2010年1月3日日曜日

あけましておめでとうございます

今年も よろしく お願い致します。

昨年暮れには うれしい出来事がたくさんありました。
なにより うれしかったのは 84才の母の心身の回復を見ることが出来たことです。
昨年6月から 巣南リハビリセンターで週に2回ずつお世話になっています。
母は 先天性の骨盤の異常で年を重ねる毎に歩行が困難になっています。
手術をすれば歩行できるようになるそうですが 20年近く前に 心臓の弁膜を取り替える手術をした母は「手術はもうしたくない。」そうです。

半年前の母と比べて目に見えて回復した点は次の通りです。

1.玄関を介助者なく上がり降りできるようになった。
  (見守りは必要)
2.同じ内容の話を繰り返すことが減った。
3.半年前には
  「私、頭がぼんやりしているの。」
  今回は
  「頭は すっきりしています。」
4.私がいる間は 台所に立たなかった母が 自分の仕事、として主体的な態度が見ら
  れる。後片付けは 毎食後頼めるようになった。
5.「今夜の献立、何にするのだった?」
  と聞いてくる母。半年前は 自分で思い出せなかったが 今回は思い出せる。
6.半年前は 昼間も何時間かはベットで過ごす。
  今は 夜、就寝の時間までは ベットに行かない。
7.表情が 明るい。
8.「前は どうでもいい、という投げやりな気持ちがあったが 今はそのような気持ちは無
  い。」
  と 母。

半年でこれほど回復したことに 本当に驚くと共に 巣南リハビリセンターの職員の方々のご支援を有り難く思いました。
「皆さん、やさしいから。"歩きましょか?"と言われるから "はい." と言うの。"きょうも ミルクココアですか?"と聞かれるから"はい。”と言うの。」

このあたりは 毎回同じ内容が出て来ます。

寝たきり老人への道を歩いていた母が ここまで回復したことを一番喜んでいるのは 老々介護をしている父だと思います。