2011年2月13日日曜日

布川事件

布川事件ドキュメンタリー映画のチラシが目に入りました。

松戸市の市民劇場で上映され、その後桜井昌司さん、杉山卓男さん、映像プロデューサーの井手洋子さんのトークショーがある、との内容でした。

刑務所の中で無実を訴えながら29年間もの長い時間を送った方達です。

映画の中、トークショーでは お二人の性格の違いが 誰の目にも明らかでした。

心理的にもとても学ぶことが多い時間でした。


映画の冒頭では 活動を支援されてコンサートに出演され続けている「佐藤光政」さんの歌声を聞くこともでき、
これにも感動しました。

3月16日が 判決だそうです。

2011年2月8日火曜日

肯定的に見ると「柔軟性」

ご縁を頂いて 千教研(千葉県の公立小・中学の先生方の研究会)で アドラー心理学の「勇気づけ」についてお話させて頂きました。

知り合いのカナダ人(日本在住)とスカイプで話をしている時に
「今日は 何をしたの?」
と聞かれました。
「研修会でワークショップをしたけれど その学校のコンピューターの年代の関係で 資料として作った パワーポイントのプレゼンテーションを 私がその場で消してしまったのよ!!!」
と言うと
「それでも ワークショップをこなしたのは“柔軟性”があるのね!」
と 肯定的なコメントを下さいました。
彼女は 私がアドラー心理学を学んでいて 常に肯定的な側面から発言したいことを知っていて言って下さったのです。

「そう言えば うろたえなかった、主催者の先生に援助して頂いたこともあって・・・」
と伝えました。

会の後で ある先生が
「とても勇気づけられました。」
と おっしゃって下さり、その言葉で 私も勇気づけて頂きました。

私にアドラー心理学を教えて下さった友人に 彼女の実践のレポートを配布させて頂いたことを 報告しました。
彼女は 自分の実践が他の先生方に伝わったことを 喜んで下さいました。

2011年2月5日土曜日

駅のホームで

駅のホームで ばったりと知り合いの娘さんに出会いました。

行き先が同じ方向でしたので しばらく話すことが出来ました。
土曜日か日曜には時々ガイドヘルパーをしている、という彼女。
二十代で 誰かの世話をする、役に立つというバイトに出会った彼女はとても気がつく方です。

きょうも朝から良いエネルギーをもらいました!

2011年2月4日金曜日

水仙

「なんてきれいな花なのだろう・・・」
3才か4才の頃でした。
庭に咲く 水仙を見て子どもごころに思ったのです。

一戸建てに住んだ時に 岐阜の実家から球根をもらい植えました。

カナダに発つ時に 何人かの方々にお分けしました。

今回所要があって友人宅を訪ねると 庭にも道路にも
その水仙が咲いていました。

11年後に あんなに増えるとは・・・

嬉しい驚きでした。

2011年2月3日木曜日

身構える態度

定期的に 施設で育った青少年に会う機会があります。

彼らが 施設で育ったとは知りませんでした。
担当の方とお話している時に
「Aさん、Bさん、Cさんに呼びかけた時の反応が気になります。」
と話すと 彼らはそれぞれ事情があって施設で育った、と聞きました。

社会で出会う人々に対して 身構える、という姿勢があるのです。
これは 口うるさい母親に育てられた、という方に共通するものがあります。

幼少時にどのような対応をされたかが その人の基礎を作る、という理論を思い出しました。
「勇気づけの対応」をされていたら違っていた、と思います。

2011年2月2日水曜日

Fine !

家庭教師をさせて頂いている少年のご家族の方に 英語の発音の方法をお伝えしています。

From,Valley,The,Smile,Rockなどなど日本語の発音に無い 音の出し方です。

きょうは とても嬉しいことがありました。

Fineの音は 学習していなかったのですが その方がFromの応用だと分かって頂け、きちんと少年に発音を見せられたのです。

the,they,that,think・・・・私も11年前、舌を出して音を出すことに 心理的な抵抗があったことを覚えています。

その方も 徐々に舌がしっかり出て来ました。

学習は 二人三脚です。
お互いに 進歩を確認出来て うれしい午後でした。

2011年2月1日火曜日

困難に立ち向かう勇気

子どもを「勇気づけの対応」で育てる効果が 特に顕著になるのは 子どもが成人してからです。

家庭教師や塾の教師をする中で「勇気づけ」を実践してきました。
そして そのお母さん方が「勇気づけの対応」を実践され、お子さん達は 立派に社会人として巣立って行かれています。

この就職氷河期に希望の職を得て あと2ヶ月足らずで海外に赴任するMちゃん、彼女のお母さんが「勇気づけの対応」を学ばれたのは 彼女が最初の困難にぶつかっていた中1の時でした。

ある方がおっしゃいました。
「何でも受容する、子どもの要求を全て受け入れる」育児方法を0才~4才まで実践されたところ、お子さんが
「“お母さんは 子どもの言うことを聞くものでしょう!”と子どもが言うのを聞いて、何か違うな、と思ったのです。」


「これは アドラー心理学では“過許可”です。」
とお伝えしました。

日本では心理学は新しい分野であるため 成果にたいする点検が重視されていません。
北米では 新しい手法については 発表前に必ず効果を確認するリサーチが行われます。
EMDRセラピーも 一定の人数の病理を持った人々を「治療を受けたグループ」「治療を受けないグループ」に分けて 実験が行われ、その成果が認められて アメリカ精神医学会で「有効なセラピー」と認定されています。

育児でも同じです。「勇気づけの対応」については 多くのリサーチがあります。
具体的な成果に裏付けられた育児を行っていけば「自立心と責任感」を持つ人に育ち、社会に巣立って行けます。

一人でも多くの方に「勇気づけの対応」を学んで頂きたい、と願う理由です。

「子どもを訓練する時間を惜しむと 大きくなってからもっと多くの時間と労力を必要とするだろう。」
と 言ったアドラー派の学者がいます。
日本の青年が犯す犯罪を見ると 正にそういうことだ、と思います。