2010年5月18日火曜日

息子の卒業リサイタル

アメリカ・カリフォルニア時間で 5月16日午後、息子の卒業リサイタルがありました。

日本の小学校高学年では 隣のクラスの男子からのいじめに会い、何度も怪我をし、中学では先生方の高圧的な指導に反感を覚え 勉強らしい勉強をしなかった息子です。

「あのまま日本に居たら 中卒でプータローだったよね。」
と高校生の頃よく言っていました。

息子が私の留学についてカナダに行ったのは 自分の意思でした。ですから カナダで公立高校へ全く英語が分からない状態で入ったのにも関わらず 一度も不満を漏らしたことはありません。
「自分で決めてついてきた。」からです。

当然、順調に高校を卒業した訳ではありません。
留年も経験しました。フランス語の履修でも苦労しました。
カナダの教育制度は州によって異なります。ケベック州では 高校の卒業証明書は 学校が発行するのではなく 州が発行します。州の試験で指定されている全ての教科で60%以上を取らなければ 卒業出来ないのです。

そうした困難を乗り越えて 好きな音楽への道を見つけ卒業するのですから 親にとっては感無量…なのです。

経済的には困難な道だとは思うのですが 好きで選んだので これも乗り越えて行くことと思います。