2009年9月8日火曜日

Mさんのアドラー体験発表

友人のMさんが 千葉県の仮説実験授業の例会で
アドラー心理学の「勇気づけの対応」について発表された、と教えて下さいました。

参加者の方、それぞれが不登校や引きこもりの人々に心当たりがあられるようで
関心を持ってアドラーの「勇気づけの対応」を聞いて下さったとのことです。

「トーマス・ゴードン博士の“親業”と似ている・・・」
と言うお話があったとのことでした。

トーマス・ゴードン博士の親業の目指しているところと
アドラー心理学の「勇気づけ」は共通している部分も多くあると思われます。

アドラー心理学では 「全ての行動に目的がある。」として
子どもの行動の目的を予測するところから 子どもを理解します。

そして 子どもの理解を深めるために きょうだい順位、育った環境などを見ます。
言わば分析的、また認知療法的な側面もあるところが異なっているのではないかと思います。
(親業について じっくり学んでみないと正確な違いは見出せないと思われます。)

最近エジプト人の友人と話す機会がありました。
「車を運転するのに 免許が要るのに 親になるのに免許が要らないのは 絶対におかしい。子どもを育てるのは簡単なことではないのに 誰でも親になってる。」
と アドラー心理学の「勇気づけ講座」の必要性を支持して下さいました。

子どもが 10才前後までは
「うちの子に限って大丈夫。」
という保護者の方が多いようです。
私たち心理セラピストは その後 14~15才になって 明らかに問題を呈するようになってから親として悩み始められる方々に多くお会いするのです。
子ども脳が固まっていない10才までに「勇気づけ」を学んで頂ける方法を模索しています。

「三つ子の魂 百まで」
「鉄は熱いうちに打て」
は 心理学的な観点からも言えるのです!!!