2014年5月22日木曜日

ミルフィーユ

私は トラウマを ミルフィーユに例えてお話ししています。

日常の叱責をミルフィーユの一番下の層とすると それが度重なるごとに 層が重なっていくのです。お母さんからの叱責、学校でのいじめ、テレビで見たこわいできごとなどなど 何が記憶に蓄えられていくかは 誰にも分りません。

層が重なっていくと 製品としてミルフィーユになり、その時には 様々な症状を呈するようになるのです。

きょうは 幼稚園のお母さん方との「勇気づけセミナー」でした。

あるお母さんが
「今、息子の中に出来上がった層を一枚一枚はがしている状態です。」
とおっしゃいました。

すると続いて
「私は 層を積まないようにしているところ!」
と・・・。

このような言葉は 本当に真剣に実践されているからこそ出てくるものです!

実践を通して アルフレッド・アドラー博士の言葉
「勇気づけの対応は 将来の精神病理を予防する」
を実感しているとおっしゃって下さいました。

アドラー心理大学院でカウンセリング心理学を学んだことが どなたかの役に立っていることを
本当に幸せに感じるひとときです。

「ありがとうございます。」
とお伝えしました。