2013年1月31日木曜日

EMDRセラピー、子どもの頃の記憶

EMDRセラピーでクライエントAさんのイメージを扱っていた時のことです。

Aさんのお子さんとの関わりが出てきました。
「あの頃は 子どもに対して○○○と言ってしまった。今の私なら △△△と言って、子どもを抱きしめてから ○○○するようにと言います。かわいそうなことをしました。」
とおっしゃいました。

Aさんのお子さんは成人されています。

「お子さんに頼んで その場面をロールプレイしてみて頂けますか?」
とお願いしました。

次の機会に伺いました。

「子どもに頼んでロールプレイをしてもらいました。驚いたことに 子どもは 私が○○○と言った出来事を覚えていました。ロールプレイして 良かったと思います。様子を見た夫が 楽しそうだね、と言ってくれました。」
と 良い報告を下さいました。

EMDRセラピーとアドラー心理学で学んだカウンセリングの手法のミックスです。

アドラー心理学では「早期回想」と言って 子どもの頃の記憶をその人の信念を知る手掛かりに使います。これが記憶を扱うEMDRと重なる部分です。


2013年1月29日火曜日

療育指導・・・2年後の成果

年長のA君を年少の時から担当させて頂いて丸2年が経過しました。

「自閉症」と診断されているとのことでした。
発語もありませんでした。

最初の頃は 指示が全く通らず、45 分から50分の指導中 何の進展も無いままのこともありました。

今日の指導では 全て指示通りに学習と作業を進めることが出来ました。

5色のペグ(穴のあいた小さな丸い積み木のようなもの)の中から 指示されてた色を取り、棒に通します。
同じ色が 10個ずつあるので 50回の指示があることになります。

「線なぞり」も 自分でペンを持って ずれることなくなぞれました。

などなど・・・。

2年前、勝手に歩き回ったり、椅子に座ることが全く出来なかったことを思うと 信じられないほどの成長です。

「立体パズル」「迷路」などの自分が気に入った学習を 最後のお楽しみに待つことも出来るようになりました!!!

「2年前を思い出して 感動しました!成長の時期が来たのですね!!!」
とお母さんとお話ししました。

療育指導でも ひたすら「勇気づけの対応」で接しています。
楽しく療育指導を継続するには子どもと信頼関係を築くことが まず必要だ、と感じています。

2013年1月28日月曜日

言葉が出てきません!!!

