頑張れ!という言葉を聞くたびに 思い出すエピソードが二つあります。
「お母さん、これ、すごく面白いよ。この子がこんな面白い文を書けるなんて思わなかったよ。」
と 高校の卒業文集を息子が見せてくれたことがありました。
息子は今年30才ですから12年ほど前でしょうか。
高校3年の女の子の作文でした。
タイトルは「マラソン大会」
「どうしてマラソンについて書くかというと 人生で二度とマラソンはしない、と思うからです。“頑張れ!頑張れ!”と 応援して下さるのは有り難いのですが もう充分頑張っているのです。」
応援して下さるのは 有り難い、と観衆に敬意を表した上で 自分の状態を伝えていることに感激しました。
もう一つは ホスピスの看護師だった方から 「勇気づけ講座」の話合いの中で聞いたエピソードです。
患者さんに ある看護師が
「頑張って!」
と言うと 患者さんが
「頑張ってる、頑張ってきた!もうこれ以上頑張れない!」
と 泣きだされた、ということでした。
どちらも「頑張れ!」という言葉は 言い手の思いを伝えているのであって 聴き手の状態を理解してはいない、という例です。
自分が理解されていない、と相手が感じることは「勇気づけ」ではない、ということですね。
2010年5月9日日曜日
2010年5月8日土曜日
うれしかったこと!
「あっ、算数のテスト、100点だったんだよ!」
とQ君(小5)が嬉しそうに教えてくれました。
1月以来 学力向上の特訓をしていました。
実は 1月の段階では 掛け算九九を正確に覚えるところから始めたのです。
4年生の終わりまで 学力に重きを置かない学校に通っていたのでした。
縁があって 家庭教師をすることになりました。
彼が とても賢い子であることは 学習を始めるとすぐに分かりました。
彼には
「出来るようになりたい!」
という気持ちが強くあり、1月から毎日2時間、週に5日を2月末まで続けました。
何を学習するか、どれだけするか、ある程度こちらがリードしますが
Q君が選択、決定します。
「読み、書き、計算」の基礎学力と 自分に対しての自信があれば
いつでも 何でも勉強できます。Q君には この3つに焦点を当てて課題を出しています。
Q君の勢いのある言葉と笑顔が印象に残りました。
とQ君(小5)が嬉しそうに教えてくれました。
1月以来 学力向上の特訓をしていました。
実は 1月の段階では 掛け算九九を正確に覚えるところから始めたのです。
4年生の終わりまで 学力に重きを置かない学校に通っていたのでした。
縁があって 家庭教師をすることになりました。
彼が とても賢い子であることは 学習を始めるとすぐに分かりました。
彼には
「出来るようになりたい!」
という気持ちが強くあり、1月から毎日2時間、週に5日を2月末まで続けました。
何を学習するか、どれだけするか、ある程度こちらがリードしますが
Q君が選択、決定します。
「読み、書き、計算」の基礎学力と 自分に対しての自信があれば
いつでも 何でも勉強できます。Q君には この3つに焦点を当てて課題を出しています。
Q君の勢いのある言葉と笑顔が印象に残りました。
2010年5月5日水曜日
友人姉妹
友人Mさんを通じて 彼女の妹、Yさんとも親しくなりました。
年齢差が7年あるので 心理的には一人っ子的な要素の濃いお二人です。
しかし お付き合いをしていると Yさんの方は やはり二女の要素を多く持っておられることが分かりました。
まず 観察力がおありになる。
お母さんと友人Mさんのやり取りを 赤ちゃんの頃から見て育っておられるだけあって 様々な場面でとても詳しい観察をされています。
「みんな そうだと思っていた。」
とは Yさんの言葉です。
高齢のお母さんを協力してお世話されている様子も とても参考になります。
出会いは 本当に不思議です。
年齢差が7年あるので 心理的には一人っ子的な要素の濃いお二人です。
しかし お付き合いをしていると Yさんの方は やはり二女の要素を多く持っておられることが分かりました。
まず 観察力がおありになる。
お母さんと友人Mさんのやり取りを 赤ちゃんの頃から見て育っておられるだけあって 様々な場面でとても詳しい観察をされています。
「みんな そうだと思っていた。」
とは Yさんの言葉です。
高齢のお母さんを協力してお世話されている様子も とても参考になります。
出会いは 本当に不思議です。
2010年5月4日火曜日
合宿2日目
Q君の合宿2日目。
漢字マッキーノでビンゴゲームをするのがすっかり気に入ったQ君。
ビンゴゲームで学習を始め ビンゴゲームで終わりました。
昼過ぎ、
「テストやってみる?」
と 尋ねると
「うん、やってみる!」
と 意欲的なQ君。
成果は?
22問中、全問正解でした。
マンツーマンなので 私も一緒に書くことになるのが 大変と言えば大変。
ゲームをやるという目的のために 漢字を書くことを厭わなくなる...
紹介して下さったK先生のお言葉の通りでした。
Q君は その他にも 分数の足し算、引き算、応用問題にも取り組み
分数の苦手意識を克服できたようです。
漢字マッキーノでビンゴゲームをするのがすっかり気に入ったQ君。
ビンゴゲームで学習を始め ビンゴゲームで終わりました。
昼過ぎ、
「テストやってみる?」
と 尋ねると
「うん、やってみる!」
と 意欲的なQ君。
成果は?
