2012年9月11日火曜日

私と元夫との離婚が成立したのは 1999年11月末でした。
ほぼ13年前のことです。

「私の人生に 離婚は無い。」
と 何故か固く信じていました。

人生、何が起きるかは 本当に分からないものです!
「確かなものは 何もない。」
と 実感したのは このことからです。

元夫に出会ったのは 大学1年の春です。
18才に出会って48才に離婚。
子どもの親権は 子ども達それぞれの選択に従い、長男は元夫、二男は私に、となりました。

長男が父親を親権者にする、と言った時の言葉、風景が脳裏に残っています。
長男は当時 中2だったと思います。(離婚が成立したのは 長男が大学1年の時です。)
「お母さん、俊(二男)はお母さんの子になるって言うから、僕はお父さんの子になるよ。だってお父さんひとりになっちゃうでしょう?僕がお父さんの子になっても お母さんの子であることには変わりはないでしょう?」

この夏、二男から言われました。
「お母さん、まだ離婚の傷から回復していないよ。機会があったら セラピーを受けた方が良いよ。」
私自身は そのように思っていなかったので 驚きました。

たまたま2012年10月に 「PCAGIP法」というワークショップに参加することになっています。
9月に入って事例の募集の通期が来ました。
「自分のことを事例に応募しても良いでしょうか?」
と 主催者に伺うと
「OKです。」
と返事を頂きました。

そこで 息子に
「どのような時に 回復していない、と感じたか。」
を メールで聞いてみました。
返事が来ました。

質問:いつ回復していないと 思ったのか?

答え:最後に家族の話をした時。
    「“家族を失った時の絶望感、とても傷ついたのをおれは知っている”と言った時に泣いていた時」

質問:その時の息子の気持ちは?
    「共感と泣いている母を見て悲しく感じた。まだ傷は完全には癒されていないと感じた。」

離婚を考えておられる方のカウンセリングでは 
「お二人に努力されるお気持ちがある場合には 関係を回復に持って行く。」
という方向で行っています。
そういうケースも出てきています。
・・・
息子のメールを読んで真っ先に頭に浮かんだことは
「このような言葉をかけてくれる息子がいるということのしあわせ!」
です。
「勇気づけの対応」を実践してきたからこそ持てている関係だと思い、紹介して下さった元教師の同僚に感謝しています。

二男は ジャズベーシストなので 演奏する中で自分を癒しているのかもしれません。
長男は 語りませんが 写真を撮る楽しみを持っいます。