラウマを複雑にすることがあります。

一番のセラピストは 家族だと思います。

「勇気づけ」を実践して頂くと 必ず変化が起きます。
「勇気づけの対応」は 2次障害とはなりません。

2013年10月4日金曜日

大人になれない男女

精神病理予防としての「勇気づけ対応」の必要性

精神病理予防として、「勇気づけ対応」の重要性を機会のある度にお伝えしています。
「勇気づけの対応」は自立と責任感をそだて、自己肯定感を持てる大人に育てます。

次のコラムは 精神科医:齋藤 学氏が書かれたものです。(毎日新聞:1999年8月24日)
日々の親の対応が病理につながるとおっしゃっています。

大人になれない男女(副題:良い子の延長)

 少子化の時代を迎えてからの日本の男性の多くは、母親の喜ぶ顔見たさに子供時代を「勉強少年」として過ごしている。勉強嫌いで成績が上がらず、「母の良い子」を続けることを早々とあきらめてしまった場合はまだいいのだが、なまじ成績がいいままでいると、勉強少年のまま成人に達してしまう。

 日本の官僚組織や大企業は、この手の「良い子」ばかり採用してきたので。日本は恐るべき、「勉強少年国家」になってしまった。こうした人々は、試験の答案を書くのは得意だが、変化する現実を把握して対応することは苦手である。

 国家や企業を「お袋」にして、その中でぬくもろうとしている子供達に、国の舵取りをゆだねて疑問を持たずにいる私たち自身も、どこかで子供心から抜け切れていないのかもしれない。

 こうした「子供のままの大人」は、男性だけに見られるわけではない。こうした勉強少年を作りだす母たち自身も、「マザコン夫」や「暴力夫」につかえ続ける「良妻」たちも、大人とは何かが分からない人たちなのである。いかに自分が選らんだ者とはいえ、配偶者から人としての尊厳を傷つけられてまで、“主人”などと奉って仕えることはない。

「あんたみないな子供と一緒にいて、私の人生を浪費するわけにはいかない」とはっきりさせるのが大人の女というものだ。

 夫と別れるかも知れないと思えば、それに伴う責任も出てくる。しっかり稼いで行き抜かなければならないのだから、自分が時給いくらの人間であるのかを、普段から知っておかなければならない。そして少しでも賃金の高い労働者になれるように準備するようになる。

自分が生きるための責任も果たさないで、主婦優遇の税制や年金制度に寄りかかろうとしても、将来は暗い。子育てがてらのパート勤務などとのんきなことを言っている女性が多いから、女性の賃金はいつまでたっても上がらない。保育園の整備も進まない。

 こうした女性に限って、「子供のために動きがとれない」と言う。「別れたいのはやまやまだけど、お前がいてはねえ」などと悲痛な顔をされる子供のほうがいい迷惑だ。

こんな愚痴の聞き役を務めているうちに、持たなくてもいい罪悪感にとらわれて、大人になってからうつ病者として過ごす人たちのなんと多いことか。

2013年10月3日木曜日

症状の改善

EMDRセラピーを継続していくと 
クライエントの方が ご自身で変化に気づいていかれます。

1.以前言えなかったことが言える。
2.以前出来なかったことが 出来るようにる。
3.恐かったものが 平気になる。
などなど。

ご自身で楽になられると 治療に対してもいっそう意欲的になられます。
そして どんどん変化して行かれます。

その変化はトラウマで覆われていた本来のご自身が出て来るのです。

変化を共有し、一緒に喜ぶことが出来るほどうれしいことはありません。

最近、EMDRだけでなく、「勇気づけのセミナー」で対応を学んでいることも
お子さんの状態、お子さんとの関係改善に役に立っていると感じておられるとクライエントのご家族から伺いました。

EMDRセラピーと「勇気づけセミナー」の合体は初めから意図したものではありませんでした。
EMDRセラピーでトラウマから解放され、家族が(一番身近な環境である)安全だとクライエントが実感されることが 早い回復に不可欠です。

クライエント、セミナーを受けて下さっている方々に喜んで頂けることが 
私にとって大きな「勇気づけ」です。

実践して下さる方々に 本当に感謝しております。
ありがとうございます。

2013年10月2日水曜日

英語、やりたい!

きょうは R君の勉強の日でした。

  1. 「雨にも負けず」:音読
  2. 三角計算(百マス計算より効率よく掛け算九九が練習できます。)

   きょうは三角計算、1分を切りました!!!
   私:うれしいね~!
   R君:涙が出る?
   私:きょうは出ないけど、嬉しい!
  
 3.部首カルタ(仮説社)54の部首の読み
   札を音読するだけですが ほとんどの部首を言えるようになりました。

 4.漢字練習ノート
 5.算数の予習


ここまで終えると
「英語やりたい!」
とR君!!!

彼は 私がR君のおばあちゃんと英語を勉強しているのを知っています。
おばあちゃんの使っている教科書を勉強しました。

R君が関心を持った時が 英語を始める好機、と待っていました。

子どもは関心を持てば 自分から
「やりたい。」
ということを 再度実感しました。

子どもの頃の気持ち、忘れちゃうのでしょうか???

「お母さん達って、子どもの頃の気持ち、忘れちゃうのでしょうか???」

新松戸3丁目のイタリアンレストランMeg-meで お隣に座った若い女性がおっしゃいました。

10月15日(火)夜はありませんがほぼ毎週火曜日、午後7時~生演奏があります。
7月2日(火)以来、夫が飛び入り参加させて頂いています。
昨夜はライブ好きの友人達が行くとのことで 私も初めて行ってみました。

若い女性、Aさんは学習塾の講師のようでした。
話の流れの中で出て来た言葉が
「お母さん達って、子どもの頃の気持ち、忘れちゃうのでしょうか???」
でした。

人それぞれですね・・・
「親のようには 絶対ならないと思い、実行してきた。」
という方の娘さんにお会いしたことがあります。

「親のようには 絶対ならないと思っていたけれど 気づいたら同じことをしていた。」

と伺ったことがあります。

私の場合、親は勇気くじきをしなかったけれど
子ども二人には
「指示、命令」
ときには
「からかい、暴言」
も!!!

からかい半分でヒドイ言葉を二男に言ったことを覚えています。
その後、「勇気づけ」を実践してきたことで 許してくれたように思います。
逆にからかわれます。
「~って 言ったよね!」
と。謝ると
「冗談だよ!」

「お母さん達って、子どもの頃の気持ち、忘れちゃうのでしょうか???」
は 講師として お母さん方が勇気くじきをされることを感じておられるということだと思いました。

Meg-me では 勇気、元気をもらえる肯定的なエネルギーがありました。

2013年10月1日火曜日

思い込み

1994年、私はうつ症状で これまでの人生で一番苦しい時でした。

私の名前は育子です。
いくこ くるしむ、と語呂合わせできます。

スーパーへ行っても電車に乗っても
他の方々が幸せに見えました。

苦しいのは私だけではないか・・・

苦しみから脱するために
瞑想教室へ行きました。

友人に「アドラー」という言葉を教えてもらいました。

当時中2と小4の二人の息子を対象に
「勇気づけの実践」を行い、今も続けています。

二人の息子は 33歳と29歳になりました。
彼らと関わる度に
「勇気づけ」を「実践」してきて良かった!
と思います。

かつてのバリバリ指示命令母だったら
「相手にしてもらえない」
と思います。

他の人がみんな幸せに見えた思い込みは すっかり消えました。
苦しいこともあるけれど どなたも頑張っておられるのだ・・・と。


2013年9月29日日曜日

WHO & EMDR

WHO=世界保健機構から 2013年8月6日に 

「メンタルヘルス ストレス関連ガイドライン」が出版されたそうです。

日本WHO協会のホームページからアクセスできます。(日本語訳は載っていません・・・)

一言で言うと WHOがEMDRをトラウマに効果のあるセラピーだと認めているということが書かれています。

In addition, referral for advanced treatments such as cognitive-behavioural therapy (CBT) or a new technique called eye movement desensitization and reprocessing (EMDR) should be considered for people suffering from PTSD. These techniques help people reduce vivid, unwanted, repeated recollections of traumatic events. More training and supervision is recommended to make these techniques more widely available.

WHOは中学、高校の社会科の授業で習った「言葉」でした。
急に身近なものになりました!!!

