2010年1月21日木曜日

子どもから学ぶ

子どもと話していると 学ぶことがたくさんあります。

私は小学校の教師をしていたこともあって 子どもと勉強することは大好きです。
特に 子どもが理解出来ないこと、間違って覚えていることを 子どもの言葉の理解に沿って伝えることに工夫が要ることが 自分にとっての楽しみとなっています。
一緒に勉強していると 子どもから教えてもらうことも 多々あります。

このところ縁有ってS君と勉強しています。
きょうは 私が全く気が付いていなかった漢字の本の表紙の絵の違いを子どもから教えてもらいました。
s君が
「他の学年の本も見せて!」
と言うので 渡しました。すると 彼は全部を学年順に並べて
「ふうん、やっぱり。」
と言うのです。
「どうしたの?」
と尋ねると
「この絵、1年生のは 種を撒いて、2年生のは芽が出てるから どんどん大きくなるんだ、と思ったんだ。」
と 学年別の絵の違いを指摘してくれるのです。
私は 学年の数字のみを見ていて 表紙の絵は全く見ていなかったのです。
彼の視覚からくる記憶が良いことには気が付いていたのですが いろいろな所を見ていることに感動しました。

アドラー心理学では 子どもは小学校の低学年になれば 大人と同じように考えることが出来る、としていますが いろいろな場面での彼の話を聞いていると やはり「誰に対しても 大切な友人に接するように対応する」ことの大切さを感じます。