2016年3月17日木曜日

幻聴からの回復

2年前から1ヶ月に1回来られているクライエントさん。

一日中聞こえてくる幻聴に苦しんでおられました。

過去形になったのは

「ほとんど聞こえてこない日もあります。
忘れています。
聞こえたとしても 薄い感じです。
それに そのうち消えるだろう。
と思えます。」

とおっしゃったからです。

胎児、幼児をはじめ、成長期の子どもに
「安全で安心できる環境」
が重要だと セラピーを通して思う理由は
この方のように 後に何らかの症状で苦しい思いをされることにつながるからです。

セラピーでは 幼い頃の記憶を扱います。
セラピーが進むにつれて マスクを外して来られるようになることを始めとして
少しずつ変化されていきました。

「慣らし程度の仕事から始めます。」
と 募集に対して 電話をし、面接を受け、採用されたとも。

就労の形態をご自身で計画しておられます。

本来持っておられる力が 動き出しているという印象です。

2016年3月15日火曜日

うれしいメール!

トンネルを抜け出しました

勇気づけセミナーを受けて下さっている橋本さん(仮名)からメールを頂きました。

引きこもり状態だった20代の息子さんが動き出されたという内容でした。

お母さんが「勇気づけ」を実践されると お子さんの行動が変化するという実例です。

アドラー博士の言葉

「目の前に問題のある子ども、生徒がいたら 相手を変えようとするのではなく
親や教師が対応の方法を学ぶべきだ」

が本当だと実感します!

2016年3月14日月曜日

不安、自信がない⇒自己決定できない

養育者の過保護、過干渉が 健康なこころを育てないというアドラー心理学の理論があります。

この過程を 体験された方から伺う機会がありました。

親は子が 寒いと感じる前に 親の判断で子にコートを与える。
子は自分のニーズに気づけない。
感じることにも鈍くなる。
コートを自分の判断で着ようという行動につながらない。

これがどのような場面でもおきる。

自分で決めて行動しようという力が鈍くなっていく。
自分のニーズに気づけなくナっていく。

一人暮らしを始めた時、
「お母さんだったら ~しなさいと言うかな」
と 判断基準は 母だった。

不安、自信がない・・・。
自分がどうしたいか 全然分からなかった。
進路にあたって 動けなくなった。

この方は 回復途上におられます。



2016年3月13日日曜日

ソマティック・エクスペリエンス 

ソマティック・エクスペリエンスの中級トレーニングを終えました。
2014年夏から1年に2回、1週間の泊まり込みのトレーニングです。

2015年春に初級を終え、昨年夏に中級前期、今回は後半でした。

新しい情報をたくさん得てきました。
ブログやセミナーの中で お伝えしていきたいと思います。

トレーニングばかりでなく、受講者の方(30代後半)からも とても参考になるお話を伺えました。

「善意の過干渉の親に育てられて 自分で決めることが出来なくなってしまった。それに気づいたのは高校時代。その後、解決への旅を続けている。」
ということでした。

アドラー心理学の理論と重なっています。
詳しく教えて頂いたので 折を見て書きたいと思います。

2016年3月5日土曜日

分かる必要はない!

20代前半からの友人がいます。

知り合った当時、彼女は新婚、私は学生でした。

彼女の夫婦に対する考え方は 伝統的な日本人の価値観になじんでいた私には 理解を超えるものがありました。

けれど アドラー心理学を学んで彼女の考えを理解できるようになりました。

「人は誰もが対等である。お互いに信頼し、尊敬しあう関係を実生活でも実現するべきだ。」
ということです。

その彼女が言いました。
「人がどうしてそういうことを言うのか 分かる必要なんてないのよ。私なんて 夫と40年近く付き合っているけれど いまだに何を考えているのか分からないんだから。」

確かに!
分かったつもりでいることもありますが それは自分の理解の方法でなのですから 100%であろうはずがないのです。


2016年3月4日金曜日

パニック障害とブレインスポッティング

「パニック障害の治療方法の一つにブレインスポッティングがあるって パニック障害関連のメールできましたよ。」
とクライエントさんから伺いました。

「前回のブレインスポッティングの後、処理した内容が軽くなり、気にならなくなりました~!本当に消えたのかいろいろ試しました。怒りが湧いてこなくて、とても効果があったと思います。」
と。

効き方は 個人差が大きくあります。
健康度が高い方は 早く処理されるように感じています。

幼い頃からの傷つきが多いあるいは深い方は 時間がかかるようです。

幸せへのお手伝いをさせて頂けることが 何よりの幸せです。


2016年3月2日水曜日

アドラー心理学:実践は嘘をつかない!

ジムでアクアビクスをしている時
「練習は嘘をつかない!」
前の列におられた方の帽子にありました。

そう!
実践は嘘をつかない!
と同じね!
と心の中で思いました。

「勇気づけの対応」
を真摯に行うと 必ず自分にも効果を感じます。
そして 子ども、家族を含め周囲にその効果は広がります。

口先だけですと
一時的には効果があるように見えても
とりわけ自分の子どもや家族には
口先だけと 伝わってしまいます。

アルフレッド・アドラー博士の言葉に
「その人の言うことではなく、行動を見ろ!」
があります。

口先で甘い言葉を言っているだけなのか
その人自身が 実践しているかということです。

一朝一夕に身に付かないのは 当然です。
何十年と生きて来た自分の言動のパターン、
神経に行き渡った変更に取り組むのですから!