2009年11月4日水曜日

母の回復

88才の父から Eメールが届きました。
(父がメールを使うようになって 連絡が楽になりました。)

「皆さんのお蔭で、今日もお母さんはリハビリ。一回ごとに力が付いて来るようです。
左足のむくみもほとんど目立たなくなりました。
こんな事をしていたら寝たきりになると言って、手続きをして貰ったお蔭です。」

とありました。
5ヶ月前に帰国した際 私が乗ったタクシーの運転手さんは介護タクシーとしても
仕事をされていました。
両親が通院にお世話になっているとのことで 母の状態をよくご存知でした。
そして 私に
「お宅のお母さんは リハビリを受けたほうが良いですよ。介護保険を利用する手続きをした方がいいですよ。」
と勧めて下さったのです。

長く日本を離れていた私には 介護保険の仕組みは分かりませんでしたが
お世話になったことがあるケアマネージャーの方に連絡を取りました。
驚いたことに 電話をかけて15分後には書類を持って訪問して下さいました。

そして私が10日後にはモントリオールへ戻ることを伝えると
介護タクシーの利用の手続きを迅速にして下さったのです。
その日の母は
「お世話になるのは心苦しい。タクシーだけでも有り難い。リハビリは行きたくない。家に居るのが一番しあわせ。」
と 言い切っていました。

ところが その後介護タクシーを利用させて頂くと 私に話をして下さった同じ運転手さんだったそうです。
そして母に強くリハビリを勧めてくださいました。
母の気持ちが変わり 週に2回ずつリハビリに通うようになったのです。
そして5ヶ月経ちました。その経過が上記の父のメールです。

介護タクシーの運転手さんのお言葉がきっかけになりました。
本当にありがたい、と感謝しております。