お子さんとの関係を変えたい・・・
子どもに信頼される関係を持ちたい・・・

でも かける言葉が見つからない・・・

そのようなご相談を受けることがよくあります。

始めのうちは 誰でもそうです!
私もそうでした。
18年実践を続けて ようやくある程度出て来るようになりました。

今でも 怒りの感情を持つことが ごくまれにあります。
どのような時かというと 
「命令されたと感じた時です。」

相手の行動の目的は「権力闘争」と推測されます。
~~~
どう対応するか?
「土俵から降りる。」
黙っているのか?
「相手を傷つけないように 自分の意見を述べる。」

いつでも 基本に戻ります。
傷つけないように意見を言うことができたかどうかは
関係によって すぐに答えが出ないこともあります。

そう言えば お子さんとの関係でおっしゃった方がありました。
「あの態度を見ていると 戦闘態勢にスイッチが入ります!」

言葉が出てこない時は 沈黙もOKですよね。


2013年1月27日日曜日

あきらめない・・・コーラスで・・・

2週間前のコーラスの練習日が雪でした。
帰りの交通機関が心配な私は お休みしたので 今日は 今年初めての練習でした。

実は・・・10ヶ月経って少し「口パク」を脱却しました。
「お腹から声をだす。」
ことが 少し出来るようになったのです。

英語のリスニングを勉強し始めた時は 半年経った時に
「オ―、ロメオ、ロメオ・モンタギュー!」
というジュリエットの叫び声が聞こえて 感激したことがありました。

諦めないでひたすら続ける・・・英語のリスニング、読解もそうだった・・・
と思い出しました。

コーラスの声を出す方が 時間がかかりました。
練習の録音をひたすら聴いて・・・。

コーラスの指導は 声楽家の佐藤光政さんです。
私は20代前半から佐藤光政さんの 大ファンです。
あの頃光政さんは 30代前半の青年でした。

10ヶ月経った今でも 本当に不思議な気持ちで 光政さんの指導に聞き入っています。
還暦を過ぎて 光政さんの指導を受けることが出来るようになるなんて!!!

誘って下さったSさんに 本当に感謝しています。
また 素人の私を受け入れて下さっている先輩の皆さんにも・・・。

子どもの可能性を信じて 支えましょう!!!
と保護者の方々にお伝えしています。

いくつになっても 可能性を信じて進みましょう!!!
あきらめないで・・・。


つながり・・・

1月22日の房総の会(ふさの会)の新年会の近況報告の際に
「勇気づけセミナー」について紹介させて頂きました。

すると4日後に、電話を下さった 千田さんが
「あなた、房総の会に入ってるでしょう?会に参加したKさんが
“いろんな人がいるのね~”
って あなたの勇気づけセミナーのことを話し始めたのよ。
私もそのチラシ持ってるわよ。今度セミナーを受けるのよ!
って話したんだけどね。」
と。

千田さんは 地域の知的障害者、精神障害者支援を始めとした様々な活動をされています。
北松戸で“はーいビスカス”というグループを作っておられます。
(2013年1月に新松戸7丁目に移転されます。)
その活動の中で資金集めの為に 1ヶ月に1回 フリーマーケットも開いておられます。
私は フリーマーケットで買い物客として 千田さんと知り合いました。

Kさんもご自宅を地域の障害のある方々に解放されておられるそうです。

何がどんなつながりになっていくのか分からないものだと思いました。 

2013年1月25日金曜日

アクロスモール守谷での勇気づけセミナー

守谷市の「アクロスモール守谷」にカルチャーセンターが開設されることになり、準備が進められています。

私が茨城県で18年前初めて開いた「勇気づけセミナー」を受けて下さった方のご家族の紹介です。

「講座を開いてみませんか?」
とお話を頂きました。

開業は4月中旬とのことです。
むかし住んでいた所の近くでのセミナーのお話です。

「勇気づけの内容は、今本当に日本社会に必要なことだと思います!」
「学校の先生や子どもの教育に携わるプロの人に学んで欲しいよね!」
とも言って頂けました。




2013年1月24日木曜日

勇気づけの実践と葛藤

ちばコープ東葛組合員会館での「勇気づけの親子関係実践セミナー」でのことです。