2013年9月28日土曜日

トラウマ & EMDR & NHK

マスコミの力、NHKの力の大きさに驚いている日々です。

テレビの中では 治療期間がどれ位かかるのかが 視聴者の方に分かりにくかったようです。

即効性があるように思われたり、1回セラピーを受ければ トラウマから解放されると思われたりする方もあるようです。

個々のトラウマ体験が異なるように
セラピーの進み方も 全く異なります。

どの心理学の学派でも
「10歳前後までに性格は出来あがる。」
とされています。

成人してからのトラウマ期間が長かったとしても
比較的短い時間で 本来の健康なその方が表面に出てきます。

時間がかかります。

どちらも ご本人が
「変わりたい!」
と治療に臨まれることが 促進力になります。

2013年9月27日金曜日

カルチャーセンターアクロスモール守谷での「勇気づけセミナー」

10月25日(金)から2回目の1章が始まります。

「勇気づけが少ない日本社会・・・」
「勇気づけの方法を大人が学ぶ機会が無かった日本社会・・・」

ひとりでも多くの方に「勇気づけの対応」をお伝えしたいと思っています。

不登校生の保護者の方が学んで頂けると 子ども達は変わっていきます。

「信じて 任せて 勇気づけながら待つ」
我孫子の青空の会でお伝えした言葉です。

「待つ方法が分かりました!」
と2年以上セミナーに参加されている方がおっしゃいました。

下記は 中2の息子さんが不登校になり、勇気づけを実践された経験を書いて頂いたものです。
http://mbp-chiba.com/kosodatecafe/column/28/


2013年9月26日木曜日

不登校の中・高生を持つ親の会:(我孫子市)

「福田さんのセミナーも進化しています。」
と、会の世話人の方がコメントに書いてくださいました。
うれしい「勇気づけ」でした。

PCAGIP(ピカジップ)の宿泊ワークショップで
「参加者に元気になってもらうことが一番大事!」
と村山正冶先生がおっしゃいました。

セミナーに参加してくださっているお母さん方は
日々、苦しい思いを抱えておられます。
あるいは抱えておられました。

セミナーの場所は「勇気づけの対応方法」を学んで頂くと同時に
お母さん方に元気になって頂く場です。

ひとつでも役に立つものを見つけて頂ければ・・・。

2013年9月25日水曜日

PCAGIP(ピカジップ):播磨でのワークショップ~円教寺

村上正治先生のワークショップに行ってきました。

ワークショップが行われたのは 播磨自然高原、兵庫県の山の中です。
「事例提供者が元気になることが大切!」
村山先生の愛を頂いて 参加者は皆元気に!

ワークショップの翌日には 姫路市の書写山・円教寺に行きました。
「ラストサムライ」のロケ地になったことでも有名とのこと。

ロープーウエイで山頂に着くと
「行事の為 大講堂、食堂(じきどう)、常行堂の見学お断りしています。」
とのこと。

2014年の大河ドラマ「軍師官兵衛」のロケとのこと。

歩き回っているうちにロケは修了し、無事に見学できました。

ロケに登場した馬4~5頭、お侍の装束をしたキャストの方々ともすれ違いちょっとしたドラマでした。

2013年9月19日木曜日

2年間の沈黙

Aさんの「勇気づけの実践」を伺う機会がありました。
※ブログに載せる許可を頂いています。

娘さんとある出来事について 大きく意見が異なっていたそうです。

けれど何も言わず、2年が経過。

2年後、娘さんの行動はAさんの意見と同じに。

もちろん、Aさんはそれに対しても何もおっしゃらなかったそうです。

Aさんは
「言ったところで 何も良い結果は生まれないから。お互いに今が良い関係でいられることで充分。土俵から降りていた自分は すごい!!!って自分を勇気づけています!」
と。

「アドラー心理学は 実践の心理学」だとどこかで読んだことがあります。

実践されている方々の良いお話を伺うと 本当にうれしく思います!


2013年9月17日火曜日

NHKのおかげでEMDRが日本でも認知されてきました!!!

今年の3月までは日本では 「知る人ぞ知る・・・」という存在だったEMDRです。

3月から少しずつ知られて来ました。

9月14日の放送はかなり多くの方がご覧になったようです。

今回もNHKの信頼度の高さを実感しています。

NHKの番組が無かったら これほど早く知られることは無かったと思います。

「トラウマからの解放」
の次には
「トラウマを予防する」
を考えて特集してもらいたいと思います!!!

「精神病理は 勇気づけで防げる!」
という認識も 日本で広まって欲しいと思います!

自分で決意

思春期に入った小学校高学年からティーンの方へのEMDRには 
保護者の方との関係が良好であること、
ティーンの方が 保護者に受け入れられて感じていることが
治療を始めるにあたって重要だと実感しています。

勇気づけセミナーを受けておられる方から
「不登校の子どもにEMDRを受けさせたい。」
とご相談を受けたことがありました。

お子さんとお母さんとの関係が良好になってから提案されることを
お勧めしました。

その後、3ヶ月ほどして
「子どもが変わりたい、と言っています。関係も前よりは 良くなりました。」
と・・・。

ご本人にお会いして 意思を確認し始めました。

「あなたがEMDRを受けたいと決意されてから受けられた方が効果があります。」
とお伝えするのは 思春期、ティーンの方々ばかりでなくお伝えすることが必要だと思っています。

保護者の方の前で 上記の言葉をお伝えし、お子さんが決意の言葉を私に伝えられると
保護者の方に驚かれることがあります。
「私が思っているより 大人なのかも知れません。自分で決意できるのですね!」
と・・・。

2013年9月16日月曜日

パパのこと、好き?

「パパのこと、好き?」
と繰り返し4才の娘に尋ねる父親。

嫌そうな表情でうなづく女の子。
うなづくことを求められていると承知しているようです。

お酒に酔って時間が経つにつれて上機嫌の父親は
しつこく娘に同じ質問をしたり、噛んだりしています。

4才の女の子はとうとう泣きだしてしまいました。

私:パパのこと好き?って聞かれたら“かまなかったらね~!”って言ってね。練習してね、“かまなかったらね~!”

女の子:それに クチュクチュ(くすぐる)もするの!

私:じゃあ、それも言おうか?“かまなかったらね~、クチュクチュしなかったらね~”

笑顔で練習してくれました。

日曜日の夜の出来事でした。


2013年9月14日土曜日

知的障害者支援の方々とのセミナー

月に1回、新松戸にある「オレンジハウス(地域活動支援センターⅢ型)」という知的障害者支援を行っておられる方々に「勇気づけ実践セミナー」を行わせて頂いています。

センター長が私のセミナーに関心を持って下さったことがきっかけでした。

きょうは 「6章:肯定的な見方」でした。

実際の事例をお持ちでしたので とても有効だったと思います。

テキストで対応を学んでも 実生活に応用できるようになるには 時間がかかることもあります。

実際に困っておられること、あるいは悩んでおられることを使って説明させて頂くと すぐに役に立ちます。

「学んでいて良かった!」
と言って頂け、とてもうれしく思いました。


2013年9月12日木曜日

ジャズベーシスト:二男のサイト

ジャズベーシスト:二男のサイトです。
            ↑ で飛びます。

私が「勇気づけの対応」に出会ったのは 二男が10才の時です。

私は、指示、命令的な典型的教育ママでした。

「勇気づけの対応」に出会って 私の対応は子どもの自立心と責任感を育てない今の言葉で言うと「真逆:まぎゃく」だと知りました。

二人のこどもに宣言したのは 長男14才、二男10才の時でした。
1994年のことです。

「お母さんのこれまでの対応は あなた達の自立心と責任感を育てない方法だったの。ごめんなさい。これから お母さんはアドラーで生きるわ!」

当時はうつ症状の真っ只中でした。
真っ暗な出口の無いトンネルの中に居るような気持ちでした。

「このままあの崖にぶつかって死んだら どれ位楽だろう・・・。」
車を運転しながら思った風景を覚えています。

うつ症状をなんとか脱したいと模索している中で「アドラー心理学」に出会ったのです。
本の一節にあったように思います。
「今の一瞬を生きれば 次の一瞬につながる、今日を生きれば 明日につながる。」

その言葉を日々、呪文のように唱えて日を送っていました。

ちょうど20年前です。

「勇気づけセミナー」のインストラクターになった私はセミナーを行う中で
「精神病理について学ぶ必要がある。」
と思い、学ぶのであれば 翻訳を通してではなく、
直接アドラー心理大学院で学びたいと思いました。

英語の勉強を始めたのは それからです。

二男は私の留学についてカナダに行きました。
彼が中3を終えた 2000年3月のことです。

彼はモントリオール国際ジャズフェスティバルで
チャーリー・ヘイデン氏の演奏に魅了され、
氏が教えておられた カルアーツ芸大に行きました。

今は芸大を卒業し、ジャズベーシストとしてカリフォルニアで演奏活動をしています。

彼は初めは「タトゥイスト(刺青師)」になりたいと言っていました。
モントリオールでタトゥに出会ったからです。

その時も、ベースを習いたいと言った時も
「勇気づけ」で対応しました。

もし私がアドラー心理学と「勇気づけの対応」に出会っていなかったら
今の彼はないと思うと 
「人生の不思議さ」をしみじみ思います。

棺桶に入るまでに 一人でも多くの方に「勇気づけの対応」をお伝えしたい、と思っています。
親には分からない「子どもの可能性」を伸ばす為にも 効果のある対応だと実感しているからです。

保育園の子達って恵まれていると思います!

