2014年4月12日土曜日

こころの傷

幼いころに受けたこころの傷は 何十年経ても 昨日のことのように思い出されることを
身近な人から聞く機会がありました。

彼は小学生の頃、父親が不審な行動をしているのを度々目にしていました。

「ポケットが動くんだよね。最初は ネズミでもいるのかと思った。」

父親のポケットに入っていたポケベルがバイブレーション機能で動くのを見たそうです。
すると 父親は電話をかけていたと。

「仕事の電話だ。」
と言ったそうですが 彼は父親の様子から仕事では無い、と・・・。

その頃父親が母親に対して酷い態度を取っていたことも記憶に残っているそうです。

彼がそれを経験してから 20年経っています。
両親はその後彼が15歳の時に離婚しました。

父親は当時のポケベルの相手と一緒に暮らしているそうです。

彼の心の傷を全く気にかけていない父親とその女性を見て
「とても腹が立った。」
と話してくれました。

二人が良くても それによって影響を受ける子ども達のことを忘れてはいけない、と切に思いました。