2013年1月14日月曜日

もっともっと泣かせてやる!

「お前は 通知表をもらって泣いたけれど これからも もっともっと泣かせてやる!」
これは 私が中2の時に担任の教師から言われた言葉です。

たった今まで それが教師によるいじめだという認識がありませんでした。

いきさつは「連立方程式の授業」です。
岐阜の田舎の公立中学に数学の免許を持った教師は配置されていませんでした。
数学の担当でかつ担任の先生は 技術家庭の免許を持っていると聞いていました。

教師用指導書を見ながら 連立方程式を1時間に1問か2問解説する授業に満足出来なかった私は 自分で問題を解いていました。
すると
「ノートを出せ。」
と全員のノートを提出させました。そして私のノートを点検した後、クラス全員の前で言いました。
「教師よりも先に学習するなんて生意気だ!」

その結果、通知表の数学には5段階評価で4がついていました。
点数が高かったのに4がついてショックだった私は 1学期末の通知表を見て涙が出たのです。

なぜ私にいじめだと言う認識が無かったのか・・・。

もう一つのエピソードがあります。
卒業式の日のことです。
在校生と教師が並ぶ中を卒業生が通って行く、という時。
卒業生の私は その教師をにらみつけていました。
その教師は それに気付くと 目をそらしたのです。
ちらっと見て、再度目をそらしました。

「勝った!」
と思った事を覚えています。

この出来事は「勇気づけセミナー」にある、「権力闘争と復讐」ですね。

教師は腹が立ち、4をつけた。
これは復讐にあたります。
生徒が傷ついて泣いています。

そう言えば小学校の時にも 似たようなことがありました。
子ども心に
「教師が理不尽だ!」
と感じていました。
いじめる教師もいたけれど 可愛がって下さる先生もおられたこともトラウマにならなかった原因だと思います。

半世紀以上経っても 生徒の記憶にははっきり残るものなのですね!!!