2012年9月28日金曜日

自分の感情が分かりませんでした・・・

昨年6月から実践セミナーを受けて下さっておられる方Aさんのお話を聞く機会がありました。

1章では「自分の感情に気づく」ことから始めます。
自分の感情から 相手の行動の目的が推測できる、というアドラーの高弟ルドルフ・ドライカース博士の理論です。

自分がイライラした時は 相手の行動の目的は「注目・関心」
自分が腹が立った時は 相手の行動の目的は「権力闘争」

これは 子どもとの関係ばかりでなく、あらゆる関係に言えます。

それに気づいたら 効果的な対応方法を試します。

Aさんは
「セミナーを受け始めた時は 自分の感情がわからなかった。」
とおっしゃいました。

私はAさんの言葉を聞いて 文字通り「衝撃」を受けました。

自分がうつ状態だったころのことが思い浮かびました。

判断力を無くしていました。
自分を無価値だと思い込んでいました。
真っ暗なトンネルの中にいるような気持ちでした。

Aさんとは状況が異なりましたが 「感情が分からなかった。」という状態は真っ暗なトンネルに近いものかも知れない、とふと思ったのです。

セミナーを世話して下さっている方が セミナー後の感想に
「皆さんが楽しそうに意見交換をされている様子を とてもうれしく思います。」
と書いて下さいました。

私も皆さんと体験を共有させて頂き、とても有難いと思っています。