「先生じゃないですか?」
と 声をかけられました。
カナダ人の友人と商店街を歩いていた時のことです。
29年前に小四で担任した子の お母さんでした。
「僕は大きくなったら 店を継ぎます。愛嬌のいいお嫁さんをもらいます。」
と 言った少年の笑顔を 思い出すことがよくありました。
「あの子は どうしているかしら?お店を継いだのかしら?」
と・・・。
声をかけて下さったのは その子のお母さんだったのです。
「今、店にいますよ。39才になりました。きょう、先生のことを話していたところだったんですよ。」
との言葉に 友人と二人でお店を訪ねました。
お彼岸の中日でお客さんが絶えなく 挨拶が出来ただけでしたが かつての少年に会えました。
二人のお子さんのお父さんで 言葉通りに 立派にお店を継いでおられました。
驚きと感激・・・でした。