お子さんに ガミガミと言うことはなくなったけれど・・・
「散らかってるね!」
と声をかけた。

「お母さんも手伝って!」
と言われた時に 断った。

などなど 実践をする際の迷い、葛藤などを聞かせて頂くことが出来ました。

それらを すぐにロールプレイしました。

他の方がどう感じるか???
あるいはご自身がどう感じるか???

これまでに実践されての変化も聞かせて頂きました。
皆さん、着実に変化されていました。

本当にうれしく思いました。

2013年1月22日火曜日

房総の会:ふさの会

房総の会は千葉県退職女性教師の会です。
松戸支部の新年会がありました。

3年ほど前、私が松戸市で「勇気づけセミナー」を始めて間もない頃のことです。
会場の「ゆうまつど」へ向かう途中、房総の会の会員の方々とすれ違いました。
その中のお一人が28年前に退職した時、同じ学校に勤務されていたK先生でした。

「あなたも会に入ってよ!」
と誘って頂き、その場で会員になりました。

退職された方々が 10年、20年、30年を経てもお元気でおられました。
ボランティア活動、趣味、お仕事、介護などの近況報告を伺いました。

人生の先輩の皆さまから学ばせて頂くことが出来、貴重なひと時でした。

2013年1月21日月曜日

先生のこと好きだから!

療育指導で小3の女の子がニコニコしていました。

「きょうはいつもよりもニコニコしてるね!」
と言うと
「先生に久しぶりに会ったから。先生のこと 好きだから。」
と!!!
うれしい限りです!!!

そう言えば去年も小4の女の子が 私が担当でないことを知ると
「え~っ、ボク、君のこと、好きなのに!!!」
と 男の子のような言葉で言ってくれたことがありました。

「勇気づけ」を実践しているだけなのです。
自分が大切にしている友人に接するように・・・。

大切にされていると感じてくれると 信頼関係が出来、学習が進みます。
子どもは 学習に自信が出て来るので 楽しくなります・・・。
そして、「好き!」につながるのだと思います。

私が今でもお付き合いがあるのは
むかし、むかし中3後半~高3までの3年半一緒に英語を勉強したKちゃんです。
あれから15年以上があっという間に過ぎました。
娘がいない私にとっては とても嬉しいお付き合いです。

「勇気づけの対応」を知らなかったら このような関係は持てていないと思います。

実践してきて 良かった、と思います。



2013年1月20日日曜日

ゆうまつどでの勇気づけ実践セミナーで・・・

ゆうまつどの日曜コースも
8章「自分を勇気づける」でした。

1.自分の長所、好きなところを他の参加者の方に聞いて頂く。
2.他の方から 自分の長所を言って頂く。

をしました。
きょうも 笑いと涙・・・がありました。

涙は やはり嬉し涙です。
分かってもらえた・・・という嬉しい思いが涙になるのですね・・・。


2013年1月19日土曜日

三校合同ミニ集会(柏市)

きょうは 柏市で二つの小学校と中学校1校の「三校合同ミニ集会」で
「健康な大人を育てるために」
という題でお話させて頂きました。

「勇気づけ」の大切さについてです。

校長先生に
「ロールプレイの相手をして頂けますか?」
とお願いすると 
「良いですよ!」
と快く受けて下さいました。

「不適切な行動の目的」「誰の課題?」「自然の結末」
の3つの章を 超ダイジェストでお伝えしました。

司会をされていた教頭先生が ロールプレイの後の話し合いを見て、
「お互いを知らない人たちですが 話が盛り上がっていますね!」
と言って下さいました。

柏市は今から38年前、私が新任教師として勤務した土地です。
不思議な懐かしさ、親近感もあり、とても良い時間を過ごさせて頂きました。


2013年1月18日金曜日

不登校生を持つ親の会のセミナーで

今日のセミナーは 
8章:「自分を勇気づける」でした。

自分の長所を書きだした後に 自分の好きな長所を発表して頂きました。

次に 参加者お一人ずつに全員から「その方の長所」を伝えて頂きました。

長所を述べて頂いた際には
「そんなことありません!」
と言うのではなく
「ありがとうございます!」
と言って頂くようにお願いしました。

