2009年8月30日日曜日

アラスカでも生きていけそう!

「アラスカでも生きていけそう。」
1年毎に転校し、新しい環境での生き方を身に着けたMさんの子どもの頃の思いです。
「それを思ったのは何才だったの?」
と尋ねると 
「多分 小学校の高学年。」
とのこと。

北は宮城県から南は宮崎県まで 小学校から高校まで11校を経験したそうです。
学んだことは
「所変われば 常識が変わる。前の土地で真実だったことは 次の土地では間違いだったりする。ある土地で ビー玉と呼んである土地では それをラムネ玉と呼ぶ。でも自分が新しい土地に行ったら それをそのまま受け止めて 前からラムネ玉と呼んでいたように振る舞う。どこの土地に行っても同じだったことは 人に嫌なことを言ったりしたりするのは 人に嫌われるということ。大切なのは 何処へ行っても“やさしさ”。自分のことは自分でして 人が困っていたら助ける、助け合う。」
など。

人は誰でも自分の心理学を持っていますが Mさんほどアドラー心理学に近いものを持っておられる方には 初めて出会いました。

「アラスカでも生きていけそう。」
と言うのは Mさんが自分の柔軟性、適応力に気づかれていたということですね。

Mさんは 教師を32年間勤めた後退職し ホームヘルパーの資格を取って 時々ヘルパーをされています。
秋からは エステシャンになる学校へ通われるとのこと。
新しいことへの挑戦をためらわない態度は 子どもの頃に培われたものですね。