2014年9月16日火曜日

宿題・・・子どもの課題

9月にカナダでテレビニュースを見ていました。

どこかの州、の法律で 学校に対して宿題を出すことを禁止したという内容でした。
どの番組かを見落としたので もしかしたらアメリカのニュースかもしれません。

帰国して忘れていたのですが 昨日思い出すきっかけがありました。

夫の英語教室が終わった時のことです。お母さんがおっしゃいました。

「宿題は?」

「宿題は無い方が良いのです。お母さんが“宿題!”ということで 脳や体に緊張が起きます。英語が楽しくなくなります。楽しいとリラックスして 脳にも入りやすくなります。緊張すると入りにくくなります。」

「でも、忘れるませんか?習ったこと。」

「忘れても良いのです。忘れても良いんだよ、と脳がリラックスした方が 忘れません。忘れてはいけない、間違ってはいけない、という言葉が緊張を生み、自由な発想を妨げます。」

そう言えば 孫の勉強でも「宿題」ということは 全く考えたことがありませんでした。

「となえてかく漢字練習ノート」
を始めたのですが ママの前で
「僕、家でこれをやる。」
と言いました。

ママが
「そうだよね。毎日やらなきゃね。」
と。

ママにお願いしました。
「何も言わないでね。本人に任せてね。」

漢字学習ノートも
「今度は 何の字を書こうかな?」
と孫の言葉に対して 1年生で習う漢字の表を見せました。

すると 彼が
「この字を書く。」
と「校」を指しました。

本人の意志に沿っていくことが 意欲につながると実感しています。

塾や学校の「宿題」は そこに行く子どもの課題です。