皆さん、それぞれの方の
素敵なところ、
好きなところ、
尊敬しているところなどを伝えて下さいました。

長くお付き合いされているだけあってよくご存じでした。
初めての方もおられましたが 印象を捉えてお話されていました。

涙あり、笑いあり、でとても盛り上がりました。
 ↑
嬉し涙とのことでした。

世話人の方々から
「きょうも笑いがあって とても楽しかった!」
と言って頂き、私も勇気づけて頂きました。

来年度も継続してセミナーを開いて下さるそうです。
ご縁に感謝しております。




2013年1月17日木曜日

実践セミナーの成果

ロールプレイの効果

相手の立場に立って「見る、聴く、感じる」ことは 頭では分かっても実感することは難しいものです。
けれど ロールプレイをして頂くと 感じて頂けます。

今日頂いた感想の中に それを書いて下さった方がありました。


子どもに温かい言葉をかけることで 子どもが悲しい気持ちから救われるだけでなく、

ここが自分に居心地のよい、居場所なと感じることが出来る、とロールプレイで分かりました。

居場所は“生活する場”ではなく “安心していられる場”として 親が築きあげてあげたいと思いました。

また、小学校1年生のお子さんのお母さんは次のように書いて下さいました。

子どもの課題に関しては 子どもから頼まれた時以外は ほとんど口出しをしなくなった為、何でも自分でやるようになりました。

朝も自分で目覚まし時計をセットして その日その日で自分で決めた時間に起き 登校します。
その分、私も家事がスムーズに出来るので イライラすることがなくなりました。

「自立心と責任感を育てる」という短期目標が達成されつつあるということですね!!!





2013年1月15日火曜日

Learning English

カナダのマギル大学付属の語学学校で30年近くESLの先生として英語を教えて来たVASUが日本に来て2ヶ月が過ぎました。

少しずつ個人の生徒が増え始めたのですが 今のところ元教師がほとんどです。
私の元同僚であったり、今の同僚であったり・・・。

私がマギル大学で習った1時間目の授業で
「この先生について行けば 絶対英語の力がつく!」
と感じた通り、元教師の友人達は しっかりそれを感じたそうです。

「充実した授業だった。」
「何気ない会話の中に 質問と答えが組まれていて 合理性があった、英語を話すという人ではなく、プロの英語教師だと思った。」
・・・のような感想を頂き、ほっとしました。

「あなたの教える力は 絶対日本人の英語に役に立つ!」
と繰り返し説いたことが 元教師の方々の同意を得られたのです。

同時にVASUは「勇気づけの実践者」でもあります。

「インターナショナルの生徒を教えるのは 楽しいけれど 同時にストレスも感じる。」
というVASUに
「勇気づけを学べば それは解消し、もっと良い先生になれる!」
と伝えたことがきっかけで 
「勇気づけの対応」をお伝えしたのです。

「勇気づけセミナー」を学んで下さった方のお一人は 「アドラー心理学」と「子どものトラウマ」もテキストにされています。

アドラー心理学in ENGLISHの講座、発音矯正の授業も計画中です。

2013年1月14日月曜日

もっともっと泣かせてやる!

「お前は 通知表をもらって泣いたけれど これからも もっともっと泣かせてやる!」
これは 私が中2の時に担任の教師から言われた言葉です。

たった今まで それが教師によるいじめだという認識がありませんでした。

いきさつは「連立方程式の授業」です。
岐阜の田舎の公立中学に数学の免許を持った教師は配置されていませんでした。
数学の担当でかつ担任の先生は 技術家庭の免許を持っていると聞いていました。

教師用指導書を見ながら 連立方程式を1時間に1問か2問解説する授業に満足出来なかった私は 自分で問題を解いていました。
すると
「ノートを出せ。」
と全員のノートを提出させました。そして私のノートを点検した後、クラス全員の前で言いました。
「教師よりも先に学習するなんて生意気だ!」

その結果、通知表の数学には5段階評価で4がついていました。
点数が高かったのに4がついてショックだった私は 1学期末の通知表を見て涙が出たのです。