「保育園の子達って恵まれていると思います!」
と 保育士さんがおっしゃいました。

栄養を考えた美味しい給食が まずその理由の一つでした。

私の二人の息子も 保育園育ちです。

迎えに行くと 遊びを途中で止めたくなくて
「もっと遅く来て!」
と言われたものでした。

成人した二男が
「僕、保育園の時、先生に可愛がってもらってたよね!」
と当時のことを温かい思いでとして話してくれたこともありました。

二人とも友人が多いのは 保育園育ちの為のように思います。

最近保育園でお迎えがいつも一番最後だった、という方とお話しする機会がありました。
「またか、と思い 忙しいんだな、と思っただけです。さみしい、ということはありませんでした。いつも先生が誰かいて 話していました。」

お話をうかがって ほっとしました。


2013年9月11日水曜日

練馬区の保育園お話しさせて頂いたこと

昨年に続いて 練馬区の保育園で保育士の方々に「勇気づけ対応」をお伝えする機会を頂きました。

内容は
「自己肯定感を育てる対応」
でした。


「ダメ!」

「そうね、~したいよね!」
に言い換える。

大きく頷いていただけたことが記憶に残っています。

幼い子に
「ダメよ!」
「何回も言ったでしょう?」
「この前言ったばかりでしょう?」
と言う叱責の言葉は禁句です。

精神的な症状を呈する方々の自己否定につながっていくことが多くみられます。

成人してからのトラウマだけの場合、EMDRで短時間で「本来の健康なその方」が出てきます。

幼い頃からの「小さなトラウマの積み重ね」は 時間がかかります。

9月14日(土)午後11時からNHK教育テレビで「トラウマからの開放」という番組があります。
アメリカと日本のEMDRセラピーの紹介のようです。

2013年9月7日土曜日

ETV 特集:トラウマからの解放 9月14日(土)

9月14日(土)午後11時~午前0時、ETV特集「トラウマからの解放」が放送されます。

NHK番組案内には 次のようにあります。

「治りにくいうつ病や薬物依存などの背景に虐待や性被害によるこころの傷「トラウマ」が関わっている場合があることが明らかになってきました。最前線の治療の現場からの報告です。」

3月に放送された内容よりも詳しくEMDRについて紹介されるそうです。


2013年9月5日木曜日

9月からのセミナー

「次のセミナーはいつですか?」
というお問合わせを頂きます。

セミナーのお知らせは「マイベストプロ千葉」のサイトにあります。

http://mbp-chiba.com/kosodatecafe/seminar/

スクロールして頂くと見て頂けます。

現在は 東京都練馬区、千葉県松戸市、千葉県我孫子市、茨城県守谷市で行っています。
10月30日(水)には 千葉県浦安市で 紹介のセミナーをさせて頂くことになっています。

♪千葉県我孫子市のセミナーは 不登校の中・高生を持つ親の会:青空の会が主催されています。

※お問い合わせは 青空の会世話人の杉山さんにお願いします。
  04-7184-8666(月、水、金の午前中を除く)

♪千葉県浦安市

お問い合わせは お~ぷん・どあプロジェクト 横山さんにお願いします。
opendoor-urayasu@hotmail.co.jp 
090-6160-1410
HP:http://www.opendoor-urayasu.com/

♪茨城県守谷市

お問い合わせは カルチャースクールアクロスモール守谷さんへお願いします。
0120 044 541
HP: http://culture-sc.jp/

♪東京都練馬区、千葉県松戸市のセミナーのお問い合わせは

kosodatecafe@gmail.com 福田にお願い致します。

♪セミナーにお越しになれない方、
遠方の方にも
電話、あるいはスカイプでセミナーを行なわせて頂いております。
ご希望がありましたら お問合わせ下さい。


2013年9月4日水曜日

勇気づけの実践

昨夜、遠方の方Qさんに電話で「勇気づけセミナー」をさせて頂きました。

お子さんのトラウマがEMDRセラピーで消えた時に「安全な場所」としてのご家族が重要だとお伝えしたことがきっかけです。

多くの方の実践から 家庭が「安全な場所」であるために「勇気づけの対応」が有効だと実感しています。

Qさんは 実践の成果として感じておられることを教えて下さいました。

1.セミナーを受け始めてから お子さんを頼れるようになった。
2.娘さんを「子ども」だと見ていたけれど「大人」だと思い始めた。
3.感情的になった時に時間を置いて対応できた。

お子さんに話をする時に
「セミナーでやったロールプレイが頭をよぎる。」
とも。

変化を感じておられるということは 実践されている証です。

2013年9月2日月曜日

甘い言葉!!!

マイベストプロ千葉のサイトを見た、と様々な勧誘が来ます。

共通していることは まず、こちらの仕事、活動を褒め称えられます。

甘い言葉です!!!

次に ご自身の会社がこちらの仕事を増やすことにいかに役にたつか、良い事例をおっしゃいます。

最後に これだけ効果があることをするには 費用が発生すると・・・。

費用の額は様々です。

対応の方法は

1.聞く

2.傷つけないで意見を伝える

3.揺るがず、一貫性を持って、フレンドリーに断ります。

です。

始めに少しでも関心を示すと 繰り返し連絡が来ます。

3番で対応すると ほとんど1回の勧誘で終わります。

2013年9月1日日曜日

Forgive(許す) & Forget(忘れる):EMDR

Forgive (許す)& Forget(忘れる)どちらが難しいでしょうか?

当然ですが 人によって様々ですね・・・。

「相手は高齢だから・・・と思うと許せる気がする、、、でも あの時に傷つけられたという思いは忘れられない・・・。」
と、ある方の言葉です。

傷つけられた
恥をかかされた
無視された
挨拶もしてもらえなかった
馬鹿にしたように笑われた
いじめられた
悪口を言われた
・・・・・
EMDRの中で否定的な気持ちとして記憶に残る出来事としてお聞きする出来事は 数え上げたらキリがありません。

傷ついた気持ちをForget(忘れる)に効果があるのが EMDRだとお伝えしました。


2013年8月30日金曜日

房総の会(ふさのかい):暑気払い

入会して3回目の暑気払い。
今回は幹事でした。

皆さんにご協力頂いて無事に終わりました。

ここ2~3日、少し涼しかったので「暑気払い」ではなくなった・・・かと思ったのですが しっかり暑さが戻った8月30日でした。

新会員で仮説実験授業の長年の会員だったKさんが
「さすらいのギャンブラー」というゲームをしてくださいました。

4人~5人のグループで行うゲームです。
グループ毎に 20枚ずつカードを持ち、じゃんけんをして勝った人がカードをもらえます。
2分~3分行い、時間が経過したらグループで持っているカードの数を数えます。
今日のカードには 1枚$100と書き込みました。

1回目は1枚ずつのやり取り。
2回目は交渉で 1枚以上もOK.
3回目は カードがなくなったら 自分の時計、指輪などを質に入れる形にしてカードと交換できます。

交換できるカードを用意しましたが どなたも
「借金してまでジャンケンしたくない!」
と どなたも交換されませんでした!!!

「さすらいのギャンブラーになるには 練習が必要なのよ!始めはカードでも2枚賭けるのに勇気が要ったのよ!」
とKさん。

「新年会でもやろうよ!」
という声が出ていたので 半年後には変化があるか否か???
楽しみです。






2013年8月28日水曜日

車の運転とエイズに気をつけてね!

親しい友人が交通事故に遭いました。

一瞬の居眠り運転だったそうです。
車は大破したのですが 幸い、友人は大きな外傷はありませんでした。
ムチ打ちが辛いようです。

カリフォルニアでベーシストをしている二男に伝えると
「分かるな~。」
と恐い言葉。

きょうのメールに思わず書いたのが
「車の運転とエイズに気をつけてね!」
でした。

書いてから笑えてきました。

「お母さん、アメリカってすごいんだよ!!!女の人が体で迫ってくるんだ!」
と大学1年の夏休みに戻った時の息子の言葉を思い出したからです。

2013年8月24日土曜日

本来の自分

幼い頃のトラウマで 長い間苦しんで来られたAさん。

大声をあげて泣かれても どこかに明るさがあります。

初めて来られた時に 絵を描いて頂きました。(絵を学ばれたことがある、と伺ったからです。)

もう1年近く前のことですが その絵を描かれた時の様子と出来上がった絵をはっきりと記憶しています。

使う色を96色のクレヨンから 迷わず取り出されました。
軽いタッチで出来上がった絵は 明るい春のような雰囲気でした。

「あの絵が本来のあなたです!」
と何度もお伝えしてきました。

トラウマが薄れてきています。
EMDRセラピーの中でおっしゃいました。
「私は明るい所から来たと思います。」
「自分で暗いイメージを植えつけてきました。」
「嫌な感情を思い出せなくなりました。」

「好きなものが見えてきました。」
ともおっしゃいました。

収穫を確認し合えました。

2013年8月23日金曜日

母親の影響力とEMDR

60代の方。
彼女の話にはいつでもお母さんが登場します。

お母さんは亡くなっています。
けれど 彼女の話を聞く度に 今も生きておられるような感覚になります。

おむつをしていた頃、4,5歳の頃、小学校の頃のお母さんの言動を
半世紀をとうに過ぎた今も はっきりと覚えておられます。

また、何らかの解決したい課題を持ってEMDRを受けたいとおっしゃる方々の多くが
子どもの頃のお母さんとの関わりの記憶を持っておられます。

仮に学校でいじめにあった、という事実があったとしても
お母さんとの関係が出てくることが多くあります。

EMDRセラピーを受けられる方のお母さんが「勇気づけの対応」を学ばれると
「これまでは 良かれと思って 勇気くじきに近い対応をしてきました。」
とおっしゃることがよくあります。

そうなのです!
「良かれ!」
と思って 一生懸命になることが 効果的な対応ではないことが多いのです。

60代の方は いくつかの記憶についてEMDRセラピーを受けられました。
「EMDRのおかげで お母さんを看取ることを苦痛を感じることなく出来た。」
と 時々おっしゃいます。

母親の影響力は 何時までもあるのだと思います。

2013年8月17日土曜日

ケベコワの友人姉妹

モントリオールにケベコワの友人姉妹(姉:ルイーズさん、妹:ヘレンさん)がいます。
ケベコワとは カナダ、ケベック州に住むフランス系カナダ人です。

久しぶりに電話をしました。
(引越し荷物を整理していたら ヘレンさんが渡してくれた電話番号が出てきたのです。)
しばらく連絡を取らない間に いろいろな変化が双方にありました。

