年長のA君を年少の時から担当させて頂いて丸2年が経過しました。
「自閉症」と診断されているとのことでした。
発語もありませんでした。
最初の頃は 指示が全く通らず、45 分から50分の指導中 何の進展も無いままのこともありました。
今日の指導では 全て指示通りに学習と作業を進めることが出来ました。
5色のペグ(穴のあいた小さな丸い積み木のようなもの)の中から 指示されてた色を取り、棒に通します。
同じ色が 10個ずつあるので 50回の指示があることになります。
「線なぞり」も 自分でペンを持って ずれることなくなぞれました。
などなど・・・。
2年前、勝手に歩き回ったり、椅子に座ることが全く出来なかったことを思うと 信じられないほどの成長です。
「立体パズル」「迷路」などの自分が気に入った学習を 最後のお楽しみに待つことも出来るようになりました!!!
「2年前を思い出して 感動しました!成長の時期が来たのですね!!!」
とお母さんとお話ししました。
療育指導でも ひたすら「勇気づけの対応」で接しています。
楽しく療育指導を継続するには子どもと信頼関係を築くことが まず必要だ、と感じています。