なぜ私にいじめだと言う認識が無かったのか・・・。

もう一つのエピソードがあります。
卒業式の日のことです。
在校生と教師が並ぶ中を卒業生が通って行く、という時。
卒業生の私は その教師をにらみつけていました。
その教師は それに気付くと 目をそらしたのです。
ちらっと見て、再度目をそらしました。

「勝った!」
と思った事を覚えています。

この出来事は「勇気づけセミナー」にある、「権力闘争と復讐」ですね。

教師は腹が立ち、4をつけた。
これは復讐にあたります。
生徒が傷ついて泣いています。

そう言えば小学校の時にも 似たようなことがありました。
子ども心に
「教師が理不尽だ!」
と感じていました。
いじめる教師もいたけれど 可愛がって下さる先生もおられたこともトラウマにならなかった原因だと思います。

半世紀以上経っても 生徒の記憶にははっきり残るものなのですね!!!






2013年1月13日日曜日

PTSDとEMDRセラピー

「お子さんのPTSDをEMDRセラピーで治療したい。」
とおっしゃる方が少しずつ増えてきたように思います。

お子さんがPTSDと診断された経緯を伺うと
お子さんにお会いしなくても
どのようなお子さんか 
どんな力を持ったお子さんか
どうしてPTSDを経験するに至ったのかが推測できます。

子どもを信じること
たとえ嘘と思ったとしても
その嘘を信じてあげること

子どもの嘘は「Cry for help=助けを求めている」の一つです。

それがその子を丸ごと見守るということだと思います。

2013年1月12日土曜日

体罰に愛を感じたことはない

大阪市桜宮高校のバスケットボール部主将の男子生徒の自殺問題に関連して 1月12日土曜日の朝日新聞に元プロ野球投手の桑田真澄さんのインタビュー記事が載っています。

桑田真澄さんは このインタビューの中で
「体罰は不要」
「子どもの自立を妨げ、成長の芽を摘みかねない。」
と指摘されたとのことです。

殴ってうまくなるなら 誰もがプロ選手になれます。
私は、体罰を受けなかった高校時代に一番成長しました。
「愛情の表れなら殴ってもよい」と言う人もいますが、私自身は体罰に愛を感じたことは一度もありません。

言葉による脅しも精神的体罰だと思うのですが これも度々耳にします。
「~しないと ~させないよ!」
のような言葉です。
脅しに愛を感じる子どもはないと思います。

脅しや叱責を保護者、教師が続けると 子どもは不適切な行動を強化させていきます。
①注目・関心
②権力闘争
③復讐
④無気力

家庭内暴力は②でも居場所を得られなかった子どもが行う③の復讐です。

自分の行っている対応に効果がなかったら 
「勇気づけの対応」
を試して頂きたいと思います。

2013年1月11日金曜日

カルチャーショック in INDIA

「インド、どうだった???」
に対しての私の答えは・・・。

一番のカルチャーショックは ウオッシュレットの原点のような、トイレのそばにある、ウオッシュレットを自分で行う為の水道のホース+トイレットペーパー無し、でした!!!

しかも これが到着した「チェンナイ国際空港」でのことなのです。

その後、一般家庭のトイレでも 同じく水道のホースは有ってもトイレットぺーパーのあるところはまれでした。

ホテルは 水道のホース+トイレットペーパーでした。

中国でもトイレはカルチャーショックを受けました。

そういえば 去年パリに行った友人が
「パリのトイレは大抵汚れていた。」
と・・・。

チェンナイ空港を後にして到着した、シンガポール空港のトイレは デザインもおしゃれで清潔でした・・・。
別世界です!

2013年1月10日木曜日

子どもの才能の芽を摘むこと

昨日、19年前、私の初めての「勇気づけセミナー」を受けて下さった友人Mさんとお話しました。

「親がしてはいけないことは たったひとつ、子どもの才能の芽を摘むこと!」
とおっしゃいました。

勇気くじきをすると 才能の芽は簡単に摘まれてしまいます。

私は長男が中2まで、二男が小4までは しっかり「勇気くじき」をしていました。

子どもの為と信じて 口うるさく指示、命令する教育ママでした。
アドラー心理学の本に出会って 
