2016年4月14日木曜日

ブレインスポッティング+ソマティック・エクスペリエンス

2セッション続けて行うことを希望されたクライエントさん。

はっきりとした出来事の記憶は ブレインスポッティングで、

身体に関わる出来事はソマティック・エクスペリエンスでセラピーを行いました。

「重い肩の荷が取れて 久しぶりにスッキリしました。」
と笑顔でおっしゃいました。

ブレインスポッティングの良い点は 同じカテゴリーであればいくつかの記憶が同時に処理できる点です。

クライエントさんの脳を信じて クライエントさんの脳の力に任せて 待っているのです。

記憶の中で悲しみ、怒りが処理されていく様子が 眼の光、表情、姿勢、呼吸等で感じることができます。

さらに肯定的な記憶が出てくることが多く、セラピストが何も言わなくても
クライエントさんご自身から 現在につながるそして未来へ向かう言葉を聞くことができます。

皆さん、
「不思議です。」
とおっしゃいます。


2016年4月12日火曜日

お母さんの自律神経と子どもの回復

お母さんの影響の大きさをこのところ感じています。

小5の健君が小4の11月末から不調になり 3学期は全く学校へは行けませんでした。
けれど 5年生の4月からは登校できています。

このコラムにもあるように お母さんは 学校へ行くかどうかをお子さんの気持ちに委ねられました。

また 10日の日曜のことです。
息子の家族が夫のカレーを食べに来ました。
食後、母親にまとわりつく小1と小3の孫がいました。
「安全感、安心感」がそこにあるから・・・
という印象を持ちました。

成人であっても同じです。

お子さんが チック症状、爪かみ、行き渋り、不登校、引きこもりなどなど
気になることがおありになったら

お子さんと接する時間の多い方が
ご自身が気になっておられるという 

交感神経を落ち着かせることが 必要になります。

セミナーを受けて頂くだけでも 
「イライラが激減しました!」
とおっしゃった方がありました。

難しい場合は セラピーも効果があります。

お母さん、お父さん、教師など
大人がハート神経(腹側迷走神経)で対応すると
子どもの交感神経も 落ち着いてきます。



2016年4月9日土曜日

一歩一歩の成長

「糸山メソッド絵で解く算数」を 孫が週に1問ずつ解いています。

2月の終わりには
「どっちが正解?」
と 答えを聞いてきたので
「自分で考えてごらん。」
と言ったら機嫌をそこねてしまったということがありました。

あれから1ヶ月あまり。

先週も今週も
「続きは 来週にすれば?」
という私に
「解く!」
と宣言。

そして 正解を出すまでねばるようになりました。

3月に息子一家で来た時に
息子と息子の奥さんも同じ問題を解きました。

なんと息子は 1回で正解が出せませんでした!

もしかしたら その様子を見ていた孫は自信がついたのかもしれません。

絵を描いて考えることに慣れてきたようです。

息子の奥さんに
「きょうも頑張りました!」
と報告しました。

「がんばったんだって?と言うと どや顔してました。」
と後から聞きました。

肯定的な側面を伝えることの大切さを感じました。

2016年4月7日木曜日

トラウマ記憶の5つの要素

ソマティック・エクスペリエンスのトレーニングで 記憶の5つの要素を

SIBAMという言葉で習いました。

Sは Sensation  感覚
I は Image 又は Impression イメージ、又は印象
Bは Behavior  行動
Aは Affect    情緒
Mは Meaning   意味

良い記憶にも当てはまります。

トラウマ記憶にも。
記憶は神経に蓄えられているので フラッシュバックが起きると これらが同時によみがえります。

よみがえるきっかけは 様々です。

私は20年ぶりのフラッシュバックを一昨年体験しました。

息子が言った元夫に関する人の名前でした。

身体にビリビリと電流が走り
脳が20年前と同じ感覚でした。
20年前と同様に早朝覚醒も起きました。

幸いなことに短期間で終わりました。

先週のことです。
私のトラウマを知っている友人と話した後 自分の中で何がすっきりしないのかがようやく見えました。

さらに課題の分離もどう考えれば良いのか ようやく分かりました。
分かるまでに 24年かかりました。

「人としての尊厳を否定され、傷つけられた」
のだと。





2016年4月6日水曜日

EMDR 6年後 

6年前の3月初旬、友人からメールが入りました。

「とうとう息子が会社に行けなくなりました。
主人も もう辞めさせようと話しています。」

入社後、息子さんが少しずつ落ち込んで行っておられることを時々聞いていました。

「彼に私の所へ来るように伝えてください!」
と返信しました。

私は彼が小学校時代から親交があります。

来てくれた彼に EMDRの説明をしました。

「おばさん、会社辞めるなって言うんじゃないんでしょうね。」
と言う彼。

「言わないわよ。」
「落ち込むきっかけになった出来事をEMDRで処理しようと提案しているだけ。」

入って間もなく 会議で話されている内容が全く分からなかった。
居場所が無いと感じた。
自信を失った。

という記憶でした。

「おばさん、僕会社を辞めるかもしれない。そういう僕を見捨てないでください。」
と彼は帰って行きました。

翌朝
「無事に帰れましたか?」
とメールをしました。

「会社へ行ってきます。」
と返信がありました。

友人は
「狐につままれたよう!」
と。

その彼と久しぶりに会いました。

「もう大丈夫です。ストレス解消をやっていますし!」
と。

私がうつ症状だった頃 ずっと支えてくれた友人。
ご縁を感じます。


2016年4月3日日曜日

確実な変化

きょうは「勇気づけの親子関係実践セミナー」10章でした。

日曜コースで一番長く続けて下さっている方は3年近くです。
「お子さんが 自分を信頼してくれていると感じることができるようになりました。」
とおっしゃっていました。

またマイベストプロ千葉のコラム欄に載せることを快諾して下さった橋本さんも来られました。
息子さんは 順調に職場に慣れていっておられるそうです。

息子の奥さんも
「子どもばかりでなく、夫、実母、ママ友、パート先での関係に応用できてきました。」
と。

お互いの大変な時期を知っている仲間と 変化を共有できること
心のうちを伝えあうことができることは 大きいと感じました。

セミナーの後、息子のおくさんは息子との関わり方の変化を教えてくれました。

「相手の口調が強いと 恐怖を感じて頭が真っ白になり固まっていたと伝えることができるようになった。」

「説明すると すんなり終わることも多くなってきた、それが職場でも出来るようになった。」

「実母には・・・・」

などなど・・・。

彼女には 子ども達が幼児と赤ちゃんの時から実践の過程を教えてもらっています。
実際に私と子ども達だけとの関わりもあり、全員との場合もあるので その様子がとても参考になります。

2016年4月2日土曜日

今日は午前で終わりだよ!

成人の方から 完全に学校へ行けなくなった時の思い出を伺う機会がありました。

ご本人は 中学生の時、保健室登校をされていたそうです。

ある日、午前中には行けなくて
それでも 頑張ってようやく学校に行き、保健室にたどり着いたそうです。

信頼していた保健の先生の
「今日は 午前で終わりだよ!」
という言葉が突き刺さったとのこと。

それ以後学校へは完全に行けなくなったと。

いじめも体験しておられる方には
非難に聞こえたようです。

以後の苦しい日々につながることを思うと
大きな一言だったのです。