私が大学院でカウンセリングの実習をしていたときに 二人ともクライエントにもなってくださいました。

ヘレンさんの方はちょうど高校で美術を教え始められた時でした。
ご自身の問題が解決した後、生徒への対応に苦慮しているとのことだったので
「勇気づけの対応」を学ばれることを勧めました。

今日もその話になり、
「あなたのおかげで もう8年目よ!」
とのことでした。

「いいえ、あなたが実践しているからよ!」
と答えました。

記憶が蘇りました。

ヘレンさんの娘さんがインド人の青年と結婚された時に 結婚式に招かれたことです。
セントローレンス川沿いにある大邸宅が青年のご両親の住まいでした。
結婚式は その庭に張られた大きなテントの中で行われました。

結婚式会場に着いた時、私は そういう施設なのだろう、と思っていました。
ルイーズさんから そこが新郎のご両親の家だと聞いたときは 本当に驚きました!!!
別世界そのものだったのです。

「娘が突然シンデレラになって、どうなるか不安なの!」
と言っておられたヘレンさんでした。

「孫が出来たのよ!おばあちゃんになったの!」
「この冬にインドへ行ったのよ。娘夫婦がリゾート施設を作っているのが2年後に完成するから またその時に行くの。」
と 順調そうでした。

2013年8月16日金曜日

放送大学

たまたま放送大学の番組で 元宝塚歌劇団男役トップスター・湖月わたるさんのインタビュー番組を見ました。

中学を卒業と同時に宝塚に入られたお話、宝塚を退団された時に 放送大学へ行くことを明言されていたこと、放送大学で学ばれた体験についてでした。

私の父は高校の教師でしたが「定時制、全日制、通信制」の全て過程で勤務したことがあり、退職した時は通信制でした。

定時制から全日制に移ったときに
「定時制で教えることの方が好きだ。」
と言っており、全日制高校を2箇所勤務した後、通信制に勤務しました。

ですから「通信制高校」の存在は子どもの頃から知っており、放送大学についても関心がありました。

放送大学の授業を見るのはいつもたまたまですが 質の高さを感じています。

湖月わたるさんが
「学びたい人のために開かれている大学」
とおっしゃっていました。

入学時期は4月と10月とのことです。

2013年8月15日木曜日

EMDR=話さなくても良いカウンセリング

「話さなくても良いから カウンセリング受けてみない?」
と思春期のお子さんにおっしゃったら お子さんが受ける気になった・・・
と伺うことがあります。

子どもとの関係が「権力闘争」「復讐」の場合
親が紹介するカウンセラーに話をしたくないのは 当然のことでしょう。

小学生の中学年位までは 親への反発心もそれほど強くなく 
比較的短時間で受け入れてくれるように感じます。

思春期(=小学校高学年以上)のお子さんに 前記のように伝えられると受け入れてくれるのは
子どもたちは 反発しながらも助けを求めているからだと思えます。

一度会うと 次からが楽になります。
こちらがイメージを聞いて眼球運動だけに従ってもらう、ということが分かってもらえるからでしょう。
眼球運動の後に浮かんだことを伝えてもらうことが必要になりますが 
言うことを躊躇しているお子さんとのEMDRで、案を思いつきました。

次の4つをメモして 両極性刺激の後に 指してもらうのです。

①何も浮かばなかった
②言いたくない +
③言いたくない -
④言える(    )

「この大人は何も説教めいたことは言わない。」
と信頼を得ることが出来ると 進み方が早くなります。

どの子も どんな状態でも 苦しんでいて 何とかしたい、という思いがあることが伝わってきます。

2013年8月12日月曜日

EMDR&トラウマ

EMDRセラピーでクライエントの方が直面されている改善されたい状態を扱っていくと
子どもの頃の体験に行き着くことに驚かされます。

アダルトチルドレンとご自身で認識されている場合ばかりでなく
身体症状で苦しんでおられる場合、
気になっていたことを扱っていくと
子どもの頃の記憶にたどり着きます。

先日の「勇気づけセミナー」で 親からの勇気づけの言葉をロールプレイした時
「こんな風に言ってもらえたら すごく嬉しいと思った。」
とおっしゃった方がありました。

大人であり、子どもとしての役割を体験するだけでもそう感じられるのです。

何気なく言っている一言が もしかしたら勇気くじきになっていて
10年、20年経ったときに
「チリも積もれば山となる」
のように小さなトラウマの積み重ねが 大きなトラウマと同じ量になり、
様々な症状として表れることは少なくないのです。

半世紀!

懐かしい方から電話を頂きました。

高校1年の時のクラスメートHさんでした。
高校の同窓会の役員をされているとのこと、あと数年で卒業半世紀の同窓会を計画されているとのことでした。
Facebookで私のことは知っていた、と。
Facebookの友達申請を頂き、つながりが出来ました。

そして数日後、HさんからFacebookのメッセージが来ました。
「同窓生のTさんにバッタリ会われた、福田と連絡を取りたいとおっしゃった。」
とTさんの電話番号が記してありました。

メッセージを読み、すぐにTさんに電話をしました。

半世紀の時を経ても 昨日まで連絡を取り合っていたかのように話ができることが不思議です。

これも「記憶の神経」が関係をしっかり憶えていてくれるからなのですね!

半世紀ぶりの同窓会が開かれる時には行ってみようかな・・・と思いました。


2013年8月11日日曜日

補い合う

ある方が 「カップルとしてうまく行くのではないか?!」
と考える時「補い合える関係を考える。」とおっしゃいました。

まだ20代のその方は 友人として紹介し、もう二組が結婚されたそうです。

相手に何かが無い事を責めることなく
補い合うという考えで付き合い、暮らして行くことは
「協力していく。」
ということでもあると思いました。

相手の失敗を責めることなく
「出来る範囲でカバーしよう。」
とすれば 補うことになります。

いろいろな方に出会うことで 学ばせて頂く日々ですが
「カップルは補い合えるかどうか。」で・・・。
も とても勉強になりました。

2013年8月10日土曜日

アクロスモール守谷:カルチャースクールでの勇気づけセミナー

茨城県守谷市で「勇気付けの親子関係実践セミナー」を開いています。

アクロスモール守谷:カルチャーセンターがオープンする時、講座を選定しておられた責任者の方のお知り合いが 18年前、隣接地域でセミナーを受けて下さった方と親しいことで 声をかけていただきました。

5月末に1章を実施したのですが 途中からセミナーに参加された方々のために 午前の6章に続いて午後、1章を行いました。

「自分の感情から 相手の行動の目的を推測する」
は どの方も難しいとおっしゃいます。

私もほぼ20年前、初めて「勇気付けの対応」を学んだ時に驚いたことを覚えています。
「えっ、感情って気づいて良いの?」

と・・・。

「感情を表に出してはいけない。」
という不文律があるような思いが 幼い頃からあったように思います。

「どんな気持ちがしますか?」
と伺うと 多くの場合、考えが答えとして返ってきます。

1章は「自分の感情に気づき、相手の行動の目的を推測する」です。

これが出来るようになると「対応」することが楽になります。

1994年に「勇気づけの対応」に出会って 実践を続けてきました。
2000年~2009年まではカナダで世界各国の方々と接する時にもこの対応が生きました。
隣の方は アメリカ人とタイ人のカップルでした。
親しかった学友は ジャマイカ系カナダ人とイタリア系カナダ人でした。
ご家族と親しくさせて頂いた2000年に出会った英語の先生はインド系カナダ人。

どの文化の方々との交流にも迷ったり困ったりすることはありませんでした。
「勇気づけの対応」が 考え、行動の指針になっていたからです。

日本独自の文化には 次のようなお言葉を頂くことが時々あります。
「カルチャーショックでした!」




2013年8月9日金曜日

おはようございます

おはようございます。

「こそだてCafe日記、見ています!」
と声をかけて下さる皆さま、ご無沙汰致しております。

8月1日に転居して以来、
「不要なものとはお別れして スッキリ暮らす」
を目標に段ボールの箱とお付き合いしています。

同時に仕事もしているため、日記を書くことにエネルギーが回りませんでした。

昨夜は親しくさせて頂いている教員時代の先輩のご主人のお通夜でした。
無宗教でのお通夜は初めてでした。
喪主の先輩のご挨拶に続いてご主人と一緒に仕事をされた方々、3人のお別れの言葉がありました。

私はご主人とは1度お会いし、
それ以外は 電話のみでした。
「あ~、今日も遅いんですよ~、10時には帰っていますから 遅くても良いのでまたかけて下さい。電話があったことを伝えておきます。」
と いつも明るい笑い声でおっしゃる方でした。

お別れの言葉から 誰にも同じように温かい言葉、態度、信念を持って生きてこられたことが伝わってきました。

心からご冥福をお祈り致します。

2013年8月4日日曜日

ネットの無い3.5日間でした 

8月1日(日)、引っ越しをしました。
同じ棟の7階から2階なので 簡単に考えていました!!!

ところが何故か合計で50個余りの段ボール!!!
時間が無かったので 手近にあるものから詰めた為 何が中にあるのか???です。

引っ越しはネットで検索してご連絡を頂いた会社にお願いしました。

「手伝うことはありますか?」
と妹にメールをもらい、お願いしました。

「断捨離」が得意な友人が翌日来て、洋服の断捨離を手伝って下さいました。

三日目、通じるはずのネットがつながりません!
知り合いの方に見て頂き、NTTに連絡を取って下さったのですが
不具合が見つからず、故障係の方に来て頂くことになりました。

故障係の方に8月4日に来て下さり、解決しました。
But!!!
「パソコンの設定を・・・にした方が良い。」
と言われた内容が???でした。

そういえば今日は日曜日!
長男が解決してくれるかも?!