「私のしていることは 子どもの自立心と責任感を育てない!」
と知って 衝撃を受けました。

二人の子どもに
「お母さんは今まで間違っていた。あなた達の自立心と責任感を育てない対応だったのよ。ごめんなさい。これからは アドラーで生きるわ!」
と宣言しました。

長男は知識をスポンジのように吸い込むタイプ。
二男は必要な情報だけを取り入れるタイプ。

この違いが分からず、とりわけ二男には勉強のことでも勇気くじきをしていました。
二男が10才の時にアドラー心理学に出会って本当に幸運でした。

ひたすらひたすら実践を続けて 二男の才能の芽を摘むことをしないで済んだからです。
二男が 
「タトゥイストになりたい。」
と言った時は (どう返事をしたら良いのかと)一瞬考えた後に
「一流の掘り師になってね。日本の技術をカナダへ持ってくれば 絶対に売れると思うわ!」

半年位経って 彼は言いました。
「ジャズベースを習いたい。」

もしアドラー心理学の「勇気づけの対応」を知らなかったら
どんな言葉を言っていたことか!!!

ベースを習い始めた二男は「チャーリー・ヘイデンに師事したい。」と目標を定め、カルアーツ芸大に行きました。
今はアメリカでアーティストビザが取れ、ジャズベーシストとして活動しています。

そう言えば 彼がお腹にいた時、
とても静かな子でしたが 音楽を聞いた時だけ蹴っていました。
動かないので死んだのかしら???
と不安に思うことが多々あったのですが 音楽には反応していたのです。

多分、子どもは親や教師が知りえない才能を秘めているのだと思います。

友人の話を聞いて自分の勇気づけの「前と後」を思いました・・・。
「才能を摘まなかったから 良かった!」
と・・・。

インド料理教室 in English

今日は 「ちばコープテーマネット・ファミリーサポート・勇気づけ」で インド料理教室 in English を行いました。

ちばコープの案内を見て来て下さった方々があり、記事の効果を嬉しく思いました。

30代前半の女性、私の友人Mさんの娘さんKさんも参加して下さいました。
お友だちを誘って下さったのですが 食事中、お友だちとそのお母さんとの関係の話になりました。

3人姉妹、それぞれが2才ずつ年齢が違うというご長女でした。
典型的な姉妹の性格の違い、お母さんへの思いを伺いました。

私の友人Mさんは 私が1995年に初めて開いた「勇気づけ実践セミナー」に出て下さり、娘さんと良い関係を築くためにとても努力された方です。
私がそのことを話すと Kさんは
「私は自分が成長したから関係が良くなったと思っていたけど、お母さんも努力してたのね!」
と・・・。

Kさんに初めて会ったのは 彼女が小5の時です。
あっという間に 30才を超えてしまいました。

光陰矢のごとし・・・。
本当でした!






2013年1月8日火曜日

あけましておめでとうございます

あけましておめでとうございます。

あっという間に 一週間が過ぎてしまいました。

年末、年始、インドで 夫婦カウンセリング、うつ症状の方へのEMDRセラピーをさせて頂く機会がありました。

現地の方です。

夫婦カウンセリングの方もうつ症状の方も 向こうからカウンセリングを受けたい、と言って下さいました。

面白いことに夫婦カウンセリングの奥さんの方は 大学院で心理学の修士を昨年終えたばかり、ということでした。

アドラー心理学に基づく夫婦カウンセリングに加えて 奥さんの「嫉妬に関するEMDR」を行いました。

イメージは「夫は自分以外の女性に関心があり、何らかの付き合いがある。」ことに関するものでした。

1回目のカウンセリングでは「結婚を続けて行くかどうかわからない!」とおっしゃっていたご主人が10日後の2回めのカウンセリングで「Peaceful,Happy」と一言おっしゃいました。

奥さんに「誰の課題?」を考えれば 夫への口出しが減ること、夫がその結果不機嫌になるのを避けることができることを伝えました。

たとえご主人がきちんと食事を取らなくても それはご主人の課題、と言うと ご主人がにっこりとうれしそうに微笑まれたのが印象に残りました。
あんな素敵な笑顔のご主人であれば 奥さんが心配になるのもうなづける・・・と思った事でした!