2016年11月27日日曜日

26日(土) ちょっとハードで ハッピーな1日

①午前9時30分~12時 @大手町

船曳康子先生の講演会
「発達障害の特性別評価法(MSPA)の理解と活用」
に行ってきました。
「発達障害の人はバラツキが多いとは言えるが
 バラツキが多いから発達障害とは言えない」
「得意分野を自己肯定感につなげる」
「叱られると自己評価が下がっていく」
「2~3年見守ると 発達と言わなくても良いレベルになる」
「認知が機能していればOK、他の部分はやり過ごしましょう」
等「勇気づけ」でお伝えしていることと共通の部分もありました!

②午後1時30分~3時45分  @亀戸

江東の不登校・登校拒否を考える会 のびるの会 さんで 
勇気づけ実践セミナー

③午後6時~9時  @御茶ノ水

東京EMDR勉強会:解離のケースコンサルテーションでした。

開場の30分前位に待っておられた若い男性、なんとグループコンサルテーションで画面でお目にかかっている方でした。(勉強の為に陪席させて頂いています。)
ネットでお目にかかっていて 実際に初めてお会いしたことは初めてでした!

数年間に渡るうつ症状を体験した肯定的な側面は
年を重ねれば重ねるほど増えてきます。

①の船曳康子先生は とても素敵な方でした。
知り合いの就労支援者の方にもお会いできました。

②勇気づけ実践セミナーの輪が広がっています。
若いお母さん達にお会いできます。

③日本中の方々、時には海外の方々との出会いがあります。
私の半分くらいの年齢の若い方々と 同じテーマで学べます!



2016年11月24日木曜日

信じられてない!

「ずっと何だかもやもやしていたんだけど
やっと分かった。
信じられていないって感じてたんだ。」

お子さんの言葉です。

お子さんの保護者の方に
「目の前のお子さんを 受け止めて下さい。
お子さんがしたいと思われることは
出来る範囲で 出来る限り応援してあげてください。」

「~したいという気持ちがあることは 素晴らしいエネルギーをお持ちなのです!」

とお伝えしました。

また
「過去のことには 触れないでください。
過去は変えられないからです。」
とも。

「昨日も過去ですか?」
と ご質問を頂きました。

今よりも 以前は過去ですね!




2016年11月8日火曜日

アドラー心理学は 実践の心理学

アドラー心理学は実践の心理学です。
「本を読みました。読んでいる時は 気持ちよかったのですが、何も覚えていません。」
とおっしゃった方がありました。

また、
「頭では 分かっているんです。でも小言を言わない事、子どもの課題だって口を出さないでいるということが出来ないんです!!!」

本を読む時には「大脳新皮質」を使っています。
実践するときには「大脳辺縁系」と「脳幹」を使います。

知識を身体、神経に落とし込むには ひたすら実践なのです。

スイミングを同じです。
コーチの説明を聞き、神経、身体に落とし込むにはひたすら練習・・・。
必ず泳げる日が来るように 実践続けると 考えと気持ちと言動が一致する日が来ます!

簡単な理論を一つずつ実践することが 自分を、家族関係を そしてあなたの人生を変えます!

2016年11月7日月曜日

my トラウマ:筑前煮

パルシステムを利用しています。
週に1回、食材、お菓子、生活用品が配達されます。
スーパーがやや遠く、車を持たない私の家族には パルシステムさんは ライフラインです。

和食が好きなのですが 調理する気持ちが失せたまま何年も経過していました。
食べたい、と思って食材を注文したことは 何度もありました。
けれど 作る気持ちになれず 誰かに差し上げたり、痛むまで保存したり・・・。

きょうは、身体が動きました。

やはりマイナスの記憶のネットワークが動き出しました。

プラスの記憶は 二男の言葉です。
「俺は おいしいと思っていたよ!」
ただ、二男の言葉はマイナスの記憶よりも ずっと後に聞いたのです。

自己肯定感はでてきました。
「おいしいじゃないの!」
「よく頑張っていたよね!いろいろあったけど!」
と・・・。

トラウマから解放されつつあるかな~と思った筑前煮です。

2016年10月30日日曜日

トラウマからの回復

セラピーやセミナーをさせて頂く中で
とてもうれしい、幸せな瞬間があります。

クライエントさんが回復されていくことです。

・このままでは結婚できない、幸せになりたい
 ⇒ご結婚される

・お子さんが引きこもりである
 ⇒お母さんがセラピーとセミナーを受けられただけで お子さんが働かれるようになる

・重い症状で登校出来なかったお子さん
 ⇒お母さんのセミナー、お子さんのセラピー数回で症状が消え、登校できるようになる

・マイナスで思考されることが多かったクライエントさん
 ⇒セラピーの中で 肯定的な考えが浮かぶ

などなどです。

全ては必要必然だった

という言葉が入った文を読んだとき・・・

とても苦しかったのですが!!!!!!!!!!!!!
と思うのです。
1994年から つい最近まで。
ほぼ20年間ですね。

「死にたくて 歩き回りました。」
というメールの後
「引いたんじゃないですか?」
とクライエントさんに訊かれたことがあります。

「私も死にたいと思って 車のアクセル踏んだことが何度もあるので
驚かないです!」
と答えました。

そう思うと 必然必要です・・・ね。




2016年10月21日金曜日

抜毛症:また生えるから大丈夫!!!

