2013年3月10日日曜日

EMDR・・・泣くことができました!

小学生のお子さんに EMDRセラピーをしました。 
連絡する必要があってメールをしました。

お子さんにはEMDRセラピー、
お母さんには「勇気づけの親子関係実践セミナー」を受けて頂いています。

こんばんは。

 前回、Y君が泣くことができたことは トラウマにアクセス出来た、と思っていました。
今回、同じようにお母さんにお話して頂いた中で Y君がほほえんだ場面がありました。
Y君の前では 誤解が生じるといけないので お話ししませんでしたが、良いサインだと思いました。


トラウマが薄らいだ時、人によっては 声を出して笑われます。

学校を休みたい、とY君がおっしゃった件ですが、
Y君は敏感で、真面目なお子さんです。
テストを受けたくないのは怠けにつながるというご心配があるかもしれませんが 絶対そうはなりません。
小学校の教師、塾の教師を通しての経験からわかります。
 ご安心下さい。
「良い点を取りたい。」
と意欲もあります。

漢字ノートを読んだ時、新しい知識に対しての反応が とても良い感じでした。

漢字についてのトラウマ的体験もEMDRの中で扱いたいと思っています。

今一番大切なことは
「お母さんは僕を分かってくれる。何があってもお母さんは僕の見方!」
と心から思えるようになることです。
それが Y君の安心感につながり、行動出来ることにつながります。

Y君が

「分からない。」
と言う時は
 どう答えて良いか分からない場合もあれば、答えたくない事もあると思います。
「ああ、そう。」
 と深追いしないでおきます。

 目や動作で語ってくれるので 観察して頂けますか?
「勇気づけセミナー」の記録に「子どもの反応」を書く欄があります。
 そこに
 ①大きく頷いた
 ②目を見開いて横目で見た
 ③小声で「わからない。」と言った
 のように書きます。

漢字の本、下にリンクを貼りつけました。
 ドラえもん1006漢字


この私のメールに対して Y君のお母さんから
「Y君から信頼されるように対応して行きたい。」
というお返事を頂きました。

お母さんへの返事です。


おはようございます。

ご丁寧なメールありがとうございました。

お母さんもY君との関係で 大変つらい思いをされてきたことが伝わってきました。

「Yはまだどこかで私を信用していないのだと思います。」

昨日の「大きな横目」がそれを伝えていましたね!
写真に撮ってY君に見せたいほどでしたね!!!
これも良いサインだと思います。
もう恐がっていないから 自分の気持ちを表現できるのです。
Y君はお母さんを大好きなので そのお母さんを信用出来るようになったら 
どんどん前進できると思います。

ドラえもんの本が届いたら 
「届いたよ!」
とだけ言って 後は何もおっしゃらないで下さいますか?

率直なお母さんからのメール、涙が止まりませんでした。
ありがとうございました。