ついでに新しく買ったままで段ボールから出して無かった新品のパソコンの初期設定も頼めました!
妹も2回目の手伝いに来てくれ、段ボールはかなり少なくなりました。

今後は物を減らし、スッキリ暮らそうと思いつつ片付けています。



2013年7月31日水曜日

ジャズベーシストの息子へ書いたメール


お母さんが一番落ち込んでいた時、
(1994年、いくこ くるしむ、と語呂合わせ出来ます。
「今をしっかり生きれば 次の一瞬につながる。その先を考える必要はない。その次の一瞬がその先につながるから。」
と アドラー心理学の本で読みました。

以来、それで20年生きてきました。
経過は あなたの知っている通りです。

今の目標は 棺桶に入るまでに 一人でも多くの人に「勇気づけの実践」をお伝えしたい、です。別に棺桶に入らなくても良いけれど、分かり易い表現として。

昨日、浦安の方からメールがあって
「浦安の不登校の親の会で セミナーの紹介をして欲しい。」
とのことでした。
「我孫子の不登校の親の会」を通して知り合った方です。

4年目で 守谷市、浦安市が増えました。
今は 松戸、我孫子、練馬区、守谷市でやっています。
セミナーに来られた方の中からも EMDRの希望の方がおられます。
守谷でも5月24日に始めたばかりですが すでに引きこもり状態の中学生にEMDRをさせて頂きました。

EMDRとセミナーの二本立てが 効率よく「クライエントの回復」につながっています。

子ども達には離婚して迷惑をかけました。
本当に申し訳ないけれど 今の人生の方が「生きている」実感があります。
40代の始め頃、
「私はこの先、義理の両親の介護をし、夫の介護をして人生を終えるのだな~。」
と考えたことがありました。

自分には絶対に起きないと思っていた「離婚」をしました。
そこから大きなプラスが生まれました。

①英語を読み、話せるようになった
②アドラー心理大学院で修士を終了した
③様々な国の友人が出来た
④EMDR治療者になった
⑤セミナーを自信を持って開けるようになった
⑥収入を得ることが出来るようになった
⑦国際再婚をした

「今の一瞬」を生きて来たことが 「今」につながったのです。

あなたにも「今の一瞬」だけを生きて欲しいと思っています。

※思うように仕事が伸びない、と言ったロサンゼルスにいる息子に書いたメールです。


2013年7月30日火曜日

Pさんとの出会い

昨年6月から行っているカーブスで 時々
「会員さんが作られました。お好きなものを 1点お持ち下さい。」
と 小さな袋が受付に置いてあります。

会員証を入れるのにピッタリの大きさで 愛用していました。

昨年秋、運動をしていると隣で運動されていた方がインストラクターと話をされていました。
彼女の髪に付けていたシュシュは その方が作られたとのことでした。

運動を終えて またその方と顔を合わせました。
ふと、会員証入れは その方の作品かと思い、伺いました。
「そうなの~、使い易い?うれし~い!」
とおっしゃいました。
「家にいろいろあるのよ!来てね!」
と!

次にお会いした時に 私が関わっている社会福祉法人に商品として納めて頂けないか伺いました。
「お金は要らないわ。喜んでもらえれば嬉しいから。」
と 様々な作品を寄付して下さいました。

今回、事情があってそのカーブスには行かなくなることになりました。
移籍の手続きを済ませた所でまた、Pさんにお会いしました。

お礼とご挨拶をすると
「あなたが使えるようなものを作ってあるのよ!取りに来てね!渡せないと 心残りだから。」
と・・・。

いつも笑顔で
「誰かが喜んでくれると嬉しい!」
と いろいろな袋物、小物を布で作っておられるPさん、
Pさんからも多くを学ばせて頂きました。

2013年7月25日木曜日

EMDRセラピー&「勇気づけの実践」

EMDRセラピーでその方のトラウマを解消すると同時に 環境も改善する必要があります。

「お母さんも 環境です。」
とお伝えするようになりました。

たった1回「勇気づけの実践セミナー」に参加されただけで お子さんとの関係が変った、とおっしゃった方に伺いました。

「自分が言っていた言葉を 子どもの立場で聞いた時に 体でサーッと分かったのを感じました。」

とおっしゃいました。

その後も「誰の課題?」を実践すると お子さんが自分で答えを出された、と実践の報告をして下さいました。

EMDRセラピーを受けられている保護者の方々に お子さんの年齢を問わず「勇気づけセミナー」をお勧めするようになりました。
トラウマが消えると同時に「勇気づけ」で対応して頂くと 親子の関係が変化していくからです。

親子ばかりでなく、夫婦の関係にも応用出来ます。

2013年7月24日水曜日

偶然の連続!!!

出会いは本当に不思議です。

2月の佐藤光政氏のランチョンコンサートのレストランで 私の向かい側におられた方Wさん(大阪から来られていました。)が 昨日の「不登校の中・高生を持つ親の会」に参加して下さいました。

錦糸町であった6月のコンサートの際、佐藤光政氏を近くで見たいと 前の方へ行きました。
「ここ、空いていますか?」
と声をかけると なんと2月に向かいの席におられたWさんでした。

コンサートが終わって 錦糸町の駅の近くで一緒に行ったお二人と喫茶店に入ろうとしていると またWさんが近くにおられました。
合計4人でお茶をすることになりました。

一緒に行った方々は 教育の仕事です。
話題がそちらに行くと Wさんがおっしゃいました。
「うちの孫、このところ学校に行っていないんです。」

ちょうどその翌日、守谷で「勇気づけの親子関係実践セミナー」をする予定でした。
しばらく東京に滞在されるというWさんにお勧めしました。

2回続けて参加されたものの 3回目の4章はお忘れになって 来られませんでした。

一昨日、また上京しています、とお電話を頂きました。
今回は お孫さんも一緒とのことでした。
我孫子で4章を行うことをお伝えしました。
お誘いすると お孫さんも一緒にセミナーに来て下さいました。

子どもを変えようとするのではなく、
「子どもの気持ちを味わう。」
というロールプレイでは 
お孫さんはおばあちゃんのテキストをのぞき込んでおられ、
関心を示されていたように見えました。

偶然の連続でした。

秋の八王子京王ホテルのコンサートには ご一家で大阪から来られるそうです。
熟年ファンが多い佐藤光政氏のコンサートですが お子さん、お孫さんと一緒に参加されるということに心を動かされました。

2013年7月22日月曜日

EMDRセラピー:かかる時間 その2.

「EMDRではどの場合も そんなに早く回復するのですか?」
とのご質問を頂きました。

次のコラムを書いて下さった方は 半年ほどでした。
(週に1回、時には隔週。夏休みは1ヶ月休みでした。)
http://mbp-chiba.com/kosodatecafe/column/154/

次のコラムを書いて下さった方は 5時間です。

http://mbp-chiba.com/kosodatecafe/column/1227/

ご自身で「変わろう。」という気持ちを持ってEMDRに臨まれる方は 順調にイメージの不快感が下がるように感じています。

赤ちゃんの頃からのトラウマ的記憶を数多く持っておられる方の場合、
処理するトラウマの数だけ時間がかかるとも言えます。
ただ 似ているトラウマはいくつか扱う内に消えてしまうこともあります。

例えば 他者から傷つけられた、いじめを受けた、というトラウマがいくつもあった場合、3つの記憶を扱った後、4つ目はご自身の中でその出来事の肯定的な側面を見つけることが出来、EMDRで扱う必要が無くなります。
あるいは 痛みが薄れてしまったように感じたりします。

EMDRセラピーにかかる時間は 文字通り「十人十色」です。






2013年7月20日土曜日

Happy child ♡

2012年4月初旬のことでした。

発達障害の子ども達の療育指導の年度初めの打ち合わせにQ先生が来られました。
玄関を入って来られた瞬間、
“Happy child ♡”
という言葉が浮かびました。

肯定的な表情、雰囲気を感じたのです。
「きっと とても安定した子ども時代を送られた方だろう。」
と予想出来ました。

その後、療育指導が同じ曜日に入っていたこともあり、
何十年も前から知り合いのような関係になりました。

きょうだい順位をうかがうと 4人兄弟の2番目で 女の子は彼女一人。
ただ一人の女の子として ご家族に可愛がられて成長されたようです。
ご本人は それが普通だと思われているので お伝えすると
「そう~?」
というお返事。

何度お会いしても 良い雰囲気の第一印象は変わりません。

お母さんが非常に指示・命令的で
「Happy child でなかった」
という友人もいます。
けれど 彼女は物心ついた時には
「私は ~のように生きよう!」
という決意を持っていたとのこと。
とても肯定的、建設的な信条の持ち主です。
「指示、命令的だったけれど 愛情は感じていた。」
そうです。

この方に初めて会ったのは 40年ほど前。
やはり第一印象は変わりません。
この方の場合、家庭の外に 幸せな場面がたくさんあったそうです。
「安心出来る場所、安全な場所」は
幸せな人生、肯定的な態度に大きく影響することを
彼女達にお会いする度に思います。

2013年7月18日木曜日

R君の成長!

会う度に成長しているR君!