私:ねぇ、鏡、見た?

C:見てない。こわい。また抜いちゃうんじゃないかって。

私:大丈夫!その時はまた生えてくるから。先週も 言ったけど、嫌だった?

C:ううん、嫌じゃない。

私:良かった!本当に、初めて会った時は こんなこと言えなかったものね。写真撮ろうなんて言えなかったものね。本当に写真撮っておけば良かったね!

Cさんと こんな会話ができるようになりました。

子どもの頃からの抜毛症でした。
1年半前、髪は首筋の上に 少し残っているだけでした。

Cさんの中の
「変わりたい」
という気持ちが セラピーの継続になっているのでしょう。

EMDR,ソマティック・エクスペリエンス、USPT,ブレインスポッティング
その時の状況によって トラウマを処理してきました。

抜毛は 自分のストレスを解放する為の方法だったのですね。


頭頂部も生えて来ましたね。
1年後、楽しみですね。

2016年10月19日水曜日

人一倍敏感な子

「人一倍敏感な子」     
The Highly Sensitive Child  by  Elaine  N. Aron  

エレイン N. アーロン  訳 明橋 大二氏

自閉症スペクトラム障害の特徴には当てはまらない、
アスペルガー症候群、あるいは発達障害と診断される方々に治療の中で出会います。

・コミュニケーションが取れる
・友達と楽しめる
・想像力がある

けれど 感覚が敏感で集団の騒音がつらい、一定の音がつらい・・・

感覚が敏感で 一定の食べ物の匂い、食感、味覚がつらい・・・

「アスぺ的傾向???」
それにしては コミュニケーション能力が素晴らしい!!!
友達と遊ぶことが楽しくてしかたがない!!!

The Highly Sensitive Child
に出会って納得できました。

集団の騒音が耐えられない、
教師の怒鳴りが耐えられなくて 
小1の時に教室を飛び出して 運動場をウロウロしていたR君!

彼に出会ったのは 彼が小2の時でした。
勉強と心のケアということで 家庭教師をさせて頂きました。
小6の3学期、2月が最終でした。
その間、このThe Highly Sensitive Child に当てはまる状態を
繰り返し見る事になりました。

初めてのキャンディーを手にすると

袋を破る
匂いをかぐ
口に入れる
吐き出す

という行動がしばしばありました。

私は熱が入ると声が大きく、力が入ってしまうことがあります。
「それでね・・・」
という私の声に 彼の身体がビクッとしたことがありました。

即座に
「ごめん、ごめん、大きな声、苦手だったんだよね!」
と謝りました。

彼は小3~小6まで週に1回支援級に通っていました。

小5の時だったと思いますが
「支援級を卒業しても良い」
と支援級の先生から 提案されたそうです。
けれど
「続けたい」
という彼の意志で 小6まで通いました。

今、中2です。
自分で決めた 剣道の部活を続けています。
市の大会で賞を取ったり、
道場の指導者から お母さんに
「素質があるから 道場に通わせて下さい」
と言われたり・・・。
道場は 話があってから数ヶ月して自分で行くと決め、
毎週土曜日、学校の部活の後、夜 3時間の練習に通っているそうです。

ご両親が共働きですので 世話をされてきたのは 主におばあちゃんです。
おばあちゃんは
「小学校の頃のことを思うと 今の成長が夢のようです。」
とおっしゃいます。

私は彼に「勇気づけの対応」だけで接しました。

小2の頃は 何を言っても 返事は
「うんこ!」
でした。

「何色で塗る?」
「うんこ色!」

「じゃあ、この茶色がうんこ色に近いかな?」
「嫌だよ!青にする」

どこまでも 肯定的に接しました。

彼が小4位の時だったと思います。
出来事は忘れましたが
R君が 私を怒らせようと試みたことがあります。

「R君、私を怒らせようと思ってるでしょう。
私、年よりすぎて 怒るエネルギー無いから
むだだよ!」

と言うと ニヤッと笑いました。
その後は 全くありませんでした。

おばあちゃんには ひたすら「勇気づけの実践」をお伝えしました。

「きつく注意しなきゃだめだ!!!」
と言っておられたおじいちゃんも 
徐々に対応を変えられていったそうです。

「主人とも仲良くなりました!」

勇気づけの実践を一緒に行った4年間、見せて頂いて6年間。

実践は 人生、家族を変えます!