2010年7月24日土曜日

しおれそうだった・・・

私と10才の少年の会話です。

私:「見て、見て、雑草って 強いね!土が全然無いような コンクリートの間なのに元気なんだね!」
少年:「花は 環境が合わないと育たないんじゃないの?」
私:「すごいこと知ってるのね。そう言えば 君が行っていた前の学校みたいね。」
少年:「しおれそうだった・・・」

彼は 前に行っていた学校で肯定的に認めてもらっていませんでした。
出会った時、観察力、理解力があり、色々な場面で敏感な彼が 辛い思いをしていることが感じられました。
以来、「勇気づけの対応」で接して来ました。

「しおれそうだった・・・」
の言葉は 本当にその頃の彼の状態だったと思います。
その頃、彼は9才でした。

きょうのネットのニュースに 引きこもり70万人、予備軍155万人、とあります。
アドラー心理学の観点からみると「勇気くじき」をどこかでされた結果です。
勇気づけの対応が 引きこもりを始めとする精神病理の予防となります。
学校、政府の関係者に 知って頂きたい、と心から思います。