昨日は 新たな提案をしてみました。

私:「夏休みの間、R君が私の家へ来てくれないかな~?武蔵野線で新松戸で降りたら迎えに行くから。」

R君:「降りて待ってればいいの?じゃあ、行けるよ。でも 寝ちゃったらどうする?」

私:「この団扇に“新松戸で起こしてください”って書いて持っていれば?」

♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪ ♪

昨日も ひたすらテストの間違い直しに取り組みました。

漢字の間違いの練習も
「5回、7回、10回何回書くか選んでね。」
の私の言葉に、「7回書く」を選びました。

3年前の彼は
「嫌だ~、書きたくない。じゃあ、1回!!!」
でした。

「決して叱らない、出来ている部分に声をかける」などの「勇気づけ」を続けた成果だと思います。

2013年7月16日火曜日

練馬での勇気づけセミナー

今日は 10章「家庭はみんなでつくる」を行いました。

参加者の方に 家族会議をしていただきました。
会議の内容は「家族の行楽」です。

「盛り上がりました!」
との言葉の後
「家で家族会議をしても 盛り上がらないんです。」
と。

理由の一つとして考えられることを お伝えしました。

「会議を行う時に 子どもが 親の方向性、あるいは結論を感じているかもしれない。」
すると
「そうです!結論は親が決めています。話し合ったよね、という形を作りたいのです。」
と・・・。

「これからも実践を続けて 身に付けたい。」
とおっしゃって下さいました。
9月から 1章を始めると同時に フォローアップも行うことにしました。

EMDRセラピー:かかる期間 その1.

「どれ位かかりますか?」
というご質問を頂くことがあります。

「その方によって違いますので 分かりません。」
とお答えしてきました。

はっきりしているのは 次のことです。

子どもの頃、勇気を挫かれていなくて
現在の症状のきっかけが就職してからの場合は 数時間のEMDRで子どもの頃の元気なその方が表面に出て来ます。

最近もそのケースに出会いました。
(遠方から来られたので 午前、午後と続けて行いました。)

成人されてからのトラウマを3件扱っただけで 子どもの頃の元気なご自身、他者から認められていた場面を思い出されたのです。

驚いたことに 初めにトラウマ、とおっしゃっていた出来事で扱っていなかったものを4件目に扱おうとすると
「いや、それはもうトラウマではないです。そのことであった良い事をたくさん思い出しました!」
と リアルにその場面をお話になったのです。

ご一緒に来られたご家族は
「そんな話、聞いたことがなかった!このところずっと否定的なことばかり言っていたのに!!!」

「こんな、1回だけで元気になるなんて!今まで聞いたことの無いような 楽しい話が聞けて、ビックリしました!!!」
とおっしゃっていました。

3年前の「離職の前にEMDRセラピーを」の青年のケースととても似ていました。

子どもの頃に勇気を挫かれていなければ EMDRの効果は即効で現われるのですね!

2013年7月12日金曜日

潮時

潮時:(ある事をするための)ちょうど良い時期、好機、時期「潮時を見て辞去する」
※広辞苑から

最近、「潮時」という言葉がピッタリ当てはまる出来事を経験しました。

ある事を終了した方が良い・・・
でも いつ???
と思い始めていたのです。

「過去と他者は変えられない!!!変えることが出来るのは自分の行動!」
「気持ちと考えが一致した時に行動しましょう!」

いつもセミナー、カウンセリングでお伝えしている言葉が甦ります!
すると 即決できました。
「そう、潮時!」と!!!

その出来事を経験しなかったら「潮時」を逃していた!
そう思うと 経験に感謝の気持ちさえ起きてきました。

何かの終了は 新しい扉が開くということ!

「勇気づけの実践」を続けていて良かった!!!
そうでなかったら 潮時に気づかなかった!!!

勇気づけの親子関係実践セミナー、日々の生活に役に立ちます!



2013年7月9日火曜日

私、変わりました!

昨年からセミナーを受けて下さっている Lさん。
「私、変わりました!」
と教えて下さいました。

「これまでは 人に誘われると 断れなかったんです。ある出来事に対して一緒に意見を言いに行きましょう、と誘われた時に 理由を話して断れたのです。すると相手は“正直に気持ちを伝えてくれてありがとう。”と言ってくれたのです。断れなかった時には 想像出来なかった展開でした。」
「前よりも ずっと楽に生きられるようになりました!」

「勇気づけの親子関係実践セミナー」を実践して頂くと ご自身が変ることに気づかれます。

セミナーの感想に書いて下さった方もあります。
「この1年で私は変わりました!」
と。

「気が付いたら 変わっていました。」
という方も。

我孫子市の「不登校の中・高生を持つ親の会」の世話人の方は
「福田さんのセミナーは即効性がある!」
とおっしゃって下さったことがあります。
グループの方が どんどん変わって行かれる姿をご覧になって、です。

アドラー心理学は 実践の心理学と言われています。
理論よりも実践なのです!

2013年7月7日日曜日

うれしい感想!

松戸での勇気づけセミナーでのことです。

半年前から来られているQさんがおっしゃいました。
「初めて参加された方を見て 半年前、初めて来た時のことを思い出しました。自分では気づいていなかったけれど ずいぶん自分も子どもも変化していることに気づきました。」

「実践されれば 確実に変化します。」
といつでもお伝えしています。

けれど 現実を見るとそれが本当に可能なのか、信じることが出来なかったそうです。

実践されて、変化されていること、本当に嬉しく思います。

また、このような変化されたことを 他の参加されている方々と「共有して頂けること」は 他の方々に「大きな勇気づけ」になります。

子どもの頃からの勇気づけの大切さ、
「精神病理は防げる」
とアルフレッド・アドラー博士が言った言葉とその方法を
一人でも多くの方にお伝えしたいと思います。

いつもセミナーでは
「私が棺桶に入るまで 一人でも多くの方にお伝えしたい。」
と お話ししています。

松戸たのしい授業の会

7月6日(土)午後2時~ 「松戸たのしい授業の会」がありました。
これは教師でなくても誰でも参加できます。

昨日は近藤先生の退職記念講演会以来の盛況でした。
主催者の「たのたのさん=新井さん」が頑張っておられる姿に とても励まされます。

そういえば 私が3年前、友人のKさんと「勇気づけセミナー」を始めようとした時
たのたのさんが
「3年我慢すれば 広がって行くよ。」
とおっしゃって下さったことがありました。

昨日の自己紹介で 3年経った今、
①松戸
②我孫子
③練馬
④守谷
と 小さくても拠点が出来つつあること、励まして下さった、たのたのさんに 感謝しています。


2013年7月4日木曜日

EMDRのクライエントの方から学んだこと

EMDRの成人のクライエントの方々から学ばせて頂くことが多くあります。

大人が何気なく言う言葉
自分の子どもだから良いだろうと思って話してしまうこと
家族間の争い

子どもが幼い時 同じ出来事に出会っても
きょうだい順位によって 受け止め方はさまざまです。

親にとって 成人した子どもの苦しみは理解することが難しく
「どうして???」
と思ってしまう。

子ども時代に何らかの症状を見せている時には
子どもは もう充分耐えた後のことなのです。

大したことは無い。
これくらい誰でも経験している。
子どもだから忘れるだろう。

いつ、どのような形で問題として表面化するかは 
誰にも予測できません。

忘れたように思えても 何かのきっかけで思い出す。
それは 記憶が脳の神経に蓄えられているからです。

EMDRセラピーは「両極性刺激」を体に与えることによって
その記憶の神経をゆるめる働きをします。

ですから 普通のカウンセリングのように多くを話す必要が無いのです。
セラピーに必要な情報は 次のものだけです。

「鮮明に記憶している場面」
「否定的な考え・・・私は危険にさらされている。私は不十分だ。・・・のようなもの(これは一覧表から選ぶことができます。)」
「その時の感情」
「体のどこでそれを感じるか」

EMDRによって少しずつ子どもの頃の苦しみから自分を解放されていく過程を
一緒に過ごさせて頂くことは
本当に貴重な時間です。

子どもには「勇気づけの対応」が不可欠と提唱した
アドラー博士、ルドルフ・ドライカース博士の言葉が
EMDRで浮かび上がってくることと一致します。

子どものころからの「勇気づけの対応」が大切です!と訴える根拠になります。



2013年7月3日水曜日

継続は力なり!を実感

今日も R君との学習中に大きな成長が見られました。

漢字を読むことは得意なR君、新聞でもパンフレットでもルビなしの難しい漢字も読むことが出来ます。
・・・書くことは好きではありません。

漢字のテスト、低学年、中学年の頃に比べるとずいぶん書けるようになっています。
でも 似て非なる字が多く、正解になりません。

「ねぇ、夏休みに2学期の漢字、先取りで練習しない?これだけ似ている字を書けるのだからもったいないでしょう?」
と提案しました。すると
「そうだね、夏休みにね!」
と返事が来ました!!!

ほんの少し前まで
「習ってないんだよ!やらない!」
と言っていたR君。
「本当に同じR君なの???」
とからかいたくなるほどです。

間違っている所を指摘するより、出来ている所に声をかける!
否定的な言葉は一切言わない!

こうした「勇気づけの対応」を続けて丸3年。
信じて任せて見守って下さったご家族の力も本当に大きいと思います。

夏休みの漢字学習、「楽しく、効率よく」を目標に 少し頭を使ってみます。

2013年7月2日火曜日

自由保育

「勇気づけの親子関係実践セミナー」を 新松戸幼稚園で開かせて頂くようになり、午前中の自由保育の様子を垣間見ることが出来ます。

言葉からは自由保育の想像がなかなか出来なかったのですが 様子を見ていて少しずつ分かって来ました。

どの子も本当に自由な動きをしています。
先生方もいつも笑顔で元気いっぱいです。

こんな幼稚園なら子どもに戻ってやり直してもいいかも・・・と思いました。

ご縁があって幼稚園児皆さんの生活を見せて頂くことができて エネルギーを頂けるような気がしています。

ニ度とない子ども時代、たくさん遊んで欲しい!!!
と思います。

2013年7月1日月曜日

アスぺルガーの子にも勇気づけは効果がありますか?