22問中、全問正解でした。
マンツーマンなので 私も一緒に書くことになるのが 大変と言えば大変。
ゲームをやるという目的のために 漢字を書くことを厭わなくなる...
紹介して下さったK先生のお言葉の通りでした。
Q君は その他にも 分数の足し算、引き算、応用問題にも取り組み
分数の苦手意識を克服できたようです。
2010年5月3日月曜日
漢字マッキーノ
漢字マッキーノのやり方を 二日前に習い、今日実践する機会がありました。
小5の少年Q君の学力向上の合宿学習中です。
「漢字の練習は嫌!勉強は出来るようになりたい。でも 楽してそうなりたい!」
多くの子どもと同様、Q君は 単調な漢字学習は好みません。
教師牧野氏の考案という ビンゴゲームの方法を使う学習方法を 合宿の始めに
「ビンゴゲーム好き?」
と提案しました。
「好き、好き、やりたい。」
とQ君。
最多賞、最早賞、0だったで賞(賞品は無く タイトルのみ)で
賞を取ること、ゲームの経過も気に入り
「もっとやりたい、もう1回やりたい!」
と 書くことも気にならない様子。
土曜日に教えて下さったK先生によると 1年間、子ども達は楽しんで続けた、
とのことなので 期待しています。
小5の少年Q君の学力向上の合宿学習中です。
「漢字の練習は嫌!勉強は出来るようになりたい。でも 楽してそうなりたい!」
多くの子どもと同様、Q君は 単調な漢字学習は好みません。
教師牧野氏の考案という ビンゴゲームの方法を使う学習方法を 合宿の始めに
「ビンゴゲーム好き?」
と提案しました。
「好き、好き、やりたい。」
とQ君。
最多賞、最早賞、0だったで賞(賞品は無く タイトルのみ)で
賞を取ること、ゲームの経過も気に入り
「もっとやりたい、もう1回やりたい!」
と 書くことも気にならない様子。
土曜日に教えて下さったK先生によると 1年間、子ども達は楽しんで続けた、
とのことなので 期待しています。
2010年5月2日日曜日
ほめられて 勇気をくじかれる
褒めることは 良いこと・・・
と 多くの人が思っています。
私の恩師 坂本洲子先生の著書「6歳まではたっぷり愛して7歳からは見守って」の中に “「ほめられつづけてきた人」「叱られ続けてきた人」ともに心に傷がある”とあります。
ある方の早期回想です。
「4才位の時 小川に落ちました。渡っていた小さな橋が揺れたんです。お父さんに頼まれて持っていた数個のナスを 流されないように一生懸命拾いました。お父さんが お母さんに話しているのが聞こえました。“泣きもしないで ナスを拾っていた。すごい子だ。”このことは長い間忘れていたんです。でも何かを一生懸命にやっている時 思い出すようになりました。」
この人は 叱られたのではなく むしろ褒められています。
けれど 結婚して夫や義理の家族からは けっして認められたことが無かった、一生懸命やっても感謝の言葉を聞いたことは無かった、といいます。認めてもらえないことに 何をやっても喜んでもらえないことに とても傷ついたそうです。
「勇気づけ」を学ぶ中で 彼女が 一生懸命やった後、努力を認められるのを期待していた、と気がついた時に 幼いころのお父さんが彼女を認めていた記憶と重なったそうです。
坂本先生の本の一文のように 褒められ続けた訳ではないのですが その後の彼女が認められない時に傷つくことにつながったのです。
「感謝されなくてもいい、自分がしたかったから行動したのだ。結果を認めて欲しい、と思った自分が間違っていた。」と思うようになって 楽になったそうです。
と 多くの人が思っています。
私の恩師 坂本洲子先生の著書「6歳まではたっぷり愛して7歳からは見守って」の中に “「ほめられつづけてきた人」「叱られ続けてきた人」ともに心に傷がある”とあります。
ある方の早期回想です。
「4才位の時 小川に落ちました。渡っていた小さな橋が揺れたんです。お父さんに頼まれて持っていた数個のナスを 流されないように一生懸命拾いました。お父さんが お母さんに話しているのが聞こえました。“泣きもしないで ナスを拾っていた。すごい子だ。”このことは長い間忘れていたんです。でも何かを一生懸命にやっている時 思い出すようになりました。」
この人は 叱られたのではなく むしろ褒められています。
けれど 結婚して夫や義理の家族からは けっして認められたことが無かった、一生懸命やっても感謝の言葉を聞いたことは無かった、といいます。認めてもらえないことに 何をやっても喜んでもらえないことに とても傷ついたそうです。
「勇気づけ」を学ぶ中で 彼女が 一生懸命やった後、努力を認められるのを期待していた、と気がついた時に 幼いころのお父さんが彼女を認めていた記憶と重なったそうです。
坂本先生の本の一文のように 褒められ続けた訳ではないのですが その後の彼女が認められない時に傷つくことにつながったのです。
「感謝されなくてもいい、自分がしたかったから行動したのだ。結果を認めて欲しい、と思った自分が間違っていた。」と思うようになって 楽になったそうです。
2010年5月1日土曜日
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