2014年4月1日火曜日

塞翁が馬

「塞翁が馬=人間万事塞翁が馬とは、人生における幸不幸は予測しがたいということ。幸せが不幸に、不幸が幸せにいつ転じるかわからないのだから、安易に喜んだり悲しんだりするべきではないというたとえ。」
http://kotowaza-allguide.com/より

塞翁が馬ということわざがあります。

不幸が幸せに転じる・・・これは1ヶ月という短期間でも10年単位の長期間でも起きるものだと実感しています。

1994年、40代の半ば、予想していなかった出来事が起き、6年間ほど「適応障害からくるうつ症状」を体験しました。

「薬では治らないだろう」と思いました。
模索する中で「勇気づけの対応」に出会い、実践しました。
精神病理を学ぶために、シカゴに本校のあるアドラー心理大学院モントリオール校に留学し、
卒業後EMDRのトレーニングを受け、その後帰国しました。
「勇気づけセミナー」を受講し、家族の関係が良くなった、とご報告をお頂くことが増えてきました。また、EMDRがNHKで紹介されたこともあり、セラピーも認知されるようになってきました。

一緒にモントリオールに行った中学を卒業したばかりの二男は
モントリオールジャズフェスティバルでチャーリー・へイデンのベースに魅せられました。
「あの人に習いたい!」
と志し、カルアーツ芸大で希望通りチャーリー・ヘイデン氏に指導を受けることができました。

二男は現在、カリフォルニアでジャズベーシストとして演奏活動をしています。

1994年に始まった「不幸」がなかったら今の私も二男も無かったことを思うと
前向きに乗り越えると 長い期間の後に「幸せ」がくるのだと実感しています。

今苦しい時をすごしておられる方に 
乗り越えたときに「幸せ」がくる事を信じて欲しいとお伝えしたいと思います。