「アスペルガーの子にも勇気づけは効果がありますか?」
というご質問を頂きました。

次は
「はい、あります。」
という私の返事のメールです。

A様、おはようございます。

次のコラムを書いて下さった方は 幼稚園のお子さんが育てにくい子で「愛せない、この子はいらない」と悩んでおられた方です。
http://profile.ne.jp/w/c-49837/

また 下のブログは私の書いたものです。
保育園時代には 園長先生のそばにVIP席を用意されていた子です。
今、小5になりましたが この小3の時以上に成長しています。
やはり「アスぺ」の診断を受けています。
私もご家族の方も ひたすら「勇気づけ」で接しています。


2013年6月29日土曜日

子どもの目で見、耳で聴き、心で感じる

アルフレッド・アドラー博士の言葉です。

「他者の目で見、耳で聴き、心で感じる」ことが
相手を理解する重要な手掛かりになる。

「勇気づけの親子関係実践セミナー」では
「子どもの目で見、耳で聴き、心で感じる」為に
家庭でありがちな場面のロールプレイをたくさんします。
子どもの気持ちを感じて頂くと
私達が親として 祖父母として言いがちな言葉が
「勇気くじき」になっていることに気づいて頂けます。

同じ場面で「勇気づけの例」も行います。

同じ場面なのに 大人の言葉を「勇気づけの対応」にするだけで
子どもとして味わった気持ちが全く異なることを感じて頂けます。

子どもは寛大なので 親や教師が
「ごめんなさい。」
と言うと たいてい許してくれます。

「勇気くじきの対応をしてしまった!」
と気づいたら 素直に謝ることが一番ではないかと思います。

次のメールは子どもの心をロールプレイで思い出された方のものです。
ブログに載せる許可を頂きました。

今日はお世話になり ありがとうございました

とても 良いお勉強になりました…

セミナー用のファイルを作りました

自分が子供の頃を思い出しました

子供の頃のことは 都合良く忘れて 今まで 親としての立場で物を言っていました

ロールプレーをする事で 子供の気持ちが良くわかり どう声をかけてもらえたら 嬉しいか 安心していられるか?
また 頑張って行けるかが良くわかりました

何かあるごとに 記録に残し振り返り 前に進んで行きたいと思います

宜しくお願いします

2013年6月28日金曜日

比較は勇気くじき!

「勇気づけの親子関係実践セミナー」の中で 
目の前の子どもを 他の子どもやきょうだいと比較しない!
という項目があります。

子どもに対してでも大人に対してでも 他者と比較して批判することは「勇気くじき」です。

大人は 軽い気持ちで比較の言葉を言いがちです。
けれど 言われた子どもには
「あなたは あの子に比べて良い子じゃないよね!賢くないよね!」
のように聞こえてしまいます。

中には比較されて
「あの子のようにがんばろう!」
と思う子もいるかもしれません。

けれど「勇気をくじかれ易い日本社会」の中では いっそう勇気をくじかれる可能性が高いように感じます。

カナダでほぼ10年暮らし、世界各国から来た多くの人々に出会いました。
日本に戻って3年半、「勇気くじきされやすい社会」であることを感じています。

日本独自の文化の素晴らしさ、異文化を取り入れることの柔軟さ(肯定的に見て)を思うとき
「勇気づけ」が日常生活に入れば もっともっと伸びる可能性を思います。

2013年6月26日水曜日

物知りになった気がする!

"Do you like studying?"
"Yes,I do."
"No, I don't."

の練習をした時です。
R君が
"Yes,I do."
と 答えました?思わず尋ねました。
「え~っ、どうして?」
返って来た答えが なんと、
「物知りになった気がするから!」
でした。

学習意欲が出てきたR君は 新たな知識を得ることに喜びを見出していたのでした!
嬉しい驚きでした。

小2の時には 校長先生にご家族が呼び出され
「ご家族の誰かが ずっと監視に来て下さい!」
と言われたこともあったR君です。

「勉強は分からないからやりたくない。」
と教科書の勉強は長い間しませんでした・・・。

小さな変化の積み重ねが
「勉強が好き!」
となりました。

信じて、ひたすら「勇気づけ」だと思いました。

2013年6月24日月曜日

この子は大丈夫!

療育指導で4月から一緒に勉強している小3のA君。

先週、私が休んだ理由をお母さんから聞いていたようです。

きょう、会うなり言いました。
「誰が死んだの?」

「死んだの、ではなく、亡くなった、と言って下さい。」
と言うと すぐ言いなおしてくれました。

更に、彼の好奇心は個別指導が始まっても続きました。
「先生のお母さんは どうしてお亡くなりになったのですか?」
と。
「亡くなる」という言葉を正しく使って質問してくるA君に本当に驚きました。

「予想を立てて下さい。」
と言うと
「老衰、交通事故、病気、歩いていて迷ってようやく家に帰り着いたけれど 力尽きた・・・・。」
スラスラと5つの予想を立ててくれました。

「では、どれが本当だと思いますか?」
と言うと2回目で 病気、と当てました。

次の彼の質問は 
「何の病気?」
でした。そして 次々と病名を挙げていきました。

「勉強は学校でしているので ここではしたくありません。僕は心を落ち着かせるためにここに来ているんです。」
と言いつつも 私の出す課題についてきてくれました。

新聞記事「どうして渋滞が起きるのか?」の音読、
線なぞり、
新出漢字の読み
漢字の空書き
しっかり取り組めました!

お母さん「今日、どうでしたか?荒れていませんでしたか?」

「しっかりやりました。この子は大丈夫です!信じて下さい!」
とお伝えしました。

エジソンの子どもの頃の逸話を思い出させるA君です。

「お母さん、一緒に信じましょう!お母さんを支えます!ちょっと重いかも?」
と言うと
「ちょっとじゃなく、重いです!」

そう言えば昨年持っていた子のお母さんにも
「k君は大丈夫!私は信じています。」
とお伝えしたことがありました。
「先生が信じてくれているのに 親の私が信じなければ!!!と思いました。」
とおっしゃっていました。

心配ですよね!
心配は 誰の課題?

それに、信じた方が 良い結果につながります!!!

2013年6月23日日曜日

出会いは宝

9年8ヵ月のモントリオール生活から日本に戻ったのは2009年11月末でした。

日本での生活も4年目に入り、少し馴染んで来ました。

2000年3月に発ったのですが 帰って来てからの出会いの数々には 本当に感謝しています。

セミナーに参加して下さる方、
カウンセリングを受けて下さる方、
仕事で出会った方
どなたからも 学ばせて頂くことが限りなくあります。

ひたすら「勇気づけ」の対応を実践していますが
思いがけない出来事には 基本に戻って点検し直します。
それでも腑に落ちない時には 親しい友人に状況を説明し意見を聞きます。
彼女との出会いは 私がまだ22歳の時でした。

当時住んでいた団地のバス停で
待っていたバスが来なかったことから話を始めました。
タクシーに乗って途中まで一緒に行きました。
あれから40年。

私の一番長い友人の一人です。

2013年6月21日金曜日

子どもの頃の思い出

88歳の母が他界しました。

8月2日に91歳になる父が残りました。
「お父さんは1才の時にお母さんを亡くされているから 一日でも長く私が生きたい。お父さんが気の毒だから。」
と言っていた母の願いは叶いませんでした。

葬儀の夜、妹二人と三人で子どもの頃の思い出話になりました。

一つの出来事に対して それぞれの思い出が異なります。

中学生だった兄が修学旅行で箱根に行き、入れ子になった箱を買ってきたことがあったそうです。
「あなたが当然のように1番大きい箱をもらって K子姉ちゃんがが2番目、私は一番小さな箱をもらったのよ。大きいはこと真ん中の箱には「箱根」って書いてあったんだけど 一番小さな箱には書いてなかったんだよ。だから私は自分で「箱根」って書いたんだよ!今でも私はあの箱持ってるよ。」
すると 次女も
「私も持ってる。」
なんとなくはその箱に記憶はあるけれど それが誰からのお土産だったかは全く覚えていない私。

すると二人は
「あなたが持って入ればちゃんと元の入れ子になったのにね!一番大きな箱をもらった人が覚えていないよ!!!」

などなど・・・。

それぞれのきょうだい順位での記憶の違いを興味深く聞きました。

2013年6月18日火曜日

死も人生の一部

"Death is a part of life."
心理学の勉強をしていた時に 宿題に映画「フォレスト・ガンプ」を観て人物観察をするというものがありました。

知的に境界線の息子に お母さんが生きていく上に必要だと思うことを繰り返し伝える場面が多くあります。

この言葉はそうしたものの一つです。

高校1年の2月、親しかったクラスメートが事故で亡くなりました。
それから3年あまり、毎日「死」について考えていました。

「人にはそれぞれ寿命があるのだろう。」
が 若かった私の答えのようなものでした。

そして何十年も経た後「死」に関してとても納得出来た言葉が 映画の中の台詞でした。
死を目前にしたお母さんが 息子に言った言葉です。
“Death is a part of life”
そう思えれば 死は怖いものでも 悲しいものでもなくなります。

