2013年8月15日木曜日

EMDR=話さなくても良いカウンセリング

「話さなくても良いから カウンセリング受けてみない?」
と思春期のお子さんにおっしゃったら お子さんが受ける気になった・・・
と伺うことがあります。

子どもとの関係が「権力闘争」「復讐」の場合
親が紹介するカウンセラーに話をしたくないのは 当然のことでしょう。

小学生の中学年位までは 親への反発心もそれほど強くなく 
比較的短時間で受け入れてくれるように感じます。

思春期(=小学校高学年以上)のお子さんに 前記のように伝えられると受け入れてくれるのは
子どもたちは 反発しながらも助けを求めているからだと思えます。

一度会うと 次からが楽になります。
こちらがイメージを聞いて眼球運動だけに従ってもらう、ということが分かってもらえるからでしょう。
眼球運動の後に浮かんだことを伝えてもらうことが必要になりますが 
言うことを躊躇しているお子さんとのEMDRで、案を思いつきました。

次の4つをメモして 両極性刺激の後に 指してもらうのです。

①何も浮かばなかった
②言いたくない +
③言いたくない -
④言える(    )

「この大人は何も説教めいたことは言わない。」
と信頼を得ることが出来ると 進み方が早くなります。

どの子も どんな状態でも 苦しんでいて 何とかしたい、という思いがあることが伝わってきます。