2016年3月21日月曜日

パニック障害とブレインスポッティング

「パニック障害のメルマガでブレインスポッティングという最新のトラウマセラピーがあると知りました。」
と 新しく来られたクライエントさんがおっしゃいました。

パニック障害の症状は人によって様々です。

子ども時代の記憶(家庭、友人、学校、習い事等)が肯定的なものか
あるいはその頃に何らかの否定的な記憶になる体験があったか否かで
回復にかかる時間は大きく異なります。

20才代から50才代までの長期にわたるパニック障害の方でも
数回のEMDRとブレインスポッティングで症状がなくなり、海外旅行に行けた方がおられます。
この方の場合、家庭での記憶は肯定的なものでした。

また家庭が肯定的であっても なんらかの精神的な負担感を子ども時代に持っておられた場合もあります。それに加えて思春期以後の体験も重なっていました。
それらの記憶を処理していくと 少しずつ少しずつ軽くなっていかれました。
けれど 時間はかかりました。

子ども時代の感情的な傷つきは セラピーワークに時間がかかると
ソマティック・エクスペリエンスのテキストにもありました。

「時間に違いはあっても必ず良くなります。一緒にがんばりましょう!」
とお伝えしています。