人は誰でも一度ずつ 誕生と死を経験するのですから。

私の目標は 棺桶に入るまでに 一人でも多くの方に
「勇気づけの実践」をお伝えすることです。

ですから セミナーに来て下さり、
実践し、変化を教えて下さる方々にとても感謝しています。

2013年6月17日月曜日

勇気づけの実践

勇気づけの実践をすると 自分に気づきが生まれます。

「1回学んだ。」
「セミナーを受けた事がある。」
と言うのは 実践につながるわけではありません。

毎日の生活の中で起きる様々な場面で応用できるようになるには
日々の実践が必要です。

「学んだけれど 子どもが変わらない。」
「実践したけれど 変化が感じられない。」
という場合は 実践を見直し、更に実践すると 必ず変化が起きます。

幼稚園のお子さんのお母さんがおっしゃったことがあります。
「初めのうちは変化がなかった。でも続けたら 知らないうちに子どもも私も変わっていた。夫との関係も前より楽になった。」

問題を感じているお子さんに対してだけでなく 他のお子さんや他のご家族に対して同時に実践されると良いかもしれません。

一見なんの問題も呈していないお子さんにも「勇気づけ」で対応されることは
「自立心と責任感」を育て、自己肯定感を感じることが出来るようになる大きな要因になるからです。

「おはよう。」
「ありがとう。」
「ごめんなさい。」
「頑張ったんだね!」
のような何気ない言葉かけで良いのです。



2013年6月16日日曜日

土俵から降りる

不適切な相手の行動の目的が 何であるか?

自分の感情から推測が可能です。

自分がイライラする⇒相手の行動の目的は「注目関心」

腹が立つ⇒相手の行動の目的は「権力闘争」

これは「勇気づけの親子関係実践セミナー」の1章で扱います。
親子関係だけでなく 様々な人間関係で「相手の行動の目的」を推測することが「自分の感情」から推測できます。

例えば子ども以外の家族、義理の関係、職場、近所の人などなどです。

相手の不適切な行動に対する効果的な対応は
「不適切な行動に注目を与えない。」
「土俵から降りる。」
です。




2013年6月15日土曜日

感覚脳ですね!

整体師の方に言われました。
「感覚脳ですね。」
と。

驚きました。
初めてお会いした方で 私についての情報は「腰痛」以外お持ちでないのです。
「感覚脳を持っている。」
と言われて嬉しく思いました。

最近、そう感じていたのです。
EMDRを行う時に どのイメージを扱うか、お話を伺いながら選ぶ時に。
何気ない会話を通して
ご本人が 当たり前として受け止められておられた中に
思いがけず深いトラウマが隠れていることがあると・・・。




2013年6月13日木曜日

佐藤光政コンサート

4ヶ月ぶりに 佐藤光政さんのコンサートに行きました。

「ここ、空いてますか?」
と お一人でおられた方に声をかけました。

!!!
2月のバレンタインランチョンコンサートで 向かいに座っておられた 関西から来られた方でした。

1部は光政さんのフランス語での歌。
2部では 光政さんの日本語での歌にプラスして 光政さんが 40年以上指導されている「市川女性」のコーラスがありました。

平均年齢74歳とのこと!
素敵な歌声でした。

「40年やってると 家族のようなもの。」
と光政さんがおっしゃっていました。

本当にそのような雰囲気でした。

仕事で知り合った友人を誘って出かけましたが
関西から来られた方と帰り道にまたまた一緒になり、ちょっとお茶をしました。

光政さんを通して ファンの輪が広がった気持ちがしました。


2013年6月12日水曜日

練馬:勇気づけの親子関係実践セミナー

昨日は火曜日のグループでした。
今日は水曜日しか参加できないので・・・という方に参加して頂くために開いたグループで行ないました。
2章:誰の課題?
でした。

人生経験の異なる方々が 一つのテーマで話しあわれて
それぞれの視点から発言されることになります。

お子さんがおられない方もおられましたが
「とても勉強になりました。」
という言葉を繰り返されました。

「誰の課題?」は
自分が解決する仕事なの?
それとも 子ども?

どこまでが自分の仕事で どこからが子どもの仕事か 往々にして区別されていません。

この対応は 
「子どもの自立心と責任感を育てるのに 役に立つのかどうか???」
を常に念頭に置いて対応します。

子どもが自立しないと 親の仕事を終えることができません。
もちろん いつまでも親の仕事をし続けるという選択もありですが。




感情をコントロール出来るようになりました!

「勇気づけの親子関係実践セミナー」を実践された方の言葉です。

「2年間セミナーを続けて 自分の感情をコントロール出来るようになりましたので これからはスポットで受講します。」

幼稚園生のお子さんをお持ちの方は
「前は感情が爆発すると止められなかったんです。でも今は 爆発の途中で気づき、止めることが出来るようになりました。」

続けて「感情のコントロール」が出来るようになったことを聞きました。

「勇気づけ」は お母さんがご自身の感情をコントロールすることでもあったのですね。

確かにそうでした。

「イライラ」「腹立ち」に気づく、という説明はしていましたが コントロールという言い方もあることを教えて頂きました。

子どもというのは こうしたお母さんの感情を直接、一番受けている立場なのですね。
お母さんというのは ストレスの多い仕事です。

「自分のストレスの処理は 子どもに向けないようにすることが重要」
とこのこともセミナーに入れようと思います。

2013年6月11日火曜日

NHK効果:EMDR

3月と4月にNHKで EMDRが紹介されてから 遠方からの問合わせが増えました。

地元のEMDR治療者をご紹介したり、あるいは何故近くの治療者に行かれないのかを伺うと
「地元の治療者に問い合わせたが 千葉より遠方の治療者を紹介された。」 
「地元の治療者に あなたのケースはEMDRの効果があるか否か疑問と言われた。」
と返事があります。

私はカナダでトレーニングを受けました。
私がEMDRを行う時にいつも思い出す言葉があります。

「基本の手順を守れば どんなトラウマ、悩みにも対応出来ます。失敗することは 絶対にありません。経験を積めば積むほどより熟練したセラピストになれます!きょうから皆さんは EMDRセラピストです!!!たくさん経験を積んで下さい!!!」

カナダにいた頃は 機会がある度に練習をさせてもらっていました。
悩んでいるという話を聞き、可能な場所があれば
「EMDRセラピーを試してみますか?」
と・・・。

※ 悩み ⇒ EMDR後 です。

①職場で研修があり、自分も行きたいのだけれど学ぶ意欲が出ない。
 記憶⇒子どもの時に 両親が離婚し、学校へ行きたくなかったけれど無理やり引っ張って行かれた。
 ⇒EMDR後:進んで研修を受けるようになった。

②夫を亡くした、闇が怖くて 眠れないし、夜は全部の部屋の電気を点けている。
 記憶⇒夫が一番頼りになる人であった。夫の死を受け入れられない。
 
 ⇒EMDR後:電気を消して眠れるようになった。

③夫と車に乗ると 必ずケンカになる。長距離の場合、出かけるのが苦痛
 記憶⇒日本で車の事故にあった
   ⇒EMDR後:夫婦ゲンカは全く無くなった。
 ご主人「何が起きたのかわからないけれど 妻は自分の運転に口出しをしなくなったよ!ありがとう。」  

④息子がすぐカッとなる。死が近い自分はその息子のことが心配。
 (ガンの治療を受け、存命期間を御存じでした。)
 ⇒EMDR後:息子は大丈夫、心配する必要はないと思える。

などなど・・・。
こんなものまで解決できるの???
と思うほど 様々な問題が対象になるのがEMDRです。
次は その一つの例です。

Aさんが 実習研修を長期間受けておられました。

講師の指示を 自分が正しく理解したか否かにいつも不安がある。
聞いた後、必ず人が行うのを見てから始めるので いつも人より取りかかるのが遅れる。

記憶⇒子どもの頃、家事をさせられていた時に いつも母親から間違いを指摘されていた。思いがけないところで指摘されるので 自分のしていることが正しいのかどうかという不安が いつも頭から離れない。

 ⇒EMDR後:遅れずに実習に取りかかれるようになった。

トラウマばかりでなく どのような些細な悩みにも対応出来るのがEMDRセラピーです。

なぜなら どのような悩みも
「出来事の記憶」
「その時の感情」
「自分は~である、という信念」
があるからです。

これが まさにアドラー心理学のカウンセリングと一致する部分です。








2013年6月10日月曜日

思いすごし・・・

熱心にセミナーに参加して下さっていたAさんが 3回続けてお休みされました。

1回目は体調不良でお医者さんに行く、と伺っていました。
2回目、お休みされた時に セミナーの日をお伝えしていなかったように思い、メールをしました。返信がありませんでした。
3回目、次回のセミナーをご連絡したのですが やはり返信がありませんでした。
・・・心配になりました。

「私、何か気づかないで失礼なことを言ったかも・・・・。」
「これまで いつもすぐに返信が来ていたAさんから 2回続けて返信が無いのだから・・・。」
と・・・。

伺って、もし失礼なことを言ったりしたのであれば おわびをしなければ・・・。
と思っていた所 スーパーのレジで並んでおられるのが見えました。

声をおかけすると
「返信してなかったことを思い出して、連絡をしなければと思っていたところでした。忙しくて・・・。電車の中でメールを見て、返信しなければと思ってすっかり失念していました。すみません!!!休んだ所は必ずでます!!!」
と言って頂けました。

声をかけて良かった!とほっとしました。