昨年6月から実践セミナーを受けて下さっておられる方Aさんのお話を聞く機会がありました。
1章では「自分の感情に気づく」ことから始めます。
自分の感情から 相手の行動の目的が推測できる、というアドラーの高弟ルドルフ・ドライカース博士の理論です。
自分がイライラした時は 相手の行動の目的は「注目・関心」
自分が腹が立った時は 相手の行動の目的は「権力闘争」
これは 子どもとの関係ばかりでなく、あらゆる関係に言えます。
それに気づいたら 効果的な対応方法を試します。
Aさんは
「セミナーを受け始めた時は 自分の感情がわからなかった。」
とおっしゃいました。
私はAさんの言葉を聞いて 文字通り「衝撃」を受けました。
自分がうつ状態だったころのことが思い浮かびました。
判断力を無くしていました。
自分を無価値だと思い込んでいました。
真っ暗なトンネルの中にいるような気持ちでした。
Aさんとは状況が異なりましたが 「感情が分からなかった。」という状態は真っ暗なトンネルに近いものかも知れない、とふと思ったのです。
セミナーを世話して下さっている方が セミナー後の感想に
「皆さんが楽しそうに意見交換をされている様子を とてもうれしく思います。」
と書いて下さいました。
私も皆さんと体験を共有させて頂き、とても有難いと思っています。